"ホラー映画"カテゴリーの記事一覧
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前々回のブログ 映画おすすめ チャイルド・プレイ2
前回のブログ 映画おすすめ トルナボスの降伏 1897年
チャッキーの遺伝子は拡散していく
「チャイルド・プレイ/チャッキーの種」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
チャイルド・プレイ4でバラバラにされたチャッキーを、人間時代の恋人ジェニファーが、ブードゥーの魔法で復活させた。
しかしチャッキーはその女性を殺害し、人形に魂を移したのが前回の設定として頭に入れておいて、今回。
前回の惨劇を見た映画会社の人間が、これを映画とするべく作り上げたチャッキー人形とジェニファー人形。
そんな中、自分の出自が分からない生きた人形が、イギリスで見世物小屋の奴隷として働かされていた。
そんな中、自分と同じ、メイドインジャパンのロゴが入ったチャッキー人形をテレビでみて、見世物小屋を逃げ出し、ハリウッドへとやってくる。
そこで中身のないチャッキーとジェニファーに呪文で魂を降臨させる。
そこですぐに人形技師の首を斬り、シリアルキラーの本領を発揮する二人だったが、息子か娘らしき人形を前に、男か女かもめだす二人。
そこへジェニファー憧れのハリウッド女優ステファニーが現れ、彼女に本物の子供を産ませ、そこに魂を移し、人間に戻ろうと画策するのだった。
・映画おすすめ 感想
チャイルドプレイは、前作のチャッキーの花嫁、本作のチャッキーの種は、これまでの毛色が変わり、コメディ要素の強い映画になっている。
ホラーとコメディは表裏一体のところがあり、ホラーも行き過ぎると、コメディになる。
まさしく本作はコメディを前面に押し出し、下ネタも展開する、ホラーを観たい人には、少し残念な作品にはなっている。
しかしチャッキー人気は健在で、この後もコンスタントに作られていくことになる。
本作を調べていて、ドラマ化もされていたことを知り、本当に根強いファン、コアなファンがついたカルト映画なのがわかる。
だが負の面もあり、実際に起こった殺人事件で、犯人が劇中に登場する歌を口ずさむなどしたことから、制作に疑問を抱く人も出てきている。
現実にも影響を及ぼすこの映画、これからもまだ作られるのか、楽しみな反面、恐ろしさも感じている。
監督ドン・マンシーニ脚本ドン・マンシーニ出演者ジェニファー・ティリーレッドマンハンナ・スピアリットジョン・ウォーターズトニー・ガードナー
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燃やされたはずのチャッキーが復活する
「チャイルド・プレイ2」
評価:★3,5
・映画おすすめ 物語
前作でアンディの体を乗っ取ろうとした、チャッキー。
絞殺魔が死に際にブドゥー教の力で人形に魂を入れたのがチャッキーであり、もう一度、新しい人生を送るべく、アンディの体を狙っていた。
しかし前作でチャッキー人形は燃やされ、悪夢は終わったかに見えた。
だが、人形の殺人を証言した母親は精神科病棟に入れられ、アンディは里親の元に送られるのだった。
里親はアンディの精神状態を疑い、他の人に任せようとしていたが、奥さんはそれでもアンディの言っていることを信じることはなくとも、受け入れようとはしていた。
そんな中、チャッキー人形が事故の検証のため、欠陥がなかったことを証明するべく、復元されていた。
だがその復元作業中も、事故で作業員が死に、後始末を頼まれた営業マンも、チャッキーに袋で顔を覆われ、窒息死した。
チャッキーは叔父ということで、アンディの居場所を探りあて、里親の家に入り込むのだった。
チャッキーが自分を狙ってきた。
誰も信じないこの状況を打開しようと、必死に大人に訴えるも、教師は殺され、里親も殺されてしまう。
頼れるのは、同じ里親のところにいた、十代の少女、カイルだけだった。
カイルもまたチャッキーに命の狙われるも、逃げていた。
チャッキーの中の殺人鬼には時間がなかった。
長時間、人形の中にいたせいで、人形と魂が一体化し始めていたのだった。・映画おすすめ 感想
チャイルド・プレイシリーズの第二弾である。
このシリーズも長い。
1988年に一作目が公開されてから、リメイク版が2019年に公開され、コンスタントに作られている。
コアなファンもつき、一種のカルト的な人気の映画になっている。
本作の恐ろしいところは、子供用の人形が殺人を犯すところである。
殺人を犯すのは誰であっても恐ろしいのだが、特に、子供の人形、なんの害も及ぼさないと思われているものが、最悪の行為を行う、この恐怖が恐ろしいのだ。
また子供の証言を大人が信じるはずがない。
大人たちは次第に主人公アンディを悪者にしてしまう。
ここがこの映画の次に恐ろしいところである。
人形が人殺しをするはずがない、と思っている大人たちが、殺されていく。
そして死ぬ直前にアンディの言っていることが正しかったと知ることのなるのだ。
子供のおもちゃの殺人と子供孤独。
この映画はこの二つの要素がうまくまじりあっているからこそ、長い間、受けているのかもしれない。
監督 ジョン・ラフィア(英語版)脚本 ドン・マンシーニ(英語版)原作 キャラクター創造ドン・マンシーニ製作 デヴィッド・カーシュナー(英語版)製作総指揮 ロバート・レザム・ブラウン(英語版)出演者アレックス・ヴィンセントジェニー・アガターゲリット・グレアムクリスティーン・エリスグレイス・ザブリスキー
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前々回のブログ 映画おすすめ 崖っぷちの男
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六年前、恋人と弟は死にました
「呪詛」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
ルオナンは六年前、ある村に弟と恋人と、心霊撮影に出かけた。
しかし帰れたのはルオナンだけで、他の二人は命を落としてしまう。
カメラで撮影していた映像の事でもめていると、両親と乗った車は事故にあい、父は自らトレーラーに突っ込み命を絶つ。
警察に持っていくと、それを見た警察官二人は自殺してしまう。
霊能者は映像はけして誰にも見せないほうがいい、と彼女のその映像の封印を助言するのだった。
ルオナンは子供を産んだが、その時の精神状態では子供を育てることはできず、女の子を施設へ預けることにするのだった。
六年後、精神状態が安定したルオナンは娘を引き取ることを決意する。
一度、施設に預けた実子とは言え、自分の手元に戻すのはなかなか手間のかかる作業と、難しいことであったが、何とか娘を引き取ることができた。
ぎこちない会話から次第に親子として、何とかやっていけそうに思えた矢先、家の電気が急に消えたり、部屋の外のエレベーターから声が聞こえたり、怪現象が起こり始める。
さらに娘は空中を見て、顔のない悪い人、がいると言い出すのだった。
娘は幼稚園でも変な子供扱いされ、喧嘩をすることもあるのだった。
ルオナンはこれも六年前の呪いなのか、と六年前を思い出す。
不思議な村で絶対入ってはならないと言われたトンネルに入った弟と恋人。
そして残されたトンネル内部の映像。
ある日を境に娘は次第に具合が悪くなりはじめ、呪いは娘を確実にむしばみ始めていた。
・映画おすすめ 感想
近年、台湾のホラー映画が力をつけている。
「哭悲」などの話題作が公開されるなど、これまでのホラーとは違うホラーの形を台湾は見せつけてきている。
本作は、ビデオカメラの映像で物語が進むPOV映画である。
仕掛けが非常に混んでいて、現代と六年前を交互に見せることで、物語が複雑化していく。
また六年前の映像が不気味で、不思議な村の光景などは、本当にありそうな村や宗教施設らしさが出ている。
またアメリカでよくある子供が幽霊と対話する系の映画を、本作でもやっているのだが子供が次第に疲弊していくのが本当に痛々しく、それがまたリアル感を生んでくる。
アジア映画「コクソン」などでもあったが、呪いの原因がなんなのか分からない、見ている方にも答えをくれないところなどは、アジア映画らしく、呪いの正体がなんなのか分からないまま物語は進んでいく。
本作はある事件を基に創作されたものらしいのだが、続編も制作されているとの噂もあるので、ここからどうやって続編が作られるのか、気になる映画である。
監督ケヴィン・コー脚本ケヴィン・コー出演者ツァイ・ガンユエンカオ・インシュアンシーン・リンChing-Yu Wen
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前々回のブログ 映画おすすめ ホーリー・マウンテン
前回のブログ 映画おすすめ ナイアガラの滝 1897年
この少女にかかわってはいけない
「ケース39」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
児童保護施設で働くエミリーは、38件の児童問題を抱える家庭を受け持ち、いっぱいいっぱいになっていた。
そんな中でも容赦なく次の問題が彼女の手元にわたってくる。
その過程サリバン家ではネグレクトの疑いがあり、娘のリリスがその被害にあっている恐れがあると近隣住民から通報があった。
エミリーは急ぎ、サリバン家を訪れてみると、まず母親の様子がおかしく、リリスを近くに寄せ付けないようにしていた。
