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さて、本日の映画レビューは、嘘から出た真。
ロバート・ロドリゲス監督の新しい代表作!
第153号「マチェーテ」

《マチェーテ 概要》
時は2010年、ナタリー・ポートマンが「ブラック・スワン」でアカデミー主演女優賞を受賞したこの年に、とんでもない映画は誕生した。
元々はデスペラード撮影時から企画としてはあったそうなのだが、実現しなかった。
そんなときにグラインドハウス企画で、本編の間に入れる偽予告編が制作され、それが本当に映画化されたのだ。
《マチェーテ 物語》
メキシコの連邦捜査官、ダニー・トレホ演じるマチェーテは、大きなナタマチェーテを愛用する凄腕の捜査官だった。

ある日、スティーブン・セガール演じるメキシコの麻薬王トーレスに捕まった女性を救うべく、トーレスの本拠地へ乗り込む。そこでいきなり相棒を失ったマチェーテは、ナタ1本でトーレスの部下をことごとく蹴散らし、裸の女を救出するのだった。

だが女はトーレスの部下であり、利用し終えた女をトーレスは撃ち殺す。更にマチェーテの妻の首をはね、娘の死をも口にした。絶望に打ちひしがれたマチェーテ。
それからしばらくして、メキシコの国境付近、移民として密入国したメキシコの若い夫婦が、自警団を名乗るグループに狩りのターゲットにされる。その自警団の中には、ロバート・デ・ニーロ演じるマクラフリン上院議員の姿もあり、彼は妊婦を銃殺した。
そしてテキサスの市民に訴える。高圧電線を国境に貼る巡らせ、鉄の壁を作るべきだと。

テキサスのある町でタコスを売りながらメキシコの移民を支援する組織のリーダーをつとめるミシェル・ロドリゲス演じるルースはの元に、トーレスに殺されたと思っていたマチェーテが現れる。そこで仕事を求める彼に目をつけたのは、マクラフリンの側近ブースだった。

ブースはマチェーテに議員の暗殺を依頼。その報酬として多額の金を渡す。
マチェーテはそれをルースに渡し、移民支援の足しにするように言い渡した。
そして暗殺当日、スコープを覗くマチェーテの目には、もう1人の狙撃手の姿があり、彼は撃たれてしまう。
そして議員は脚を撃たれ負傷、それが議員の支持率を大きく引き上げるのだった。
ブースの狙いは議員の支持率アップだったのだ。
マチェーテはそれに利用され、追われる立場となる。そしてマチェーテを追う捜査官の中にジェシカ・アルバ演じるサルタナ捜査官の姿もあった。

こちらの予告は「グラインドハウス」という映画内に入れられたフェイク予告。本編と違う部分がありますが、すでに枠組みは固まっていたようですね、この頃には。
ーマチェーテ ネタバレー(ドラッグして見てね)
移民を取り締まるサルタナ捜査官は、マチェーテをルースがかくまった事を知り、ルースの家へ向かうも、ブースの手下が家を爆破して、サルタナにマチェーテは救われる。
この失敗に怒り心頭のブースは、メキシコのトーレスと連絡を取る。トーレスとブースはつながっており、更に国境を護衛する自警団のリーダードン、ジョンソン演じるヴォンの3人は議員を利用して移民ビジネスを成功させようと企んでいたのだ。
しかしマチェーテが入手した企みが世間に露見すると、議員は逃亡中にブースを殺害、自警団のアジトへと向かう。
同じくトーレスもアメリカへ入り、自警団のアジトへと向かうのだった。
この動きにメキシコ移民たちのネットワークで議員の居場所を察知したマチェーテと移民組織は、改造した車やバイクとアジトへ突入、派手に激闘を繰り広げる。
そして宿敵トーレスと対峙したマチェーテは、トーレスへの復讐を果たすと、1人バイクで旅立つ。
だがそこへサルタナがやって来て、2人はキスをする。そのままバイクは走り去るのだった。
《マチェーテ 感想》
エロス、バイオレンス、ど派手なアクション。豪華出演者。
ハリウッドでここまでの豪華メンバーをそろえるのは凄い。だが無駄に凄すぎる!
正直、馬鹿馬鹿しい。だがロバート・ロドリゲス監督の味が凄まじく出ている。特にダニー・トレホが従兄弟であり、長年、ロドリゲス映画を支えてきた俳優だけあって、その特徴をよく知っているし、ダニー・トレホの撮り方を監督が心得ている。
楽しく映画を撮影しているのがすごく伝わる映画だった。
移民問題を盛り込んだ政治的なメッセージもあるとされる映画だが、そんなメッセージを抜きにしても、ただ楽しむ映画としても最高に楽しい映画だった。
ストレス発散にオススメ映画だ。
本日の映画レビューは以上。
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さて、今日の映画レビューは、ロバート・ロドリゲス、クエンティン・タランティーノが企画した、アメリカの映画産業を支えたあの頃をリスペクトした映画。
第152号「プラネットテラー」

《プラネットテラー 概要》
時は2007年、アカデミー賞で「ノーカントリー」が作品賞を含め、アカデミー賞を席巻したこの年に、ほぼマニア向けに公開されたのが「グラインドハウス」である。
このグラインドハウスとは、その昔、深夜中B級映画やエクスプロイテーション映画を3本立てで公開していた、映画館のことである。ほぼ爆発、ホラー、SEX、バイオレンスが主軸の映画が多かった。
この「グラインドハウス」は、この映画の為に作った実在しない予告編3本と本編映画2本で構成されている。
企画したロバート・ロドリゲス監督とクエンディン・タランティーノ監督がそれぞれ本編映画を監督している。
その1本がこの「プラネットテラー」である。《プラネットテラー 物語》
チェリー・ダーリンはゴーゴーダンサーとして仕事をしていたが、自分の置かれている立場に満足していなかった。そして店をやめることを決意、キャリーケースを片手に道を歩き、あるバーベキュー店へとやってくる。

そこで待っていたのは、元恋人の解体屋のレイだった。レイはチェリーに声をかけるも、チェリーは素っ気なく返事するばかりだった。

その頃、軍の部隊長マルドゥーンと生物科学者のアビーは、化学兵器の取引を行っていた。するとそれをマルデゥーンはガスにして町中にばらまく。

すると町中がゾンビ溢れる町となってしまう。
レイは前から彼にめをつけていた警察官に逮捕されるも、事件をきっかけに信頼を得る。
町中の人々がゾンビに変身する中、バーベキュー店へ生存者たちが集まり、逃走の準備を開始する。
ープラネットテラー ネタバレー(ドラッグして見てね)
ゾンビに襲われて脚を失ったチェリーは、レイに脚に棒をつけられ歩いていたが、逃亡の中でレイがゾンビとの戦いを優位に進めるべく、機関砲をつけてくれた。
その事で彼女はゾンビの群れやゾンビ鎮圧に来た兵士とも戦うことができた。
だがレイが自らと結婚しようとしていたことを知り、再び彼への心が目覚め、ベッドで一夜を過ごした矢先、レイはチェリーをかばい命を落とすのだった。
生き残った人々は脱出。
数年後、戦いに目覚めたチェリーの指導の下、レイの遺言通り、海を背にした要塞を建設、彼女の脚にはガトリングガンが取り付けられ、背中にはレイの子供を背負っていた。《プラネットテラー 感想》
まさしくロバート・ロドリゲス監督の映画だ!
B級映画を意識して制作されているのはすぐに理解できた。それにこの映画のくだらなさ、あり得ないだろう、とツッコミたくなる場面は、監督ならではである。
この映画より数年前まで、監督のバイオレンスという部分が欠けている映画が多かったように思えていたファンには、この映画のバイオレンス感覚は楽しく思えた。
オープニングから卑猥で、胸くそ悪いシーンがあるが、それでこそのロドリゲスと思い、思わず興奮してしまった。
また片足に機関銃をつけるという馬鹿馬鹿しいアイディアは、デスペラードでギターを機関銃にした監督らしい面白い思いつきだと思えた。
ファンならば是非とも観ていただきたい。
ちなみにこの映画は、次の「マチェーテ」への伏線であることも忘れてはならない。
本日の映画レビューは以上。

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さて、本日の映画レビューは、マリアッチシリーズ最終章。
第151「レジェンドオブメキシコ デスペラード」

《レジェンドオブメキシコ デスペラード 概要》
2003年、アカデミー賞でロード・オブ・ザ・リング王の帰還が史上最多11部門を受賞したこの年に、レジェンドオブメキシコは公開された。
主演は前作に引き続き、アントニオ・バンデラス。
《レジェンドオブメキシコ デスペラード 物語》
前作で結ばれ幸せに暮らしていたマリアッチとカロリーナだったが、彼女を物にしたいと企むマルケス将軍は、マリアッチが住む村を襲撃、マリアッチは負傷して命はとりとめたものの、カロリーナと幼い娘が犠牲になる。
悲しみにくれながらも、村の人々へギター作りを教えていたマリアッチ。

