"パトレイバー"カテゴリーの記事一覧
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さて、本日の映画レビューは、シリーズから続けて長編映画となったこちら。
第148号「NEXTGENERATIONパトレイバー首都決戦」
《NEXTGENERATIONパトレイバー首都決戦 概要》
時は2015年、「スポットライト 世紀のスクープ」がアカデミー賞で作品賞に選ばれたこの年、本映画は公開された。
前年度からこの年の当初にかけて公開された一連のシリーズの流れを受けての長編映画である。
実際にパトレイバーの実寸大模型を製作し、アニメ版の世界観を忠実に再現している。
本映画はシリーズ最終章であり、アニメ版映画第二作とも大きくつながりを持つ作品となっている。《NEXTGENERATIONパトレイバー首都決戦 物語》
柘植行人が首都を舞台に幻のクーデター事件を行ってから11年の歳月が流れた2013年のある日、レインボーブリッジがミサイルにより破壊される事件が発生する。
この時、熱海へ慰安旅行をしていた特車二課の面々は、ニュースで初めて事件を知ることとなる。
東京へ帰った一行を待っていたのは、公安外事三課の高畑であった。
彼女はロシア高官狙撃事件以来、特車二課とのつながりを深め、11年前に起こった柘植の事件を解決した特車二課に今回も手伝ってもらおうと画策していた。
そんな折り、後藤田隊長に1本の電話が入ってくる。
空港の片隅、フェンス越しに彼は11年前に消えた南雲しのぶと再開するのだった。
前任者後藤隊長の思惑が分からないままに、追い詰められる特車二課。
そこへ高畑から情報がもたらされる。レインボーブリッジを爆破した戦闘ヘリは自衛隊が機密裏に開発していた光学迷彩を施した「グレイゴースト」と呼ばれる戦闘ヘリであり、パイロットは自衛隊を抜け出した「灰原零」という女性であると。
起死回生を狙う後藤田は、柘植の元シンパたちが仕組んだこの事件を終わらせるべく、敵のアジトへ強行突入するのだった。
ーNEXTGENERATIONパトレイバー首都決戦 ネタバレー(ドラッグして見てね)
カーシャのAKライフルや整備班が作った弾丸などで敵の組織を追い詰めるも、灰原はグレイゴーストへ登場して、上空へと飛び去ってしまう。
そして報復に特車二課の本拠地が襲撃を受けるのだった。
上層部は後藤田を呼び出し、今回の強行突入に関して叱責していたところ、後藤田は後藤隊長のようにその場で上層部にあいそがつきた、と言い放つ。
そこへ灰原が乗ったグレイゴーストが襲来、警視庁が襲撃されるのだった。
無傷のパトレイバー二台を抱え、特車二課は東京ゲートブリッジでグレイゴーストを待ち構える。
そして泉野明がパトレイバーの片腕を失いながらも、グレイゴーストを射撃、東京湾へ撃ち落とすのだった。
しかし最後、灰原は東京湾に顔と出し、ニヤリと笑みを浮かべ、泳いで岸をめざすのだった。《NEXTGENERATIONパトレイバー首都決戦 感想》
物語全体としてはアニメ版映画第二弾を実写化したという意味合いが大きいかもしれない。
ただアニメ版のように複雑なプロットではなく、あくまで柘植の元シンパたちの組織を追う公安、それに手伝う特車二課を軸にしている。
そしてなんといってもこの映画もアニメ版映画第二弾もそうであるが、特車二課の隊員たちの物語ではない。隊長の物語、もっと言ってしまえば、特車二課の子供達の話ではなく、その保護者が権力者たちのごたごたに巻き込まれる大人の話といったところだろうか?