続いて父親が出てくるも、父親も人と話したがらず、明らかにおかしかった。
リリス、リリーに電話番号を渡し、いつでもかけてきて、とエミリーが声をかけた。
するとすぐに夜、電話がかかってくる。
急ぎ、サリバン家に向かうエミリーと、知り合いの刑事マイク。
サリバン家につくと、家の中からリリーの悲鳴が聞こえてきて、マイクが家のドアをけ破り、中に突入する。
すると台所のオーブンにリリーが押し込められ、危なく焼かれるところだった。
格闘の末、マイクが両親を逮捕し、精神鑑定の結果、母親は精神病棟に隔離され、父親は刑務所に入ることになった。
里親を探すことになったエミリーだったが、リリーはエミリーと一緒に暮らすことを望み、手続きを終えた結果、エミリーとリリーは一緒に暮らすことになる。
だがリリーと暮らすようになってから、エミリーの周りで不可解な事件が起こり始めていた。
恋人のダグラスはケースワーカーとしてエミリーと話すも、その直後に浴室で死んでいるのが発見される。
さらにエミリーが担当している子供が両親を惨殺したのであった。
通話記録を確認すると、夜中にエミリーの家から電話があったことがわかる。
しかしエミリーは電話をした記憶はなく、リリーに問いただすと、平然と知らない、と嘘をつくのであった。
次第にエミリーの心は疲弊していき、サリバン家の母親のようになっていくのであった。
エミリーは精神錯乱した母親ではなく、話の聞けるサリバン家の父親に話を聞くと、あの子は普通の人間ではない。悪い魂が生まれ変わった姿だ。サリバン家は大家族だったが、全員、死んでしまった、というのであった。
・映画おすすめ 感想
かわいい顔をして凶暴な魂を持っている。
「エスター」や「オーメン」シリーズに類似する作品である。
主人公のソーシャルワーカーが引き取った子供は、ありふれた少女で、両親にネグレクトされたかわいそうな子供に見えた。
しかし次第にリリーの言葉が人を追い詰めていく。
大人を追い詰める言動、謎の電話、電話を受けた人間は自死に追い込まれてしまう。
そして父親は自分の娘はおぞましい魂の生まれ変わりだと証言する。
やがて本性を見せ始める少女とエミリーの関係は、死が匂うものへと変貌していくのになる。
こうした映画は子役がいかにすごい演技をするかによって決まってくるものだが、本作の少女の演技は凄まじい。
まさしく汚れた魂の持ち主へ変貌していくのだ。
こういった系統の新たなる基盤となる映画の完成ではないだろうか。
監督 クリスチャン・アルバート脚本 レイ・ライト製作 スティーブ・ゴーリンケビン・ミッシャー出演者レニー・ゼルウィガージョデル・フェルランドイアン・マクシェーンブラッドレイ・クーパー
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前々回のブログ 映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ 呪いの印
前回のブログ 映画おすすめ Lumière: Un enterrement 1897年
前作 映画おすすめ 海底47m
マヤ遺跡には呪いではなくサメがいた
「海底47m 古代マヤの死の迷宮」
評価:★3.7
・映画おすすめ 物語
考古学者を父に持つミアは父の再婚でサーシャという姉妹ができた。
しかし冴えないミアは学校ではいじめられ、それを目撃しながらも、助けないサーシャとの間もぎくしゃくしたままだった。
ある休日、父のグラントがマヤ遺跡の発掘調査をしている最中、ミアとサーシャはサメを船から見る観光ツアーに参加することになる。
乗り気でない二人は渋々、二人だけで船に向かうが、そこにはミアをいじめているリーダー格の女子がいた。
するとサーシャの友達、アレクサのニコールが車で来て、もっと面白いことをしよう、と誘うのだった。
サーシャはミアを無理やり連れていき、四人はジャングルの中にあるくぼみにたまった湖に到着する。
そこは父グラントが調査している遺跡の反対側の出入り口で、まだ調査前の場所だった。
湖に浮かべた足場に乗り、四人は楽しく遊んでいたが、もっと面白いことをしようとアレクサが言い出し、スキューバーの装備を借りて、湖を潜っていき、マヤの水没した遺跡を探検することにするのだった
一通り、見終わった四人が帰ろうとしたその時、海底で進化した目の見えないホオジロザメが四人を襲ってくるのだった。
元来た洞窟を戻ろうと必死に泳ぐ四人だったが、サメの力で洞窟が崩れてしまい、閉じ込められるのであった。
酸素はあと半分。
遺跡の反対側を目指し、四人はサメの恐怖と戦いながら、出口を探すのだった。
・映画おすすめ 感想
近年、サメ映画は乱発されている。
しかし普通の映画ファンの間で話題になることはない。
B級映画市場で作品は作られ、そういったキワモノを求める映画ファンの間で、流行しているからだ。
近年では「MEGU ザ・シャーク」など話題作も登場しているものの、普通の映画界隈ではやはり「ジョーズ」を超えるサメ映画は現れないでいる。
そこにきてこの47mシリーズは、リアルなサメの恐怖を描いており、前作では海底で動けなくなった主人公を描き、本作では遺跡でサメから逃げるという恐怖を描いている。
一般層に受けた数少ないサメ映画ではないだろうか。
それでもメガヒットはしていないところは、やはりサメ映画に対する見方が近年、B級映画連発で変わってきているのかもしれないと感じた。
なお、本作にはシルベスター・スタローンの娘、システィーン・スタローンや、ジェイミー・フォックスの娘、コリーヌ・フォックスが出演している。
監督 ヨハネス・ロバーツ脚本 ヨハネス・ロバーツアーネスト・リエラ製作 ジェームズ・ハリスロバート・ジョーンズマーク・レーン製作総指揮 バイロン・アレンアンドリュー・バウチャークリス・シャラランバウスウィル・クラークマーク・ドゥヴィートルキャロリン・フォークスジェシカ・フリーボーンエリック・グールドテレンス・ヒルジェニファー・ルーカスアンディ・メイソンジョーン・ロビンスマイク・ルナゴール出演者ソフィー・ネリッセコリーヌ・フォックスブリアンヌ・チューシスティーン・スタローン
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前々回のブログ 映画おすすめ 最期のカートリッジ 1897年
前回のブログ 鉄道でエルサレムを離れる 1897年
シリーズ
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ2
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ3
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ4
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ 呪いの印
呪われた家に新たなる家族が引っ越してくる
「パラノーマル・アクティビティ5」
評価:★3,3
・映画おすすめ 物語
ライアンとエミリー夫婦、娘のリーラがその家に引っ越してきてから、初めてのクリスマスを迎えようとしていた。
ライアンの弟やシッターも泊りに来て、にぎやかなクリスマスになろうとしていた。
そんな時、ライアンが古い段ボール箱から一台の古い家庭用ビデオカメラを発見する。
さらに段ボールの中には、ビデオテープが複数入っており、興味本位でライアンと弟は家の中を撮影して回った。
すると古いせいか、何かが空中にまっているのがみえるのだった。
古いビデオを見ると、前にこの家で生活していた子供たちの姿が映し出されていたが、どうも様子がおかしかった。
子供たちの名前はケイティとクリスティ。
その家は一連の行方不明事件の発端となった家だったのだ。
ビデオカメラを回し始めてから、リーラの様子がおかしくなり、見えない友達と会話をするようになり、どんどん明るい笑顔は消えていくのだった。
するとビデオカメラには黒い影が映りこむようになる。
何かがいる、娘にとりついていると感じた夫婦は、神父に連絡をし、リーラの様子を見てもらうことに。
しかし神父にまで襲い掛かるリーラ。
やがて家に異変が起こるのだった。
・映画おすすめ 感想
人気シリーズの第6弾になる本作は、シリーズの中心人物である、ケイティとクリスティが生まれ育ち、三作目の舞台となった家に再び惨劇が起こる物語である。
演出としては、ビデオカメラにしか映らない不気味な影を追うために、仕方なく古いカメラを使う演出がなされている。
今ならばスマートフォンで普通に撮影できるので、そういった現代技術を使わず、アナログにするアイディアなのだろう。
見えない恐怖を売りにしていた映画だったのに、本作では見えている。
しかも顔まではっきりと映りこんでいる。
シリーズはこの後も断続しているので、まだ制作され続けるのかは分からないが、だんだんシリーズを通しての謎やサスペンスが大きくなりすぎているきがする。
監督 グレゴリー・プロトキン脚本 ジェイソン・パガンアンドリュー・ドイチュマンアダム・ロビテルギャヴィン・ヘファーナン原案 オーレン・ペリ製作 ジェイソン・ブラムオーレン・ペリ製作総指揮 スティーヴン・シュナイダ
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前々回のブログ 映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ4