そのころ、メキシコではクーデターが密かに進行していた。
麻薬王バリヨとその実行部隊を指揮するマルケス将軍。
このクーデターを未然に防ぐべく、CIAのサンズはマリアッチに目をつける。
そしてバリヨの娘もまた、警察内部に侵入、画策を開始する。
様々な計画が進む中、マリアッチは果たしてどう動くのか?
ーレジェンドオブメキシコ デスペラード ネタバレー(ドラッグして見てね)
マリアッチはサンズの依頼を受け、マルケス殺害へと動き出すも、サンズは彼の腕を確かめるために、部下にマリアッチを襲わせる。
サンズはその一方で元FBIのラミレスを味方として、バリヨを追わせる。
サンズはさらに大統領の側近を抱き込み、大統領が孤立する時を聞き出し、手引をさせようと企む。
マリアッチは仲間を集め、忘れた過去、ギターケースを再び開く。
サンズはまたバリヨの娘を本当の警察官だと思い、計画を打ち明けて、貴重な情報までも提供してしまう。
そしてクーデターの日、バリヨは自ら整形しているところへ娘が警官隊を引き連れて向かう。そして死んだと思わせる。
しかしラミレスはそれを見破るも捕まり、サンズも捕まったあげく、両目をえぐられてしまう。それでもバリヨを追いかけ、バリヨの娘を殺す。
マリアッチは大統領を救い、マルケス将軍に復讐をはたす。
バリヨへラミレスもまた相棒を殺された復讐を果たす。
そしてマリアッチはメキシコの国旗を胸に、彼は旅立つのだった。《レジェンドオブメキシコ デスペラード 感想》
この映画はエル・マリアッチから続く3部作の最終章になる。
元々ロドリゲス監督はデスペラードの続編を撮影する予定はなかったのだが、デスペラードへちょい役として出ていたクエンティン・タランティーノが、この映画は3部作だよね、という言葉に刺激を受けて、このレジェンドオブメキシコを撮影したのだ。
互いにブラザーと呼び合うクエンティン・タランティーノからの言葉は、監督にとって特別だったのだろう。
しかし残念ながら筆者としては納得できるできとは言えない。
良い意味でバイオレンスこそがロドリゲス監督の色だと思っている筆者として、バイオレンスの色が少ない。
脇役のジョニー・デップを起用できたのはすごいと思うのだが、ジョニー・デップの演技が独特すぎて、アントニオ・バンデラスがかすんでしまっている。
さらに脚本の側面から個人的に言わせてもらえば、やりたいことがまとまったいないような気がした。
面白い、確かに面白いのだが、目的が個人的なところになく、公的になっているのは、らしくないような感じがしてしまった。
あくまで個人的な感想なのだが、一般向けに制作されされたのかもしれない。
今日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、ロバート・ロドリゲス監督が自らの映画をリメイクしたこちらの映画。
第150号「デスペラード」
《デスペラード 概要》
1995年といえば、Windows95が発売されて、まさしくパソコン新時代の幕開けとなったこの年に、映画デスペラードは公開された。
前作が7000ドルという、低予算で制作され、その1000倍の予算で制作された本作は、エル・マリアッチのリメイクであり、続編という位置づけで制作された。
主人公を演じたのはアントニオ・バンデラス。彼はこの映画で世界的なスターとなった。
《デスペラード 物語》
ある酒場に1人の男がやってきた。名前はブシェミ。彼はまずいビールを飲んで、ある男の話をした。
男の名前はわからないが、ギターケースから巨大な銃を取り出して、酒場の連中を殺したという。
そして、話の最後にブチョという名前を出すと、酒場の連中は青ざめる。
ブシェミがホテルへ戻ると、そこにはマリアッチが寝ていた。
片腕を撃たれ演奏できず、恋人を殺され、復讐のために、友人のブシェミを使って、ギャングのボス、ブチョを探していたのだ。
酒場での出来事を失態マリアッチは、酒場へ行くも、すぐに身元がバレてしまい、銃撃戦となる。
そして、町に出たマリアッチはカロリーナという美女を助けて傷を追ってしまうのだった。
ーデスペラード ネタバレー(ドラッグして見てね)
カロリーナの店へ運ばれたマリアッチは治療を受ける。彼女は町で本屋を経営しており、本を見ながら彼の傷を縫った。
そしてマリアッチは再びブチョを探しに町へ出ていく。ブシェミに協力を依頼するも、そこへ殺し屋がきて、ブシェミは死に、彼もまた傷を追うのだった。
しかしそこでカロリーナが店をブチョの薬物の取引所としていることを知り、カロリーナの店へ行き、ひどく怒るも、出血により倒れてしまう。
そこへブチョがやってきて、彼は命を狙うも、彼女がごまかしてその場はおさまった。
気を失ったマリアッチは、彼女の治療を受ける。
そして肉体で結ばれるのだった。
ブチョは翌朝、彼女がマリアッチを匿っていることに気づき、店へ火を放ち2人を殺そうとするも、逃げ延び、マリアッチは仲間のカンパ、キーノを呼び寄せる。2人ギターケースはマシンガン、火炎放射、ロケットランチャーとなる。
そして2人がブチョの手下を始末した後、彼はブチョの元へ行く。
そして銃を向けるのだった。
1人、ギターケースを持って歩くマリアッチの後ろから車が来て、そこにはカロリーナの姿が。2人はそのまま旅立つのだった。
《デスペラード 感想》
前作の10倍の予算ともあって、その銃撃戦の規模は、今見ても素晴らしく、またハリウッドでもみない独特の雰囲気がまた素晴らしい。
アントニオ・バンデラスは後に多くの映画で主演をつとめるが、筆者の中ではやはりこのデスペラードのアントニオ・バンデラスがもっともしっくりくる。
二丁拳銃が袖から出てくるところなど、最高である。
また馬鹿馬鹿しいが仲間がギターケースを機関銃やロケットランチャーとして使うのは、やはり今もなお語り継がれるアイディアのひとつであろう。
マリアッチシリーズ3部作のデスペラードがやはり一番だと思える。
本日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、90年代、アメリカを席捲したプロレスラー、ストーンコールドが主演したアクション映画!
第148号「ハンティング」

《ハンティング 概要》
2010年、オリジナルビデオとしてカナダで制作された。
主演は90年代最高のプロレスラー、スティーブ・オースティンでる。《ハンティング 物語》
国境警備隊のスティーブ・オースティン演じるジムは、相棒を失い、相棒から貰った腕時計を大切に持ち、家族とも離れて1人、山で生活していた。

そんな時、娘を預かる日がやってくる。
仕事ばかりで頭ごなしの父親に、反抗期の娘は、父の車を借りて町まで行く。
そこで万引きして捕まり、ジムが呼び出された。
警察へ行くとしかしそこには、強盗団が保安官を殺し、娘を人質にしていた。
話によると強盗団の1人が金を持ち逃げしたという。
それを追うために案内が必要となる。

ジムは娘を人質にされて、山を案内することとなる。
ーハンティング ネタバレー(ドラッグして見てね)
娘を取り戻そうとチャンスを伺うジムだったが、逃がそうとしても、娘はすぐに捕まってしまう。
そしてとうとう強盗団の裏切り者が見つかるも、金は崖下に。
ジムは相棒からの腕時計を奪われ、崖下から金を取ってくるように命じられる。
仕方なく行って取ってくるも、崖から突き落とされ、川に流されるのだった。
娘は悲しみを抱えながら、銃を突きつける相手の言うことを聞くしかなかった。
ところがある地点まで行くと、父親が残した合図があり、娘はジムの指示通り強盗団を案内、1人ずつ、強盗団は始末されていき、最後には娘に銃を突きつけていた強盗団のリーダーを爆死させるのだった。
娘と抱き合い、ジムは家へと向かうのである。《ハンティング 感想》
B級映画といった感じはやはり否めない。
そもそもスティーブ・オースティンとは、90年代、アメリカのプロレス団体WWEで、オーナーとの対立という大きなシナリオで一気に、大ブームを巻きおこした選手である。
当時は今では大スターのドウェイン・ジョンソンことザ・ロックと2枚看板で、世界中を魅了した。
2人は引退後、俳優へ転身したが、今の人気は雲泥の差である。
スティーブはこのハンティングを含めて幾つかの映画で主演するもヒットせず、脇役で出演する映画もB級ばかり。
唯一、「エクスペンダブルズ」での脇役が好評だった記憶がある。
今回の主演作も、脚本は今まであったような脚本で、目立った面白みはなく、スティーブも、ボソボソと喋るばかりで、動きもモッサリとしている。
当時、ファンだっただけあって、悲しい姿である。
あのマットの上での凄みはどこへやら。
本日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、シリーズから続けて長編映画となったこちら。
第148号「NEXTGENERATIONパトレイバー首都決戦」

《NEXTGENERATIONパトレイバー首都決戦 概要》
時は2015年、「スポットライト 世紀のスクープ」がアカデミー賞で作品賞に選ばれたこの年、本映画は公開された。
前年度からこの年の当初にかけて公開された一連のシリーズの流れを受けての長編映画である。
実際にパトレイバーの実寸大模型を製作し、アニメ版の世界観を忠実に再現している。
本映画はシリーズ最終章であり、アニメ版映画第二作とも大きくつながりを持つ作品となっている。《NEXTGENERATIONパトレイバー首都決戦 物語》
柘植行人が首都を舞台に幻のクーデター事件を行ってから11年の歳月が流れた2013年のある日、レインボーブリッジがミサイルにより破壊される事件が発生する。

この時、熱海へ慰安旅行をしていた特車二課の面々は、ニュースで初めて事件を知ることとなる。
東京へ帰った一行を待っていたのは、公安外事三課の高畑であった。
彼女はロシア高官狙撃事件以来、特車二課とのつながりを深め、11年前に起こった柘植の事件を解決した特車二課に今回も手伝ってもらおうと画策していた。
そんな折り、後藤田隊長に1本の電話が入ってくる。
空港の片隅、フェンス越しに彼は11年前に消えた南雲しのぶと再開するのだった。

前任者後藤隊長の思惑が分からないままに、追い詰められる特車二課。
そこへ高畑から情報がもたらされる。レインボーブリッジを爆破した戦闘ヘリは自衛隊が機密裏に開発していた光学迷彩を施した「グレイゴースト」と呼ばれる戦闘ヘリであり、パイロットは自衛隊を抜け出した「灰原零」という女性であると。
起死回生を狙う後藤田は、柘植の元シンパたちが仕組んだこの事件を終わらせるべく、敵のアジトへ強行突入するのだった。