これまで七章まで続いたシリーズがアニメ版の雰囲気を盛り込んだ作品だったとしたら、今回の映画版はまさしくアニメ映画のテイストをそのまま盛り込んだ感覚である。
ファンとしてはあの名作が実写化され、しかもリメイクと続編の意味を備え持った、面白い形に仕上がったのはよかったと思えた。
しかしながら押井総監督のパトレイバーはきっと、ここで終わりなのだという悲しい感じもあった。
同じストーリーラインだということは、他は作れないのだろうきっと。
個人的にはもっと別の映画版も見てみたかった気がした。
シリーズ続編も噂されているが、俳優が1人亡くなっているので、微妙ではあるが、この世界観が広がることには大いに賛成である。
本日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、実写版パトレイバーも最後の第七章となります。
第147号「NEXTGENERATIONパトレイバー第七章」《NEXTGENERATIONパトレイバー第七章 概要》
2015年1月公開。
エピソード12監督:押井守《NEXTGENERATIONパトレイバー第七章 物語》
「プレイバック!特車二課 存亡の危機」
いわゆる総集編である。ナレーションを勤めるのは、本シリーズでシゲさん役を演じた「千葉繁」である。
声優としての力量がずば抜けていることと、本シリーズを通して、演技力も素晴らしいことにファンは圧倒されてきた。その声優としての面が強く出ているのがこの総集編である。
シリーズを通しての大まかな内容と、特車二課が置かれた現実を、千葉さん独特の口調で語っているのは、総集編に飽きてしまう筆者としても、すごく楽しめるものに仕上がっていた。
「エピソード12」
このエピソード12を含め、そもそもこの特車二課が何故、今でも存続しているのかという根本を明らかにするのがこのエピソードの役割である。
そもそも特車二課は時代遅れのレイバーを保有し、警備部内でも赤字を出すお荷物部署であるにも関わらず、未だに存続していることが奇跡なのだ。
それもこれもすべてを仕組んだのは、先代の隊長後藤であった。
始まりはアニメ版映画第二弾に始まる。
その概要も本エピソードの冒頭で説明されている。
物語としては柘植行人という、警視庁にレイバー部隊を創設した功労者が、アジアの紛争地でレイバーに搭乗中、射撃許可を求めるも、上層部は射撃許可を下さず、部下を目の前で失う悲劇から幕が開く。
帰国した柘植は、自衛隊、警察内部にシンパを抱え、その人物達と首都制圧という幻のクーデター事件を起こす。
事件は教え子で男女関係にあった当時特車一課の隊長だった南雲しのぶが逮捕するという顛末を迎え、その後、南雲は姿を消し、後藤もいなくなった。
ただ警察内部に大きな遺産を残し、特車二課の取りつぶしが行われた時に、その遺産が爆発するように仕組んで。
その事を知る後藤田隊長は、先代の隊長であり大学の先輩でもあった後藤が残した遺産と柘植の正義というものを確かめに、厳重に投獄されている柘植本人へ面会しにいくのだった。
《NEXTGENERATIONパトレイバー第七章 感想》
前半のエピソードはまさしく、エピソード0と同じく千葉繁さんを楽しむ話である。
また長いシリーズだったこともあって、シリーズ全般をおさらいする意味もあったと思っている。
後半のエピソードに関しては、後に公開される長編映画へのプロローグであり、アニメ版映画第二弾の後日談という位置づけの重要な話になっている。
また今回のシリーズで出てこないと思っていたアニメ版の重要キャラクター、南雲しのぶが確かに出てきている。そしてあの東京を巻き込んだ幻のクーデターを仕組み、日本の根幹を揺るがした柘植も出てくる。
ファンとしてはここからが押井守総監督の見せ場だと思うはずだ。
次回は長編映画のレビューをします。お楽しみに。
本日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、シリーズ第6弾。
第146号「NEXTGENERATIONパトレイバー第六章」
《NEXTGENERATIONパトレイバー第六章 概要》
2014年11月公開。前の第五章から1ヶ月の短い時間での公開である。
エピソード10監督:田口清隆
エピソード11監督:湯浅弘章《NEXTGENERATIONパトレイバー第六章 物語》
「エピソード10」
カーシャがロシア大使を護衛したことで知り合った公安外事三課高畑が再び後藤田隊長のもとへやってきた。
コンビニ事件で逮捕した蜂野を泳がせていたところ、逃げられたという。
そして新潟へロシアから密輸入された軍用レイバーを盗むという情報を入手、後藤田隊長に話を持ち込んできたのだ。
蜂野を特車ニ課に追わせ、レイバーを入手しようとした組織を一網打尽にする予定なことを知りながら、後藤田はあえてこの事件へ首を突っ込む。
新潟へまえのりさせた明と塩原は、蜂野を発見、赤いレイバーが暴走を始めた。
「エピソード12」
格闘ゲームとレイバーにすべてをかけた泉野明は、女っ気のない女性である。
そのあまりの無知さにカーシャからも嫌味を言われ、塩原には可愛げがない、と言われてしまう。
可愛かったらレイバーに乗れないじゃん、と呟く。
そのころ明に同級会の知らせが届く。
明は同級会に参加すると、その頃の恋心を思い出した。
しかしそこには。
《NEXTGENERATIONパトレイバー第六章 感想》
ついにエピソード8でレイバー同士の戦いが描かれます。
実写版でようやく少しですが描かれます。
またアニメ版ではよく描かれていた男女の薄いラブコメが本作でも描かれます。ただしそこまでは描かれないので、コメディの範疇でしょうか?
