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ロボットにだって心はある
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「ハートビープス/恋するロボットたち」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
木製商品の販売係員型ロボット、ヴァルは故障し、修理工場で修理待ちの状態にあった。
修理待ちのロボットが並ぶ場所に運ばれた彼は、そこでパーティー用コンパニオンロボット、アクアと出会う。
二体のロボットは、外の光景を眺めながらいろいろと話しているうちに、次第に恋心が芽生えるのであった。
そして逃げ脱ことを決意する。
すると同じく修理待ちのジョーク専用ロボット、キャットキルも一緒に行くと言い出し、三体は工場を抜け出し、修理用のバンを盗み、逃避行するのであった。
途中、バンを木にぶつけてしまう動けなくなったところで、バンの後ろに積んである部品を組み合わせ、小型のロボットを作る。
言葉は喋れないが、ビープ音で会話するそのロボットをヴァルとアクアは子供として扱い、四体になった一行は、山の中を歩いて逃げるのだった。
商品が逃げ出したことに気付いた工場では、修理職員二人が上司から連れ戻すように命令される。
それを聞いていた銃器を搭載した警備用車両型ロボット、クライム・バスターが暴走し、工場を抜け出し逃避行するロボットたちを狙って、爆走を始めるのだった。
逃避行するロボットたちにはバッテリーが内臓されており、どんどんそれは減っていくばかりだった。
二人の恋は実のか?
・映画おすすめ 感想
日本ではかなりマイナー作品ではあるものの、出演者や音楽は一流をそろえたラブコメディ映画である。
主演を務めるのはアンディ・カウフマン。
コメディアンであり俳優だった彼は、アメリカで絶大な人気を誇っていたが、35歳という若さで病死している。
本作は長編映画最後の出演作となっている。
相手役のアクアを演じたバーナデット・ピーターズはミュージカル界では有名な女優であり、幾度もミュージカル界最高の栄誉、トニー賞を受賞するなど、ミュージカルの世界では有名である。
また映画、ドラマにも数多く出演しており、世界的に有名な女優である。
音楽は「スターウォーズ」の音楽を手掛けた、巨匠ジョン・ウィリアムズであり、特殊メイクはターミネーターシリーズを代表作とし、いくつもの大作映画でメイクを担当したスタン・ウィンストンである。
この年のアカデミー賞にメイクアップ部門でノミネートされるも、受賞にはいたらなかった。
そのほか、様々な賞レースでノミネートはされたものの、作品は評価されず、受賞には至らない。
本作の評論家からの意見も厳しく、生前のカウフマンも本作の酷さにジョークで謝罪するなどしていたという。
個人的には面白い映画だと思ったのだが、スターウォーズの熱が映画界を席巻していた時代に急遽制作された映画という感じなのかもしれない。
監督 アラン・アーカッシュ
脚本 ジョンヒル
主演
アンディ・カウフマン
バーナデット・ピーターズ
ランディ・クエイド
ケネス・マクミラン
クリストファーゲスト
メラニー・メイロン
リチャード・B・シュル
ディック・ミラー
音楽 ジョンウィリアムズ
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