前回のブログ 映画おすすめ 最期のカートリッジ 1897年
シリーズ
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ2
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ3
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ4
儀式は始まっている
「パラノーマル・アクティビティ 呪いの印」
評価:★3,2
・映画おすすめ 物語
高校を卒業したジェシーは、アパートの隣人たちからパーティーを開いてもらい、祝ってもらった。
そのころ、巷では行方不明事件が多発しており、そんなことは自分には関係ないと思っていた。
ジェシーとヘクターは小型のカメラを買い、それで遊んでいた。
すると隣人の家から物音が聞こえてきて、ノズルを付けた小型カメラで隣人に家を除くと、裸の女が立っていた。
興奮する二人だったが、男が現れ女の腹に何かの刻印を書き始めるのだった。
ある日、ジェシーが起きると、ベッドの血がついており、体を見ると、腕に何かに噛まれた歯形がくっきりとついていた。
噛まれた記憶のないジェシー。
その後、隣人が死体で発見されるという事件が起こり、その家に入って肝試しをするようになる。
そしてある悪魔召喚術が描かれたノートを見つけ、ジェシー、ヘクター、マリソンの友達三人は、黒く塗った鏡と三角形と丸で構成された図形を使い、悪魔の儀式を行うが、何も起こることはなかった。
ところが不良に絡まれたジェシーは、腕の一振りで不良たちを吹き飛ばすほどの力を得て、さらに後ろに倒れそうになると、空中で体が停止するようになっていた。
最初はこの不思議な力に興奮していたのだが、次第に体に不調をきたすようになり、目からは長い髪の毛が出てきたり、怒りっぽくなるなど、確実にジェシーは変化していった。
ヘクターとマリソンは気になり、こういう経験をした人物と接触することにする。
公園で待ち合わせた女の子は、魔女の儀式が行われており、街で起こっている行方不明事件は、魔女が集合しようとしているのではないか、と言い始めるのだった。
そしてジェシーも突然と姿を消すのであった。
・映画おすすめ 感想
よく言えばリアル、悪く言えば地味な本シリーズ。
一作目は低予算であり、定点カメラ視点から、超常現象をとらえた斬新さが世間に受けたのだが、本作までシリーズが続くと、接点を見つけるのが大変になってくる。
本作は一作目とつながる物語、とあったのだがそれを探すのが大変な映画になっている。
もう一作目を何年も前に見たので、覚えていないからか、本作の繋がりに驚くところが、個人的には驚けなかったのが残念である。
他の方のレビューを見ると、どうやら途中に出てくる女の子は二作目で唯一生き残った少女であり、最終版に登場する女性二人は、本作のメインシリーズに登場する重要な姉妹であるそうだ。
さすがに覚えていない。
定点カメラ映像は本作ではなくなり、手に持ったカメラ演出になったことからも、マンネリ化を防ぐ対策はしているのだろうが、ここまで関係のない物語を作られては、物語を追いかけるのもやっとである。
ホラー演出も、次第に一作目の分からない何かから魔女儀式という原因が見えてきたので、シリーズを通して推理する楽しみというのもあるのかもしれない。
監督 クリストファー・B・ランドン脚本 クリストファー・ランドン製作 オーレン・ペリジェイソン・ブラム製作総指揮 スティーヴン・シュナイダー出演者ケイティー・フェザーストンアンドリュー・ジェイコブスジョージ・ディアズ
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前々回のブログ 映画おすすめ ザ・グラッジ 死霊の棲む家
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パラノーマル・アクティビティシリーズ
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ2
映画おすすめ パラノーマル・アクティビティ3
あの恐怖は続いていた
「パラノーマル・アクティビティ4」
評価:★4,1
・映画おすすめ 物語
女子高校生のアレックスは、小さい弟のワイエットと両親の四人で暮らしていた。
アレックスには彼氏のベンがおり、時折、家に来ては家族とも親しくしていた。
そんな一家の家の向かい側には母子家庭の母と小さい子供が住んでいた。
ある日、その家に救急車が止まり、母親が搬送されるという出来事が怒る。
そこでしばらくの間、そこの家の子供ロビーを預かることになるのだが、チャットカメラがオンになったまま眠っていたアレックスの寝室に、ロビーがやってくるのを、ベンが録画機能で発見し、気味が悪く、さらに家で誰もいないはずが物音がしたりと、異変が起こっていることかあ、家中のパソコンのチャットカメラをオンにして、家の中を撮影することにしたのだった。
するとやはりロビーが夜中に起きて奇行を行っていた。
さらにロビーが来てから、ワイエットは次第に家族に心を閉ざすようになっていく。
異変はさらに続き、料理中の母親が使っていたナイフが空中に消えたり、アレックスが一人で家に居る時に、照明器具が落下してきたりと、異変はだんだんと大きなものとなっていく。
そして連絡もなく、向かいの母親が家に帰ってきていることにも、アレックスは最初に気付くのだった。
だがアレックスの母親はなんの連絡も受けていなかった。
アレックスとベンはロビーがワイエットの体に書いた絵を調べていくうちに、魔女の刻印へとたどりつくのであった。
・映画おすすめ 感想
一人称視点、POVを世界的に有名にした映画の一つであるパラノーマル・アクティビティシリーズの第四弾である本作。
物語としては一作目の事件の前日談が二作目であり、その前日談が三作目であり、二作目の後日談がこの四作目、という複雑な構成になっている。
しかし冒頭でどういったシーンから始まるのかを説明してくれるので、本作単体でも見やすい構成になっている。
またPOV独特の淡々とした映像がまた恐怖を、作り物からよりリアルなものへと変化させているところが、本シリーズ最大のポイントだと個人的には思っている。
作りこまれたホラーではなく、ごく自然にホラーを見せてくる。
これが人気のあるシリーズにした要因ではないだろうか。
監督 ヘンリー・ジューストアリエル・シュルマン脚本 クリストファー・B・ランドン製作 オーレン・ペリジェイソン・ブラム製作総指揮 アキヴァ・ゴールズマンスティーヴン・シュナイダー出演者ケイティー・フェザーストンキャスリン・ニュートンミカ・スロート
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前々回のブログ 映画おすすめ ガンズ・アキンボ
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呪いは伝染する
「ザ・グラッジ 死霊の棲む家」
評価:★3.9
・映画おすすめ 物語
夫をガンで亡くし、息子と二人暮らしのマルドゥーン刑事は、職場復帰した。
相棒に選ばれたのは、前の相棒が精神科病棟に入れられたグッドマン刑事だった。
二人は早速、森の中で発見された車の中で変死体となって発見された遺体を調べることになる。
遺体の身元を調べているうちに、ある家が事件に関係していると判明すると、グッドマンは、事件の捜査を止めるようにマルドゥーンに警告する。
意味が分からないままに、マルドゥーンは事件と関係のある家を訪れると、そこには指を自ら切断した老婆と、テレビの前の椅子で腐った老人の遺体を発見する。
恐怖に震えながら応援を呼ぶマルドゥーン刑事。
実はその家に前に住んでいたある家族がおり、妻が子供と夫を殺して自らも自殺した経緯があった。
その事件を相棒と追っていたグッドマン刑事の相棒はおかしくなり、自ら拳銃で自殺を図り、顔半分をケガして精神科病棟に収監されていたのだ。
さらにその家を売りに出していた不動産会社の男性夫婦も、あの家に入った後、夫が妊娠中の妻を殺害し、自らも命を絶っていた。
事件はすべてあの家から広がっていると考えたマルドゥーン刑事は、家を燃やすことを決意するのだった。
・映画おすすめ 感想
ハリウッド版呪怨の第四弾となる本作。
前作までの流れとは完全に話を断ち切り、リブートするということで制作された映画である。
まるで関係ないというわけではなく、最初の事件が起こる前、家族を惨殺した母親が日本のある家にかかわったことから、事件は起こっていくので、これまでの呪怨とまったく関係ないというとそういうわけでもない。
また日本の呪怨シリーズを意識したのだろう、時系列がバラバラに描かれ、ある家族の場合、ある夫婦の場合、ある老夫婦の場合、と小さいエピソードで構成された映画になっている。
そこは見ている方に頭で組み立てることを要求されるので、混乱する人もいるかもしれない。
また本作の評判はあまりよくなく、退屈だ、という評論家からの意見がある。
個人的には面白いホラー映画だと思ってみていた。
呪怨へのリスペクトも感じられる映画である。
ただこういうのが呪怨でしょ、と押し付けてくる感じも場面場面にあったのは確かである。
