"ホラー映画"カテゴリーの記事一覧
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映画『スマイル』(2022年)の魅力と考察|あらすじ・ネタバレ・感想
2022年に公開されたホラー映画『スマイル』は、観る者の心に強烈な不安を刻み込む話題作です。本記事では、あらすじや考察、ネタバレを含む感想を交えて作品の魅力を解説します。
映画『スマイル』とは?
『スマイル』はパーカー・フィン監督による心理ホラー映画で、2020年の短編映画『Laura Hasn’t Slept』を長編化した作品です。主演はソシー・ベーコン(ケヴィン・ベーコンの娘)。見た者を死に追いやる“笑顔の呪い”がテーマで、ジャンプスケアを多用した演出が話題を呼びました。
- 原題:Smile
- 公開年:2022年
- 監督:パーカー・フィン
- 主演:ソシー・ベーコン、カイル・ガルナー、ジェシー・T・アッシャー
あらすじ(ネタバレなし)
精神科医のローズ・コッター(ソシー・ベーコン)は、ある日、自分の目の前で微笑みながら自殺した患者に遭遇します。それ以来、彼女の周囲で奇妙な出来事が続発。やがて、ローズは"笑顔の呪い"の存在に気づき、恐怖の連鎖を断ち切るために奔走します。
ネタバレあり考察:呪いの正体とは?
※ここからネタバレを含みます。
映画『スマイル』に登場する呪いは、「見た者に取り憑き、自殺へと追い込む」怪異です。被害者は凄惨な死を遂げ、それを目撃した者へと呪いが移る仕組み。映画の終盤、ローズは呪いの起源を探り、逃れる方法を模索しますが、結局彼女も呪いから逃れられず、自らの運命を受け入れるしかなくなります。
本作は単なるホラーではなく、「トラウマ」や「心の傷」が連鎖することを象徴的に描いています。呪いの伝染は、精神疾患や未解決の心の傷が人から人へ広がる様子を映しているとも解釈できます。
映画『スマイル』の感想:怖さの本質とは?
『スマイル』が他のホラー映画と異なる点は、単なるゴア表現やジャンプスケアに頼るのではなく、心理的な恐怖を巧妙に積み重ねている点です。
特に、"笑顔"という一見無害な表情が不気味なものに変わる演出は秀逸。ホラー映画では血や幽霊の登場が恐怖を演出しますが、本作では「人間の表情」が最大の恐怖要素になっています。これが、観客の心に強い不安を植え付ける要因となっています。
また、ローズが精神的に追い詰められていく過程は、現代社会のストレスやメンタルヘルスの問題を反映しているとも言えます。恐怖の根源が「目に見えない心の傷」だからこそ、多くの観客が共感しやすい作品になっているのです。
まとめ:『スマイル』は観る価値がある?
『スマイル』は、心理的ホラーと社会的メッセージを見事に融合させた作品です。
- ジャンプスケアの使い方が巧妙で、緊張感が持続する
- 笑顔という日常的なものを恐怖に変える斬新な演出
- トラウマや精神疾患をテーマにした深いメッセージ性
ホラー映画ファンだけでなく、心理的な恐怖をじっくり味わいたい人にもおすすめです。NetflixやAmazon Prime Videoなどの配信情報もチェックしながら、ぜひこの不気味な恐怖体験を味わってみてください。
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映画『フランケンシュタイン』(1931)徹底解説! ホラー映画の金字塔、その魅力とは?
こんにちは、映画ファンの皆さん!今回は、クラシックホラー映画の名作、**『フランケンシュタイン』(1931年)**について深掘りしていきます。メアリー・シェリーの原作を基にしたこの映画は、モンスター映画の歴史を作り上げ、今なお語り継がれる傑作です。その魅力や影響を詳しく見ていきましょう!
『フランケンシュタイン』(1931)とは?
基本情報
- 監督:ジェームズ・ホエール
- 主演:ボリス・カーロフ(怪物役)、コリン・クライヴ(フランケンシュタイン博士役)
- 公開年:1931年
- 制作:ユニバーサル・ピクチャーズ
- ジャンル:ホラー/SF
この映画は、19世紀の名作小説『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』(メアリー・シェリー著)を元にしていますが、ストーリーには大きな変更が加えられています。
『フランケンシュタイン』(1931)のストーリー
天才科学者ヘンリー・フランケンシュタイン博士は、死体をつなぎ合わせて新たな生命を創造しようとする。彼は助手のフリッツとともに、墓場や死刑囚の遺体を集め、ついに実験を成功させる。
雷のエネルギーを利用し、死体に命が宿る瞬間——博士は叫ぶ。
「It’s alive!!(生きている!!)」しかし、誤って異常者の脳を移植された怪物は、博士のコントロールを超え、暴走してしまう。怪物は恐怖と混乱の中、無邪気な少女マリアと出会い、湖のほとりで花遊びをするが、誤って彼女を湖に投げ入れてしまう。
やがて怪物は村人たちの怒りを買い、火に包まれた風車に追い詰められる——。
『フランケンシュタイン』(1931)の魅力とは?
① ボリス・カーロフ演じる「怪物」の存在感
『フランケンシュタイン』といえば、ボリス・カーロフが演じた怪物の姿が印象的です。
- 縫い合わされた顔とボルトの付いた首(ジャック・ピアースによる名メイク)
- 無邪気さと狂暴さが共存する演技
- 言葉をほとんど発しないが、目の演技だけで感情を表現
この怪物像は、後のホラー映画やポップカルチャーに多大な影響を与えました。
② 映画史に残る名シーン
本作には、今も語り継がれる名シーンがいくつもあります。
- 「It’s alive!!」の誕生シーン → 科学と倫理の境界を超えた瞬間
- 怪物と少女マリアのシーン → 怪物の純粋さと恐ろしさが交錯する名場面
- 風車での最終決戦 → 村人たちと怪物の壮絶な戦い
これらのシーンは、後のモンスター映画の基盤を築いたと言えるでしょう。
③ 科学と倫理のテーマ
本作は単なるモンスター映画ではなく、「人間が神の領域に踏み込むことの恐怖」というテーマを持っています。
- フランケンシュタイン博士は、生命を作り出すという「神の行為」に挑戦したが、その結果は悲劇を招いた。
- 科学の進歩は果たして人間にとって幸福なのか?それとも災厄なのか?
この問いかけは、現代のAIや遺伝子工学にも通じるものがあり、今なお考えさせられます。
『フランケンシュタイン』(1931)の影響
① ユニバーサル・モンスター映画の原点
本作はユニバーサル・モンスター映画シリーズの中核を成す作品です。続編『フランケンシュタインの花嫁』(1935年)をはじめ、『ドラキュラ』(1931年)、『狼男』(1941年)などと並ぶ、クラシックホラーの代表作となりました。
② 映画・アニメ・ゲームへの影響
『フランケンシュタイン』の怪物は、映画やゲーム、アニメにも多く登場します。
- 『フランケンシュタインの花嫁』(1935年)→ 続編にして伝説的作品
- 『ヤング・フランケンシュタイン』(1974年)→ コメディパロディ映画
- 『キャッスルヴァニア』(ゲーム)→ フランケンシュタインの怪物が登場
- 『怪物くん』(日本の漫画)→ フランケンシュタインを元にしたキャラあり
現代でも「フランケンシュタイン」といえば、この映画の怪物のイメージが定着しています。
まとめ:『フランケンシュタイン』(1931)はホラー映画の金字塔!
『フランケンシュタイン』は、単なるモンスター映画ではなく、人間の傲慢と科学の恐怖を描いた名作です。その影響は今もなお色あせることなく、ホラー映画やSF作品に受け継がれています。
もしまだ観たことがない方は、ぜひ一度チェックしてみてください!
あなたの好きなクラシックホラー映画は何ですか?ぜひコメントで教えてください!✨それでは、次回の映画考察でお会いしましょう!
