"1894年"カテゴリーの記事一覧
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前々回のブログ 映画おすすめ カイセド 1894年
前回のブログ 映画おすすめ 海底大戦争
映画史最初期のドキュメンタリー映画
「カルメンシータ」
・映画おすすめ 感想
本作はディック監督が制作に力を入れていた、サーカスや見世物小屋でのショーをフィルムに収めるという活動の一つである。
本作はコスターアンドビアーズミュージックホールで踊られていた、カルメンシータをコロンブススタジオに招き、踊ってもらったものである。
こうした活動をおかげで、現代でも映画という形で我々は当時の風俗を知ることができるのである。
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前々回のブログ 映画おすすめ バッファローダンス 1894年
前回のブログ 映画おすすめ ジャンクⅢ 死の瞬間
その技巧を観客に見せつけた
「カイセド」
・映画おすすめ 感想
一本に渡されたゴムの上を自在に飛び跳ねる男。
男は長いポールを持ち、バランスを取りながらうまくゴムの上で跳ねる。
客芸の一つだと思われる本作は、サーカスなどで見られるものを、一般的にも見られるように撮影された映画である。
これをイベントなどで上映し、その技を一般客にも見てもらったのだろう。
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前々回のブログ 映画おすすめ バッキングブロンチョ 1894年
前回のブログ 映画おすすめ ミッドウェイ 2019年
ネイティブアメリカンのダンス
「バッファローダンス」
・映画おすすめ 感想
エジソンスタジオが撮影した、アメリカのネイティブアメリカンたちによるダンスの映像である。
これはネイティブアメリカンに注目した最初期の映画とされている。
この頃にはネイティブアメリカンも、ショーとしてこうした踊りを披露していたらしく、本作に登場する人々もショーに出ている人々である。
戦争の歴史から和解の歴史をたどり、こうしてフィルムに残されるようになった。
映画は歴史を映し出していた。
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前々回のブログ 映画おすすめ ボクシングキャット 1894年
前回のブログ 映画おすすめ ビューティフル・マインド
映画芸術科学アカデミーが保存する映画
「バッキングブロンチョ」
・映画おすすめ 感想
当時のカウボーイショーを記録した映画である。
実在のカウボーイが暴れ馬に乗り、観客の前で乗りこなす。
横ではあおるように、リボルバー拳銃を撃つ人も記録されている。
これは記録映画であり、当時のアメリカの時代背景がしっかりと記録されている。
本作はエジソン社が35mmフレームで撮影した映画である。
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前々回のブログ 映画おすすめ ボクシング 1894年
前回のブログ 映画おすすめ ハートビープス/恋するロボットたち
世界初のコメディ映画かもしれない
「キャットボクシング」
・映画おすすめ 感想
小さいリングの中に猫が二匹。
前足にはボクシンググローブをハメて、まるで殴り合っているかのような動き。
これは猫のサーカスの演目らしく、当時、サーカスを見に行けない人々にも、こうしてサーカスを35mmフィルムで撮影し、見せることができている。
映画とは記録であり娯楽になってきたのであろう。
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前々回のブログ 映画おすすめ ベルトルディ 1894年
前回のブログ 映画おすすめ アンドロメダ・ストーリーズ
本物のボクシング
「ボクシング」
・映画おすすめ 感想
本作は本物のボクサーのスパーリングの様子を納めたフィルムである。
出演しているのは、ジャック・マコーリフという、当時、活躍していた本物のボクサーである。
そのスパーリング風景は、今とは比べ物にならないくらい、薄いグローブで殴り合っている。
映画を追いかける中で、この三年はボクシング映画が必ず登場する。
それだけアメリカではボクシングが人気だったということなのだろう。
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前々回のブログ 映画おすすめ バンド・ドリル 1894年
前回のブログ 映画おすすめ 地球の地下での戦い
曲芸師の神業
「ベルトルディ」
・映画おすすめ 感想
女性曲芸師が犬と一緒にいる。
曲芸師は体が柔らかく、体を軽々と曲げる。
その上を犬がわたっていく。
最後は曲芸師と犬でポーズを決める。
映画はこの時代、何かを記録することや、人を驚かせることに特化していた時代、この曲芸を見た観客はきっと驚いたことだろう。
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前々回のブログ 映画おすすめ Athlete with Wand 1894
前回のブログ 映画おすすめ 新・地底探検/失われた魔宮伝説
音を想像する映画
「バンド・ドリル」
・映画おすすめ 感想
本作はバンドが歩きながら、指揮者の元で展開する映画である。
原作は劇作家のチャールズ・ヘイル・ホイトである。
これまでは監督のディクソンが制作してきた映画に原作という新しい試みがついたわけである。
これが原作ありきの始めての映画だと推察できる。
ただサイレント時代の黎明期に楽器を使うという試みは、思い切った選択だと思う。
観客に音を任せているのだから。