ーNEXTGENERATIONパトレイバー首都決戦 ネタバレー(ドラッグして見てね)
カーシャのAKライフルや整備班が作った弾丸などで敵の組織を追い詰めるも、灰原はグレイゴーストへ登場して、上空へと飛び去ってしまう。
そして報復に特車二課の本拠地が襲撃を受けるのだった。
上層部は後藤田を呼び出し、今回の強行突入に関して叱責していたところ、後藤田は後藤隊長のようにその場で上層部にあいそがつきた、と言い放つ。
そこへ灰原が乗ったグレイゴーストが襲来、警視庁が襲撃されるのだった。
無傷のパトレイバー二台を抱え、特車二課は東京ゲートブリッジでグレイゴーストを待ち構える。
そして泉野明がパトレイバーの片腕を失いながらも、グレイゴーストを射撃、東京湾へ撃ち落とすのだった。
しかし最後、灰原は東京湾に顔と出し、ニヤリと笑みを浮かべ、泳いで岸をめざすのだった。《NEXTGENERATIONパトレイバー首都決戦 感想》
物語全体としてはアニメ版映画第二弾を実写化したという意味合いが大きいかもしれない。
ただアニメ版のように複雑なプロットではなく、あくまで柘植の元シンパたちの組織を追う公安、それに手伝う特車二課を軸にしている。
そしてなんといってもこの映画もアニメ版映画第二弾もそうであるが、特車二課の隊員たちの物語ではない。隊長の物語、もっと言ってしまえば、特車二課の子供達の話ではなく、その保護者が権力者たちのごたごたに巻き込まれる大人の話といったところだろうか?
これまで七章まで続いたシリーズがアニメ版の雰囲気を盛り込んだ作品だったとしたら、今回の映画版はまさしくアニメ映画のテイストをそのまま盛り込んだ感覚である。
ファンとしてはあの名作が実写化され、しかもリメイクと続編の意味を備え持った、面白い形に仕上がったのはよかったと思えた。
しかしながら押井総監督のパトレイバーはきっと、ここで終わりなのだという悲しい感じもあった。
同じストーリーラインだということは、他は作れないのだろうきっと。
個人的にはもっと別の映画版も見てみたかった気がした。
シリーズ続編も噂されているが、俳優が1人亡くなっているので、微妙ではあるが、この世界観が広がることには大いに賛成である。
本日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、実写版パトレイバーも最後の第七章となります。
第147号「NEXTGENERATIONパトレイバー第七章」《NEXTGENERATIONパトレイバー第七章 概要》

2015年1月公開。
エピソード12監督:押井守《NEXTGENERATIONパトレイバー第七章 物語》
「プレイバック!特車二課 存亡の危機」
いわゆる総集編である。ナレーションを勤めるのは、本シリーズでシゲさん役を演じた「千葉繁」である。
声優としての力量がずば抜けていることと、本シリーズを通して、演技力も素晴らしいことにファンは圧倒されてきた。その声優としての面が強く出ているのがこの総集編である。
シリーズを通しての大まかな内容と、特車二課が置かれた現実を、千葉さん独特の口調で語っているのは、総集編に飽きてしまう筆者としても、すごく楽しめるものに仕上がっていた。
「エピソード12」
このエピソード12を含め、そもそもこの特車二課が何故、今でも存続しているのかという根本を明らかにするのがこのエピソードの役割である。
そもそも特車二課は時代遅れのレイバーを保有し、警備部内でも赤字を出すお荷物部署であるにも関わらず、未だに存続していることが奇跡なのだ。
それもこれもすべてを仕組んだのは、先代の隊長後藤であった。
始まりはアニメ版映画第二弾に始まる。
その概要も本エピソードの冒頭で説明されている。
物語としては柘植行人という、警視庁にレイバー部隊を創設した功労者が、アジアの紛争地でレイバーに搭乗中、射撃許可を求めるも、上層部は射撃許可を下さず、部下を目の前で失う悲劇から幕が開く。
帰国した柘植は、自衛隊、警察内部にシンパを抱え、その人物達と首都制圧という幻のクーデター事件を起こす。
事件は教え子で男女関係にあった当時特車一課の隊長だった南雲しのぶが逮捕するという顛末を迎え、その後、南雲は姿を消し、後藤もいなくなった。
ただ警察内部に大きな遺産を残し、特車二課の取りつぶしが行われた時に、その遺産が爆発するように仕組んで。
その事を知る後藤田隊長は、先代の隊長であり大学の先輩でもあった後藤が残した遺産と柘植の正義というものを確かめに、厳重に投獄されている柘植本人へ面会しにいくのだった。

《NEXTGENERATIONパトレイバー第七章 感想》
前半のエピソードはまさしく、エピソード0と同じく千葉繁さんを楽しむ話である。
また長いシリーズだったこともあって、シリーズ全般をおさらいする意味もあったと思っている。
後半のエピソードに関しては、後に公開される長編映画へのプロローグであり、アニメ版映画第二弾の後日談という位置づけの重要な話になっている。
また今回のシリーズで出てこないと思っていたアニメ版の重要キャラクター、南雲しのぶが確かに出てきている。そしてあの東京を巻き込んだ幻のクーデターを仕組み、日本の根幹を揺るがした柘植も出てくる。
ファンとしてはここからが押井守総監督の見せ場だと思うはずだ。
次回は長編映画のレビューをします。お楽しみに。
本日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、シリーズ第6弾。
第146号「NEXTGENERATIONパトレイバー第六章」

《NEXTGENERATIONパトレイバー第六章 概要》
2014年11月公開。前の第五章から1ヶ月の短い時間での公開である。
エピソード10監督:田口清隆
エピソード11監督:湯浅弘章《NEXTGENERATIONパトレイバー第六章 物語》
「エピソード10」
カーシャがロシア大使を護衛したことで知り合った公安外事三課高畑が再び後藤田隊長のもとへやってきた。
コンビニ事件で逮捕した蜂野を泳がせていたところ、逃げられたという。
そして新潟へロシアから密輸入された軍用レイバーを盗むという情報を入手、後藤田隊長に話を持ち込んできたのだ。
蜂野を特車ニ課に追わせ、レイバーを入手しようとした組織を一網打尽にする予定なことを知りながら、後藤田はあえてこの事件へ首を突っ込む。
新潟へまえのりさせた明と塩原は、蜂野を発見、赤いレイバーが暴走を始めた。

「エピソード12」
格闘ゲームとレイバーにすべてをかけた泉野明は、女っ気のない女性である。
そのあまりの無知さにカーシャからも嫌味を言われ、塩原には可愛げがない、と言われてしまう。
可愛かったらレイバーに乗れないじゃん、と呟く。
そのころ明に同級会の知らせが届く。
明は同級会に参加すると、その頃の恋心を思い出した。
しかしそこには。

《NEXTGENERATIONパトレイバー第六章 感想》
ついにエピソード8でレイバー同士の戦いが描かれます。
実写版でようやく少しですが描かれます。
またアニメ版ではよく描かれていた男女の薄いラブコメが本作でも描かれます。ただしそこまでは描かれないので、コメディの範疇でしょうか?
後半のエピソードは、一応の主人公の泉野明を主役にしたお話。全体的にはこのエピソードで、コメディ要素は終わりかな?
そんな感じでありましょうか?
次号は映画へ繋がるエピソード。
本日の映画レビューは以上。
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さて、今日の映画レビューは、前号に引き続き、こちらのシリーズ。
第145号「NEXTGENERATIONパトレイバー第五章」
《NEXTGENERATIONパトレイバー第五章 概要》
2014年10月に公開。
エピソード8監督:辻本貴則
エビソード9監督:田口清隆《NEXTGENERATIONパトレイバー第五章 物語》
「エピソード8」
ある日の首都高。
白昼堂々とロシア大使が狙撃される事件が発生する。
検死結果、大口径ライフルで狙撃されたことが明らかになる。
その後、事件は特車ニ課に回される。
新しい大使が警護をカーシャに依頼してきたのである。
この犯人を追跡していた公安外事三課高畑警部が特車ニ課を訪れる。
公安とは前々から因縁のある特車ニ課だけあって後藤田隊長は、この案件を嫌がるが、カーシャは犯人のことを聞き、引き受けることとする。
そして特車ニ課にロシア製狙撃銃、ドラグノフが届けられた。

「エピソード9」
このエピソードはアニメ版で地下迷宮を探検し、逃走犯が隠れていた部屋を発見、さらには白いワニを発見するというとんでもない話の続編である。
ワニ園に引き取られた白いワニが巨大な時価総額20億円の真珠を産み出したとのニュースが大きな話題となる。
すると整備班の数人が封印した地下への入り口を入っていく。
それを探すべく塩原が欲を出してあわよくばと他の隊員を抱き込み、捜索のめいもくで真珠を探しに行く。
しかしそこには想像以上の恐怖と、欲に目がくらんだ隊員たちの思惑がギラギラする。

《NEXTGENERATIONパトレイバー第五章 感想》
エピソード8はこのシリーズにおける最大のシリアス展開である。カーシャが敵である赤いゴルゴとの狙撃戦を繰り広げ、銃器マニアにたまらないエピソードだ。
後半のエピソードは、アニメ版の続編ともあり、見た人でなければ分からない部分もある。
だからぜひともアニメ版を見てからみてほしい。そしてこの荒唐無稽な作品を楽しんでほしい。
次号は第五章ですので、お楽しみに。
今日の映画レビューは以上。

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さて、本日の映画レビューは、実写版パトレイバー第四章。
第144号「NEXTGENERATIONパトレイバー第四章」

《NEXTGENERATIONパトレイバー第四章 概要》
2014年、8月に本映画は公開された。前作のエピソード5の後編が含まれている。《NEXTGENERATIONパトレイバー第四章 物語》
「エピソード6」
前編において美女が風呂に入ると怪獣は現れるという無茶苦茶な作戦を結構しながらも、アメリカ軍の空母は現れたものの、怪獣の姿はなかった。
これではせっかく怪獣騒ぎに乗じて観光客が集まってきたものが水疱に帰すと、市長はレイバーではなく、自衛隊の戦車を熱海に呼べないかと画策する。
自衛隊の介入をよく思わない七海と後藤田。
そんな中で御酒屋が知り合いの特撮会社に制作してもらったかっぱ怪獣が熱海を破壊する映像が対策本部で流される。
そして各自が想像した怪獣の予想図を披露するのだった。

「エピソード7」
特車ニ課にある電話が入る。
特車ニ課に爆弾を仕掛けた。
なんのいたずらかと思った矢先、爆弾が爆発、隊員、整備員ともパニックを起こして、外へと駆け出す。
後藤田は爆弾処理班を呼ぶも来られず、爆弾魔からの電話を待つしかなかった。
そこへ電話がかかってきて、爆弾はまだまだあるという。
そこで特車ニ課全員で爆弾を探すこととする。
すると昔の先輩たちが隠していた品物や、隊員たちの私物が溢れてくる。
はたして全員は無事に爆弾をみつけることができるのか?