監督 ニコラス・ペッシェ(英語版)脚本 ニコラス・ペッシェ原案 ニコラス・ペッシェジェフ・ブーラー原作 清水崇『呪怨』製作 一瀬隆重サム・ライミロバート・G・タパート製作総指揮 ダグ・デイヴィソンジョセフ・ドレイクネイサン・カヘインロイ・リージョン・パワーズ・ミドルトンスカイラー・ワイス出演者アンドレア・ライズボローデミアン・ビチルジョン・チョーベティ・ギルピン
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前々回のブログ 映画おすすめ 夏への扉‐キミのいる未来へ‐
前回のブログ 映画おすすめ バッファロー警察署パレード 1897年
亡き母からの電話の正体
「シェラ・デ・コブレの幽霊」
評価:★3,9
・映画おすすめ 物語
建築家でもあり心霊調査官でもあるネルソンの元にある依頼ま舞い込んできた。
盲目の資産家であるヘンリーからの物だった。
内容は、夜な夜な亡き母から電話がかかってくる、という不可思議な依頼だった。
さっそくヘンリーの妻であるヴィヴィアンと共に、ヘンリーの母が眠る納骨堂へ調査に向かうネルソン。
納骨堂の中は広く、入り組んでおり、ようやくヘンリーの母が納骨されている部屋に入ると、棺桶の蓋は開けられ、近くに電話がおかれていた。
なにものかの仕業だ、とネルソンが調査してみると、二人が納骨堂を後にしようとした時、バッグを忘れたヴィヴィアンが納骨堂へ一人で入っていくと、恐ろしい幽霊を目撃するのであった。
気を失ったヴィヴィアンを、自分の家へ連れて帰るネルソン。
そこで目覚めたヴィヴィアンの目に、一枚の絵画が見えた。
それはシェラ・デ・コブレという村の教会の絵であり、昔、そこで幽霊騒動があり、ネルソンは調査にいったことがあったのだった。
回復したヴィヴィアンを家まで送っていったネルソンは、依頼人のヘンリーとようやくそこで初めで会うのだった。
しかしその家には不気味な雰囲気のある家政婦ポリーナもいた。
彼女は実はシェラ・デ・コブレ出身であり、あの事件のことも覚えていて、ネルソンを事件を解決できなかったと責め立てるのだった。
その時、ネルソンとヘンリー、ヴィヴィアンの前でポルターガイスト現象が起こるのであった。
・映画おすすめ 感想
本作は古い映画である。
モノクロのえいがであり、時代も60年代の制作である。
しかも曰く付きの映画である。
本作はドラマの制作に先駆けて制作された54分版のパイロットフィルムに、カットしたシーンを追加して、劇場公開する予定だった。
ところが試写会であまりの恐怖に体調を崩すものが相次ぎ、アメリカでの公開を断念したという経緯がある。
だが会社側は製作費を回収するために、世界各国へフィルムを貸し出し、日本を含む各国でテレビ放映された。
その後、長年人目にさらされることがなかったことから、封印された映画と勘違いされていた。
日本の某テレビ番組でも、怖すぎて上映できなかった映画、として紹介されたことを管理人も覚えている。
現在では配信もされており、封印された映画というわけではないようだ。
演出面で確かに幽霊は、当時としては造形や足のないところなどは珍しく、ゆっくり迫ってくるシーンなどは、今見てもすごいものがある。
ただ現在からみると少し刺激が薄い映画ではあるが、雰囲気は今の映画よりも、怖さを演出しており、日本映画に近い怖さがある映画である。
監督 ジョセフ・ステファノロバート・スティーヴンス脚本 ジョセフ・ステファノ製作 ジョセフ・ステファノ出演者マーティン・ランドーダイアン・ベイカージュディス・アンダーソンレナード・ストーン
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前々回のブログ 映画おすすめ レディ・ガイ
前回のブログ 映画おすすめ マッキンタイアのX線フィルム 1896年
普通の人、感染者、回復者。
「キュアード」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
感染者を凶暴化させ、いわゆるゾンビ化させるウィルス、メンズ・ウィルスが爆発的に拡大したアイルランドでは、ゾンビ化した人々と普通の人々の間で交戦状態が起こっていた。
しかしメンズ・ウィルスを治療できる方法が発見され、75%の人が回復者として普通の人間に戻ることができた。
残りの25%は回復の見込みがなく、凶暴性を備えたまま、隔離されていた。
回復者のセナンは義理の姉であるアビーが身元引受人として彼を受け入れてくれ、アビーの子供と三人で暮らすようになる。
だが回復者を感染者と同じに考える人々の抗議デモは日に日に大きくなり、回復者を監視する軍隊の扱いも回復者には到底受け入れられるものではなく、回復者のコミュニティでは、不満が増大していくのだった。
その中心となっていたのは、セナンを感染者とし、同じく回復者となったコナーであり、彼は弁護士だった頃の知識を生かし、回復者たちを先導していた。
セナンはそのコナーの行為を受け入れられず、コミュニティと行動を共にするものの、完全に行動を一緒にすることはなかった。
セナンは感染者だった頃の悪夢に悩まされ、アビーにも隠している大きな秘密を抱えていたのだった。
・映画おすすめ 感想
一風変わったゾンビ映画である。
ゾンビが支配した終末世界、ゾンビの感染が拡散する世界、ゾンビと戦う人々、逃げる人々は描かれてきたが、ゾンビとなった人々が回復者として、社会復帰を目指す。
しかも回復者と一般人の間に軋轢が生まれるという、社会派な設定のゾンビ映画である。
派手さには欠けるし、ゾンビが街にあふれるという光景は見ることができないし、後半まで物語は淡々と進んでいく。
しかも最後はどうなったのか不明のまま、物語は終わっていくので、それがどういった結末を迎えるのかを、知りたかったという気持ちになる。
ある種、余韻を残すことには成功してはいるものの、結末に決着を望む人にはおすすめできない映画かもしれない。
監督 デヴィッド・フレイン脚本 デヴィッド・フレイン製作 ロリー・ダンカンエリオット・ペイジ製作総指揮 エイダン・エリオットアーロン・ファレルコナー・バリージョン・ケヴィル出演者エリオット・ペイジサム・キーリートム・ヴォーン=ローラースチュアート・グレアム
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前々回のブログ 映画おすすめ 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
前回のブログ 映画おすすめ 鳩に餌をやる 1896年
「恐怖ノ黒電波」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
男はあるアパートの管理人をしていた。
オーナーに文句を言われながらも、住人の苦情に答え、アパートの壊れている箇所やごみ捨てを行っていた。
管理社会となった世界で政府の放送を流すアンテナが取り付けられることとなり、アパートに業者の男がやってくる。
アンテナ設置中、男は落下し、死亡してしまう。
アンテナがまだ不完全なのか、住民からテレビが映らない、と苦情が入り、男は屋上へ上がる。
するとアンテナからは黒い粘々とした液体が流れていた。
それを渋い顔をしてみながらアンテナを治す。
ある女性からは、風呂場のタイルが壊れたから直してほしいと言われ、直しに向かうと、そこでも黒い液体が壁からあふれていた。
女性は帰宅後、新しく買った美容グッズを試して、顔にパックをしながら浴槽にためたお湯につかる。
しかしお湯は真っ黒であり、女性はそのままおぼれ死んでしまう。
お湯がこぼれ下の階の部屋の天井から黒い液体がこぼれ落ち、食事中の男の肉に付着した。
男は家族を抑圧して生きていた。
肉を食べた男は異変が起こり、家族をさらによく圧するようになる。
管理人の男は黒い液体に触れてから、だんだん変になっていくのを感じていた。
アパートの階段に同じ女が何人もいるのを確認したり、不気味な夢を見るようになっていく。
国営広報が流れるまであとわずかになった時、管理人の男は黒い世界に迷い込むのだった。
・映画おすすめ 感想
一応、SF設定があり管理社会が強まった世界となっているのだが、そこまで管理社会という感じを受ける映画ではない。
ただ登場人物たちは、どこか鬱々としており、黒い謎の液体が似合う世界が広がる。
あの黒い液体こそがおそらくは管理社会、人々を抑圧する物体であり、それに触れたものは、恐怖に支配されてしまう。
顔がなくなった人物が後半に登場するのだが、それは表情などいらない、従え、という意味なのかもしれない。
そう考えると、政治的メッセージの強い映画にも見えてくる。
監督オルチュン・ベフラム脚本オルチュン・ベフラム出演者イーサン・オナルギュル・アリヂレベント・ウンサルウシュル・ゼイネップエリフ・チャクマンムラート・サラムエニス・ユルドゥズ
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前々回のブログ 映画おすすめ エリジウム
前回のブログ 映画おすすめ 午前2時、夫の帰宅 1896年
今回はサスペンス
「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
バチカンから唯一認められた民間人の悪魔祓い夫婦、ウォーレン夫妻は、グラツェル一家の悪魔祓いを数日間にわたって続けていた。
グラツェル家の末っ子、デイビットに悪魔が憑依したと確認し、複数の司祭の証言からバチカンから認定を受け、正式に悪魔祓いをしていたのである。
悪魔祓いで疲弊していた面々は、休憩をはさんだ時、デイヴィットの中にいる悪魔が暴れだすのだった。