後半のエピソードは、一応の主人公の泉野明を主役にしたお話。全体的にはこのエピソードで、コメディ要素は終わりかな?
そんな感じでありましょうか?
次号は映画へ繋がるエピソード。
本日の映画レビューは以上。
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さて、今日の映画レビューは、前号に引き続き、こちらのシリーズ。
第145号「NEXTGENERATIONパトレイバー第五章」
《NEXTGENERATIONパトレイバー第五章 概要》
2014年10月に公開。
エピソード8監督:辻本貴則
エビソード9監督:田口清隆《NEXTGENERATIONパトレイバー第五章 物語》
「エピソード8」
ある日の首都高。
白昼堂々とロシア大使が狙撃される事件が発生する。
検死結果、大口径ライフルで狙撃されたことが明らかになる。
その後、事件は特車ニ課に回される。
新しい大使が警護をカーシャに依頼してきたのである。
この犯人を追跡していた公安外事三課高畑警部が特車ニ課を訪れる。
公安とは前々から因縁のある特車ニ課だけあって後藤田隊長は、この案件を嫌がるが、カーシャは犯人のことを聞き、引き受けることとする。
そして特車ニ課にロシア製狙撃銃、ドラグノフが届けられた。
「エピソード9」
このエピソードはアニメ版で地下迷宮を探検し、逃走犯が隠れていた部屋を発見、さらには白いワニを発見するというとんでもない話の続編である。
ワニ園に引き取られた白いワニが巨大な時価総額20億円の真珠を産み出したとのニュースが大きな話題となる。
すると整備班の数人が封印した地下への入り口を入っていく。
それを探すべく塩原が欲を出してあわよくばと他の隊員を抱き込み、捜索のめいもくで真珠を探しに行く。
しかしそこには想像以上の恐怖と、欲に目がくらんだ隊員たちの思惑がギラギラする。
《NEXTGENERATIONパトレイバー第五章 感想》
エピソード8はこのシリーズにおける最大のシリアス展開である。カーシャが敵である赤いゴルゴとの狙撃戦を繰り広げ、銃器マニアにたまらないエピソードだ。
後半のエピソードは、アニメ版の続編ともあり、見た人でなければ分からない部分もある。
だからぜひともアニメ版を見てからみてほしい。そしてこの荒唐無稽な作品を楽しんでほしい。
次号は第五章ですので、お楽しみに。
今日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、実写版パトレイバー第四章。
第144号「NEXTGENERATIONパトレイバー第四章」
《NEXTGENERATIONパトレイバー第四章 概要》
2014年、8月に本映画は公開された。前作のエピソード5の後編が含まれている。《NEXTGENERATIONパトレイバー第四章 物語》
「エピソード6」
前編において美女が風呂に入ると怪獣は現れるという無茶苦茶な作戦を結構しながらも、アメリカ軍の空母は現れたものの、怪獣の姿はなかった。
これではせっかく怪獣騒ぎに乗じて観光客が集まってきたものが水疱に帰すと、市長はレイバーではなく、自衛隊の戦車を熱海に呼べないかと画策する。
自衛隊の介入をよく思わない七海と後藤田。
そんな中で御酒屋が知り合いの特撮会社に制作してもらったかっぱ怪獣が熱海を破壊する映像が対策本部で流される。
そして各自が想像した怪獣の予想図を披露するのだった。
「エピソード7」
特車ニ課にある電話が入る。
特車ニ課に爆弾を仕掛けた。
なんのいたずらかと思った矢先、爆弾が爆発、隊員、整備員ともパニックを起こして、外へと駆け出す。
後藤田は爆弾処理班を呼ぶも来られず、爆弾魔からの電話を待つしかなかった。
そこへ電話がかかってきて、爆弾はまだまだあるという。
そこで特車ニ課全員で爆弾を探すこととする。
すると昔の先輩たちが隠していた品物や、隊員たちの私物が溢れてくる。
はたして全員は無事に爆弾をみつけることができるのか?