《NEXTGENERATIONパトレイバー第四章 感想》
大怪獣は確かに暴れた。他の方もレビューしているとおり、確かに怪獣が暴れたのだが、とってつけたような感じで、物語とは関係なし。
それでも押井守総監督が作った特撮映画としては、貴重な映画であった。
後半の爆弾魔は、アニメでも同じような話があったような感じで、ギャグをメインに据えた、笑える作品であった。
そして今回もカーシャが活躍して、解決する。
また千葉繁さんが頑張る最後も良かったエピソードである。
後半はいかなるエピソードか楽しみである。
今日の映画レビューは以上。
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さて、本日は前号に引き続き、シリーズ第三章のこちら。
第143号「NEXTGENERATIONパトレイバー第三章」
《NEXTGENERATIONパトレイバー第三章 概要》
2014年7月公開の第三章。
エピソードでいうと4と5になる。
本作では前作以上のアクションと押井守総監督の特撮映画への愛が感じられるエピソードが揃っている。《NEXTGENERATIONパトレイバー第三章 物語》
「エピソード4」
特車ニ課の主な食料供給は、近くにあるコンビニ一軒と、アニメ時代から登場する上海亭の2つだけである。
あとは菜園と釣った魚だけ。
その食料源のコンビニで事件は発生する。
泉野明が塩原に半ば強引に買い出しへ行かされる。
するとそこへ来店した全国指名手配テロリスト蜂野一郎と猿渡八郎が明に気づき、アサルトライフルで彼女のスクーターを狙撃、そこに居合わせた客を人質にする。
さらには車に載せていた機関銃、爆弾までもコンビニに設置、要塞と化してしまう。
明の戻ってこないことを苛立ち迎えに行く塩原もまた、人質となる。
それを変に思ったロシアからの出向隊員カーシャは、コンビニを遠くから探索、人質事件が発生したことを特車ニ課へ知らせるのだった。
パトレイバーを発進させ、囮として、カーシャが本国から持ち込んだAKアサルトライフルで潜入する作戦をたて、それは実行されるのだが。
「エピソード5」
熱海の海で急激な漁獲高低下を受け、市長によって雇われた海洋学者七海は、海底に潜む何かについて市長に対してさらなる調査を依頼する。
そんな中、前々から起こっていたサーファー失踪事件。それとの関連性を七海が訴えた矢先、100人からのサーファーが失踪してしまう。
事件解決の糸口がないまま、夜の街を彷徨う七海は、スナックで偶然にも大学の先輩、後藤田と遭遇する。
特車ニ課は熱海に慰安旅行に来ていたのだ。
そして酔った一行が海に向かうと、そこから巨大な生物の頭らしきものが浮上。
市長は特市車ニ課と七海を含めた対策会議を招集するも、特撮映画マニアたちはただ往年の映画「ガッパー」や「ゴジラ」の話で盛り上がるだけだった。
特車ニ課は、いっこうに現れない謎の生命体をまつ無駄な時間の中で、野次馬と喧嘩になり、観光客をこの騒ぎでひきつけたい市長は、リゾートホテルに特車ニ課の面々を軟禁した。
しかし現れない巨大生物にかまっている暇わなく、帰ろうとした時、またしても巨大生物はあらはれ、特車ニ課は熱海に帰ろうとするもまた沈み、東京へ向かうとまた現れ、それを7回繰り返した。
対策会議は最後の作戦として、美女を風呂に入れる。そうすれば怪獣は現れるとヤケクソになり、そこにいる女性陣を露天風呂へ入浴させるのだった。
《NEXTGENERATIONパトレイバー第三章 感想》
第二章よりは面白い展開になってきた。
そして押井守総監督の特撮映画がついにおめみえである。
この「大怪獣現る」は、前編、後編に別れており、次回が後編になっている。
しかしながら著作権の問題か、押井守総監督の意図なのか、ガッパーのセリフにはピーが入っており、ピーピーなりっぱなしである。
またキャラクターたちに押井守総監督の趣味が反映されているのだろう、会話の端々にマニア心をくすぐるセリフが盛り沢山だ。
また怪獣に焦点を当てる一方で熱海の観光全盛期の歴史や現状を語るシーンが多々もりこまれ、これもまた押井守総監督らしさが溢れている。
コンビニ事件ではお笑いを交えながら、銃器に対するこだわりや、アクションシーンへのこだわりが出ていて、面白く見られた。
コンビニへの愛もうかがえ、例えば銃撃戦で破壊される商品の詳細が表示されるのは面白かった。
だんだんエンジンがかかってきたのか、この辺から観客を離さない仕掛けが多くなってきている。
今日の映画レビューは以上。
明日は第四章、大怪獣後編である。
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さて、本日の映画レビューは、シリーズ第二章。
第142号「NEXT GENERATIONパトレイバー第二章」

《NEXT GENERATIONパトレイバー第二章 概要》
2014年、5月に公開。シリーズ第二章となる本作は、エピソード3に総監督押井守監督と親交のある竹中直人をゲストに迎えている。
《NEXT GENERATIONパトレイバー第二章 物語》
「エピソード2」
特車二課に命令が下る。警備部装備点検なる、警備部の一大イベントへパトレイバーを出動させろと言うのだ。
警視総監が視察に来る中で、ただ立たせればいいと言うが、班長シゲさんは、後藤田隊長に反対意見を述べる。
レイバーを立たせるというのは、あらゆるセンサーを駆使して立っているのであって、オンボロのパトレイバーでは倒れる確率が高いという。
しかし後藤田隊長は「そこをなんとか」とお願いして、シゲさんを動かし、整備班の地獄が始まる。
24時間シフトで働く整備員はゾンビと化し、おぞましい光景が繰り広げられた。
後藤田はこれを機に特車ニ課を潰そうとしている上層部の思惑をしりつつ受けたのだった。
さらに警視総監は空砲をパトレイバーに撃たせたいという。
そんなの不可能だと言い張る中、ただ1人、リボルバー整備員は空砲を撃つと言い張る。
そんな時、後藤田隊長は上層部へ警視総監の前で恥を書く可能性を示唆すると、なんと警備部の上層部は総監を視察に連れてきてしまう。
慌ててパトレイバーを立たせるのだったが。

「エピソード3」
パトレイバー1号機の操縦担当、泉野明は、極度のゲームオタクであり、非番の日はゲームセンターで格闘ゲームに没頭していた。
そんな時、ゲームセンターで強いオヤジに遭遇する。誰が対戦相手でも軽々と倒してしまい、明も挑むが何度やっても勝てなかった。
そしてゲームセンターを、出た明は若い連中に囲まれたオヤジを目撃、そこで若者たちをひねり飛ばすオヤジを目撃、彼女はオヤジが何者なのかを探る。
そして喫茶店で話をしている内に、勝負することとなる。
明は特車ニ課へ戻ってすぐ、整備員たちを無差別に殴り飛ばし始め、これを危機感と感じた塩原は、彼女に空手やボクシングを教え始める。
そして対戦の日がやってきた。

《NEXT GENERATIONパトレイバー第二章 感想》
ギャグエピソードが揃った第二章という感じであろうか?
特にエピソード3などは、押井守監督らしさというか、会話劇に思想や難しい言い回しを入れているところは好きである。
しかしながらアニメの実写化とは言え、映画にここまでアニメのフォーマットをもってこなくても良かった気がする。
面白いしくだらない。だが映画である必要性はあったのか?
本日の映画レビューは以上だ。
次号もパトレイバーですのでお願いします。
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本日の映画レビューは、メディアミックスの完成形のこちら。
第142号「NEXTGENERATIONパトレイバー第一章」

《NEXTGENERATIONパトレイバー第一章 概要》
1988年にオリジナルビデオアニメとしてスタートした機動警察パトレイバーが最初である。ビデオオリジナルアニメは全部で7話製作され、好評を博した。

また同時に漫画雑誌少年サンデーで漫画版の連載を「ゆうきまさみ」が開始した。
原作のヘッドギアとは原案、漫画ゆうきまさみ、メカニックデザイン出渕裕、脚本伊藤和典、監督押井守のクリエーターグループであり、現在まで続くパトレイバーの根幹を製作したグループだ。
オリジナルビデオ、漫画に続きアニメ映画、テレビアニメ、長期オリジナルビデオアニメ、小説、アニメ映画二弾、三弾と展開は長期におよび、最後のアニメ映画が公開されてから12年の歳月を経て、今回の実写映画計画が始動した。






2013年のことである。
映画は全七章と長編映画に分かれており、一章が2つのエピソードから構成されている。《NEXTGENERATIONパトレイバー第一章 物語》
「エピソード0」
本エピソードは上記にあるアニメ版当初から参加している声優の千葉繁が実際に演じた「シゲさん」を実写版でも演じており、特車二課の整備班長に就任している。
アニメ版では班長の補佐的役割だったシゲさんの回想が主な物語の主軸となっている。