その時、悪魔祓いを手伝っていたアイネが自分の中に入ってこい、と悪魔を自分の中に憑依させてしまったのである。
全員が悪魔祓いが終わったと思っていた。
しかし悪魔祓い中、心臓発作で倒れたエド・ウォーレンだけは、まだ終わりでないことを知っていた。
心臓発作から命は取り留めたものの、昏睡状態にあった。
そんな中、アイネは恋人が住む家の家主を殺害する事件を起こし、逮捕されてしまうのだった。
昏睡状態から目覚めたエドは、アイネに悪魔が憑依していると訴え、弁護士に悪魔のせいだ、と裁判で無罪を主張させたのだった。
ウォーレン夫妻はグラツェル家の悪魔がどこからやってきたのかを探るべく、家に向かう。
そこでウォーターベッドの見ずが漏れて床がかびたと思われていた場所を見た夫妻は、それが普通のカビではないことに気付き、床下を調べる。
するとそこには黒魔術で使われる呪いの道具がおかれていた。
つまり今回の悪魔憑依事件は、ただの悪魔憑依ではなく、黒魔術が関与していることが判明し、黒魔術をかけている人物を探すこととなるのであった。
・映画おすすめ 感想
MCUユニバースの次に映画界で成功している死霊館ユニバースの最新作であり、メインシリーズの最新作だ。
本作は、1981年に実際に起こった殺人事件で、ウォーレン夫妻が実際にかかわり、裁判で悪魔の憑依を主張し、世界中が注目した事件を基にしている。
この事件はいくつもの書籍で語られており、ウォーレン夫妻が悪魔祓いをしている音声も残っている。
本作は事件をウォーレン夫妻側から描いたものになっており、ユニバースとの関連もちらほら見られる、まさしくメインシリーズにふさわしい作品になっている。
本作はただ悪魔祓いをするのではなく、今回はサスペンス要素も含んでいる、シリーズでは変わった作りになっているので、そこも楽しめる映画になっている。
監督 マイケル・チャベス脚本 デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック原案 ジェームズ・ワンデヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック製作 ジェームズ・ワンピーター・サフラン製作総指揮 ミシェル・モリッシー出演者ヴェラ・ファーミガパトリック・ウィルソンスターリング・ジェリンスルアイリ・オコナー
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前々回のブログ 映画おすすめ ターザンオブザエイプ
前回のブログ 映画おすすめ ブラックフライヤーズ橋 1896年
楽しい観光の最終日が地獄となる
「パラサイト・バイティング 食人草」
評価:★3,3
・映画おすすめ 物語
大学生のジェフと彼女のエイミー、エリックと彼女のステイシーは、四人でメキシコへバカンスに来ていた。
海で遊び、酒を飲んで楽しい時間を過ごしていたが、どこか物足りなさを感じていた。
そんな時にスペインから来た男マティアスと出会う。
彼は現地に観光客すらいかない遺跡があり、弟がそこで発掘作業をしているという。
弟と連絡が取れなくなったので、見に行くというのだが、四人も一緒に行くことにするのであった。
その後、知り合ったギリシャ人男性デミトリにもマティアスは声をかけ、デミトリと一緒にいたギリシャ人二人を含め、三人も参加することになる。
しかし翌日、ギリシャ人二人が酔いつぶれたために四人とマティアス、デミトリの六人で先に遺跡に向かうのであった。
現地近くに来るとタクシーの運転手はそこには行けない、と断ってくるが金で近くまで送ってもらうのだった。
その後、ジャングルの中を歩いて向かうと、茂みに隠された道の先にマヤ文明の遺跡と思われるピラミッドを発見する。
頂上にはテントがはられ、発掘調査が行われている様子があった。
近くまで行くと、突如として原住民の男が現れ、分からない言葉でまくし立ててくる。
金が欲しいのかと思い渡すも受け取らず、困っていると、次々に弓矢を手にした男たちが集まってきた。
すると弓矢でデミトリが撃たれ、さらに頭を最初にまくし立ててきた男に銃で撃たれて、死んでしまう。
パニックに陥った五人は急ぎ、ピラミッドの階段を駆け上がり、頂上へと昇っていく。
なにが起こったのか分からないまま、テントを探ってみると、人の気配はなく、ロープで降りる縦穴だけがあった。
買えることもできず、携帯もつながらない中、五人のサバイバルが始まるのだったが、そこはただの遺跡ではなかった。
・映画おすすめ 感想
遺跡の中で食人植物に襲われるパニック映画かと思いきや、物語のほとんどがピラミッドの上でのサバイバルで進んでいく。
予想とずいぶん違う展開に最初は面食らった。
それに食人草というものの、蔦が伸びてきて人を引きずり込むくらいで、食べるわけではない。
それよりも不気味だったのは、一度、傷を負ってしまうとそこから植物が生えてくるという不気味なところである。
しかもそれは体内に侵入していき、皮膚の下で蠢くという不気味さ。
見どころはそこくらいの物だろう。
地味な作品なので、派手な展開は期待してはいけない。
決滅もしりきれな部分があり、もやもやが残る展開で終わる。
それと原住民が何を言っていたのか、ものすごく気になる映画でもあった。
監督 カーター・スミス脚本 スコット・B・スミス原作 スコット・スミス『ルインズ 廃墟の奥へ』製作 クリス・ベンダースチュアート・コーンフェルドジェレミー・クレイマー製作総指揮 ゲイリー・バーバーロジャー・バーンボームトリッシュ・ホフマンベン・スティラー出演者ジョナサン・タッカージェナ・マローンローラ・ラムジーショーン・アシュモアジョー・アンダーソンディミトリー・ベイヴィーズ
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前々回のブログ 映画おすすめ エクソシスト ビギニング
前回のブログ 映画おすすめ ダチョウの遊歩道、パリ植物園 1896年
地の底にはなにかいる
「地獄の変異」
評価:3.4
・映画おすすめ 物語
ある山脈の地下にこれまでにない巨大な洞穴が発見される。
中は水で満たされており、ダイバーが必要と判断した発掘責任者の教授は、優秀なダイバーチームに依頼するのだった。
やってきたのは、ジャックとタイラーの兄弟が率いるチームで、洞穴の調査に興奮していた。
中に入る際、内部の生態系を調査すべくジェニングスという科学者の女性も参加することになった。
一行は未知の世界への興奮を抱えつつ、洞穴へと入っていくのだった。
だが水に潜って進んでいくうちに、洞穴には何かいるのではないかとそれぞれか思い始める。
その矢先、岩が崩れ出入り口を失った一行は、焦りながらも、出口を探すのだった。
そして事件は起こる。
ジャックが洞穴の隙間を調査しているときに、何者かに遭遇、背中を鋭い爪で引っかかれたのだった。
その爪を切り落とし、持ち帰ると、早速、ジェニングスが調査する。
しかしそれは見たことのない半透明な皮膚と切られても蠢く何かの生物の爪だった。
傷を追ってから、ジャックの様子は少しずつ変化していくが、タイラーは兄を信じ、兄の進む方向へ進むのだった。
やがて爪から採取した細胞が、他の細胞に寄生することにジェニングスは気づき、ジャックが変化を始めていることを懸念するのだった。
・映画おすすめ 感想
見た感じはB級映画らしさがある。
地下のモンスターをもったいぶって見せないところなどは、まさしくそれである。
いざ出てくると、その不気味さに、もっと出せばいいのに、と思ってしまうほど、良い出来である。
全編に渡って洞窟の中なので、仕方ないことなのだが、画面が暗い。
閉所恐怖症の人にはおすすめできないかもしれない。
本当に怖いのは、変貌していく人間と、出口のない暗闇である。
監督 ブルース・ハント脚本 マイケル・スタインバーグティーガン・ウェスト製作 ゲイリー・ルチェッシアンドリュー・メイソンマイケル・オホーヴェントム・ローゼンバーグリチャード・ライト出演者コール・ハウザーパイパー・ペラーボ
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前々回のブログ 映画おすすめ オーシャンズ8
前回のブログ 映画おすすめ リヨンのポンピア 1896年
忌まわしき事件から25年前すべては始まっていた
「エクソシスト ビギニング」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
第二次世界大戦末期、ナチスドイツの虐殺に巻き込まれ、心にトラウマを抱えたメリン神父は神父を辞め、美術品の発掘を行っていた。
そんな彼にある古美術商が接触し、ある品物を探してほしいといわれる。
それは悪魔の形を模した小さな石だった。
それがあるとされるアフリカのある地域に向かう。
そこではとある部族の協力のもと、発掘作業が続けられていたが、教会が発掘されてからという物、村では不吉なことばかりおこり、誰も教会へ入ろうとはしなかった。
村で医師を務めるサラや若い神父フランシスと出会い、発掘調査を開始したメリンは、教会の中へ入っていく。
そこには地へ武器を向けた天使たちの銅像と、十字架を折られ、逆さ吊りにされたキリスト像がそこにはあった。
誰かが教会に先に入った痕跡があったのである。
メリンは発掘責任者に会うべく、精神病院へ運ばれた男に会いに行くと、額に鍵十字をガラスの破片で堀り、自らの首を切り裂いて、メリンの目の前に自死するのであった。
