映画おすすめ 浅草キッド|映画レビューズ
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映画おすすめ 浅草キッド
芸人は笑われるんじゃない、笑わせるんだ
 

「浅草キッド」

 

評価:★4,7

 

・映画おすすめ 物語

 
大学を中退して芸人を目指すことを決めた、たけしは浅草のストリップとお笑いの殿堂ともいえるフランス座で働き始める。
 
そこにはコント55号、東八郎などを輩出した浅草の師匠、深見千三郎がいた。
 
たけしはフランス座の切符売りのおばちゃんを通りして、深見に弟子入りを懇願する。
 
しかし芸人になりたいなら芸を持っているのか、と聞かれたけしは言葉に詰まる。
 
すると深見はその場でタップダンスを披露し、これが俺の芸だ、と言い放った。
 
その日からたけしは深見のタップダンスをまねるようになり、次第に深見もたけしを気に入るようになる。
 
やがて正式に弟子入りした、たけしはフランス座の仕切りも任されるようになる。
 
しかしフランス座はテレビや漫才ブームのあおりを受け、下火になっていた。
 
経営する深見も経営に頭を抱えながらも、芸人は舞台の上で芸をするものだ、とテレビ出演などの話を断り続けた。
 
たけしはそのころ、きよしに漫才を一緒にやらないか、と誘われていた。
 
フランス座ではストリップがメインとなり芸人は脇役。
 
そんな居場所のないところを飛び出すべく、師匠にフランス座を辞めることを宣言、ツービートとしてこれまでにない新しい漫才をするのであった。
 
その心にはいつも、深見の言葉があった。
 

 

・映画おすすめ 感想

 
いつの時代も夢を追いかける人間には情熱がある。
 
本作はビートたけしの自叙伝を映画化したものであり、深見千三郎も実在した伝説の芸人である。
 
物語の中で、芸人は笑われるんじゃない、笑わせるんだ。
 
芸人が芸を見せてるんだ、客は黙って見てろ。
 
今の時代にはいない粋な男に描かれている。
 
この深見の最後の弟子がビートたけしであり、きっと今も師匠を追いかけているのだろう。
 
いつも芸人は芸のことを考えろ。
 
すべての夢を目指す人に向けた言葉だろう。
 
本当に素晴らしい映画であった。
 
 
監督 劇団ひとり
脚本 劇団ひとり
原作 ビートたけし
製作 Netflix
 
出演者
大泉洋
柳楽優弥
門脇麦
土屋伸之
中島歩
古澤裕介
小牧那凪
大島蓉子
尾上寛之
風間杜夫
鈴木保奈美
主題歌 桑田佳祐
「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」






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