初代特車二課の面々のその後を回想で説明。そして地味だった二代目。そして今の三代目の隊員たちの説明がなされている。
「エピソード1」
人型汎用作業機械レイバー。東京湾埋め立てなど多くの目的で使用されている作業用レイバーの犯罪が増加すると共に警視庁に設立された特殊車両課。本来は第一小隊、第二小隊とあったのだが、時代はレイバーを必要としなくなり、解体寸前となっていた。第一小隊はすでに解体。第二小隊は辛うじてのこされていたのだが、レイバーを立たせるだけでも一苦労の時代を迎えていた。
特殊車両課は第一小隊、第二小隊がシフトで交代勤務をしていたのだが、第二小隊だけとなった今、レイバー担当操縦者、指揮車両担当、キャリア車両担当の3人が基本となり、6人のメンバーが交代でシフトをこなしていた。その過酷さは地獄であり、ほぼプライベートな時間はなく、待機中もやることがないために、自然と仕事場には私物が溢れ、ネット依存という環境が整えられていた。

待機任務に入った泉野明、塩原祐馬、山崎弘道は近くのコンビニへ買い出しへ出たり、誤報の出動警報に追われていた。
そんな矢先、本当にレイバーの暴走事件が発生、後藤田隊長率いる第二小隊は現場へ駆けつけると、女にふられた男がレイバーに乗って暴れていた。
そこでパトレイバーの最大の武器、リボルバーカノンを発射すると、巨大なキノコ雲が立ち上るのだった。

《NEXTGENERATIONパトレイバー第一章 感想》観た感想としては、くだらない。アニメの頃からそうだったが基本的に漫画やアニメで有名な「うる星やつら」と設定は似ている。1つの小さなコミュニティの中で、何が起こっても良い設定で、あとは自由に事件が起こる。
アニメ版ではそれが普通であり、時代性もあったのだが、それを実写でやっているのには、正直驚いたし、やる意味があるのかとも思えた。
本作は実物大のパトレイバーを製作して、キャリー、指揮車両も実際の物を製作したほどだ。再現性は見事にアニメから実写へ転換されており、近年に公開されているアニメから、漫画からの実写映画の中で最もできが良いと思えた。
しかし物語があまりにくだらなすぎる。ファンにとってはそれが面白いのだろうが、初見にしては少しとっつきにくいかもしれない。
本日からシリーズ通してレビューしますので、よかったら遊びに来てください。
本日の映画レビューは以上である。
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本日の映画レビューは、ヒュー・ジャックマン最後の勇姿!
第141号「ローガン」
《ローガン 概要》
ヒュー・ジャックマンが演じるローガンはX-MENの人気キャラクターを実写化した人物である。ウルヴァリンとして、有名なこのキャラクターをヒュー・ジャックマンが最初に演じたのは2000年のことである。それから17年。このローガンが最後のローガンになるだろう。
X-MEN映画シリーズ第十弾にして、ヒュー・ジャックマンの勇退映画。
《ローガン 物語》
2029年、世界からミュータントは消え去り、ミュータントの存在自体が忘却の彼方であった。
体は衰え片足を引きづり、リムジンの雇われ運転手をしていた。
強盗にあい戦うも、全盛期の動きはできず、怪我は治らなくなっていた。
爪は中途半端にしか出てこず、さらに病が体を蝕んでいた。
ローガンはある日、依頼人が参列する葬儀の最中、1人の女性が彼に近づいてきて助けを求める。なにがなんだかわからず、追い返す。
後日、ローガンの前に1人の男がやってきた。片腕がサイボーグのドナルドなる男は、葬儀であった女性を探していた。
怪しい男にローガンは顔を歪める。
男は自分の名刺を置いて立ち去る。
ローガンは国境を超えてメキシコに入る彼は、人の匂いを感じるミュータントと隠れていた。痴呆になり、記憶が曖昧になったチャールズ・エグゼビアとともに。
チャールズは痴呆で能力をコントロールできず、世界一の超能力者は、大量殺人兵器となっていた。
その発作を薬で抑えながら、ローガンがかくまっていたのだ。
そんな時、ローガンはあれモーテルへ仕事があると依頼され行くと、葬儀で会った女性が待っていた。1人の少女とともに。
ーローガン ネタバレー(ドラッグして見てね)
女性は殺害され、ローガンはメキシコへ帰る。するとトランクから少女が潜んていて、チャールズは彼女をかくまうように言うが、襲ってきたドナルドたちの部隊。
しかし少女ローラは、腕から2本の爪を出し、その男たちを獣のように殺す。
逃げ出した3人はボロボロのリムジンで逃げ回り、チャールズはその旅の中でローガンに問いかける。誰かに似ていないか?
そう、ローガンの遺伝子から作られた少女こそ、ローラだったのだ。
ローラを連れていた女性は、彼女と同じように遺伝子操作で作られたミュータントたちを訓練する施設で働いていて、ミュータント開放の後に、ローラを連れて、ローガンに助けを求めて来たのだった。
ローラの目的地はエデン。そこに行けば幸せになれると教えられた。
しかしローラが持っていたコミックを見たローガンは、自分たちの物語を誇張した嘘だと言う。
そこに現れた、ローガンと同じ姿をしたクローンがチャールズを殺す。
2人になったローガンはカナダの国境を目指すも、意識を失い倒れてしまう。
するとそこへローラの仲間の子どもたちが現れ、秘密の建物にローガンをかくまう。そして子どもたちはエデンへ向けて旅立つ。
ところがドナルドたちの部隊がローラたちを追い、ローガンは満身創痍の体で戦いローラたちを救う。
その代わりにローガンは命を落とした。
ローラは父親から託された未来を背負い、仲間とエデンへむかい歩きはじめた。
《ローガン 感想》
筆者は悲しい映画が好きではない。
主要人物が死ぬのは好まない。特にこのローガンはこれまでのX-MENシリーズとは世界観も雰囲気も大きく離れすぎている。
10作目にして最後のウルヴァリンということもあり、もっとスッキリと終わってほしかった、気もする。
同じスピンオフの「デッドプール」とは真逆の映画である。
だが、この物語は悲しみで終わるのではない。未来が確実にそこにはある。
未来は託されるものだから。
本日の映画レビューは以上である。
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本日の映画レビューは、ジェイソン・ステイサム、ロバート・デ・ニーロ共演のアクション映画。
第140号「キラー・エリート」
《キラー・エリート 概要》
2011年、映画界では「英国王のスピーチ」が話題を呼び、アカデミー賞で作品賞を受賞したこの年、キラー・エリートは公開された。ジェイソン・ステイサム、ロバート・デ・ニーロ共演である。
《キラー・エリート 物語》
1980年代、ジェイソン・ステイサム演じるダニーは、殺し屋、傭兵をやっていた。
師匠で仲間のロバート・デ・ニーロ演じるダニー。デイヴィス、マイアーと4人で依頼を受けて暗殺を仕事としていた。
しかしそうした生活を嫌に思い、引退を決意する。
恋人と引退生活をしていたダニーだったが、師匠のハンターがオマーンの族長に身柄を拘束されていた。
オマーンへ向かうとダニーは、ハンターが依頼を受けていた、族長の3人の息子たちを殺したSASの元隊員を事故死にみせかけ殺すこと。それをダニーがハンターの身柄と引き換えに受けることにする。
イギリスへ向うダニーはデイヴィス、マイアーと合流して、ターゲットを狙う。
ところがターゲットが殺害されていくと、SAS元隊員で秘密結社フェザーメンのスパイクがダニーたちの存在に気づき始める。
ーキラー・エリート ネタバレー(ドラッグして見てね)
3人を殺害したと思ったダニーだったがオマーンへ向かうと族長は失敗したといい再びダニーはイギリスへ向かう。
しかしスパイクはダニーの仲間を次々とスパイクは殺していく。
ダニーは恋人を呼び寄せ、開放されたハンターに彼女の護衛を任せ、ダニーはスパイクと最後の戦いへ向う。
そして彼女の元へダニーは帰り、ハンターも家族の元へ戻るのだった。
《キラー・エリート 感想》
ジェイソン・ステイサムとロバート・デ・ニーロが共演するということで、重厚で面白い。
スパイ物が好きな筆者は、面白く見ることができた。
ただ1980年代を舞台にする意味はあまりなかった気がする。
スマートフォンなどを使わない時代は、暗殺者たちを際立たせ面白かったが、それでも1980年代の世界観は出てなかったのは、残念だ。
ただ面白い。裏で暗躍する人間たちの物語はやはり、ワクワクしてしまう。
今日の映画レビューは以上だ。
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本日の映画レビューは、あるようでなかったこちらのSFミリタリー映画。
第139号「世界侵略ロサンゼルス決戦」

《世界侵略ロサンゼルス決戦 概要》
時は2011年、6月に皆既月食が世界各地でも目撃できたこの年に「世界侵略ロサンゼルス決戦」は公開された。
監督は「テキサスチェーンソービギニング」のジョナサン・リーベスマン。主演はアーロン・エッカート。
《世界侵略ロサンゼルス決戦 物語》
マイケル・ナンツ軍曹は、新兵を訓練するのが役割だった。
過去に自分の部隊が壊滅したことを未だに後悔しながら生きていた。
そして年齢的にも限界だと感じ、上官に退役願いを届け出る。
しかしそんな矢先、突如、新兵を引き連れて戦闘を行うように指示される。

この時、世界各地には謎の飛行物体が相次いで落下、各主要都市は謎の軍隊に攻撃されていた。
ナンツも軍曹として任務に参加するも、攻撃しても倒れない謎の生命体と遭遇、苦戦を強いられる。

