年間500本を観た映画ファンの映画おすすめ  映画レビュー「フィフスエレメント」感想|映画レビューズ
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年間500本を観た映画ファンの映画おすすめ  映画レビュー「フィフスエレメント」感想


第48号「フィフスエレメント」

公開された1997年当時、ハリウッド以外で制作された映画としては最高額の制作費を投じて製作されたSF映画である。

有名な話になるが、監督のリュック・ベッソンはこの企画を十代の頃より温めており、その世界観を妥協することなく製作するには、制作費がたりなかった。製作ギリギリまで資金集めにかけずり回ったが、結局、目標金額を集めることはできず、打開策として低予算で映画を製作し、その興行収入で映画を製作するというものだった。

そこで製作されたのがジャン・レノ、ナタリー・ポートマン共演で話題となったあの「レオン」であったのだ。

映画は大ヒットを記録して、リュック・ベッソンは最高の環境、スタッフでこの映画を製作することとなった。

衣装デザインにジャン・ポール・ゴルチェを採用し、VFXには同年に公開されたタイタニックと同様の会社を使用した。

主演はブルース・ウィリス、ヒロインにミラ・ジョボビッチ。声だけだがジャン・レノも参加するなど、豪華な布陣となっている。

この独特の世界観はSF映画が数多くある昨今の映画界にあってもなお、独特である。

この世界観を構築したのは、世界的に有名なフランスの漫画家メビウスである。彼のバンドメシネを読むと分かることだが、ミラ・ジョボヴィッチがビルから飛び降りるシーンはメビウスの得意とするところである。

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