映画おすすめ アンドロメダ・ストーリーズ|映画レビューズ
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年間500本の映画を観るオタクの映画レビューを見ていってください。 最新作から、ジャンルを問わずレビューしています。 気になる映画の参考に、観た映画の他人の意見が見たい人。アクセスしてくれると嬉しいです。 よろしければ遊びに来てくださいね(*^o^*)

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映画おすすめ アンドロメダ・ストーリーズ
前々回のブログ 映画おすすめ 地球の地下での戦い

前回のブログ 映画おすすめ ベルトルディ 1894年

それは遥か昔、遠い宇宙での出来事

「アンドロメダ・ストーリーズ」

評価:★4,0

・映画おすすめ 物語


アンドロメダ星雲にあるとある惑星には文明が栄えていた。

その日、コスモラリア帝国の皇太子がアヨドーヤの姫と結婚することとなり、城下町は大いににぎわっていた。

帝国でも随一の剣闘士であるバルガは、酒を飲み酔っぱらっていた。

そこに見慣れぬ衣をまとった小柄な人物が通りかかる。

ひょんなことから二人は戦うことになってしまい、客人が衣を脱ぐと、女であった。

日本刀に見える剣でバルガをやっつけてしまった女剣士イルは、そのまま町の中へと消えていくのだった。

宮殿では皇太子イタカとリリア姫の婚姻の儀式が始まり、リリアの兄ミランも参列していた。

その夜の事、女剣士イルは宇宙から落下してきた隕石の落下地点へ向かう。

それは機械の塊であり、イルは自らの故郷の惑星を滅ぼした機械軍団の侵略であることを察し、爆弾で破壊しようとした。

だが機械のコウモリたちは飛び立ってしまい、帝国の宮殿へと向かうのだった。

そこでコウモリたちは人に取りつき、機械として操り始めるのだった。

瞬く間に機械は人々を機械化してしまい、宮殿のほとんどの人間が機械化してしまった。

ただ二人だけ、リリア姫と乳母のタラマだけが人間として生きていた。

それはリリア姫が身ごもった子供が放つ、不思議な力の影響だった。

不吉な赤い砂嵐が吹き荒れるある日、リリア姫は双子の子供出産する。

しかし双子は不吉の象徴。

乳母のタラマは赤髪の王子ジムサだけを姫に見せ、もう一人の子供をちょうど、城下町にいた剣闘士バルガに託すのであった。

それからジムサの力で機械化することなくリリア姫とタラマはジムサがある程度、成長するまでになった。

だが機械化したことに気付いてしまった姫を守るべく、イルが現れ、ジムサ、リリア、タラマを船に乗せて、逃がすのだった。

イルはもう一人の双子を探すべく、再び城下町へと消えていくのだった。

航海の途中、タラマは機械化した魚に食われてしまい、生き残ったジムサとリリアは荒野で生き続け、ジムサは立派な青年へと成長したのであった。

だがその命を狙い、機械たちは着実にジムサとリリアを狙うのだった。

そのころ、人知れず、もう一人の双子の妹アフルが、イルの保護下の元、成長していたのだった。

・映画おすすめ 感想


竹宮恵子作画、光瀬龍原作のSF神話のアニメ化である。

本作は24時間テレビ内で放送されたアニメであり、劇場公開などはされていない。

一応、テレビ映画として感想を書いていく。

本作は前年まで制作を委託していた虫プロが、前年に未完成のアニメを放送してしまったことから、制作会社を変えて制作されたのが本作である。

アニメ化に厳しい目を持つ少女漫画ファンを相手に作った本作は、案の定評判が悪く、翌年には再び虫プロがアニメ制作をすることとなる。

確かに時間の制約がある中で、漫画が全三巻とは言え、内容が濃い本作を、まとめるのは至難の業であったと思う。

SF神話とも呼べる本作は、人間と機械の戦争の中に、様々な人間模様が折り重なり、古代神話をベースにした部分もあることから、一般の視聴者は置いてきぼりだったことと推察できる。

さらに原作もだいぶ端折られているらしく、登場しない人物もいるらしい。

アニメ版はまだ連載中だった原作よりも先に結末を描いていることから、漫画版では少し違うエンディングになっているらしい。

アニメとしては本当に詰め込んだ感があり、SF好きならまだしも、そうでない人が見れば分からない点が多く出てくることと思われる。

個人的には大好きな映画の一つになったのだが。


キャスト
ジムサ - 古谷徹
アフル - 小山茉美
イル - 藤田淑子
イタカ - 井上真樹夫
リリア - 上田みゆき
ミラン- 野沢那智
ベス - 杉山佳寿子
アーク - 塩沢兼人
バルガ - 野田圭一
クフ(老師)- 柴田秀勝
ジムサ(幼年時代)- 川島千代子
ゴダイ(バルガの父)- 岸野一彦
タラマ(ジムサの乳母)- 麻生美代子
頭領- 北川米彦
大法官- 矢田耕司
ゴデム- 佐藤正治
商人- 寺田誠、戸谷公次
侍女- 高木ゆう子、津島瑞、飯塚はる美
マザーマシン - 増山江威子
女性ナレーター - 中野聖子
ナレーション - 金内吉男
 
スタッフ
製作 - 今田智憲
企画 - 吉川斌、都築忠彦、足立和
プロデューサー - 堀越徹、田宮武
製作担当 - 大野清
演出 - 佐々木正光
脚本 - 辻真先
作画監督 - 清山滋崇
美術 - 田中資幸
音楽 - 大野雄二






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