さらに最悪なことに、空を抑えられたのだ。
敵の戦闘機が滑空し、空爆すらできない。


ナンツたちはこの侵略された世界を生き抜こうともがき始める。
ー世界侵略ロサンゼルス決戦 ネタバレー(ドラッグして見てね)
ナンツが配属された部隊は、空爆作戦の前に街に民間人がいないかを確認、生存者が生存していた場合、救出するのが任務だった。
生存者集団を発見する。
連れてきた逃げる途中のフリーウェイで敵との交戦状態に入り、マルチネス少尉が敵を道連れに爆死。
ナンツが指揮を取ることとなる。
部隊は民間人を連れ、空軍基地に向かうも、基地は壊滅、合流地点へと向けて出発する。
ヘリコプターで合流地点へ向かう最中、敵の司令センターを発見したナンツは、単独でそこへ向かうも、部下たちが着いてくる。
敵の司令部をレーザー誘導でミサイル攻撃を成功し、合流地点へとやってきたナンツたち部隊は、空を取り戻した功績を讃えられたものの、戦いは未だに収束せず、ロサンゼルス奪還作戦に休息もまともに取らず、参加するのだった。
戦いはこれからである。
《世界侵略ロサンゼルス決戦 感想》
宇宙人の侵略で思い出すのは「インデペンデンス・デイ」だ。
あれは巨大宇宙船を戦闘機で撃退する。
「宇宙戦争」は民間人を主役にしたので、戦闘はあまりなかった。
今回の映画は海兵隊員の地上戦闘が主軸になっていて、これまでにはなかった映画だ。
派手さを求めると、肩すかしを食らうも、現実的な戦闘をみるならばもってこいだ。
異星人の正体や生体にはあまり言及していないので、どちらかというとアクション映画に近い。
また疑似ドキュメンタリーのような映画なので、臨場感はすごい。
戦闘シーンなどを見ているとアクションゲームを連想させて現代的にも見えたが、映画ならではの映画表現かと言われれば微妙だろうか?
SF好きにとっては、もっと宇宙人の描写が欲しかったが、リアルな戦闘という意味では、成功した映画であると思う。
本日の映画レビューは以上だ。
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本日の映画レビューは、犯罪者と戦う口の減らない男の映画。
第139号「ロックアウト」

《ロックアウト 概要》
時は2012年、この年のアカデミー賞で「アーティスト」が作品賞を受賞したこの年にロックアウトは公開されました。
脚本にあのリュック・ベッソンが加わっています。
主演は「プロメテウス」などに出演しているガイ・ピアース。
《ロックアウト 物語》
西暦2079年、CIAのマリオン・スノーは、CIA長官殺害の容疑で終わらていた。
そしてその無実を証明できるケースを、相棒のメースに渡すも、自らは逮捕されてしまう。
そして彼は長官殺害容疑で、宇宙空間に浮かぶ重犯罪刑務所、MS-1でコールドスリープさせられることが決定する。刑期は30年。

その頃、MS-1に視察団として大統領の娘、エミリーが向かっていた。人体実験の疑いが刑務所の視察であった。

そこで1人の囚人ハイデルを目覚めさせ、話を聞いていた時、エミリーのSPの銃を奪い、次々と護衛を撃ち殺し、囚人たちを目覚めさせ、またたく間に刑務所は犯罪者の要塞と化した。

これを重く見たNSA長官ラングルは、スノーにエミリー救出で減刑することを条件として出すも、スノーは断る。
するとラングルの部下のハリーが唯一の無実を証明できるケースのありかを知っているアイ帽のメースがMS-1に収監されていることを伝えると、渋々彼は救出作戦を受け入れるのだった。
その頃、刑務所ではハイデルの兄、アレックスが視察団を人質に囚人たちに指揮を出し、組織化が開始されていた。
スノーは単身刑務所へ乗り込んでいく。
ーロックアウト ネタバレー(ドラッグして見てね)
低軌道警察署でラングル、ハリーの指示を受けながら、何とかMS-1へ到着したスノー。
ラングルは人質交渉で、けが人だけでも開放するように要求する。
アレックスはそれに応じ、毛画をしている女性と、着るものがなくたまたまあった白衣を着ていたエミリーを医師と勘違いして、医師の同行も認め、エミリーの脱出がうまく行くかに思えた。
が、ハイデルはエミリーが出ていくことを許さず、けが人を射殺、エミリーに留まるように命令する。
残ったエミリーを何とか救うべくSPがエミリーを連れて逃走、一室に立てこもり救助を待つつもりだったが、酸素が失われ、2人の命が危うくなる。
そこでSPは自ら自殺して、彼女の酸素を確保する。
通路では技師を連れてきたアレックスが、失敗すると射殺して、ドアを開けさせようとしていた。
スノーは排気口を抜け、エミリーの元へたどり着くも、彼女は酸素不足で意識をなくしていた。そのエミリーを起こして、スノーはその部屋から逃げ出す。
脱出ポッドへ彼女を詰め込み、自らは相棒を探しに向かうスノーだったがエミリーは残り、彼の手助けをすると言い張る。
彼女の長い髪を切り、髪の毛を黒く染め、囚人の格好をさせて相棒を探す。
だが囚人に身元がばれながらも相棒メースを探し出したが、メースは人体実験の影響で言葉を喋るのもやっとだった。
MS-1は重力バランスを崩して地球への落下コースをとる。
大統領はこれに対して攻撃命令をくだそうとするも、娘が気になる。
するとエミリーは大統領に対して自分のことに構う、と告げて大統領は攻撃命令を下す。
もう一度、交渉しようとするアレックスだったが、弟、ハイデルに撃ち殺され、その場にいる全員を射殺して、エミリーを求めるのだった。
そしてエミリーを捕まえるも、スノーはハイデルを殴り倒し、脱出、攻撃でMS-1は破壊された。
地球へ戻ったスノーは再び投獄されるも、エミリーがメースの言葉の断片をつなぎ合わせ見つけたケースを証拠に、なんとハリーが逮捕され、スノーの無実は証明され、待っていたエミリーとともに、街に歩いてさるのだった。
《ロックアウト 感想》
うーん。
リュック・ベッソンとSFの相性が合わないのだろうか?
1997年に公開された「フィフスエレメント」は成功したという見方もあるが、一般人向けとしては少しあまり評価は高くない。その前の「レオン」があまりに世界的にヒットした為、リュック・ベッソンの世界観がレオンに引きずられているようなきもする。
その為、いまいちの評価の「フィフスエレメント」。当時最高のスタッフを揃え、筆者も好きなSF作品の1つなのだが、監督はあのころの特撮に満足いっていなかったらしく、新作の「ヴァレリアン」でなっとくいくSF映画を製作したという。
本作に関していうならば、SFとの相性がいまいちなきがする。
SF映画が好きなのは分かるが、その愛情が大きい故に必要性のない宇宙刑務所での戦いが描かれたように思える。
地上の刑務所を舞台にしても同じような展開は描けたのではないだろうか?
本日の映画レビューは以上です。
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本日の映画レビューは、こちらの青春映画。
第138号「小悪魔はなぜモテる」
《小悪魔はなぜモテる 概要》
時は2010年、ミャンマーで20年ぶりの総選挙が行われた年に、この映画は公開された。
主演は今ブレイクしているエマ・ストーン。
《小悪魔はなぜモテる 物語》
地味な学校生活を送り、家では家族ともうまくいっているオリーヴは、人から物事を頼まれると、嫌とは言えない性格だった。
この物語はオリーヴがネット配信で告白する形で物語は進行していく。
最初は些細な嘘であった。
友達とトイレでSEXの経験があるのかないのかを話し、オリーヴはそこで、経験があると嘘をつく。
すると個室に入っていた敬虔なクリスチャンのマリアンヌがそれを聞いてしまう。
そこから学校中に彼女は誰とでも寝るの女だと噂が広まってしまう。
否定するのも嫌になった彼女は、それを逆に楽しむように、セクシーな服を作り、着始める。
ある日、ゲイの友達が馬鹿にされているのをみかねて、同級生が集まるパーティでSEXの声真似を2人でする。
そのことから彼はバカにされることはなくなったが、彼女の評判はさらに酷いものとなっていくのだった。
ー小悪魔はなぜモテる ネタバレー(ドラッグして見てね)
ゲイの友達から噂を聞きつけな何人もの男が、実際はしないが
SEXをしたと嘘をつくように、少額の金銭で彼女に依頼するようになり、断れない彼女はそれを受け取るようになる。
すると学校中の男とする女という噂はますます広まる。
ついには憧れのグリフィス先生の妻でスクールカウンセラーが生徒とSEXをしたことで、生徒に病気を移してしまう。それも彼女が引き受けてしまい、彼女は病気持ちだとされてしまう。
そんな中でも普通に接してくれるトッドに次第に恋心をいだき始めるオリーヴ。
実はトッドも子供の頃、キスをしたと彼女に嘘をついてもらっまた経験があり、そのことから彼女の性格知っていたのだ。
すべてを話そうとネット配信で告白した彼女は、最後に自分のバージンはトッドに捧げると宣言するのだった。
《小悪魔はなぜモテる 感想》
本日の映画レビュー感想です。
まずこの映画を、見ようと思っまた最大の理由はエマ・ストーンである。
筆者は映画を監督でみるので、基本、俳優には興味がないのであるが、近年、「ララランド」や伝説のテニスプレーヤーを演じる「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」など話題をよんでいる女優であるから興味を抱いた。
そして見て納得である。
この女の演技には違和感がまったくない。
綺麗でキュートでセクシー。
まさしく女優として生まれた女性なのだと思えた。
彼女が出演映画は多くあるがその入門として、オススメである。
本日の映画レビューはこんなところだ。
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毎度様です。
本日の映画は、三池崇史監督が自由に制作した感がすごい。この映画。
↓
第137号「極道大戦争」

《極道大戦争 概要》
時は2015年、アメリカのテロ支援国家指定にキューバの名前を取り除く事が正式に決定したこの年、日本を代表する三池崇史監督が、勝手に初心に戻って大暴れ、ということで完成したのがこの極道大戦争。
近年の日本映画では珍しくオリジナル脚本。
主演は市原隼人。
21ヶ国で上映された。
《極道大戦争 物語》
市原隼人演じる影山は、リリー・フランキー演じる神浦に惚れ込み、神浦の組に入る。昔気質の影山は、かたぎい手を出すことをせず、曲がった行いを嫌った極道になっていた。