《NEXTGENERATIONパトレイバー第四章 感想》
大怪獣は確かに暴れた。他の方もレビューしているとおり、確かに怪獣が暴れたのだが、とってつけたような感じで、物語とは関係なし。
それでも押井守総監督が作った特撮映画としては、貴重な映画であった。
後半の爆弾魔は、アニメでも同じような話があったような感じで、ギャグをメインに据えた、笑える作品であった。
そして今回もカーシャが活躍して、解決する。
また千葉繁さんが頑張る最後も良かったエピソードである。
後半はいかなるエピソードか楽しみである。
今日の映画レビューは以上。
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さて、本日は前号に引き続き、シリーズ第三章のこちら。
第143号「NEXTGENERATIONパトレイバー第三章」
《NEXTGENERATIONパトレイバー第三章 概要》
2014年7月公開の第三章。
エピソードでいうと4と5になる。
本作では前作以上のアクションと押井守総監督の特撮映画への愛が感じられるエピソードが揃っている。《NEXTGENERATIONパトレイバー第三章 物語》
「エピソード4」
特車ニ課の主な食料供給は、近くにあるコンビニ一軒と、アニメ時代から登場する上海亭の2つだけである。
あとは菜園と釣った魚だけ。
その食料源のコンビニで事件は発生する。
泉野明が塩原に半ば強引に買い出しへ行かされる。
するとそこへ来店した全国指名手配テロリスト蜂野一郎と猿渡八郎が明に気づき、アサルトライフルで彼女のスクーターを狙撃、そこに居合わせた客を人質にする。
さらには車に載せていた機関銃、爆弾までもコンビニに設置、要塞と化してしまう。
明の戻ってこないことを苛立ち迎えに行く塩原もまた、人質となる。
それを変に思ったロシアからの出向隊員カーシャは、コンビニを遠くから探索、人質事件が発生したことを特車ニ課へ知らせるのだった。
パトレイバーを発進させ、囮として、カーシャが本国から持ち込んだAKアサルトライフルで潜入する作戦をたて、それは実行されるのだが。
「エピソード5」
熱海の海で急激な漁獲高低下を受け、市長によって雇われた海洋学者七海は、海底に潜む何かについて市長に対してさらなる調査を依頼する。
そんな中、前々から起こっていたサーファー失踪事件。それとの関連性を七海が訴えた矢先、100人からのサーファーが失踪してしまう。
事件解決の糸口がないまま、夜の街を彷徨う七海は、スナックで偶然にも大学の先輩、後藤田と遭遇する。
特車ニ課は熱海に慰安旅行に来ていたのだ。
そして酔った一行が海に向かうと、そこから巨大な生物の頭らしきものが浮上。
市長は特市車ニ課と七海を含めた対策会議を招集するも、特撮映画マニアたちはただ往年の映画「ガッパー」や「ゴジラ」の話で盛り上がるだけだった。
特車ニ課は、いっこうに現れない謎の生命体をまつ無駄な時間の中で、野次馬と喧嘩になり、観光客をこの騒ぎでひきつけたい市長は、リゾートホテルに特車ニ課の面々を軟禁した。
しかし現れない巨大生物にかまっている暇わなく、帰ろうとした時、またしても巨大生物はあらはれ、特車ニ課は熱海に帰ろうとするもまた沈み、東京へ向かうとまた現れ、それを7回繰り返した。
対策会議は最後の作戦として、美女を風呂に入れる。そうすれば怪獣は現れるとヤケクソになり、そこにいる女性陣を露天風呂へ入浴させるのだった。
《NEXTGENERATIONパトレイバー第三章 感想》