さらに発掘現場にはハイエナが集まり、村で生まれた子供には蛆虫がわき、教会の中で殺人事件が発生するなど、人間の仕業とは思えないことが起こり始めていた。
ついにはイギリス軍までも出しゃばってきて、村人たちとイギリス軍が衝突することとなった。
メリンは誰かに悪魔が憑依していると確信し、信仰を取り戻し、神父となるのだった。
・映画おすすめ 感想
悪魔バズスをめぐる物語なので、最初のエクソシストと直接的につながる物語となっている。
本作は、一度、別の監督が作ったのだがアクションシーンがないことに不満を持た会社側が、監督を変えてまた作り直したバージョンとなる。
確かに刺激の強いシーンが多く、一作目のエクソシストを彷彿とさせるシーンもある。
個人的には面白いと思ったのだが、評判が悪かったらしく、最初につくられたバージョンがのちに公開されることになった経緯をもつ映画である。
悪魔にこど如く翻弄される人間を描いているので、神の力が及ばない、神はいない、というセリフがすごく印象的な映画である。
一作目を見ていないと、分からない部分もあるものの、単体でも十分に楽しめる映画である。
監督 レニー・ハーリン脚本 ウィリアム・ウィッシャーアレクシ・ホーリー製作 ジェームズ・G・ロビンソン製作総指揮 ガイ・マケルウェインデヴィッド・C・ロビンソン出演者 ステラン・スカルスガルド
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前々回のブログ 映画おすすめ ゾンビ
前回のブログ 映画おすすめ トランプ 1896年
墓参りだけのはずだった
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
評価:★4.2
・映画おすすめ 物語
父親の墓参りに来た兄妹のバーバラとジョニー。
バーバラは父の墓前で手を合わせるのだが、ジョニーは墓参りを早く終わらせたい様子だった。
すると墓場をうろついていた男が突然、帰ろうとした二人に襲い掛かってきたのである。
バーバラは逃げ出せたが、ジョニーは男に襲われ、死んでしまうのだった。
必死に逃げるバーバラは、ある一軒家にたどりつく。
しかし襲ってきた男は、彼女を追いかけて、家まで来ていた。
するとベンという男が同じく追われて家へ駆けこんでくる。
ジョニーの死を受け入れられないバーバラが茫然自失になっているのを見る横で、ベンは家中の扉や窓をテーブルや板で、追ってきている連中が入れなくする。
そして一息ついたところで、ラジオをつけると、死者がよみがえり、人を襲っているというニュースが流れていた。
その時、地下室に通じる扉が開き、激しい剣幕で出てきた男がいた。
ハリーと名乗るその男は、音で奴らが寄ってくるからラジオを消せ、なぜ全部の出入り口を閉じた、逃げられないじゃないか、と文句ばかり言うのであった。
それをなだめたのは、同じ地下室から出てきたトムだった。
若い青年トムは恋人のジュディと一緒にこの家に逃げてきていた。
ハリーも妻と娘と逃げてきたのだが、娘は亡くなっていた。
ハリーの怒りに憤慨するベンは口論になるも、トムがその場を納め、テレビをつけることにする。
ニュースでは死者を狩る人々が現れた、と報道されていた。
家の周りには死者の群れが集まり、何とかして逃げようと、トラックを動かす計画を立てる。
トラックはしかし燃料がなく、納屋の給油場所からガソリンを入れる必要があった。
そこでベンとトムが外に出てトラックを動かし、ガソリンを入れようとするが、手違いで引火してしてしまう。
一緒についてきたジュディが車の中に閉じ込められ、それを助けに行ったトム。
と、トラックは爆発してしまい、ベンは命からがら逃げかえってきたのだった。
死者の群れは死んだトムとジュディの遺体に群がり、肉をむさぼるのだった。
・映画おすすめ 感想
この後に「ゾンビ」という映画で世界中にゾンビが認知されるようになるが、ゾンビの金字塔と呼ばれる映画にふさわしい映画である。
監督のロメロ氏が制作したパニックホラーであり、当時のホラーの概念を覆した一作である。
本作を観れば、のちのホラー映画やゲームにどれだけ影響を与えたのかわかる一作になっている。
特に衝撃のラストは、唖然とすること間違いなしである。
「ゾンビ」も同様のオチで終わる予定だったらしいのだが、そうはならなかった。
監督としては本作のような終わり方が好みなのかもしれない。
監督 ジョージ・A・ロメロ脚本 ジョン・A・ルッソ原案 ジョージ・A・ロメロ製作 カール・ハードマンラッセル・ストライナー出演者デュアン・ジョーンズジュディス・オーディア
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前々回の映画 映画おすすめ エヴェレスト 神々の山嶺
前回の映画 映画おすすめ 消えゆく女性 1896年
惑星の爆発が死者を蘇らせる
「ゾンビ」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
ある惑星の爆発がきっかけで放射線が降り注ぎ、死者がよみがえった。
ブードゥー教の言葉を引用してゾンビと名付けられた死者たちは、瞬く間に世界中を覆いつくした。
テレビ局に勤めるフランは、最後まで番組を放送する放送局に残り、専門家とキャスターの討論を見守っていた。
他のチャンネルはすべて放送を終了していたが、最後まで放送するという信念で、めちゃくちゃな世界の中で、テレビ局は放送を続けていた。
そんな中、フランのところにヘリのパイロット、スティーブンがやってくる。
妻子のある身でありながら、フランと不倫関係にあり、子供を妊娠させていた。
そんなフランを迎えに彼はやってきたのだった。
テレビ局のスタッフは、フランに逃げることを促し、二人は逃げることにする。
同じ頃、スワット隊員であるピーターとロジャーは、暴徒化して立てこもる武装集団の殲滅を開始していた。
しかし撃って殺害しても、ゾンビとしてよみがえることで、現場は混乱状態になり、チームはバラバラになる。
ロジャーはピーターと一緒に知り合いのスティーブンのヘリに乗り、逃げることにするのだった。
四人はヘリであてもなく逃げようとするも、燃料が足りず、どこか着陸できるところはないかと探していると、ショッピングモールがあった。
その屋上にヘリを着陸させ、窓ガラスを割って、中に入った四人は、なんでもそろっているショッピングモールの中で食糧、衣服、銃器をそろえて、しばらく生活することにするのだった。
しかしモールを閉鎖空間にしようとする作業の最中、ロジャーがゾンビに噛まれてしまい、ゾンビとなってしまう。
ピーターはロジャーの遺言に従い、ゾンビとなったロジャーを撃つのだった。
しばらくは平穏な暮らしが続き、お腹の大きくなるフランにスティーブンはヘリの操縦を教え、いつでも逃げられる準備をしていた。
そんな中、生き残っていた暴走族がモールのシャッターやガラスを破壊し、ゾンビから守っていたものをすべて壊すと、盗みたいだけモールの物を盗み始めるのであった。
・映画おすすめ 感想
ゾンビ物の原点がここにある。
正確には同監督のロメロ氏による前作がゾンビ映画の元祖ではあるが、ゾンビは世界的に大ヒットした映画としては最初であり、世界にゾンビというものを認知させた、偉大な映画である。
今とは違い、予算もなかったこともあって、ゾンビは顔に色を塗っただけの、本当に死人がよみがえったような姿であり、動きも近年のゾンビのように俊敏でもなければ、団体行動もとらない。
走って逃げられる程度の脅威である。
本作の影響から、世界中でゾンビ映画が今でも作られており、人気ゲームの「バイオハザード」も本作がなければ、作られなかったことであろう。
ちなみに本作は様々なバージョンがあり、日本語版だけが、惑星の影響で死者が復活するという独自の設定がつけられているらしい。
他の国で放映されたバージョンでは、ゾンビが現れたのは謎とされている。
監督 ジョージ・A・ロメロ脚本 ジョージ・A・ロメロ製作 クラウディオ・アルジェントアルフレッド・クオモリチャード・P・ルービンスタイン出演者デビッド・エンゲケン・フォリースコット・H・ライニガーゲイラン・ロス
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前々回のブログ 映画おすすめ ホーンティング
前回のブログ 映画おすすめ アナベルのサーペンタインダンス 1895年
歯の妖精は悪魔へと変貌した「黒の怨」
評価:★3,5
・映画おすすめ 物語
その町では昔、ある老婆が子供たちの乳歯が抜けたら、金貨と交換してくれていた。老婆は町の人からも信頼が厚く、子供たちからも人気があった。だが老婆に災難が襲い掛かる。火事が起こり老婆は顔の半分を焼けどしてしまったのだ。光に当たると焼けどが痛むので、老婆は漆器の仮面をかぶり、家に引きこもるようになった。ある日、町で二人の子供が失踪した。町の人々は老婆が犯人だと勝手に疑い、老婆を町の真ん中で縛り首にし、その仮面をはぎ取ったのだった。しかし子供は翌日みつかったものの、町の人々は悔い改めることはなかった。そして現代。カイルは最後の乳歯が抜け、その夜、母親と一緒に過ごしていた。寝るとき、カイルは怨霊となった老婆を見てしまう。慌ててバスルームに隠れたカイル。すると母親が部屋に行くと誰もいないから寝ましょう、とカイルと諭した瞬間、老婆に惨殺されてしまう。母親殺しの濡れ衣を着せられ、施設に送られ、精神病棟に入っていたカイル。大人になり、町に戻ってきたカイルに一本の電話が入る。それはあの夜、初めてキスをした女性、ケイトリンからだった。ケイトリンの弟も老婆を見てしまい、暗闇を怖がり、精神病棟に入院していた。カイルは病院に行き、弟に懐中電灯を渡すと、ケイトリンと再会を果たす。だがケイトリン以外の同級生や警察官たちは、母親殺しの男が帰ってきたことに、いい顔はしなかった。しかし次々と町の人々は暗闇で老婆に襲われて、それがカイルのせいにされるのであった。警察署の留置場に入れられたカイル。その直後、町は停電に襲われるのであった。・映画おすすめ 感想