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前々回のブログ 映画おすすめ アニーオークレイ 1894年
前回のブログ 映画おすすめ トールガール2
アスリートの準備体操
「Athlete with Wand」
・映画おすすめ 感想
アスリートと思われる男性が一人立って棒を持っている。
なんの競技の選手かは分からないが、棒を様々な形で動かし、筋肉の動きを見せている。
かたわらには犬が座っている。
犬がどんな意味を持っているのかは不明。
ある種の芸術映画にも見えるものの、おそらくは人の筋肉の動きを映像におさめたかったものと思われる。
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前々回のブログ 映画おすすめ アナベルサンダンス 1894年
前回のブログ 映画おすすめ 山猫は眠らない8 暗殺者の終幕
西部時代に活躍した女性狙撃手
「アニーオークレイ」
・映画おすすめ 感想
アニーオークレイは、女性がライフルで標的を撃ち、さらに人が投げた標的を撃ち落とす。
アニーオークレイは実在の人物であり、狙撃の名手とされている。
伝説では夫の葉巻の先に狙撃で火をつけた、という。
それをフィルムに残したのは、すごいことだと思う。
ある意味では、世界初の銃を使ったアクション映画なのかもしれない。
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前々回のブログ 映画おすすめ アナベルバタフライダンス 1894年
前回のブログ 映画おすすめ キス&キル
アナベル主演の第二作
「アナベルサンダンス」
・映画おすすめ 感想
おそらくアナベルバタフライダンスと同時に撮影されたと思われる作品である。
ダンサーのアナベルが蝶を思わせるドレスを着て、ダンスを踊る映画である。
バタフライダンスとはまた違う振付のダンスなので、違う作品ということなのだろう。
映画はこの時代、知識を簡単に得られる時代ではない頃の、美を得るエンターテイメントだったのだろう。
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前々回のブログ 映画おすすめ チャットエンシュートリブレ 1894年
前回のブログ 映画おすすめ スリー・フロム・ヘル
エジソン社が制作したダンス映画
「アナベルバタフライダンス」
・映画おすすめ 感想
アナベルというダンサーと思われる人物が、蝶のようにダンスをする短編映画である。
後にエジソン社は類似する映画を製作している。
その前段階の映画だったのかもしれない。
本作を監督したディクソンは、エジソン社でその才能を開花させた映画人の一人であり、初期の映画黎明期に数多くの映画を残している。
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前々回のブログ 映画おすすめ ひねり猫 1894年
前回のブログ 映画おすすめ モノリスの怪物 宇宙からの脅威
動物がいかに動くか
「チャットエンシュートリブレ」
・映画おすすめ 感想
本作を作ったエリエヌジュールマレーは、動物に感心があったようだ。
生理学者であったジュールマレーだから、当然のことだったのかもしれない。
いかにして動物が動くかをフィルムに収めることを、映画としている。
動画で残っているものは、猫の映像がほとんどだが、後半に少しだけ馬が映っている。
動物の動きをフィルムに収める。
これもまた映画には違いない。
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前々回のブログ 映画おすすめ Autour d'une cabine 1894年
前回のブログ 映画おすすめ 透明人間 2020
「うさぎ」と同じ手法
「ひねり猫」
・映画おすすめ 感想
本作は前年に制作された「うさぎ」と同じ手法である。
高いところから猫をクッションの上に落とし、猫が体を空中でひねる瞬間を撮影している。
こうした動きの撮影が、どういったものが映画では栄えるのか、知るのに役立ったのだろう。
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前々回のブログ 映画おすすめ サフランフィルのカラス 1894年
前回のブログ 映画おすすめ 宇宙水爆戦
映画の歴史と歩んできたアニメーション
「Autour d'une cabine」
・映画おすすめ 感想
アニメーションは映画黎明期から一緒に進化してきたエンターテイメントである。
実写よりも先に進化のスピードが速かったといっても過言ではない。
本作もまだ物語というものが実写映画で作られていない時に、物語をすでに描いている。
浜辺で遊ぶ子供たち。
犬を散歩させているご婦人。
そこに現れた男。
水着に着替えて海で泳ぎ始める二人の女性。
最後の船が出てきて物語は終了する。
わずか600枚の絵をつなげただけのものながら、当時の人々は絵が動くという衝撃を受けたことと思う。
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前々回のブログ 映画おすすめ うさぎ 1893年
前回のブログ 映画おすすめ オレたちの聖戦
映画の革新をもたらした人物
「サフランフィルのカラス」
・映画おすすめ 感想
動画として本作は残念ながら残っていないと思われる。
しかし本作を制作した写真家のバート・エイカーズは35mmフィルムを開発した人物であり、それはこれれから始まる映画時代の幕開けを予見するものである。
さらに70mmフィルムものちに開発する人物の最初期の作品である。
これは歴史だ。
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