映画おすすめ インベージョン 2007年|映画レビューズ
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映画おすすめ インベージョン 2007年
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人々は次第に豹変していく

「インベージョン 2007年」

評価:★3.7

・映画おすすめ 物語


精神科医のキャロルは、息子のオリバーと二人で暮らしていた。

夫とは離婚し、別の家で暮らしている。

ある日、スペースシャトルが地球へ降下中に事故でバラバラになる事件が起こる。

破片には胞子のようなものがついており、感染の恐れがおるので、防護服を着て対処されていた。

しかし一人の少女が破片を疾病対策局の局長に渡すと、局長は破片で手を切ってしまう。

そのまま家へ帰り眠りについた局長は、全身を繭のようなもので覆われるのであった。

キャロルはオリバーと普通の生活をしていたのだが、分かれた旦那が息子に会いたいと言ってくる。

キャロルは仕方なくオリバーを元旦那に預け、自分は親友で恋人未満のベンとパーティーに行くのであった。

その後、オリバーを迎えに行こうとしたキャロルは、人々の異変に次第に気付き始める。

無表情な人々が街を歩き、自分を見つめてくるのである。

おりしもアメリカ全土でインフルエンザがはやり始め、人々がピリピリし始めていた。

患者の中には夫が豹変したという女性もおり、何かがおかしいことに気付き始める。

急ぎ、元旦那に電話をするもつながらず、家へ直接向かうと、元旦那と複数人の見知らぬ人物たちに彼女は襲われる。

そして元旦那が吐き出した粘液を顔に浴びでしまうのだった。

オリバーがどこにいるのか、何が起こっているのか急ぎベンとも連絡を取ると、医師のベンと他の医師たちは、未知のウィルスが原因で人間が別人に変わることを突き止めていた。

その引き金は眠ること。

キャロルは眠れば別人に変わるウィルスの保菌者となっていた。

そしてオリバーは元旦那の実家にいることが判明し、急ぎ向かうと変貌したことを装いながら、オリバーを助け出すのであった。

二人は変わってしまった街を逃げるのであった。


・映画おすすめ 感想


「盗まれた町」の4度目の映画化である。

本作はSF小説の名作「盗まれた町」の映画化された作品群の中で一番新しく、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演でも有名である。

「スナッチャー」という題名でこれまで映画化されてきた名作映画群の中にあって、本作は少し印象が弱い気がする。

途中までは未知にウィルスによって世界が次第に変貌していくのは、見ていて見事だとは思いながらも、終わりに向けて少しずつ尻つぼみになっていった気がする。

それもこの映画以前に制作された映画たちがあまりにも衝撃作、衝撃に終わり方をするので、本作が薄味に見えてしまったのかもしれない。

それにしても最後のオチは、少し拍子抜けする映画ではある。

もし次に作られることがあるとしたら、もっと衝撃的な映画になることを期待したい。


監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル
脚本 デヴィッド・カイガニック
        ウォシャウスキー兄弟
原作 ジャック・フィニイ
『盗まれた街』
製作 ジョエル・シルバー
製作総指揮 ロイ・リー
                ダグ・デイヴィソン
                スーザン・ダウニー
                スティーヴ・リチャーズ
                ロナルド・G・スミス
                ブルース・バーマン
出演者
ニコール・キッドマン
ダニエル・クレイグ
ジェレミー・ノーサム


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