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映画『テリファー0』:アート・ザ・クラウン誕生の恐怖を描くスプラッターホラーの起源
2023年公開の映画『テリファー0』は、スプラッターホラーのカルト的人気を誇るシリーズ『テリファー』の前日譚です。過激なゴア描写と狂気を極めたピエロ、アート・ザ・クラウンの誕生を描いた本作は、シリーズファンにとって新たな恐怖と興奮をもたらします。
監督のダミアン・レオーネが手がける本作は、これまでのシリーズで描かれなかったアート・ザ・クラウンの過去や、彼がいかにして今のような不気味で恐ろしい存在になったのかを解き明かす重要なエピソードです。
物語の概要
ハロウィンが終わり、兄と妹は家に帰り、子守りの女性と三人で会話を弾ませていました。
しかし兄がキャンディーを入れていた袋には、見知らぬビデオがはいっていたのです。
兄は楽しそうに観ようと提案しますが、女性と妹は反対します。
しかし結果的に観ることになった三人は、そこに黒と白でメイクされたピエロをみるのでした。
見どころ
1. アート・ザ・クラウンの起源が明らかに
結果的にアート・ザ・クラウンの招待というか、起源は描かれているものの、本質的な誕生というものは描かれず、ファンタジーの世界に存在はとどまったままになります。
2. 過去作を上回るゴア描写
『テリファー』シリーズの象徴ともいえる過激なゴア描写は、本作でも健在です。アート・ザ・クラウンが初めて殺人を犯すシーンや、徐々にエスカレートしていく残虐な行為は、シリーズファンが求める衝撃とスリルを余すところなく提供します。ただし、その残酷さから、本作は観る人を選ぶ映画であることも事実です。
3. 人間ドラマと狂気の融合
ビデオの中の狂気と現実世界でビデオを見ている子供たちと子守りの女性。この関係性はホラーではさほど珍しいものではないく、映画「リング」でも多用されているものです。それをゴア描写に落とし込んだのは、本作が秀作と呼べるところです。
4. 不気味なビジュアルと音響効果
アートの変貌を象徴するピエロメイクや、恐怖を煽る不気味な音楽・効果音が物語の雰囲気をさらに盛り上げています。観る者を画面に釘付けにする演出が随所に散りばめられており、緊張感を持続させる仕掛けが秀逸です。
テーマと考察
本作は例えビデオの中であっても、現実にその害が及んでくる。
観る物によって、人はどんな風にも変わってしまう。また画面の中での攻撃が人を悲惨なことに合わせてしまうという、比喩ではないかと思われます。
感想と評価
『テリファー0』は、シリーズファンにとって大きな満足感を与える一作です。アート・ザ・クラウンというキャラクターをより深く理解できるだけでなく、前日譚としての物語が本編への興味をさらに高める役割を果たしています。
ただし、過激な描写や、アートの変貌をじっくり描く展開は、一部の観客にとって重い内容と感じられるかもしれません。それでも、ホラー映画としての完成度は非常に高く、恐怖と興奮の両方を楽しめる作品です。
まとめ
『テリファー0』は、スプラッターホラーの新たな基準を打ち立てると同時に、アート・ザ・クラウンというキャラクターにさらなる深みを与えた傑作です。その過激さと物語性が融合した本作は、ホラーファンにとって見逃せない一作でしょう。
「恐怖の起源」を体験する準備はできていますか?アート・ザ・クラウンがなぜ「終わらない惨劇」をもたらす存在となったのか、その答えがここにあります。ぜひ劇場で、この狂気と恐怖の旅を体験してみてください。
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映画『テリファー 終わらない惨劇』:狂気と恐怖が支配する残酷スプラッターホラー
2016年の公開以来、カルト的人気を誇るホラー映画『テリファー』の続編『テリファー 終わらない惨劇』は、スプラッター映画好きにはたまらない衝撃作です。ダミアン・レオーネ監督が手がけたこの映画は、前作で登場した不気味なピエロ、アート・ザ・クラウンのさらなる狂気と残虐行為を描き、観る者を極限の恐怖に引きずり込みます。
物語の概要
舞台はハロウィンの夜。死んだはずのアート・ザ・クラウンが再び蘇り、街を恐怖に陥れます。アートは一人の少年を操りながら、新たなターゲットである姉弟、シエナとジョナサンを追い詰めます。彼の殺戮の手口はエスカレートし、残虐さを増す一方。
一方、シエナは自らの夢に現れる謎のビジョンと戦いながら、アートの狂気に立ち向かうことを決意します。果たして彼女は家族を守り、この終わらない惨劇に終止符を打つことができるのでしょうか?
見どころ
1. アート・ザ・クラウンの圧倒的存在感
アート・ザ・クラウンは、ホラー映画史に残る異色のキャラクターとして人気を集めています。その無言で表現される不気味な動きや狂気に満ちた表情は、観客に底知れない恐怖を与えます。スプラッターホラーの中でも、アートの個性は際立っており、ピエロ恐怖症の人には特にトラウマ級のインパクトを残すでしょう。
2. 衝撃的なゴア描写
本作はスプラッター映画としての限界に挑戦しており、残虐シーンの描写は前作を超える過激さです。アートによる殺戮シーンは容赦がなく、特殊メイクやエフェクトのリアリティが観る者を圧倒します。ホラー好きにとっては、この徹底したゴア描写が本作最大の魅力でもあります。
3. 恐怖と幻想が入り混じるストーリー
単なるスプラッター映画にとどまらず、本作では夢や幻想と現実が交錯する演出が取り入れられています。シエナが見る謎のビジョンや、アートの超自然的な復活には、どこか神秘的で不気味な雰囲気が漂います。こうした要素がストーリーに深みを与え、観客を単なる血まみれの恐怖以上の体験へと誘います。
4. キャラクターの成長とドラマ性
シエナを演じるローレン・ラヴェラは、恐怖に直面しながらも家族を守ろうと奮闘する姿を力強く演じています。単なる被害者ではなく、強い意志を持ってアートと対峙する彼女の姿は、観客に応援したくなるような魅力を与えています。
テーマと考察
『テリファー 終わらない惨劇』は、極限の恐怖を描きながらも、「悪の不可解さ」や「人間の生存本能」というテーマを提示しています。アート・ザ・クラウンは、恐怖そのものを象徴する存在であり、その行動には明確な理由や動機がありません。この「理解できない恐怖」が、観客の不安感をより増幅させます。
また、シエナのキャラクターを通じて描かれる「家族愛」や「自己犠牲の精神」は、残虐な世界の中で一筋の希望を感じさせます。血まみれのシーンの中にも、人間の強さや愛情を見いだせる点が、本作の意外な魅力です。
感想と評価
『テリファー 終わらない惨劇』は、スプラッター映画の真髄を極めた作品であり、ホラー好きにはたまらない一作です。その過激なゴア描写や独特のストーリーテリングにより、前作以上の恐怖体験を提供します。
しかし、あまりにも過激な内容は、観る人を選ぶことも事実です。スプラッター映画に慣れていない人や、血が苦手な人にとっては、かなりハードな内容と言えるでしょう。一方で、ホラーやゴア映画を愛する人にとっては、その過激さと狂気がたまらない魅力となるでしょう。
まとめ
『テリファー 終わらない惨劇』は、狂気と恐怖が渦巻くスプラッターホラーの決定版とも言える作品です。アート・ザ・クラウンの圧倒的な存在感や、緊張感に満ちたストーリー展開、そして容赦ないゴア描写は、ホラーファンの心を鷲掴みにします。
恐怖そのものに直面したい、限界を超えるホラー体験を求めたいという方には、ぜひおすすめしたい映画です。ただし、観る際には強い覚悟を持って臨むことをお忘れなく。
さあ、アート・ザ・クラウンの狂気が再び始まる――この「終わらない惨劇」に、あなたは耐えられるでしょうか?
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映画『きさらぎ駅』:都市伝説が生む恐怖と謎
日本の都市伝説に基づいた映画『きさらぎ駅』は、ネットで広く語られる怪談話をスクリーンに蘇らせたホラー作品です。この映画は、インターネット掲示板「2ちゃんねる」で投稿された実話として話題になったエピソードを題材にしています。不気味な電車の旅と、未知の世界への侵入が引き起こす恐怖が描かれた本作は、観客を背筋の凍る体験へと誘います。
物語の概要
映画の主人公は大学生の堤春奈。彼女は、帰宅途中に電車に乗り込み、いつものルートを進むはずが、辿り着いたのは「きさらぎ駅」という聞いたことのない駅でした。駅名を検索しても何の情報もなく、不安に駆られる中で春奈は異常な現象に巻き込まれていきます。この謎めいた駅から脱出しようとする彼女の奮闘が、映画の大きな軸となっています。
観客は彼女とともに「きさらぎ駅」の正体を追求しながら、次々と現れる怪奇現象や不可解な出来事に息を呑むことでしょう。
見どころ
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実話に基づく緊張感
『きさらぎ駅』は、ネット掲示板に投稿された話が元になっていることから、物語に独特のリアリティが漂います。「これがもし本当に起きたことなら?」という想像が恐怖を一層増幅させます。 -
静けさと恐怖の絶妙な演出
この映画の恐怖は、突然の驚きではなく、じわじわと迫る不気味さにあります。電車の揺れや駅の無機質な風景といった日常の中に隠れた異質感が、観客の心に静かな不安を与えます。 -
美術と音響の効果
「きさらぎ駅」という架空の空間を視覚的に表現する美術デザインや、耳に残る不気味な音響効果は、映画全体の没入感を高めています。暗闇の中に浮かび上がる駅の風景や、聞こえるか聞こえないかの微かな音が恐怖を引き立てます。 -
人間ドラマとホラーの融合
主人公春奈の心理描写や、出会うキャラクターとのやり取りは、ただのホラー映画にとどまらず、人間の感情や葛藤を描き出します。彼女の恐怖、孤独、そして希望が、観客の心に深く響きます。
考察とメッセージ
『きさらぎ駅』は単なる都市伝説の映像化以上に、現代の孤独や未知への恐れを映し出す作品でもあります。映画が投げかけるのは、「現実とは何か」「日常の中に潜む非日常とは何か」という問いかもしれません。
また、映画を観た後には、ネット上の「きさらぎ駅」伝説について深掘りしたくなるでしょう。現実と虚構が曖昧になるこの物語の魅力に、多くの観客が引き込まれるはずです。
まとめ
『きさらぎ駅』は、日常が一瞬で異世界へと変わる恐怖を描いた秀逸なホラー映画です。都市伝説や心理的な恐怖に興味がある方には必見の一本です。この映画を観た後、普段何気なく使う駅や電車が少し違った目で見えるかもしれません。あなたの「きさらぎ駅」はどこに存在するのでしょうか?
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『テリファー』に関するレビューと考察
『テリファー』(Terrifier)は、2016年に公開されたアメリカのホラー映画で、ダミアン・レオーネ(Damien Leone)が監督と脚本を務めた作品です。本作は、スラッシャー映画の要素を取り入れた過激な内容で、特にホラー映画ファンの間で話題となりました。このブログ記事では、『テリファー』の魅力や特徴について掘り下げていきます。
1. ストーリー概要
『テリファー』はハロウィンの夜を舞台にした物語です。不気味なピエロの姿をした「アート・ザ・クラウン(Art the Clown)」が、若い女性たちを中心に次々と恐怖のどん底に突き落とします。物語自体はシンプルですが、予測不能な展開と衝撃的な描写が見どころです。
2. アート・ザ・クラウンという存在感
この映画の最大の魅力は、間違いなくアート・ザ・クラウンのキャラクターです。彼は一切言葉を発しないものの、その表情や身振り手振り、そして冷酷な行動によって、観る者に強烈な印象を残します。そのビジュアルも非常にインパクトがあり、白塗りの顔、鋭い目つき、そして血まみれの衣装が恐怖感を引き立てています。
3. 過激なゴア描写
『テリファー』はゴア描写が特徴的で、スラッシャー映画の中でも特に残虐性が際立っています。血の量や痛々しいシーンの演出は、観客に強い不快感を与える一方で、ホラー映画ファンには「ここまでやるか」と驚きを与える要素となっています。この点では賛否両論があり、耐性がない人には不向きな映画かもしれません。
4. 評価と影響
『テリファー』は、その独特のスタイルと大胆な表現により、カルト的な人気を博しました。低予算で制作されたにもかかわらず、ホラーコミュニティでは高く評価され、アート・ザ・クラウンは新たなホラーアイコンとしての地位を確立しました。2022年には続編『テリファー2』も公開され、さらなる人気を獲得しています。
5. 考察: なぜ『テリファー』は支持されるのか?