昔の呪いが現代の人々を殺害していく、ホラー映画。ただ日本人には、歯の妖精の言い伝えがないので、いまいち入り込めないところがある。それに乳歯一つに執着し、襲ってくる老婆の怨霊にも、いまいち入り込めないところがある。初恋の物語も入ってくるのだが、そこは置いてきぼりにされ、最後もどうも歯切れの悪い終わり方をする映画であった。昔のホラー映画らしい、次々と襲ってくる展開は、それなりに楽しめる映画だ。監督ジョナサン・リーベスマン脚本ジョン・ファサーノジェームズ・ヴァンダービルトジョー・ハリス出演者チェイニー・クレイエマ・コールフィールドリー・コーミーグラント・パイロサリヴァン・ステイプルトンピーター・カーティンエミリー・ブラウニングケスティー・モラッシ
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前々回のブログ 映画おすすめ スペース・プレイヤーズ
前回のブログ 映画おすすめ Akrobatisches Potpourri 1895年
この屋敷にはなにかある
「ホーンティング」
評価:★3,9
・映画おすすめ 物語
幼い頃から母親の面倒を見てきたネルは、母が死んでから一人、実家で暮らしていた。
しかし姉のジェーンとその夫は実家を売り払い、古い車をネルへ与え、自分たちの家で子守りとして一緒に暮らすように促してくる。
母親は夜中になると起きて、壁を杖でたたいていた。
それがネルの不眠症の原因となり、亡くなった今もその音で目が覚めてしまうのだった。
そんなネルへある大学教授から電話で新聞に、大学が不眠者を募集している広告があると教えてくれた。
不眠者を集め、不眠者の共通点を探るということで、人里離れたある屋敷に三人の不眠者が集められた。
ネルと芸術家でバイセクシャルのセクシーな女性テオ。
なんでもちゃかす、テオに一目で恋をした男ルーク。
そして大学教授のマローとその助手たちが屋敷に集まった。
古い屋敷はいたるところに彫刻が施され、不気味な様子だった。
それでもネルはその屋敷を気に入り、ワクワクしていた。
ただ食事を作る地元の女性は夜は絶対に屋敷に地元と人は近づかず、街も遠いから助けを呼んでも誰も来ない、と意味深なことを言うのであった。
夜になり、教授はそれぞれに実験に使う用紙を渡し、実験がスタートした。
ところがネルはその日から、不思議なものや声を聴くのであった。
部屋が急に冷たくなったり、妙な物音がしたり、廊下を走り抜け、ネルの部屋に誰かが入っていくのだった。
教授はするとこの屋敷の曰くを説明した。
屋敷の主は子供たちが大好きだった。
だから近くにあった工場の子供たちを屋敷に呼んでは、もてなしていたという。
だがネルの聞く声は、助けを求める子供の声だったのだ。
この屋敷には何かある。
これは不眠症による幻覚なのか、あるいは何かの呪いは本当にあるのか。
・映画おすすめ 感想
ひと昔前のハリウッドホラー映画という感じだろうか。
現在のハリウッド映画は、日本のホラー映画に近く、じめじめと這い寄ってくる怖さがあるが、本作にはジワジワではなく、一気に恐怖が訪れ、そして最後まで恐怖が付きまとってくる。
これは近年にはないホラーで、少し昔の感覚になる。
それでもいきなり明かされる、主人公にまつわる謎や、屋敷の扉、煉獄の扉などの表現はすごくよくできていた。
屋敷のデザインがよくできている。
これだけはすごい評価できるポイントだと思えた。
あれはセットなのか、それとも本当にある屋敷を借りて撮影したのか分からないが、素晴らしいの一言だ。
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前々回のブログ 映画おすすめ 地下に潜む怪人
前回のブログ 映画おすすめ 理髪店 1894年
人の命を軽んじる者にもたらされるゲーム「ソウ」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
アダムはバスタブの中で目覚めた。ちょうど水が抜けていく瞬間で、周囲が真っ暗なことと、なぜ自分がこんなところにいるのか、足が鎖でつながれていることからパニックになる。それを落ち着かせようとする声が聞こえ、最初はそいつが自分をこんな風にしたのだと怒りをあらわにするも、電気が点いた瞬間、目の前に同じ状態で鎖に足首をつながれた男、ゴードンがいた。古いバスルームに同じ状態でいる二人の間には男が一人倒れていた。拳銃とカセット再生機を手に持った男は死んでいるようだった。二人はとにかく脱出方法を探していると、お互いのポケットに、聴け、と書かれた封筒に、小型のカセットテープが入っていた。アダムから男の再生機を握った手までが近く、衣服やバスタブの栓などを使い、再生機を手に入れる。テープにはそれぞれへのメッセージが残されていた。そして状況は医者であるゴードンの妻と娘が監禁状態にあり、ゴードンは目の前のアダムを殺せばゲームはクリアとなる。そこでゴードンは思い出した。同じように、メッセージを受け取った人々が様々な仕掛けで命をかけたゲームをさせられているらしく、警察は犯人をジグソーと呼んでいた。ジグソーは不気味な人形を使いメッセージを送ってくる。正体は不明であり、唯一、追いかけていたデイヴィット刑事は相棒を失い、自分をケガを負い、ジグソーに執着していた。ゴードンが何か関係していると思い込み、ずっとゴードンの家を見張っていた。そんな様々な状況下で、ゴードンとアダムの駆け引きとゴードンの妻子の命のタイムリミットが迫りつつあった。・映画おすすめ 感想
ようやく観られた、シリーズの原点である。本作は今、一線で活躍するジェームズ・ワン監督の長編映画デビュー作であり、低予算ながら話題作となった。そのため、次々と続編が作られ、ジグソーの正体が一作目で明かされているにもかかわらず、二作目以降も続き、ジグソーが死んでもシリーズが続くという、人気である。現在は制作がストップしているが、この設定は後の映画に多大なる影響を与えたのは間違いない。ジグソーが行うワンシチュエーションのゲーム。ゲームに無理やり参加させられた人々の駆け引き。痛みを与える多くの仕掛け。本作からその点に関してはすでに完成しており、ホラー映画、サスペンス映画としても、優れた演出がされている。ジェームズ・ワン監督の原点がここにある。監督 ジェームズ・ワン脚本 リー・ワネル製作 マーク・バーググレッグ・ホフマンオーレン・クールズ製作総指揮 ピーター・ブロックジェイソン・コンスタンティンステイシー・テストロ出演者ケイリー・エルウィスリー・ワネル
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「地下に潜む怪人」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
考古学者のスカーレットは、学会でも異端者として見られていた。その理由は彼女の父にあった。彼女の父も考古学者であったのだが、賢者の石を探して精神を病み、ついには自殺した、というのが定説で、その娘というだけで、色眼鏡で見られていたのである。そんな彼女は父親の意思を継ぎ、ついに賢者の石の手がかりを見つけた。彼女はちょうど、密着取材されることになり、この調査にカメラが同行することとなった。まず彼女はあらゆる言語に精通しているジョージに会いに行く。しかしジョージと以前の仕事でトラブルになり、ジョージは最初は渋った。しかも行くのはフランスの巨大地下墓地カタコンベであることが、彼の返事を鈍らせた。ジョージの弟は子供の頃、洞窟で溺れ死んだ過去があったのだ。カタコンベのツアーにとりあえず参加したスカーレットは、奥地に入るには案内人が必要だ、と感じていた。すると学生風の青年に、パビヨンが案内にピッタリだよ、と勧められた。その学生風の青年はそれを言うと、どこかに姿を消してしまった。クラブにいるパピヨンに会いに行ったスカーレット。それをなぜかじっと見つめる女が取材カメラには映し出されていた。パピヨンを口説き落としたスカーレットは、パピヨンが集めたメンバーと、スカーレットが心配なジョージと一緒に巨大地下墓地へと足を踏み入れるのだった。しかしそこは髑髏が積み上げられ、人が足を踏み入れないところでは、怪しい宗教の儀式が行われていた。子供の声が響き、人影がカメラに映る。次々とメンバーは命を落としていくのだった。・映画おすすめ 感想
カメラ視点の映画としてはよくできている映画である。個人的に、カメラ視点、一人称視点で描かれる映画を好む。特にホラー映画は臨場感が出るので良いのだが、本作に関しては、それが逆に悪い方へ行ってしまったような気がする。狭い洞窟の臨場感は出てはいるのだが、狭い空間だからこそ、何が起こっているのか分からない部分が出てくる。それに次々と起こる不思議な出来事に、頭を使う。ホラー映画としてはなにかもっと、ゆっくりとしたテンポでもよかったのではないだろうかと思えた。演出は面白い試みだったが、観客には優しくない映画である。監督ジョン・エリック・ドゥードル脚本ドリュー・ドゥードルジョン・エリック・ドゥードル出演者エドウィン・ホッジベン・フェルドマンパーディタ・ウィークス