第二章よりは面白い展開になってきた。
そして押井守総監督の特撮映画がついにおめみえである。
この「大怪獣現る」は、前編、後編に別れており、次回が後編になっている。
しかしながら著作権の問題か、押井守総監督の意図なのか、ガッパーのセリフにはピーが入っており、ピーピーなりっぱなしである。
またキャラクターたちに押井守総監督の趣味が反映されているのだろう、会話の端々にマニア心をくすぐるセリフが盛り沢山だ。
また怪獣に焦点を当てる一方で熱海の観光全盛期の歴史や現状を語るシーンが多々もりこまれ、これもまた押井守総監督らしさが溢れている。
コンビニ事件ではお笑いを交えながら、銃器に対するこだわりや、アクションシーンへのこだわりが出ていて、面白く見られた。
コンビニへの愛もうかがえ、例えば銃撃戦で破壊される商品の詳細が表示されるのは面白かった。
だんだんエンジンがかかってきたのか、この辺から観客を離さない仕掛けが多くなってきている。
今日の映画レビューは以上。
明日は第四章、大怪獣後編である。
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さて、本日の映画レビューは、シリーズ第二章。
第142号「NEXT GENERATIONパトレイバー第二章」
《NEXT GENERATIONパトレイバー第二章 概要》
2014年、5月に公開。シリーズ第二章となる本作は、エピソード3に総監督押井守監督と親交のある竹中直人をゲストに迎えている。
《NEXT GENERATIONパトレイバー第二章 物語》
「エピソード2」
特車二課に命令が下る。警備部装備点検なる、警備部の一大イベントへパトレイバーを出動させろと言うのだ。
警視総監が視察に来る中で、ただ立たせればいいと言うが、班長シゲさんは、後藤田隊長に反対意見を述べる。
レイバーを立たせるというのは、あらゆるセンサーを駆使して立っているのであって、オンボロのパトレイバーでは倒れる確率が高いという。
しかし後藤田隊長は「そこをなんとか」とお願いして、シゲさんを動かし、整備班の地獄が始まる。
24時間シフトで働く整備員はゾンビと化し、おぞましい光景が繰り広げられた。
後藤田はこれを機に特車ニ課を潰そうとしている上層部の思惑をしりつつ受けたのだった。
さらに警視総監は空砲をパトレイバーに撃たせたいという。
そんなの不可能だと言い張る中、ただ1人、リボルバー整備員は空砲を撃つと言い張る。
そんな時、後藤田隊長は上層部へ警視総監の前で恥を書く可能性を示唆すると、なんと警備部の上層部は総監を視察に連れてきてしまう。
慌ててパトレイバーを立たせるのだったが。
「エピソード3」
パトレイバー1号機の操縦担当、泉野明は、極度のゲームオタクであり、非番の日はゲームセンターで格闘ゲームに没頭していた。
そんな時、ゲームセンターで強いオヤジに遭遇する。誰が対戦相手でも軽々と倒してしまい、明も挑むが何度やっても勝てなかった。
そしてゲームセンターを、出た明は若い連中に囲まれたオヤジを目撃、そこで若者たちをひねり飛ばすオヤジを目撃、彼女はオヤジが何者なのかを探る。
そして喫茶店で話をしている内に、勝負することとなる。
明は特車ニ課へ戻ってすぐ、整備員たちを無差別に殴り飛ばし始め、これを危機感と感じた塩原は、彼女に空手やボクシングを教え始める。
そして対戦の日がやってきた。
《NEXT GENERATIONパトレイバー第二章 感想》
ギャグエピソードが揃った第二章という感じであろうか?