『テリファー』が支持される理由の一つに、その「原点回帰」的なアプローチがあります。現代のホラー映画が心理的要素や社会問題をテーマにすることが多い中、本作は純粋に「恐怖そのもの」を追求しています。さらに、アート・ザ・クラウンという無慈悲な悪役の存在は、観客に「理不尽な恐怖」を突きつけ、心に残るインパクトを与えています。
6. まとめ
『テリファー』は万人向けではないものの、過激なホラー映画を求めるファンにはぴったりの作品です。グロテスクな描写や独特の雰囲気に耐えられる方であれば、間違いなく強烈な体験が得られるでしょう。そして、アート・ザ・クラウンというキャラクターは、これからもホラー界で語り継がれる存在になるに違いありません。
あなたもぜひ『テリファー』を観て、その恐怖を体感してみてはいかがでしょうか?
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前々作:映画おすすめ ホステル
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今度のホステルは観客がいる
「ホステル3」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
結婚を間近に控えたスコットは、カーターとゴルフへと向かう。
親友であるカーターはしかし、独身さよならパーティーを計画しており、そこにほかの仲間二人も読んで、ラスベガスに向かうのだった。
カードゲームで盛り上がる四人。
すると二人の女性が声をかけてくる。
面白いところに行きたいならここに行けば、楽しめる。
と言われタクシーで向かった先は、人気のな場所に立つ廃墟みたいな場所だった。
本当にここなのか、と不思議に思っているとそこには大勢の人がおり、スコットを主役に、パーティーが始まるのだった。
ところが翌日、仲間の一人マイクがいなくなっており、スコットは携帯電話に何度電話をしても、留守電になるばかりだった。
この時、マイクは椅子に縛り付けられ、ある男に拷問を受けていた。
しかもそれはガラスを挟んだ向かい側のラウンジでくつろぐ金持ちたちの見世物にされていたのであった。
高級殺人クラブはラスベガスにもあったのである。
そしてスコットたちへもその手は伸びようとしていた。
・映画おすすめ 感想
人気シリーズの第三弾。
しかし本作は劇場未公開のビデオオリジナル作品であるのには、驚いた。
人気シリーズで、二作目もかなりヒットしたと思っていたのに、三作目がビデオオリジナルで劇場公開されていないのだ。
予算がないせいなのか、グロテスクなシーンは最後までなく、最後の混乱状態の中で、グロテスクなシーンがいくつか入るくらいで、そこまで耐えられない、目をそむけたくなるシーンはない映画になっている。
物語としても、一作目から女性に誘われて、気づけばクラブの餌食にされる、という流れは変わることがなく、マンネリ化しているといってもいいかもしれない。
前作同様、最後は人間性がひっくり返る演出は個人的には好きであり、ツッコミどころもあるのだが、面白い終わり方をしたのは、良かった点でもある。
監督 スコット・スピーゲル脚本 マイケル・D・ウェイス原案 イーライ・ロス製作 スコット・スピーゲルクリス・ブリッグスマイク・フライス製作総指揮 スコット・プットマン出演者キップ・パルデューブライアン・ハリセイジョン・ヘンズリーサラ・ハーベルクリス・コイスカイラー・ストーンズライ・エナオトーマス・クレッチマンケリー・ティーボー
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前々回のブログ 映画おすすめ IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
前回のブログ 映画おすすめ リックスフォーズ、No.2 1895年
前作:映画おすすめ ホステル
世界に広がる殺人クラブ
「ホステル2」
評価:★3,5
・映画おすすめ 物語
ローマに留学中のベスは友達のホイットニーと旅行を計画していた。
いざ、列車で旅行に出かけるとき、留学中に知り合った人と関わりを持つことが下手なローナもベスが誘っていたことに、ホイットニーは不満な顔をする。
しかし三人の旅が始まったのだが、同じく留学で偶然、パーティーで顔見知りになったアクセルという女性も偶然、列車に乗り合わせていた。
アクセルはスロバキアに面白いスパがあると三人を誘い、ホイットニーの強引な説得で、三人は予定を変更し、スロバキアで下車することとなる。
アクセルが案内したホステルは、雰囲気がよく、その夜に開かれた収穫祭に参加し、三人は満足していた。
しかしローナがある男性と船に乗って川下りに出かけたきり、戻ってこないことを、ベスは心配する。
だがホイットニーは男と楽しく過ごしているのだろう、と自分もパーティーで知り合った男と、スパを楽しんでいた。
ベスは何か違和感を覚えながら、スパにいると、周りの客が全員いなくなり、アクセルが彼女をある屋敷に案内するのだった。
そこで少し休むように勧められるが、彼女を捕まえに複数の男が現れ、クローゼットに隠れるのだが、その奥の隠し扉を開けると、複数の生首が陳列されていた。
それを見た直後、ベスは男たちに捕まってしまうのだった。
実はアクセルはあるクラブの差し金で三人をホステルにわざと招き、そこで彼女たちをセリにかけ、金で大金持ちたちが競り落としていた。
彼女たちが足を踏み入れたのは、金持ちたちが人を殺す殺人クラブのホステルだったのだ。
・映画おすすめ 感想
一作目の衝撃から比べると、正直、主人公たちが違和感を覚えるところまでが長く、早く殺人パーティーがはじまらないか、とじれったくなってしまう。
本作は三作のシリーズの中でも評価が高く、個人的にホラー映画を観始める前から知っている映画であり、公開当時も評判がよかったのを覚えている。
だが刺激に慣れてしまったのか、本作に刺激が足りないきがしてならない。
ただ面白かったのが、人間性が最初と最後でひっくり返っているのに気づく映画である。
本作には拷問される側の女性たちとは別に、拷問をする側の男たちにも焦点を当てているのだが、最初は乗り気だった男は、後半でおじけづいてしまい、最初、倫理的に反するとクラブに参加するのを拒んでいた男が、豹変して乗り気になるなど、全てがひっくり返る。
これは人間の心理として面白く描かれていると思えたし、これが人間なのだ、となんとなく理解できた気もした。
逆さ吊りの表現がピークに思える本作。
こういったグロテスクな映画好きには、少し物足りないかもしれない。
監督 イーライ・ロス脚本 イーライ・ロス製作 マイク・フレイスクリス・ブリッグス製作総指揮 ボアズ・イェーキンスコット・スピーゲルクエンティン・タランティーノ出演者ローレン・ジャーマンロジャー・バートビジュー・フィリップスヘザー・マタラッツォ
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前々回のブログ 映画おすすめ アッティラ 1895年
前回のブログ 映画おすすめ カルテット 1895年
シュールに負けるな
「リアル鬼ごっこ 2015」
評価:★3,1
・映画おすすめ 物語
ミツコは修学旅行のバスの中、友達がみんな騒いでいるのに、一人、ノートに何かを描いていた。
友達の話ではミツコはポエムを書いているという。
バスの中で突然始まった枕投げ。
友達に誘われるも、ミツコはペンを落とし、それを拾う。
するとバスの上部が真っ二つになり、ミツコ以外の全員が上半身を切られて死亡していた。
何が起こったのか分からないまま、ミツコはバスから逃げ、道を歩く人たちに、危険を知らせるも、背後から迫ってくるカマイタチは容赦なく、人々を切り刻んでいく。
森の中を逃げ死体が転がる川で着替えたミツコ。
何がおこったのか分からないまま、ふらふらと歩いていると、周囲に女子高生たちが溢れ、ミツコに挨拶をしてくる。
親友らしきアキが声をかけてきて、どうしたのか尋ねる。
それでもこれが現実なのか分からないミツコは、とりあえず学校へ向かう。
アキの誘いで友達三人の近くの湖へ授業をさぼり、向かう。
そこで自分が体験したあの恐ろしいことを話す。
すると友達の一人が並行宇宙の話を始めるのだった。
気分が落ち着き、学校に戻ったミツコ。
すると教師がガトリングガンを持ち、生徒たちを殺し始めるのだった。
逃げ出すミツコは交番に駆け込む。
するとそこの婦警はミツコの事をケイコと呼ぶのだった。
鏡を見せられると、ミツコの顔は別人になっており、ケイコは今日、結婚式だという。
何が何だか分からないまま教会へ連れていかれると、そこには教師に殺されたはずのアキがいた。
アキは見られているから普通にふるまって、というとその場にいた女性たちを殺害するのだった。
ウェディングドレスに着替えたケイコが式場に入ると、そこには罵声を浴びせる女たちと、豚の顔をした新郎が待っていた。
その新郎をアキから渡された、割れた瓶で突き刺し、その場から逃げるケイコ。
走っているとマラソンをしている格好の女性たちに話かけられ、いずみと呼ばれるのだった。
街中の鏡を見るとまた違う顔になっていた。
いずみはマラソン大会の途中らしく、とにかく走っていた。
そこにまたアキが現れ、後ろから追ってくる教師たちを食い止めるから、逃げてと、いずみを逃がすのだった。
・映画おすすめ 感想
久しぶりに訳の分からない映画を観た。
日本映画では時折、こうした訳の分からない映画が登場する。
本作は人気小説「リアル鬼ごっこ」を原作とした映画シリーズからは、離れた独立した一本になっている。
監督は園子温で、監督は堂々と原作は読んでいない。タイトルからインスピレーションを受けて作った、と言っている通り、原作、それを基にした映画シリーズとはまったく関係がなく、鬼ごっこというよりも、不思議な世界で三人の女性が何かから逃げる、形になっている。
園子温監督の映画をそれほど見たことがないので、監督の味なのか新しい試みなにかは個人的には判断つかないが、グロテスクな表現は、園子温監督らしいとは思えた。