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「死霊館のシスター」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
ウォーレン夫妻がたびたび見るシスターの悪霊。その悪霊は実在した。ウォーレン夫妻が悪霊払いを始める昔のルーマニア。一人の修道女が首つり自殺をし、それを近くの村の青年フレンチが発見し、ヴァチカンが知ることになる。こうした不可思議なことを解決する神父バークは司教たちから、見習い修道女アイリーンと一緒に、ルーマニアへ行くよう指示される。アイリーンはルーマニアとはまったく関係なく、なぜ自分が選ばれたのか、不思議に思っていた。バーク神父とアイリーンは、フレンチのところへ向かい、修道院へ案内してもらう。城を修道院としたそこは、周囲を十字架で囲み、村人たちは呪われた場所、と言って近寄らなかった。とりあえず中に入った修道院の中に遺体を安置したフレンチは、遺体を寝かせたはずが、座っていることに驚く。さらに修道院の中に入ると、1人の修道女が客が泊る部屋があるので、そこで一晩、過ごしてから、明日、説明するという。フレンチを村へ帰し、バーク神父とアイリーンは客間に泊まることになる。そこでバーク神父が昔、悪魔祓いで少年を死なせてしまったこと。アイリーンは昔から不思議なものが見え、最後に「マリア様が示してくださる」という言葉が聞こえるという。アイリーンがなぜ、選ばれたのか納得したバーク神父。その夜、バーク神父は修道女の姿を追いかけて墓場に向かうと、棺桶に閉じ込められ、アイリーンに救われるのだった。そこには悪魔が確実にいる。修道女の死の真相と修道女が握りしめていた鍵の謎とは。・映画おすすめ 感想
死霊館ユニバースの一作である。
アナベルシリーズは死霊館でウォーレン夫妻が保管してある呪われた品々の一つとして、持ち主に災いをもたらすシリーズだが、本作はそれとは別の方向から映画化したスピンオフ映画である。
時々、本編の死霊館シリーズの中に登場する、悪霊のシスターがいる。
本作はそのシスターに焦点を当てた映画になっている。
ユニバースの中でも本作は色合いが違い、ゴシックホラーの様相がかなり強く出ている。
さらにサスペンス要素も盛り込まれ、悪魔の復活と封印がテーマとなっている。
しかしただで終わらないのが死霊館ユニバース。
しっかりと死霊館シリーズにつなげつつも、続編をにおわせる終わり方をしている。
現に続編が制作中とのことなので、期待したい。
この死霊館シリーズは、ユニバース方式でアベンジャーズの次に成功した例ではないだろうか。
監督 コリン・ハーディ(英語版)脚本 ゲイリー・ドーベルマン原案 ゲイリー・ドーベルマンジェームズ・ワン製作 ピーター・サフランジェームズ・ワン製作総指揮 リチャード・ブレナーウォルター・ハマダデイヴ・ノイスタッターゲイリー・ドーベルマンマイケル・クリアトッド・ウィリアムズ出演者タイッサ・ファーミガデミアン・ビチルジョナ・ブロケ(英語版)
ボニー・アーロンズ(英語版)
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「チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム」
評価:★3,7
・映画おすすめ 物語
妻子のある男ハルは、カセットテープで再生する昔のゲームをプレイしていた。すると自分の動きがすべてパソコンの中に文字で書かれ、不気味に感じる。そして妻子のところへ戻ると、妻が息子の舌を切り落としていた。ビルの清掃をしながら安い賃金で母を養うケイラは、弟を亡くしてから精神に異常のある母を看病していた。そんな彼女には親友が一人いた。古い機械が好きなオタクのアイザックだった。アイザックはケイラに恋をしており、ケイラもそれを知りながら、恋人まではいかない関係が続いていた。古いパソコンや古い機械を集めている彼の部屋の中で、ケイラはあるカセットテープの古いゲームを見つける。アイザックはガラクタをまとめ買いした中に紛れ込んでいたらしく、興味を持ったケイラは、仕事終わりに行きつけの喫茶店に入り、それを起動させる。すると文字が出てきて、彼女の行動を文字は予測していく。そして選択肢が現れると、突然、ウェイトレスがコップを床に落とし始める。それを掃除させるか、そのままにするか。選択肢で掃除させる、と選択した途端、ウェイトレスは座り込み割れたコップの破片を口に入れ、かみ砕き始めた。慌てて止めに行こうとすると、もう一人の常連客の男に邪魔をされるが、無理やり男を押しのけ、ウェイトレスを助けるのだった。この事件をアイザックに話すと信じてはもらえず、とりあえずゲームを起動した午前二時を待つことに。するとスマホにゲーム画面が現れ、なかったはずのアイザックの部屋に赤と青の扉が現れるのだった。これは呪いのゲームだったのである。・映画おすすめ 感想
80年代が現代の若者を襲う。そんな感じの映画内容なのだが、パソコンマニアでなければ、昔、データをカセットテープに記録していたことや、ゲームもカセットテープだったことは分からないと思う。さらにゲーム画面も古いまだパソコンが世の中に出始めたころの画面で、本当にパソコンオタクならば、楽しめるも、普通の人には分からないかもしれない。ゲームと映画の関係性として、なかなか映画はゲームに勝てないし、ゲームを原作とした映画は成功するのが難しい。今回の映画はゲームを題材にしているが、原作があるわけではないので、ある意味ではゲームの映画化としては面白い試みだと思った。ゲームと映画の融合という大きなテーマについて、ジェームズ・キャメロン監督が考えているように、これからの時代、映画とゲーム。切り離せない関係性になるのだろう。その点に関して、今回の映画、試みだけは良かったと思う。ただもう少しなにかが足りなかった気がしてならない。監督トビー・ミーキンズ脚本トビー・ミーキンズ出演者エイサ・バターフィールドアイオラ・エヴァンスエディ・マーサンロバート・イングランドライアン・ゲージケイト・フリートウッドアンジェラ・グリフィン
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前々回のブログ 映画おすすめ 海底大戦争
前回のブログ 映画おすすめ カルメンシータ 1894年
その少女は何かが変だ
「RAW 少女のめざめ」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
ジュスティーヌは厳格なベジタリアンの家庭で育ち、獣医をしている両親が卒業し、姉が現在在学中の獣医大学へ入学する。
大学では新入生通過儀礼として、ペンキを全身に浴びせかけられたり、四つん這いになって進むなど、変なことをさせられながらも、上級生はパーティーを開いてくれたりと、新しい生活が始まった。
ルームメイトに女性を希望するも、ゲイの男性がルームメイトになり、戸惑いながらも学生としての新しい生活が待っていた。
そんな彼女は通過儀礼の一つ、動物の内臓を食べるというものがあり、ベジタリアンだと説明したが受け入れられず、姉に説明を求めるも、姉はベジタリアンではない、とはっきり言ってしまい、仕方なく口に入れるも、吐き出してしまう。
だがその日から彼女は何かが変貌した。
夜中に冷蔵庫に入っていた鶏肉を生のまま食べたり、食堂でハンバーグを白衣の中に入れ、万引きしようとしたりと、明らかに変化していった。
そんな変化の中でゲイのルームメイトに男としての魅力を感じ、一晩を過ごすも、自分の腕を噛むのだった。
また冷たい姉と見解になり、互いを噛みあうなど、まるで獣のようなふるまいをする。
そんな中、姉にムダ毛処理をされている時、誤って姉の指を挟みで切り落としてしまい、姉は気を失う。
急いで救急車を呼ぶ中、ジュスティーヌは落ちていた姉の指を見ているうちに、それを食べ始めるのであった。
起き上がった姉はそれを見て、ただ茫然とするばかりだった。
姉が病院で手当てを受けた後、二人はある通りに向かい、姉は車が来たら道路に飛び出し、それをよけようとした車は気にぶつかってしまう。
急ぎ、姉のところへ駆け寄るが、姉は妹の事よりも、ぶつかった車に向かい、中で死にかけている男たちを妹に見せる。
実は姉も人肉を食べることをしていたのだった。
・映画おすすめ 感想
淡々としているのが逆にリアルで怖い。
本作はカニバリズムをテーマとしているが、青春映画としても描かれており、思春期の不安定な気持ちを体現している。
肉を喰らうシーンなどには何かしらの意味があるのだろうが、結局、個人的には人肉を喰らうこと。
それが平然と描かれている恐ろしさしか読み取れなかった。
吸血鬼物なんか、とも思いながらもどうやらそういうわけでもなく、本当に淡々と少女の思春期の不安定さと人肉への欲求を描いた物語になっている。
そして根源的な結末へと向かう。
見終わった後、衝撃というかただ茫然とするしかない映画であった。
面白い映画ではある。
エログロが苦手な方にはおすすめできない映画である。
監督ジュリア・デュクルノー脚本ジュリア・デュクルノー出演者ギャランス・マリリアーエラ・ルンプフローラン・リュカブーリ・ランネール
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