しかし背中に入れ墨をすることをせず、親分と同じ入れ墨をすることを願っていた。
そんなある日、親分の神浦は影山を一軒の居酒屋に連れて行く。居酒屋の主人法眼は親分に飲ませている血のような飲み物を影山に出すと、影山は外へ出て行って吐いてしまう。

それをみた親分は、あいつも俺と同じになる、と微笑む。
親分の為に働いていた影山だったが、親分の最期が訪れる。
神父の格好をしたアジア系の男と同じくアジア系の秋葉原を探す男が親分の仕切る商店街へ現れ、親分を殺害する。
影山は親分を守ろうとするのだが倒れてしまうのだった。
親分を守れなかった影山が落ち込んでいると、親分の生首は突如喋りだし、影山の首に噛みつくのだった。
そこから悪夢のような物語が幕を開ける。
ー極道大戦争 ネタバレー(ドラッグして見てね)
居酒屋の主人法眼によると、極道吸血鬼であった親分は、居酒屋の地下で極道をかたぎにしては、その血を飲んで生きていた。
血を飲まなければ極道吸血鬼は死んでしまうが、同じ極道の血液では死んでしまう。そこでかたぎの血を吸うのだが、吸われた人間は極道になってしまうというのだ。
信じられないで居る影山だったが、自分が噛みついた人間たちが次々と極道になっていくのを目の当たりにする。
そんな中、親分を失った組では、高島礼子演じる膳場を筆頭に、影山を探し、増えたにわか極道を排除しようとした。しかしその数が多すぎた。
そして居酒屋の地下で親分へ食料をを提供していたかたぎ訓練中の極道たちを発見する。そこへなんとカッパと親分を殺した2人組も現れる。
さらには復活したという着ぐるみを着たKAERU君という謎の人物が集まって、影山への対抗を企む。
その中にあって膳場は頭の中で脳が溶けている、と突然言いだし耳から液体を流す。
アジア系の2人組が最初に影山に向かうも、影山は圧倒的な力で2人を排除、最終兵器としてKAERU君が影山の前に立ちはだかる。
その圧倒的な力に影山の力が覚醒すると、着ぐるみを脱いだKAERU君は、体は人間だが頭はカエルという姿となり、更に影山と戦いを繰り広げる。
そんな時、富士山の麓で巨大なKAERU君が出現、商店街へと向かい、戦いに勝利した影山は商店街を襲う巨大蛙と対峙するのだった。
《極道大戦争 感想》
あるネット映画レビューで三池崇史監督は2本に1本は駄作を作る、表現されていることがあったが、その駄作と分類される作品が極道大戦争なのかも。
しかし三池崇史ファンとしては、これもまた監督の作品としては有りだと思えた。
三池崇史監督は、監督を仕事にしている監督だと筆者は個人的に思っており、依頼されればどんな映画でも撮影できる監督だ。
その監督の表現方法として「暴力」がある。以前にも当ブログで紹介した「インプリント~ぼっけぇ、きょうてえ~」のように暴力が行きすぎて上映できなるなる作品もある。
日本においても「殺し屋1」のように、R18指定の映画を撮影できるほどだ。
またそうした映画の特徴を備えた「IZO」など当時の芸能界の重鎮ばかりをキャスティングした、二度と実現困難、と言われる映画もある。
今回の映画もまた、ある種、無意味に豪華なキャスティングである。そして脚本は良い意味で馬鹿馬鹿しい。
おそらく三池崇史監督の「妖怪大戦争」のパロディなのだと思うが、カッパが出てきたり、ゆるキャラのようなボスが出てきて、最後にはチープな特撮である。
なんとも馬鹿馬鹿しいのだが、三池崇史監督らしさがあって、ファンとしては面白かった。
ただいつも思うことなのだが、監督の映画は説明不足な点が多々有り、高島礼子演じる膳場の意味が不明だったのが未だに引っかかる。
本日の映画レビューはこういったところだろうか。
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こんにちは、こわばんは。
ようこそいらっしゃいませ。
訪問、ありがとうございます。
本日の映画レビューは、TBSドラマから始まり映画で完結した、こちらの映画。
第136号「S最後の警官奪還」

《S最後の警官奪還 概要》
原作小森陽一、漫画藤堂裕で漫画として誕生した本作は、2009年から2016年までビッグコミックで連載されました。

その後、2014年に向井理主演でドラマ化されました。
《S最後の警官 ドラマ あらすじ》
向井理演じる神御蔵一號は元プロボクサーの経歴をもつ交番の警察官である。幼いとき、幼なじみの棟方ゆづるとその両親と出かけていった先で発砲事件に巻き込まれ、ゆづるの両親が亡くなってしまう。

この事件をきっかけに大切な人を守る為にボクシングを始めた。引退後は交番の警察官として、職務をまっとうしていたが、ある日、近くで立て籠もり発砲事件が勃発、一號はその時に負傷した警察官を守ったことから、新たなる特殊部隊NPSの突入一班としてスカウトされる。NPSとは、SATのように武力で犯人を殺害制圧するのではなく、生きたまま確保することを目的とした部隊であった。
警察上層部は、この部隊設立を機会に、最悪の事件が発生した際、SATの力が必要と世論に訴える口実にしようとする。
これを知っていながらNPS隊長香椎は、部隊を少数精鋭で編成する。

そこにはSATから出向してきた蘇我伊織の姿もあった。神業と言われる狙撃のテクニックを持ち、過去に姉を亡くしている経験から、犯人は制圧すべきだと考え、一號と対立する。

そんな中、次々と事件が発生するが、その裏で糸を引いていたのは、NPSの設立を押していた元警察上層部で今は作家をしている霧山であった。この老人の狙いは警察上層部と同じ、犯人逮捕ではなく、殺害制圧が正しいと国民に知らしめること。
その為に国際テロリスト正木圭吾を使い、事件を起こしていた。


これに対処していたNSPだったが蘇我がSATへ帰る日を迎え、代わりに自衛隊から林イルマという女性狙撃手が入ってくる。マイペースの彼女の父親は、一號とちづるの目の前で両親が殺された際に発砲した警察官の娘であった。

メンバーが代わり、正木を追い詰めていった矢先、正木は姿を消してしまう。
《S最後の警官奪還 物語》
国際テロリスト正木が行方不明になってからまもなく、裏で糸を引いていた霧山は病で命がもうすぐ尽きようとしていた。その最後の力で日本全土を巻き込んだ、最大の事件を引き起こそうとしていた。
その実行犯として正木が再び日本へ戻ってくる。仲間を引き連れ、まずは海の特殊部隊SSTの隊長倉田の息子が乗ったバスをハイジャック。そこへNSPが急行し、犯人たちを確保する。が、イルマが狙撃した犯人の肩を貫通した弾丸が倉田の子供に当たってしまい、イルマは激しく動揺する。