劇中で「シュールに負けるな」というセリフがあるが、それはこの劇中で展開される物語のシュールさに負けるな、という観客へのメッセージである。
本作は後半に本作のポスターが登場するなど、メタフィクションてきな側面もあり、シュールに負けるな、とは完全に観客へ監督が言っていることばそのものだと思えた。
物語上、無理やり撮影したい場面をつなげたような映画になっているので、評価はかなり低い作品になっている。
しかしこれはこれで、カルト映画としては良い出来だと思うし、並行宇宙の物語だと思えば、整理ができる。
さらに後半ではむりやりこの物語がなんだったのかを理由ずけるシーンも入っているので、無理やり解釈できないこともない映画である。
こういう映画は考えずに受け入れるのが一番だと思うので、そのまま受け入れてみてほしい。
監督 園子温脚本 園子温原作 山田悠介「リアル鬼ごっこ」製作 谷島正之稲垣竜一郎大野貴裕出演者トリンドル玲奈篠田麻里子真野恵里菜
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前々回のブログ 映画おすすめ インベージョン 2007年
前回のブログ 映画おすすめ Der Kaiser auf der Kommandobrücke der Hohenzollern 1895年
映画監督のたまごがたどり着いた禁断の映画
「ワーニング その映画を観るな」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
映画監督のたまごミジョンは、若い時に自殺未遂をして、その時、入院先の病院でたまたまみたホラー映画に心を救われ、ホラー映画を作る監督となっていた。
しかし新作のシナリオができず、プロデューサーから二週間以内にシナリオを完成させろ、と期限を決められていた。
夢を見るほど、ホラー映画を観あさったり、死霊を調べたりしても、自分の納得のいくシナリオにはたどり着けなかった。
居酒屋で一人酒を飲んでいた時、母校の生徒たちが映画の話で盛り上がっているのを見つけ、そこに参加し、怖い話を後輩たちにさせる。
すると大学で上映禁止となった「暗転」という映画があることを知る。
一度だけ上映されたその映画は、一人の心臓発作の観客を出し、上映が禁止となったのであった。
ミジョンは早速、大学に赴き、暗転について調べ始める。
しかし上映中止となった映画のデータは閲覧禁止になっており、担当者が席を外した瞬間に、スマホにデータを移し替え、持ち帰るのだった。
自宅でそれを再生すると、断片的なグロテスクなシーンと廃墟の映画館しか映っておらず、映画の概要がわからなかった。
そこで製作者の監督に連絡を取るも、音信不通。
仕方なくネットに書きこんでみると、それを見た当時の監督から連絡が入り、会うことになった。
喫茶店で待ち合わせた二人。
ミジョンの前に現れたのは、世捨て人となった男だった。
ネットの書き込みを消せ、と監督は言い、消すとその場を立ち去ろうとしたが、暗転のことを話さないとまた書き込む、とミジョンは監督を脅すのだった。
それでも監督は話すことを拒み、出ていく。
ミジョンは監督の後をつけ、家に侵入し、暗転のハードディスクを手に入れるのだった。
・映画おすすめ 感想
映画好きならば、誰も見たことのない映画を観たいと思うのは、性というものである。
本作はそんな映画ファンの心理を突いた映画になっている。
シナリオに困る監督が、上映禁止となった映画をめぐる物語。
上映禁止となった映画、と聞くと個人的に観たくなるたちなので、主人公の気持ちがよくわかる。
ただ暗転という映画の内容を理解した時、それが映画と言えるのかというところにたどり着く。
主人公は実体験をフィクションとして映画化するが、暗転はノンフィクション、つまり実体験をそのまま映像化してしまったために、上映禁止となったわけである。
それはネット黎明期に流行ったスナッフフィルムと変わらない。
それは映画と呼べるのだるか?
映画とは必ずしもフィクションである必要性はないが、スナッフフィルムを映画と呼べるかどうかに関しては、疑問が残る。
この映画は映画に対するそうした疑問を残しつつ、最後は観客にエンディングを任せる映画になっている。
個人的には最後はもっとおぞましく終わってよかったように思える映画だった。
監督キム・ジンウォン出演者ソ・イェジチン・ソンギュキム・ボラ
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前々回のブログ 映画おすすめ さんかく窓の外側は夜
前回のブログ 映画おすすめ ジェームズ・グランディ、ケーキ・ウォーク 1895年
老人たちに何が起きたのか
「オールドピープル」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
都会の弁護士事務所で働くエラは、長女と喘息もちの長男を連れて、妹の結婚式のために故郷の田舎町へ久しぶりに帰郷した。
妹との久しぶりの再会、実家に入るとそこには父の姿はなかった。
父とあまりいい関係ではなかったエラ。
過疎化が進む町の老人ホームへ父を向かいに行く途中、分かれた旦那と再会し、気まずくなるエラ。
本当は好きで別れたわけではなく、都会へのチャンスをものにするために、仕方なく分かれたこともあり、まだ気持ちは残っていた。
老人ホームに到着すると、入り口には食事が散乱し、ベッドには何かを訴える目をした老人が横たわり、シャワーでびしょ濡れの老婆などの姿もあった。
そこにいた介護士は元旦那の恋人で、エラはまた気まずいおもいをしながらも、久しぶりに会った父に謝りながら抱き着くのであった。
父を連れて家に帰り、結婚式が行われ披露宴の音楽が老人ホームまで流れてくる夜。
人での足りない老人ホームでは、夜勤の介護士が老人たちが音楽を聴きながら外を眺めている様子、招待されてないからいけない、と軽口をたたきながら老人たちに寝るよう促す。
すると老人たちは突然凶暴になり、介護士を襲うのだった。
それは老人ホームばかりではなかった。
町中の老人が若い人を襲い始めたのである。
その老人たちの凶行は、エラたちの家へも迫っていた。
・映画おすすめ 感想
老人たちが意味不明に凶暴化して、俊敏になるのはどうしてか。
そんなツッコミが各レビューで見られたが、そんな理由を求めるよりも、本作の恐ろしさに個人的には目を引き付けられた。
どんな幽霊よりも、どんなモンスターよりも、老人ホームである意味、動物のように扱われている老人たちが、若者たち以上に力をつけて、子供のように無邪気に人に対し怨みをぶつけ始めたら、きっとこうなるのだろう。
老人ホームという閉鎖環境で、常に人手の足りなり場所で、手厚い介護も受けられず、動物のように扱われ、話も聞いてもらえず、相手にもされない老人たち。
きっとこの問題は世界各地で起こっていることであり、介護の問題、家族の問題、それらを誇張してもしもを体現すると、この映画になるのだと思う。
これからますます深刻化する介護問題。
老人の数が爆発的に増えていく時代にあって、この映画はホラーというよりも、今の介護の現場に対する老人たちの怒りを代弁しているのではないか、と思える映画である。
監督アンディ・フェッチャー脚本アンディ・フェッチャー出演者メリカ・フォルタンシュテファン・ルカアンナ・ウンターベルガービアンカ・ナヴラートオットー・エミール・コッホマクシーン・カジスリヒャルト・マヌアルピライ
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前々回のブログ 映画おすすめ ザ・ヴィジル~夜伽~
前回のブログ 映画おすすめ イタリア語バウエルンタンツ
運命の出会いだった
「さんかく窓の外側は夜」
評価:★3,7
・映画おすすめ 物語
子供の頃から霊が見える三角は、友達にも信じてもらえず、常に孤独に生きてきた。
大人になってからも霊が見えるため、常に眼鏡をかけ、霊を感じると眼鏡を取り、霊を認識してから逃げるようにしていた。
書店で働く三角がいつものように霊を目撃して、逃げようとしたとき、一人の男に引き留められる。
冷川と名乗る男は三角の胸に手を当てた時、二人は光る三角形の中に入り、霊の生きていた頃の記憶が見えた。
そして霊は消えていった。
淡々とした冷川は、除霊師をやっており自分の助手にならないか、と誘ってきた。
霊を感知する能力はあるものの、三角のように霊をしっかり見ることはできず、つながることで除霊がスムーズにできる、と冷川は語る。
最初は拒んでいた三角だったが、冷川と契約を結び、助手になることになった。
すると冷川は警察の未解決事件を扱う除霊師であることが判明し、バラバラ殺人事件をさっそく解決してほしいと依頼が入るのだった。
・映画おすすめ 感想
原作は漫画であることからも、どこか漫画チックなのは演出でも出ていた。
全編黒を使い、持ち物から衣服、靴まで黒で統一された世界観が、不思議な雰囲気を出していて、個人的には見たことのない演出だと思えた。
除霊のシーンとしては、派手さはないものの、霊の記憶を探す時、グロテスクなシーンなどが入るので、引き付けるものがある。
また本作は原作にある通りボーズラブ的要素が含まれている。
冷川と三角の関係が男同士というよりも、恋人に近い雰囲気で描かれている。
もちろん直接的な描写はないものの、明らかにそういう関係性を意識させる演出がなされている。
またそれぞれに背負った過去に縛られているところが、二人を対比させ、また距離を縮めてるようになっている。
ラストは続編がありそうな終わり方をしているので、続編を作るつもりだったのか、それとも呪いというものの恐ろしさを表現したかったのかは、おそらく見た人にゆだねられている映画なのだろう。
ちなみにちょい役でなかなか有名な俳優さんが出ていたりするので、驚きがある映画でもある。
脚本 相沢友子原作 ヤマシタトモコ製作 藤田大輔福島大輔田渕みのり製作総指揮 大和田宇一吉田繁暁出演者岡田将生志尊淳平手友梨奈マキタスポーツ新納慎也桜井ユキ和久井映見筒井道隆滝藤賢一北川景子
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夜伽、それは平穏な夜になるはずだった
「ザ・ヴィジル~夜伽~」
