年間500本を観た映画ファンの映画おすすめ エクスターミネーター レビュー|映画レビューズ
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年間500本を観た映画ファンの映画おすすめ エクスターミネーター レビュー

ようこそ、いらっしゃいませ。
本日は少し古い映画ですが、男の憤りを表したハードボイルド映画。
   ↓
第129号「エクスターミネーター
「エクスターミネーター」の画像検索結果

エクスターミネーター 概要

時は1980年、ジョン・レノンが銃弾に倒れたこの年、問題とも言えるこの映画は公開された。
銃による制裁。ベトナム戦争で心に闇を抱えた主人公という設定が、当時の雰囲気と合致したのだろう、作品は低予算ながら大ヒット。
続編も製作されるほどの人気をはくしている。
監督のジェームズ・グリッケンハウスはこの映画で一流監督となり、特殊効果を担当したスタン・ウィンストンは後に多くの特殊効果を担当する、特殊メイク業界の大物となっていく。
そんな2人の原点がこの映画なのだ。
「スタン・ウィンストン」の画像検索結果
上記の写真はターミネーターの特殊メイクをするスタン。

エクスターミネーター 物語

ベトナム戦争の最中、ベトコンに捕虜として捕まったジョンは、目の前で戦友の首が跳ねられる場面を目撃する。そして次はジョンというところで戦友のマイケルに命を救われ、反撃の中、辛うじて命を拾った。
帰国後、ニューヨークで暮らすマイケルは、戦争での精神疾患を抱えたジョンの面倒を妻と一緒にみながら、同じ職場で働いていた。
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ある日、地元のチンピラが貨物倉庫へ押し入り、大切な商品を盗もうとするところをマイケルは発見。止めようとするも反撃にあい、倒れてしまう。そこへやってきたジョンはチンピラを撃退する。
だがこれを根に持ったチンピラたちは、マイケルへの報復を行う。この事で脊髄損傷を受けたマイケルは、首から下が動かなくなり、ジョンは自らのせいだと思い込む。
ところが警察はいっこうに犯人の逮捕に到らず、憤ったジョンは自らの手でチンピラに鉄槌を下すのだった。
この時からジョンは闇の処刑人としてニューヨークの人々を悪党から守るのであった。
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正義を下す物が正しいのか、法律を厳守する物が正しいのか、ジョンの出す答えとは?


エクスターミネーター ネタバレ(ドラックして見てね)

ジョンは精肉を牛耳るマフィアや、薬品会社の不正を過激なやり方で暴いてく。マフィアの大物を精肉機にかけてミンチにするなど、そのやり方は日に日にエスカレートしていった。
それを追う警察官ダルトンは、犯人の手がかりを掴めずにいた。そこへ大統領選挙を控えたニューヨークに処刑人の出現を良く思わないCIAが動き出す。
夜、マイケルの元へやってきたジョンは、マイケルの同意のもと、マイケルの延命装置のスイッチを切り、親友を亡くなってしまう。
ダルトンは肉体関係にあった女医との情事の最中、病院内で起こった事件に遭遇し、逃げていくジョンを目撃、処刑人だと気づく。
そして2人は停泊中の舟の上で待ち合わせる。
そこでジョンはダルトンへ自らのリボルバーを手渡し、自首する事としたのだった。
ところが向かいに位置するクレーンから狙うCIAの弾丸にダルトンは狙撃され、ジョンも狙われる。
ダルトンをつれて逃げようとするジョンだったが、ダルトンはジョンへ逃げるようにいい、1人その場で戦い息を引き取るのだった。
海へ飛び込んだジョンは朝日の登る浜辺に漂着すると、1人たたずむのだった。


エクスターミネーター 感想

正直にいって地味な映画である。B級と呼ばれてもしかたのない映画であるが、ハリウッドで活躍する日本人映画監督、北村龍平がお気に入りというように、銃の見せ方はうまいと思えた。
銃撃戦がけして多い映画ではないのだが、ジョンが処刑の為に弾丸を作るシーン。ダルトン捜査官がジョットガンを準備するシーンなど、思わず見入ってしまう格好良さがある。
そしてなによりもこの映画の雰囲気だ。戦争で精神的に殺戮者になった男がその悪夢に悩まされ、悪夢を払うかのようにニューヨークの悪を始末する。
そこに正義という凜然とした光があるのかは定かではない。だが救われる人がいるのは確かである。
日本の「デスノート」にも通じる、「正義の為に悪人に死をもたらす」それが正しいのか?
最後のシーンなどはこの時代の映画らしく、なにか空しさだけが残る、そんな映画であった。
古い、確かに古いのだが今にはないハードボイルドが確実にそこにはあった。


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