映画おすすめ サンドラの小さな家|映画レビューズ
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映画おすすめ サンドラの小さな家
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人生、何度でもやり直せる

「サンドラの小さな家」

評価:★4,3

・映画おすすめ 物語


サンドラは夫と二人の娘とありふれた家庭を築いていた。

しかし夫の暴力がどんどん酷くなり、腕を怪我したり口から血を流して床に倒れることもあった。

サンドラは長女に近くの店へ向かわせ、助けを呼ばせ、警察が介入し、夫は接近禁止命令が下されるのであった。

家を出たサンドラと二人の娘は、ホテルを一時しのぎに借りて、そこの料金を払うため、バーとヘルパーの掛け持ちの仕事をして、日々に追われていた。

家を買おうとするも、市場の高騰でどこの家もサンドラが買えるほどの安価なものはなく、あったとしても古すぎてとても住める家ではなかった。

国の制度に頼ろうとしても頼りにならず、行き詰ったサンドラは、娘の一言から自分で家を建てることを計画する。

ネットでフリーの設計図を手に入れ、土地を探していたところ、ヘルパーに入っている女医のペギーが邸宅の庭を提供すると言い出す。

最初は悪いと思ったものの、ペギーはサンドラの状況を見て、力になりたいと言い出すのだった。

そして偶然、ホームセンターで知り合った建設業者の男性に相談すると、最初は無理だと断られるも、協力してくれることになり、家を建て始めるのだった。

すると人のつてで、知り合いが集まり、建築は軌道に乗り始める。

だが、次第に仕事と建築と育児でサンドラはいっぱいいっぱいになっていく。

そんな時、娘が近くにいるのに気づかず、金づちで釘を抜いた瞬間、娘に金づちのとがった部分がぶつかり、ケガをしてしまうのだった。

元の夫には絶対秘密だと口止めするサンドラ。

そんな中、夫に子供たちをあづける日になると、下の娘が父親に会いたくないとだだをこねるようになり、それを理由に夫はサンドラが会う権利を妨害している、と裁判を起こすのだった。

これに興奮するサンドラだったが、ペギーになだめられ、冷静さを取り戻し、裁判に臨むのだった。

・映画おすすめ 感想


DVの問題はどこの国でも深刻な問題であり、本作はそこに踏み込んだ内容になっている。

国によっても制度が違うのだろうが、シングルマザーとなった女性をこの映画では救ってくれていないように見えてしまう。

演出上、そうなっているのか、監督が問題提起をしたかったのかは不明だが、本当に孤立していく姿は見ていて痛々しい。

しかしいい人はいるものである。

本作ではペギーと建築業者の男がそのいい例である。

困っているサンドラを助けてくれる。

世の中捨てたもんじゃない、そう思いたくなる映画だ。


監督 フィリダ・ロイド
脚本 クレア・ダン(英語版)
        マルコム・キャンベル
製作 エド・ギニー(英語版)
        シャロン・ホーガン(英語版)
        ロリー・ギルマーティン
製作総指揮 フィリダ・ロイド
                メアリー・バーク
                ローズ・ガーネット
                アンドリュー・ロウ
                アリソン・トンプソン
                レスリー・マッキム
                クレリア・マウントフォード
出演者
クレア・ダン
ハリエット・ウォーカー(英語版)
コンリース・ヒル
モリー・マッキャン






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