評価:★4,1
・映画おすすめ 物語
ユダヤ教の信徒であったヤコブは、ニューヨークの生活に慣れて、次第に信仰を失いつつあった。
生活に苦労していたヤコブは、知り合いで信仰心の強いレブに、あるバイトを紹介される。
ユダヤ教には、死者が出た時、一晩中、見守る「夜伽」という習慣があった。
その夜伽のバイトを紹介され、ある家に向かう。
そこの主人が亡くなり、年老いた妻は家に引きこもったままでない、という変わった家だった。
ヤコブは大丈夫かと思いながらも、その家へ行くと、出会うなり奥さんに、あなたにに夜伽は無理、と言われてしまう。
それでもレブの説得でなんとか夜伽のバイトを始めるのだった。
婦人は二階へ上がり、遺体とヤコブは二人きりになり、長い夜が始まるのだった。
だがそれは普通の夜ではなかった。
恋人とメールをするも、物音がしたり、照明が点滅したり、台所に足が見え、その足が床に詰めを立て、ガリガリとするのだった。
何かがいる。
ヤコブは震えながらも、安定剤を飲むのだった。
・映画おすすめ 感想
ホラーで有名なブラムハウス制作のホラー映画である。
低予算で極上のホラーを作るブラムハウス、さすがというところだろう。
本作はユダヤ教を題材に、夜伽という習慣をテーマに、死者を見守るという、ただでさえ怖い状況の中、異変がどんどん起こっていく。
さらに過去のビデオからのメッセージや電話からのメッセージという、異常はトリハダがたつほど怖くなる。
さらに逃げることすらもできない。
主人公のトラウマもあいまって、切なさも心に募る。
監督キース・トーマス出演者デイヴ・デイヴィスメナッシュ・ラスティグマルキー・ゴールドマンリン・コーエンフレッド・メラメッド
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インタビューの相手は本物のヴァンパイアの歴史を語る
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」
評価:★4.3
・映画おすすめ 物語
ある部屋の一室、ライターのダニエルは、ルイという謎の黒髪の紳士を前に、録音テープを回していた。
それはルイが経験した200年の物語の始まりだった。
18世紀、貴族だったルイは、妻子を同時に事故で亡くし、食事もろくにとらず、酒ばかり飲む日々を送っていた。
そんな彼の目の前に現れたのが、レスタトだった。
彼は美しく繊細で弱いルイを見つけ、自らの伴侶としてルイの首筋に牙を突き立てるのだった。
血を吸われても、生きることを選び、ヴァンパイアの血を与えられれば、自らもヴァンパイアとなることができる。
ルイはヴァンパイアとして日の光を浴びるより、夜の世界で生きることを選び、レスタトの手首から血を吸うのであった。
人を襲うことに抵抗のあったルイは、ヴァンパイアになったはいいものの、血を吸うことができず日に日に衰えていくばかりだった。
ネズミや家畜を襲い、飢えをしのぐ日々が続く中、自分に好意を抱いているメイドの血を、気づいたら吸っており、農夫たちが怒りルイの屋敷を取り囲むのだった。
そこで死ぬつもりであったルイだったが、レスタトに連れ出され、アメリカにいられなくなった彼等は海を渡った。
世間ではペストが流行っており、それで両親を失った少女クローディアと出会ったルイは、衝動的に彼女の血を吸うのであった。
それを見たレスタトは満足し、褒美にクローディアを蘇生し、ヴァンパイアとすることにした。
教育係となったレスタトは、貪欲なクローディアにヴァンパイアの血の吸い方や、死者の血はヴァンパイアを殺すことを教える。
時に厳しいレスタトの恐怖から、守ったのはルイの役割だった。
だが男二人に子供の面倒は見られず、同意の上である女性をクローディアの面倒を見る係としてヴァンパイアにするのであった。
こうしてうまく言っているかのように見えた一行の生活だったが、クローディアは次第に自分が大人になれないことに不満を抱き、女性を遺体を収集するようになっていた。
レスタトの冷たい態度に次第にルイとクローディアは不信感を抱き始め、それは日に日に大きくなっていくばかりだった。
・映画おすすめ 感想
ヴァンパイア映画の金字塔。
本作はトム・クルーズ、ブラット・ピット主演という豪華な布陣で映画化されたことでも、話題となった。
特にトム・クルーズのレスタトは配役が発表された当初、大きな心配の種だったが、映画が公開されると、そのレスタトの完璧な演じ方に、賞賛されるほどのはまり役であった。
原作は70年代は発表された小説であり、小説発表当初から、原作者脚本で映画化の話があったらしく、主演のルイ役にはアラン・ドロンが配役される予定であったという。
企画はその後、実現するのに時間がかかり、90年代にようやく実現し、二人のスターがヴァンパイアを演じることになるのだった。
演出面では、ヴァンパイアになった者の顔の血の気が引いていく演出、ヴァンパイは真っ白である演出が一番、演出として見える映画であり、ヴァンパイアをここまで身近に感じる映画はないほど、赤裸々にヴァンパイアを見せられた気がする、映画であった。
個人的にはヴァンパイア映画に興味を持つ一番のきっかけになった映画でもあり、お気に入りの映画でもある。
ホラーというよりも、ヴァンパイアのドキュメンタリーに近い映画なので、ホラーが苦手な人でも、美しい俳優二人に惹かれることは間違いないだろう。
監督 ニール・ジョーダン脚本 アン・ライス原作 アン・ライス『夜明けのヴァンパイア』製作 スティーヴン・ウーリーデヴィッド・ゲフィン出演者トム・クルーズブラッド・ピットキルスティン・ダンストクリスチャン・スレータースティーヴン・レイ
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前々回のブログ 映画おすすめ デイ・シフト
前回のブログ 映画おすすめ カンガルーが四つん這いで歩き、ジャンプに変わる 1887年
トリハダは身近に潜んでいる
「トリハダ、劇場版2」
評価:★3,5
・映画おすすめ 物語
アパート暮らしのしおりは、毎晩家に帰ると、ポストに届いている前の住民へのラブレターを好奇心から開いてみる。
そこには未練が乗った言葉が描かれていた。
ある女性はコンビニから雨が降っていたこともあり、何気なく傘を取って帰ってしまう。
だがそこには、まもる、と知らない人の名前が書いてあり、次の日に返そうと決めてその日は寝てしまう。
翌日、コンビニに返しに行くと、同じ傘があり、多分、自分のビニール傘はそれだ、と思い傘を持ってバス停へ行く。
ちょうど雨が降ってきて、傘を開こうと思ったら、ボタンのところに、シ、と書かれていた。
なんのことか分からないまま、ボタンを押すと、傘の先端が飛び出し、道路を挟んで正面に立っていた女性の額を金具が貫いていたのだった。
ある青年は明け方にコインランドリーで洗濯をしていた、すると公衆電話から電話がかかってくる。
無視するのだが、二回目にかかってくると男はそれに出てしまう。
女の声がして不気味になり電話を切る。
するとまた電話がかかってきて、遊ぼう、と言われる。
コインランドリーを出て近くの公衆電話を見ると、小柄の顔が真っ白の女性がにやりと笑っていた。
男は洗濯ものを急いで取り込み、逃げるようにコインランドリーを後にする。
しかし公衆電話に女性の姿がなく、財布だけが置かれていた。
男は女が何者なのか確かめるべく、公衆電話に入り、財布をあさっていると、笑い声が聞こえてきた。
上を見上げると、公衆電話の天井の隙間から女がにやりと笑っており、硫酸を流し込まっれ、男は公衆電話の前でもんどりうつのだった。
・映画おすすめ 感想
OLしおりに送り付けられてくる謎の手紙を縦軸に、オムニバス形式で怖い話が挟まれている本作。
トリハダシリーズの第二弾であり、今回は脅かし方がビックリする方向に転じており、見ていて体が自然とビクンとなる瞬間が何度もあった。
本作は謎解き要素も含まれており、しおりが受け取っていた前の住人への手紙はなんだったのか、そして最後の物語としおりの物語がリンクする時、トリハダが立つのである。
物語はどれも人間恐いのトリハダ物語ばかりで、見ていると非通知の電話に出るのか怖くなる。
そして夜中に出歩くのが恐ろしくなる話ばかりである。
監督三木康一郎脚本ブラジリィー・アン・山田八代丈寛出演者石橋杏奈足立梨花佐津川愛美入来茉里大島麻衣優希美青白石隼也前田公輝
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前々回のブログ 映画おすすめ カーター
前回のブログ 映画おすすめ ヤギの散歩 1887年
狂気は自分の中にいた
「マリグナント 狂暴の悪夢」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
マディソンは三度目の妊娠をしていた。
しかし夫のデレクはマディソンに興味のない様子で、マディソンのすることに苛立ちを感じ、マディソンの頭を壁に打ち付けるのだった。
マディソンの後頭部からは出血してしまい、デレクはすぐに謝るのだった。
そんなDVを受けながらも結婚生活を維持し、今度こそ子供を産もうと決心していた。
矢先、夫のデレクは侵入してきたなにものかに殺害されてしまう。
マディソンも襲われ、気を失い、気がついたときには病院のベッドの上であった。
妹のシドニーがマディソンに付き添い、お腹の子供は助からなかったことを告げられ、マディソンはショックを受けるのだった。
デレクを殺害した犯人の検討がつかないまま、マディソンは退院し、元の家に戻ってくる。
するとデレクを殺した男がまた家に現れたのである。
しかし今度は実際に家にいたのではなく、マディソンが幻覚のように意識だけが違う場所に飛び、男が犯罪を犯す瞬間を目撃していたのである。
それは夢だと思っていた。
しかし本当に事件は起こっており、高名な外界の女性が殺され、マディソンが見たのは、次に殺された男性の殺人だった。
もちろん警察はそんなことは信じなかった。
だがマディソンは確かに目撃していたのである。
一方、町の地下にある古い地下道を案内するかかりの女性が、マディソンが見た男に捕まっていた。