特にエピソード3などは、押井守監督らしさというか、会話劇に思想や難しい言い回しを入れているところは好きである。
しかしながらアニメの実写化とは言え、映画にここまでアニメのフォーマットをもってこなくても良かった気がする。
面白いしくだらない。だが映画である必要性はあったのか?
本日の映画レビューは以上だ。
次号もパトレイバーですのでお願いします。
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本日の映画レビューは、メディアミックスの完成形のこちら。
第142号「NEXTGENERATIONパトレイバー第一章」
《NEXTGENERATIONパトレイバー第一章 概要》
1988年にオリジナルビデオアニメとしてスタートした機動警察パトレイバーが最初である。ビデオオリジナルアニメは全部で7話製作され、好評を博した。
また同時に漫画雑誌少年サンデーで漫画版の連載を「ゆうきまさみ」が開始した。
原作のヘッドギアとは原案、漫画ゆうきまさみ、メカニックデザイン出渕裕、脚本伊藤和典、監督押井守のクリエーターグループであり、現在まで続くパトレイバーの根幹を製作したグループだ。
オリジナルビデオ、漫画に続きアニメ映画、テレビアニメ、長期オリジナルビデオアニメ、小説、アニメ映画二弾、三弾と展開は長期におよび、最後のアニメ映画が公開されてから12年の歳月を経て、今回の実写映画計画が始動した。
2013年のことである。
映画は全七章と長編映画に分かれており、一章が2つのエピソードから構成されている。《NEXTGENERATIONパトレイバー第一章 物語》
「エピソード0」
本エピソードは上記にあるアニメ版当初から参加している声優の千葉繁が実際に演じた「シゲさん」を実写版でも演じており、特車二課の整備班長に就任している。
アニメ版では班長の補佐的役割だったシゲさんの回想が主な物語の主軸となっている。
初代特車二課の面々のその後を回想で説明。そして地味だった二代目。そして今の三代目の隊員たちの説明がなされている。
「エピソード1」
人型汎用作業機械レイバー。東京湾埋め立てなど多くの目的で使用されている作業用レイバーの犯罪が増加すると共に警視庁に設立された特殊車両課。本来は第一小隊、第二小隊とあったのだが、時代はレイバーを必要としなくなり、解体寸前となっていた。第一小隊はすでに解体。第二小隊は辛うじてのこされていたのだが、レイバーを立たせるだけでも一苦労の時代を迎えていた。
特殊車両課は第一小隊、第二小隊がシフトで交代勤務をしていたのだが、第二小隊だけとなった今、レイバー担当操縦者、指揮車両担当、キャリア車両担当の3人が基本となり、6人のメンバーが交代でシフトをこなしていた。その過酷さは地獄であり、ほぼプライベートな時間はなく、待機中もやることがないために、自然と仕事場には私物が溢れ、ネット依存という環境が整えられていた。
待機任務に入った泉野明、塩原祐馬、山崎弘道は近くのコンビニへ買い出しへ出たり、誤報の出動警報に追われていた。
そんな矢先、本当にレイバーの暴走事件が発生、後藤田隊長率いる第二小隊は現場へ駆けつけると、女にふられた男がレイバーに乗って暴れていた。
そこでパトレイバーの最大の武器、リボルバーカノンを発射すると、巨大なキノコ雲が立ち上るのだった。
《NEXTGENERATIONパトレイバー第一章 感想》観た感想としては、くだらない。アニメの頃からそうだったが基本的に漫画やアニメで有名な「うる星やつら」と設定は似ている。1つの小さなコミュニティの中で、何が起こっても良い設定で、あとは自由に事件が起こる。
アニメ版ではそれが普通であり、時代性もあったのだが、それを実写でやっているのには、正直驚いたし、やる意味があるのかとも思えた。
本作は実物大のパトレイバーを製作して、キャリー、指揮車両も実際の物を製作したほどだ。再現性は見事にアニメから実写へ転換されており、近年に公開されているアニメから、漫画からの実写映画の中で最もできが良いと思えた。
しかし物語があまりにくだらなすぎる。ファンにとってはそれが面白いのだろうが、初見にしては少しとっつきにくいかもしれない。
本日からシリーズ通してレビューしますので、よかったら遊びに来てください。
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