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村を救うため、巨大国家に反乱を起こす

「レベル・ムーン」

映画おすすめ　物語

★4，1

映画おすすめ　感想

ザック・スナイダー監督が長年、構想していた家がの1つである本作。

黒澤明監督のファンで、スターウォーズのファンでもある、スナイダー監督の構想が結びついた、ある種、必然的な映画であると感じた。

物語の宇宙に版図を広げる巨大国家。

その一隻の戦闘艦が攻めてくるシーン。そして、小麦を要求するシーン。村で会議が開かれるシーンなどは、「七人の侍」のシナリオのままであり、驚きというものは正直なかった。

また村を出て、反乱軍に助けを求める謎の女性が最初に向かうのが、荒くれどもが集まるバーというのは、完全にスターウォーズのシナリオで、これもまた新鮮味はそこまではない。

ザック・スナイダー好きとしては、もう少しシナリオにひねりが欲しく、宇宙を旅して仲間を集める物語も、スナイダー監督のビジュアルセンスがなければ、平凡な映画という評価であったろう。

また個人的にスナイダー監督の映像が好きなので、何とか耐えられたが、思い入れがない人には、少し退屈というか、そこまで面白い、と言える映画ではなかったと思う。

まあ、「七人の侍」でいうところの前半戦、仲間集めのパートであるから、後半に期待したい。

ただ敵の大国家がどこまで巨大で、どんな残虐行為を行っているのか、そういうところにも注目してみたい。

なお本作は案の定、1時間長いディレクターズカットなるものがあるそうなので、それはきっと本作よりも面白いことであろう。

ザック・スナイダーという監督はすべてを説明するのに、3時間以上の映画でなければ、収まらない監督であるから、仕方なく、ファンとしてもこの世界観が広がるのを見てみたい。

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