果たして男は何者なのか、目的はなんなのか、なぜマディソンにだけ犯行が見えるのか。
すべてがつながった時、驚愕の真実が判明する。
・映画おすすめ 感想
ジェームズ・ワン監督の自信作という本作。
確かにすごい映画になっていた。
まず、本作は80年代ホラーへのリスペクトが非常に大きく、最初からどこか懐かしい、殺人鬼がでてきそうな雰囲気が映像の端々に出ていた。
またカメラアングルも80年代の映画を意識しているのか、懐かしい感じのカメラワークになっている。
新しいカメラワークというのも取り入れられており、セットの上から主人公の移動を取るなど、斬新さも見えてくる。
また本作はR18+ということもあり、グロテスク描写も懐かしさを感じさせる、ホラー映画にリスペクトのある監督が制作した映画なのがわかる作りになっている。
物語としては心霊系かと思いきや、そうきたか、という方向転換もあり、そこは賛否の分かれるところなのだろうが、個人的には久しぶりにヒットしたホラー映画を見た、という気持ちになれた一本である。
監督 ジェームズ・ワン脚本 アケラ・クーパー原案ジェームズ・ワンイングリット・ビスアケラ・クーパー製作ジェームズ・ワンマイケル・クリアー製作総指揮エリック・マクレオドジャドソン・スコットイングリット・ビスピーター・ルオチェン・ヤンマンディ・ユーレイ・ハン出演者アナベル・ウォーリスジェイク・アベルジョージ・ヤングジャクリーン・マッケンジーマッケナ・グレイス
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前回のブログ 映画おすすめ 馬の骨格 1881年
引っ越した先で偶然発見した人形が始まりだった
「キラー・ドール」
評価:3,4
・映画おすすめ 物語
母子家庭で父を事故で失ったカイリーは、姉とも母ともうまく言っていなかった。
そんな家屋が新しい家へ引っ越し、心機一転しようとしたのだが、引っ越しそうそう、姉妹は喧嘩してしまう。
学校へ行くと、学校で誰も逆らえない令嬢に目をつけられ、お金を持ってこなければ、ありましない噂を流す、と脅される。
さらに着ていた父の形見のジージャンをよこすように言ってくるが、それらをすべて断った。
どうしようもできない状況に、孤独を抱えていた時、偶然、物置で発見した人形。
ブードゥーと書かれたその人形は首吊のように吊るされ、針が突き刺さっていた。
調べると、相手の私物と一緒に針を刺して願いを言うと、叶うという呪いの人形だった。
試しに、令嬢の私物を手に入れ、唇に針を刺すと、彼女の唇が大きく腫れ上がってしまうのだった。
さらに姉の私物を手に入れ、足に針を刺すと、姉は足が痛いと言い出すのであった。
その人形は本物だ、と確信したカイリーは、自分の思うように人形を使い、母の仕事相手を追い出したり、お気に入りの先生の心を自分に向けさせることに成功した。
だが呪いには代償がつきものであり、針で刺した令嬢は人形に襲われ、母の仕事相手はおかしくなり、先生はストーカーと化すのだった。
そして人形自体が代償を求めるようになっていく。
・映画おすすめ 感想
おそらく海外のテレビで放送された、テレビ映画だと思う。
映像はテレビ的であり、演出もどこか安くできている。
ティーンが呪いの人形を手に入れて、だんだん恐怖に陥っていくものである。
ツッコミどころがたくさんあるものの、一応、ホラー映画として配信されている。
小さい人形がぎこちなく動く演出。
普通、あれだけ汚い人形があったら、見つけてすぐ捨てるだろう、と思いながらも、物語は人形に狂っていく人々が描かれていく。
主人公が悪いのだが、なぜか、それを許して終わるエンディング。
そのあとにクリフハンガーで終わるので、そこがホラーらしいところかな、と思った。
ながら観しながらでも十分にシナリオが入ってくるので、気軽に見られる映画である。
監督ジェフ・ヘア脚本J・ブライアン・ディック出演者クリスティ・スワンソンベレック・バシンガーマディソン・ロウラークリス・プラスカスアシュリー・フースクリスティン・ケアリー
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前々回のブログ 映画おすすめ インシディアス 序章
前回のブログ 映画おすすめ ロム・マシーン 1885年
戦時下のイラクで彼女はなにかを見た
「アンダー・ザ・シャドウ」
評価:3,6
・映画おすすめ 物語
1988年のイラン・イラク戦争の最中、首都テヘランに住むシデーは、夫と五歳の娘と三人で暮らしていた。
シデーは大学復学を願い、何度も復学願いを大学に届けていた。
しかし政治活動の過去がある彼女は、医学部に復帰するのを許可されることはなかった。
医師の夫にそのことを伝えると、優しい言葉をかけてくれるものの、シデーはそれを苛立ちからじゃけんに扱ってしまう。
娘にも当たるようになり、精神的にも追い詰められていた。
そんな中、戦争へ召集令状が夫に届き、夫は前線へ向かうのだった。
戦争がテヘランへ近づいてくる中、夫は自分の実家へ向かうようにすすめるのだが、シデーは親戚づきあいがうまくいっておらず、それを断ってしまう。
夫が出征し、娘と二人で暮らす中、二人が暮らすマンションにミサイルが突き刺さる。
爆発はしなかったものの、ミサイルが刺さった部屋の老人が命を落としてしまう。
その死に目にあったシデーは、なんとも言えない気持ちになる。
しかし家族は悪魔のジンが祖父の命を奪ったというのだった。
そんな中で娘は大事にしていたいた人形がないと言い出し、異常に人形に執着し始める。
シデーが大事にしていたエアロビクスのビデオテープもなくなり、次第に母娘の家にも異変が起こり始め、癇癪を起こすシデーに対し、娘はあの女の人は優しくしてくれる、と言い出すのだった。
そしてシデーも幻なのかなにかの影を見始めるのだった。
・映画おすすめ 感想
戦争下にあり、次第に追い込まれていく親子と、女性の自立ができない社会を描き出した、映画。
本作はテヘランで、イラン・イラク戦争を背景に、異変が起こる家に住む親子の恐怖を描いているのだが、それが超常的なものなのか、それとも戦争によるストレスなのか、そこがわからなくなる映画になっている。
女性が自立できない社会の中で、女性が自立しようとするも、自立できず、子育てもうまく行かずストレスが溜まっていく。
一見するともしかすると、主人公がわがままに見えるかもしれない。
だが、自立した生活を望んでいたはずなのに、無理やり家庭に入るしかなかった女性。
そういうふうに主人公を見てみると、主人公の生き方がかなり辛く見えてくる。
そういったストレスがもしかしたら、親子に厳格を見せたのかもしれない。
そんな映画にも見えるのだが、超常的な何かが戦時下のテヘランに現れ、それをひきつけてしまった親子の映画にも見える。
どんなふうにも取れる映画であり、見る人によって、感想や賛否が分かれる映画だと思える。
監督ババク・アンバリ脚本ババク・アンバリ出演者ナーゲス・ラシディアヴィン・マンシャディボビー・ナデリレイ・ハラティアンアラシュ・マランディ
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シリーズ
映画おすすめ 映画インシディアス
映画おすすめ インシディアス第2章
インシディアス第一章の前日談
「インシディアス 序章」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
霊能力者エリーズを訪ねてきた一人の少女。
クインと名乗る彼女は、亡き母と交信がしたくて、有能な霊能力者を探していた時に見つけたのがエリーズだったの告げる。
エリーズは夫を亡くし、ふさぎ込んでいたがクインの言葉で、しかたなくその場で霊能を始めるのだった。
だがクインの母親を見つける前に、邪悪な存在に気づき、霊能をやめてしまう。
クインが変える際、一人で母に呼びかけるのをやめるように忠告するのだった。
クインは父と弟の三人暮らしになり、女優を目指してオーディションを受けていた。
その会場から帰る途中、見知らぬ男が自分に手を降っているのに気づき、道路の真ん中で立ち止まってしまう。
車に轢かれたクインは、臨死体験をした結果、なんとか一命をとりとめ、三週間後には自宅療養のため、両足にギプスをはめた状態で家に戻ってくるのだった。
なにもすることがないクインは隣に住む、幼馴染の男の子と壁をノックしあって、遊んでいた。その後、メールをすると、男の子は家にいないことが判明する。
再びノックをするが、帰ってくることはなかった。
その後、友達とパソコンでテレビ通話をしていた時だった。
カーテンの奥に人影が見え、思わず母だと呼びかけてしまう。
するとそれは母親ではなく、知らない男であり彼女は襲われるのだった。
母親ではなく、クインは見知らぬ邪悪なものに取り憑かれてしまっていたのだった。
・映画おすすめ 感想
インシディアスシリーズ第三弾であり、一作目の前日談になる。
一作目で登場したエリーズとそのお供である悪霊バスターズの出会いの物語でもある本作は、インシディアス恒例の、大量の幽霊というのは登場せず、その代わりに闇のあちらの世界を克明に表している。
悪霊の正体がなんであるのか、その悪霊のせいで自殺させられた犠牲者たちを描き、不気味な世界を作り出すことに成功している。
シリーズを通して見ると、本作は序章を描いているせいか、あまり大げさな表現はなく、悪霊と取り憑かれた少女、それを助けるエリーズという構図だけで物語は進行していく。
前作までのこれでもか、というほどの展開の速さはなく、拍子抜けするところもありつつも、一作目にしっかりとつなげている部分は、やはり鳥肌が立つところでもあった。
最後の衝撃を見逃してはならない。
監督 リー・ワネル脚本 リー・ワネル製作 ジェイソン・ブラムオーレン・ペリリー・ワネル製作総指揮 スティーヴン・シュナイダーブライアン・カヴァナー=ジョーンズチャールズ・レイトンピーター・シュレッセルリア・ブーマンザヴィエル・マーチャンド出演者ダーモット・マローニーステファニー・スコットアンガス・サンプソン -
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呪いの根源には意外な事実が隠されていた
「フィアー・ストーリーPART3 1666年」
評価:3,8
前回までのあらすじ
ジェイディサイトは殺人鬼の町と呼ばれていた。
それは古くから殺人鬼が現れては、多くの犠牲者を出していたからである。
貧困層が暮らすその町で、人々はくすぶり続けていた。
一方、隣町のサニーヴェイルは富裕層が暮らす治安のいい町であった。
2つの町はライバル関係にあり、ディーナが進学した高校でも、サニーヴェイルとの、アメフトの試合をめぐり、喧嘩になっていた。
そんなディーナは同性愛者であり、サニーヴェイルに引っ越した元恋人のサムが男といちゃついているのをみて、腹立たしく、元恋人のサムにあたってしまうのだった。
アメフト試合の帰り、ディーナたちブラスバンド部をのせたバスにサニーヴェイルの連中が車で煽ってきて、交通事故が起こる。
その現場に居合わせたサムは、魔女の呪いの根源である、サム・フィアーの遺骨に触れてしまい、蘇った殺人鬼に狙われ始めるのだったが、なんとか犠牲を出しながらも回避したと思った矢先、サムは異常行動に出てディーナを襲うのであった。
そして前回、サム・フィアーの呪いを回避した女性、バーマンと出会い、1978年の惨劇の話を聞くのであった。
そしてサム・フィアーの片腕の遺骨と本体の遺骨を一緒にしたディーナは、1666年、まだ町が2つに分かれる前の開拓時代を追体験することになる。
1666年、まだ2つの町が生まれる以前、その地域には小さな村があった。
様々な開拓者が集まり、小さい村をつくり、様々な人々が暮らしていた。
サム・フィアーはその中の十代の少女であり、知り合いの女の子に恋をしていた。
そして新月の夜、若者たちが騒いでいる時に、二人は愛を確かめ合うのであったが、それを見られてしまう。
その翌日から、食べ物は鎖、井戸水は犬の死骸で汚染され、生まれたばかりの子ブタは母ブタに食べられるなど、変事が置き始めるのだった。
これを同性愛という罪のせいだ、と言いふらす連中が現れ、サムは魔女だと疑われるようになるのだった。
そんな中、町の歴史で最初の殺戮事件が発生する。
神父が子どもたちを惨殺し、目玉をえぐる事件が起こったのだ。
このことからサムとサムが恋する少女が魔女であると断定され、彼女は捕まってしまい、サムだけが逃げ出すのであった。
だが逃げた彼女は本当の真実を知ることになる。
サム・フィアーの死を追体験したディーナは1994年に帰ってきて、呪いを解く方法をしることになる。
真実の犯人を殺すしかない、と仲間たちと作戦を練るのであった。
・映画おすすめ 感想
三作で一つの物語となっている、壮大なホラーシリーズも完結である。
まるでドラマのように作られた映画は、一作目、二作目が終わる時に次回予告が入り、映画の始まりには前作までのあらすじが入るなど、まさしくドラマの作り方である。
物語も映画にしては複雑に組み込まれた脚本になっており、少し見落とすと先がわからなく恐れがある作品になっている。
そこがネックではあるものの、Netflix配信ならではの三作が密接につながった作品であるからこそ、重厚で、歴史を題材にした壮大な呪いの話が描けたと思う。
2022年、逆境に立たされているNetflixだが、こうした配信でなければ見られない作品、無理をしてハズレを作るよりも、オリジナルを少なくしてでも、こうした壮大な、配信でなければできない映画を作り続けていれば、きっと業績はまた戻ると個人的には思うところである。
さらにインタラクティブという、視聴者が選択してストーリーが変化する、ゲームとドラマ、映画。アニメを融合させたものも作られており、これはNetflixならではの、本当にNetflixがやりたり、それぞれ個人のエンディングを作る試みなので、どんどん続けて行ってほしいと思う。
話はずれてしまったが、本作はホラーとしても、面白く、グロテスク耐性のない方には進められないが、刺激もあり謎解きもある、面白い作品であった。
監督リー・ジャニアック脚本リー・ジャニアック出演者キアナ・マデイラアシュリー・ズカーマンジリアン・ジェイコブスオリビア・ウェルチベンジャミン・フローリーズ・ジュニアダレル・ブリット・ギブソンセイディー・シンクエミリー・ラッドマッケイブ・スライジュリア・レーヴァルト
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サラ・フィアーの呪いは遡る
「フィアー・ストーリーPART2 1978 年」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
愛するサラが魔女の呪いで表面してしまい、ディーナと弟は、1978年、ナイトウィングキャンプ場で起こった惨殺で唯一、生き残ったバーマンという女性のところへ向かう。
サラも一緒につれていくと、帰れ、とバーマンは二人を追い返そうとするも、ディーナの懇願で風呂場にサムを縛り付け、1978年にナイトウィングキャンプ場で何があったのかを語り始める。
1978年、ジギーは姉のシンディとサマーキャンプに参加していた。
しかしジギーは問題行動を起こし、コミニティのリーダー格の女子から目をつけられていた。
そんなジギーに優しかったのは、看護師としてキャンプに参加しているスタッフのレーンさんだけだった。
レーンの娘は同じナイトウィングキャンプ場で娘が大量殺人を起こし、自殺した過去があり、その娘の異変が魔女のせいではないか、と調べている、という噂があった。
レーンさんは突然、シンディの恋人に襲いかかり、あなたは今夜死ぬ、と言い出して警察に連れて行かれるのだった。
その夜、シンディは悪い仲間と一緒にレーンさんの看護室にあった日記から、怪しい地下の洞窟に入っていくのだったが、そこで彼氏が豹変、斧を持ち、悪友の恋人を殺害し、更に外へ出てキャンプ場の子どもたちを次々と惨殺し始めるのだった。
シンディと悪友は洞窟に閉じ込められながらも、日記の地図を手がかりに、出口を探すのだった。
ジギーは天敵であるコミニティのリーダーである嫌味な女にいたずらを仕掛け、満足していたが、シンディの恋人が惨殺を始め、キャンプ場はパニックになっていた。
ジギーも保安官の息子と一緒に、生き延びようと、隠れるのだった。
果たして姉妹は生き残れるのか?
・映画おすすめ 感想
まるでドラマのような映画。
Netflix配信だからこそできる作品なのだろうが、一作目から三作目まで一つの作品として考えているからこそ、話をドラマのように複雑にしても、二時間で終わらなくてもよいので、地図を広げている二作目である。
三作をつなぐのは、サラ・フィアーという魔女の呪いであり、その呪いが一作目、二作目で繋がり、次の三作目に根源の種明かしが待っているわけである。
この作りは流石に劇場公開用映画では作れないし、時期を開けて見ても、わけが解らなくなるだろう。
配信だからこそ。
Netflixがやりたりことは、ここにあるのではなないだろうか?
次がラスト、最後にすべてが繋がるのが楽しみである。
監督リー・ジャニアック脚本リー・ジャニアック出演者セイディー・シンクエミリー・ラッドライアン・シンプキンスマッケイブ・スライテッド・サザーランドジョルダーナ・スパイロジリアン・ジェイコブスキアナ・マデイラベンジャミン・フローリーズ・ジュニアアシュリー・ズカーマンオリビア・ウェルチキアラ・オーレリアジョーディン・ディナターレドリュー・シャイドマイケル・プロボスト
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呪いは数世紀に及ぶ
「フィアーストーリー PART11994年」
評価:★3,5
・映画おすすめ 物語
シェイディサイドという町では数百年にも及び、殺人事件が頻繁に起こっていた。
1994年のある日も、ショッピングモールで11人の人が犠牲となる惨殺事件が起こり、犯人は保安官によって射殺された。
犠牲者の一人と同じ高校に通うディーナは、彼女のサムと別れたばかりで、落ち込んでいた。
飲んだくれの父、オタクの弟と三人暮らしの彼女は、隣町のサニーヴェイルの高校と、アメフトの交流試合に、ブラスバンド部として参加するのだった。
そこで男にサムが体を触られているのに憤慨して、その場をあとにする。
サムはジェイディサイドから金持ちたちが住むサニーヴェイルへ引っ越しており、それもディーナの中では不満であった。
話す機会ができた二人だが、ディーナは彼女のおいていった荷物をサムに返し、男に触られる彼女が自分を偽っている。
同性愛者であることを認めるべきだ、と責めるのだった。
しかし和解はできず、ジェイディサイド高校のブラスバンド部がバスで帰ろうとした時、サニーヴェイル高校の連中が車で追ってきて、バスに水などを投げつけてきた。
そこにサムがいるのをみたディーナは、バケツの水を相手の車にかけようとした時、話が出て、バケツごと、車へ投げつけてしまう。
車は森の中に突っ込んでいき、事故になる。
サムのことを心配になり森の中に助けに行くと、はいでてきたサムは、そこで不思議なビジョンを見るのだった。
その後、警察に口裏を合わせ、単なる事故ということになるのだった。
それから数日後、ディーナの家の外にドクロのマスクをかぶった不審者が現れるのだった。
サムの彼氏が嫌がらせをしているのだと勘違いしたディーナは、友達や弟と一緒にサムのいる病院へ向かうが、彼氏はずっと病院にいた、というのだった。
そこで口論になった時、ドクロマスクの人物はサムの彼氏を包丁で刺殺し、病院は惨劇の場になるのだった。
そしてディーナとサムは、相手のマスクを剥がし顔を見ていた。
その顔はショッピングモールで射殺された犯人だったのだ。
これは呪いの始まりに過ぎなかった。
・映画おすすめ 感想
前からきになっていたシリーズで、どれから見ればよいかわからなかったが、ようやくPART1からの三部作だとわかり、見ることにした。
本作は三部作で一つの物語となっており、それぞれ年代に分かれている。
しかも年代は過去に戻っていくという、面白い演出になっている。
本作は始まりに過ぎないが、殺人鬼が3人登場、友達が惨殺されるなど、なかなかの進み具合なのに、まだ一作目であるのだから、この先、どれだけ物語が展開していくのか、楽しみである。
ホラーとはいえ、ティーン向けのように思える映画である。
だから気軽に見られる映画に思える。
しかし現代を反映してか、主人公は同性愛者であったり、グロテスクなシーンが入ってきたりと、現代の映画に仕上がっている。
1994年が舞台なので、懐かしさも感じつつ、主人公とヒロインの生存を祈りながら、見ている。
次回はPART2を見たいと思う。
監督リー・ジャニアック脚本リー・ジャニアック出演者キアナ・マデイラオリビア・ウェルチベンジャミン・フローリーズ・ジュニアジュリア・レーヴァルトフレッド・ヘッキンジャーアシュリー・ズカーマンマヤ・サーマン=ホークダレル・ブリット・ギブソンジョルダーナ・スパイロジョーディン・ディナターレジリアン・ジェイコブスセイディー・シンクシャーリーン・アモアエミリー・ブロブスト
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幸せな結婚は警告の場所への案内状だった
「クリムゾン・ピーク」
評価:3,6
・映画おすすめ 物語
投資家の娘イーディアは、将来は小説を書き、自立した女性になることを夢見ていた。
20世紀初頭、女性は結婚して家庭に入ることが常識であり、彼女の目標は、荒唐無稽に思われていた。
出版社にも女性は恋愛小説を書きなさい、と言われ憤慨していた。
彼女は母を亡くした幼い日に見た幽霊と「クリムゾン・ピークに気おつけて」という言葉が頭と心にあり、幽霊が出る小説を書いていた。
そんな誰も評価してくれない小説を、唯一、評価してくれたのが、イギリスから父に投資を頼みに来た、粘土質を採掘する機械の開発者トーマスであった。
すぐにトーマスとイーディアは恋に落ちるも、父親はトーマスをひと目見たときから、気に入らなく、トーマスの姉、ルーシアも彼女にきつくあたっていた。
それでも二人の愛は止まらず、父が何者かに殺されたことで、一人になったイーディアは、トーマスと共にイギリスに行くことを決意する。
イギリスに結婚してから向かった彼女とトーマスは、先に待っていた義理の姉ルーシアが待っている、ボロい屋敷で三人でくらすことになるのだった。
ところが屋敷に住み始めてから、彼女は幽霊を見るようになる。
最初は自分を襲っているのかと思っていたのだが、次第に体調が悪くなり、屋敷の地下に女性ものの荷物があることなど、なにか謎があることに、次第に気づき始めるのだった。
・映画おすすめ 感想
クラシック映画を意識した演出なのだろうか、それがかえってミスマッチのような気がする。
シーンの変わるときに、画面が暗くなり、中央に丸くなって行く、二十年代の映画のようなシーン変換。
物語の舞台が二十世紀初期が舞台なので、それも関係しているのだろうけど、映画とあっていない気がした。
物語としてはホラーというより謎解きがほとんどであり、屋敷のなぞ、彼女が結婚した相手が隠している秘密とはなんなのか。
幽霊が彼女に教えたがっていることとはなんなのか。
それらが解決したとき、「クリムゾン・ピークに気をつけて」という言葉のおぞましさがあきらかになる。
監督 ギレルモ・デル・トロ脚本 マシュー・ロビンズ(英語版)ギレルモ・デル・トロ製作 ジョン・ジャッシニカルム・グリーントーマス・タル(英語版)ギレルモ・デル・トロ出演者ミア・ワシコウスカジェシカ・チャステイントム・ヒドルストンチャーリー・ハナムジム・ビーヴァー
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悪夢に終わりはない
「エルム街の悪夢3」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
お金持ちの娘クリスティは、夜になると悪夢を見ていた。
それは決まってボロい家の中で、縞模様の服と顔中が焼けどの男に襲われる夢だった。
そしてある晩、彼女は夢の中でその男に手首を切られる。
母親が見つけた時、クリスティは浴室で剃刀で手首を切った状態で発見されたことから、精神科病棟に入れられることになる。
クリスティは、夢が自分を殺す、と泣き叫び暴れていた。
そして夢の中で聞いた子守歌を歌っていると、その歌を知っている人物と出会ったのである。
彼女はナンシー。エルム街に住む大学生で、精神科病棟に研修に来ていた。
ナンシーも五年前、フレディの悪夢に悩まされた記憶があり、一緒に立ち向かおうとクリスティに寄り添うのだった。
しかしフレディのターゲットはクリスティだけではなかった。
精神科病棟に入れられた子供たちも、次第にフレディの悪夢に悩まされるようになり、ついには一人が意識不明となり、一人が時計台から飛び降りるという惨劇に発展する。
クリスティは疎遠になった父に、フレディの遺体がある場所を教えてもらうべく、向かうのだったが、その間も、フレディは子供たちを狙い続けていた。
・映画おすすめ 感想
フレディが登場する「エルム街の悪夢」もリブートを合わせると、息の長いシリーズである。
ジェイソンと戦ったことまであるほど、アメリカでは人気のキャラクターであり、夢という不確実なものが、人を襲う、という防ぎようがない恐怖の象徴として描かれ続けている。
本作では、フレディの家そのものが怪物となっており、主人公たちを巨大な口で襲ったり、鏡の中に吸い込んだり、壁を高熱で押し縮めたり、と襲い方にバリエーションが出ている。
本作を監督したチャック・ラッセルは後に「マスク」を撮影するなど、特撮技術に凝った映画を作る監督である。
本作もどうやって鏡の中に主人公たちを引きづりこむシーンを撮影したのか、不思議な映像になっている。
3作目だが、ナンシーが一作目の主人公である、という知識さえあれば楽しめる作りになっている。
そこも単体として見た時に、素晴らしい点であると思う。
監督 チャック・ラッセル脚本 ウェス・クレイヴンブルース・ワグナーチャック・ラッセルフランク・ダラボン製作 ロバート・シェイレイチェル・タラレイ製作総指揮 ウェス・クレイヴンスティーヴン・ダイナーサラ・リシャー出演者 ロバート・イングランド
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そのトンネルの向こう側には忌まわしい過去が眠っている
「犬鳴村」
評価:★3.4
・映画おすすめ 物語
奏には昔から不思議なものが見えた。
医師になってからも、子供相手にする日々が続く中、子供と話していると、人影が見えることもあった。
そんな奏には兄と幼い弟がいた。
兄が彼女と一緒に犬鳴村へ向かったある晩。
午前二時を過ぎると公衆電話が鳴り、それに出ると旧犬鳴トンネルから犬鳴村に行けるという都市伝説があり、それを試していた。
電話が本当になり、二人はいう犬鳴村へ向かうトンネルを歩いて渡った。
すると「この先、日本国憲法通用せず」という看板を発見し、都市伝説通りに廃村にたどり着いた二人。
そこで彼女がトイレがしたい、と言い出しカメラを回しながら村を歩いていた兄は、突然、彼女の叫び声を聞いて戻ってみると、無数の人々の腕に捕まれている彼女を発見する。
急ぎ村を出て何とか無事に帰ることができた二人だったが、彼女は村に行ってから、村に伝わるわらべ歌を歌いながら、おかしな言動ばかりする。
そしてついには飛び降り自殺で命を絶つのだった。
兄はそれに憤りを覚え、地元の仲間を連れて犬鳴村に向かったのだが、トンネルには分厚いコンクリートがおかれ、前に来た時とは様子が違っていた。
兄はそれでも仲間の制止を振り切り、コンクリートブロックを登り、トンネルの中へ入っていくのだった。
仲間たちはそれを見て、帰ってしまうのだが、密かについてきていた幼い弟も犬鳴トンネルに入っていってしまい、二人は行方不明となるのだった。
息子たちが行方不明になったことから、母親は錯乱状態になり、夫にかみつくなど、犬のような行動をとるようになる。
奏は何が起こっているのか、探っていくうちに、人には見えない、村人から犬鳴村の唯一の資料を見せられ、犬鳴村で何が起こったのか、どこに行けば入れるのかを知り、兄と弟の救出に向かう決心をするのだった。
・映画おすすめ 感想
旧犬鳴トンネル、犬鳴峠を原作にした映画である。
都市伝説界隈では有名な犬鳴トンネル。
トンネルの向こう側には「この先、日本国憲法通用せず」という看板が立っている、謎の村があるという都市伝説があり、それを本当に撮影した、という人がSNSに出てくるなど、一時期は本当にあるのではないかと噂になった村である。
しかしながら、そういった噂は都市伝説の領域をでることはなく、地図上にももちろん犬鳴村というものは存在せず、記録にも残っていない。
ただ旧犬鳴トンネル、犬鳴峠というのは実在しており、旧犬鳴トンネルに関しては、老朽化が激しく、近寄るのは危険とされており、管理する市役所も興味本位で近寄るのは危険ですから、やめてください、というコメントまで出すほど、人が集まるスポットになっている。
しかしながら、危険という観点から見ると、霊的な噂がある場所に興味本位で近づくのは、本当に危険なことであると、個人的には思う。
幽霊を信じるとか信じないかの前に、そういった噂がある場所には、何かしらの、人の知識の及ばない何かがあるのは確かであり、遊び感覚で言ったら、何かが起こるのは当然のことである。
仮に幽霊がいたとしたら、勝手に、土足で人の家に入り込むようなことなのだから、何かあっても不思議ではない。
また幽霊がいないとしても、そういった場所は、老朽化が激しく危険なことに変わりはない。
どのみち、そういった場所に興味本位で近づくのは、危険だ、ということである。
映画に関しては、先の読める展開であり、あまりこれと言った驚きはなかった気がする。
それに最後のオチがSFよりなのも、ホラー映画として、ブレが生じているきがしてならなかった。
監督 清水崇脚本 保坂大輔清水崇原案 清水崇保坂大輔紀伊宗之製作 紀伊宗之(企画プロデュース)中林千賀子出演者三吉彩花坂東龍汰古川毅宮野陽名大谷凜香奥菜恵須賀貴匡田中健寺田農石橋蓮司高嶋政伸高島礼子
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