一方、バスジャックの犯行を企てたのが正木としった一號は、ショッピングモールに正木が居ると知り、怒りにまかせて正木確保へと向かう。
ところが正木は倉田率いるSSTが守護するプルトニュウム運搬タンカーを部下にジャックさせていた。
ここまでは霧山が書いた絵の通りに動いた正木だったが、正木自らもタンカーへ移動、タンカーの進路を東京湾へ向ける。
どういうことだ、と興奮する霧山だったが病で命が尽きてしまった。
正木の単独舞台となったタンカーでは、特殊部隊SAT、SST、そしてNSPが連携で作戦にあたることになる。
しかし正木は日本国へ要求を出す。
総理大臣を含めた閣僚をタンカーに乗せること。
プルトニュウム暴発を押された政府はその要求に従う。
その人質一団の中には、正木の許可を得て香椎隊長も同行するのだった。
正木の3つの「S」の最後の戦いが始まる。
ーS最後の警官奪還 ネタバレー(ドラッグして見てね)正木は容赦なく人質の閣僚を撃ち殺す。正木の狙いは最初から人質交渉にはなく、東京湾でプルトニュウムを爆発させることにあったのだ。
それを知った一號は、正木の元へ向かうも、途中にはテラリストたちが待ち構えている。
3つの特殊部隊は連携をはかりテロリスト鎮圧に入るも、プルトニュウムは無情にも爆発段階へと移行される。
正木の元へたどり着いた一號は、正木との最後の戦いをする。
一方、プルトニュウムと装置の間を銃弾で狙うイルマは、何度も外してしまう。
そして一號は正木を確保、イルマは装置を止めて、事件は解説するのだった。
ところが港へ到着した一號たちを待っていたのは、正木への狙撃であった。
警察内部は正木の始末、そして事件への関与が漏れるのを阻止したのであった。
追求ができなくなった一號たちは、正木の死で一連の事件を終える。
後日、同僚の結婚式へと出席した一號は、1人浮かない顔としていた。そこへ幼なじみのちづるがやってきて、声をかけた。
2人はこれまで着かず離れずの関係を続けてきたが、ちづるが、結婚する? と言うと一號は頷き、一號の護ものが大きくなったのだった。
《S最後の警官奪還 感想》
映画レビューということで感想を書きます。
まずドラマが放送されてから、S最後の警官奪還を見るまで間が空いてしまい、ドラマ版がどういった物語だったのか整理しながら見ました。
また映画だけ初見の方にはどういった設定なのか分からないのがこの映画の最大の何年かな?
しかし物語としてはアメリカ映画でよくあるフォーマットとは言え、日本でこのフォーマットを使って映画を製作することができたのは、拍手物だ。
日本は本当にアクション映画弱小国なので、素晴らしい、と賞賛を送りたい。
ドラマから見なければ設定が分からないが、ドラマから見た人には、その膨大な時間を要しただけの満足感が凄い。
このシリーズの続編が作られても良いような気もするが、オダギリジョーの正木よりも強烈な敵を作るのは至難の業だろう。
日本映画、もっとこういうの作りましょうよ。
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いらっしゃいませ。
来ていただき、ありがとうございます。
さて、本日の映画レビューは、熱狂的ファンの熱い支持を未だに受け続けている、日本のカルトでありSFでもあるこちら。
第136号「鉄男THE BULLET
MAN」
《鉄男THE BULLET MAN 概要》
本日の映画レビューをの鉄男は、シリーズものである。最初の映画は1989年に俳優としても有名な塚本晋也監督が監督、脚本、美術、照明、特撮、編集を手がけたほぼ自主制作映画であった。
これが高い評価を受け、様々な映画監督にも影響を与えた。
シリーズは本作を含め3作品あるが、ストーリーのつながりはないため、どの映画を見ても、楽しめる作りで、テーマも同様になっている。
本作品は上記の第一作目から20年後に制作され、主人公も英語を話すなど、これまでのシリーズとは異なる部分が多い。
公開は2010年である。
《鉄男 THE BULLET MAN 物語》
東京でアンソニーは妻のゆり子と息子のトムと3人で暮らしていた。アンソニーの父も近くで医師をしながら生活していた。
ところがアンソニーの幸せは瞬間的に奪われてしまう。
トムと散歩をしていたアンソニーの元へ1台の車が急発進してきて、トムを轢き殺したのだ。
運転していたのは、塚本晋也演じるヤツ。
絶望のどん底に陥ったアンソニー。
妻は息子を殺した男を探して殺してやる、と言い出す。
するとアンソニーの体に異変が起こる。体から鉄が生えてきたのだ。
戸惑う彼へヤツから電話が来る。
父親に聞いてみろ。
そして父の家へ向かった彼は、家の地下へ続く階段を発見する。
そして驚愕の事実を目撃する。
ー鉄男THE BULLET MANネタバレー(ドラッグして見てね)
アンソニーの父は、その昔、「鉄男プロジェクト」という計画に参加していたという。
生命体と鋼鉄を融合させるプロジェクト。その資料を見ていたとき、家へ妻、そしてヤツが現れる。
妻が人質にされたことから、アンソニーの怒りが暴走、全身が鋼鉄へと変化、ヤツを追う。
しかしヤツが手配した特殊部隊が家へ殺到、銃撃戦になるもアンソニーの全身は銃となり、特殊部隊を撃退する。
遺体と鋼鉄の山の中、アンソニーは父から真実を知らされる。
アンソニーの父親は妻と幸せに暮らしていたが、妻が病に倒れてしまう。そして妻の願い、子供がほしい。
その願いを叶えるため、鉄男プロジェクトの力で妻のアンドロイドを作った。そしてアンソニーが誕生したという。
真実を告げて父は特殊部隊に銃撃された怪我で絶命する。
ヤツを追うアンソニーは、ヤツは、撃て、と懇願する。しかしその後ろには東京が広がっていた。
全身を銃と化したアンソニーはしかし、撃つことをしなかった。
ヤツは何故だと絶叫するのだった。
アンソニーとゆり子にはまた幸せが戻った。新しい子供を授かって。
《鉄男THE BULLET MAN 感想》
映画レビューということで、シリーズ通しての感想を。
1作目はやはり衝撃的で、アバンギャルドだった。ロックに合わせ、暴走する主人公の体。
2作目、3作目はある種、商業的に意識したのかな? と思ってしまった。
特に3作目の今作は、尖った映像にしようとして、アンソニー我どのように変化したのか、いまいち分からない。
設定は非常によく、そのへんはやはり鉄男だと思えた。そしてヤツ。シリーズ通して謎の男。
今作は最初から20年、監督の容姿の高齢化は仕方ないかな?
1作目目がギラギラして尖っていたから。
本日の映画レビューはこういったところだ。
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こんにちは、こんばんは。
来ていただいてありがとうございます。
本日の映画レビューは、前号に続いてキック・アスの続編。
第135号「キック・アス ジャスティスフォーエバー」
《キック・アス ジャスティスフォーエバー 概要》
2020年のオリンピック開催が日本に決まった2013年、キック・アス2は公開されました。
前作に引続き、主演はアーロン・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ。
さらにはジム・キャリーも出演しています。
《キック・アス ジャスティスフォーエバー 物語》
キック・アスことデイヴとヒットガールことミンディが活躍してから3年。
ミンディは思春期を迎えていた。
しかし隠れ家を訪れては、父親が残したコスチュームを眺め、学校には行っていなかった。
3年前殺された父親の親友で、今は保護者のマーカスは、そんなミンディに、普通の女性になることを促す。
デイヴは普通の高校生活に飽きてしまい、再びキック・アスとして活動するも、本気で戦え体を作るべく、ミンディにトレーニングを依頼する。
そして2人はヒーローとして活動を開始するも、マーカスにヒーロー行為を止められ、2人は仲違いする。
一方でSNSをきっかけにキック・アスを真似たヒーローたちが出てきていた。
その人たちとチーム〈ジャスティスフォーエバー〉を結成する。
その頃、3年前に父親を殺されたクリス・ダミーゴは、今度は母親を事故で失い、すべての財産を手にしたことで、自らをマザー・ファッカーと名乗り、殺し屋を集めてコスチュームを着せて悪の組織を結成する。
そしてキック・アスへの復讐を開始するのだった。
ーキック・アス ジャスティスフォーエバー ネタバレー(ドラッグして見てね)
警察を買収して自警団狩りを開始したクリスは、ジャスティスフォーエバーのメンバーを次々と襲撃する。
中にはジム・キャリー演じるチームのリーダー、ストライプス大佐の死体もあった。
そしてキック・アスと勘違いされてデイヴの父親が逮捕される。そこを襲われて、父親は亡くなってしまった。
葬儀の場でミンディと話していたデイヴは、組織の刺客に襲われ、誘拐されてしまう。
ヒットガールとして、ミンディはデイヴを救出、SNSで仲間を募り、マザー・ファッカーの組織のアジトへ突入する。
そして皆は、最後の戦いをする中、キック・アスとマザー・ファッカーは最後の対峙をする。
屋根から落ちるマザー・ファッカーを助けようとするキック・アスだったが、落ちてしまい、アジトに飾っていたサメの水槽へ落ち、食われてしまう。
すべてが終わり、皆で自警団活動をやめることとして、家に帰ったデイヴへ、ミンディは最後にキスをすると街を出て行くのだった。
《キック・アス ジャスティスフォーエバー 感想》
前作が予想以上に大ヒットしたことから続編が制作されたのが今作。
前作でまだあどけなかったクロエ・グレースが大人の女性になって帰ってきたのがやはり最大の目玉でしょう。
当時も話題となり、彼女の成長物語が主軸になっていました。
ただ筆者としては、デイヴの物語をもっと掘り下げてほしかったですね。
デイヴは彼女と別れるし、ジャスティスフォーエバーのメンバーとSEX三昧など、女にだらしない。それでも、最後に自分が始めた事件の終わりというところとしては、物語として、前作とつながり完結していると思う。
ジム・キャリーは登場するものの、はたしてジム・キャリーである、必要性があったのかは疑問である。
ヒーローになろうとして本当になった青年の物語は完結した。
本日の映画レビューでした。
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こんにちは、こんばんは。
本日の映画レビューは、キック・アスをレビューしたいと思います。
第134号「キック・アス」
《キック・アス 概要》
時に2010年、上海国際博覧会が開催されたこの年に公開されたキック・アスをレビューします。
原作はアメリカンコミックの人気作家マーク・ミラーによるものである。
主演はアーロン・ジョンソン。クロエ・グレース・モレッツ。
《キック・アス 物語》
デイヴはコミックオタクのさえない高校生であった。
好きな女の子には声もかけられず、同級生からはオタクとバカにされ、街の不良にはカツアゲされる。
楽しみといえばオタクの友達3人でコミックカフェに出かけること。
なんのパワーもなく、悲劇的なドラマもない。それでもヒーローになりたいと、デイヴは思う。
誰もやらないのなら、自分でやる。
そう決めたデイヴは、通販でウェットスーツ買い、クッション付きの棒を背中にさし、キック・アスというヒーローとして活動を開始するのだった。
ところが最初の活動で街のチンピラに刺され、更には車にはねられる。
コスチュームを脱がされる際に、救急隊へ裸だったと言ってくれるようお願いしたことから、彼は襲われてゲイになったとの噂が流れる。
しかしそこから意中の彼女ケイティと仲良くなる。ケイティは彼をゲイだと思い、なんでも話した。
一方でヒーロー活動を再開したデイヴは、街で追われている男を助け、それがYouTubeでアップされたことから話題となる。
SNSには多くの悩みや解決してほしい依頼が舞い込み、その中にはケイティの依頼もあった。
ギャングに付きまとわれているケイティを助けるべく、キック・アスとなりギャングのアジトへ突入した彼は、そこで凄まじい戦闘を行うビックダディと少女、ヒットガールに出会う。
そこから彼らは、街を牛耳るマフィアと戦うことになる。
ーキック・アス ネタバレー(ドラッグして見てね)
ビックダディの正体はニコラス・ケイジ演じるデイモンは、街のマフィア、フランク・ダミーゴにはめられ、自らは犯罪者に、妻は自殺に追い込まれ、復讐心から、まだ11歳の娘、クロエ・グレース・モレッツ演じるミンディに格闘術や銃の扱いを教えていた。
そんな2人と出会ったデイヴは、自らがキック・アスだとケイティに知らせ、2人は恋人となる。
しかし組織を台無しにされ始めたダミーゴは、キック・アスを殺すように部下へ命令するも、キック・アスのコスプレをした少年を殺害してしまう。
このことにショックを受けたデイヴ。
そんなデイヴの元へダミーゴの息子、クリスがレッドミストというヒーローとして近づき、ビックダディのアジトが知られ、ビックダディとキック・アスは捕まり、動画で公開処刑されることとなる。
そこへヒットガールが駆けつけるが、ビックダディは炎に包まれ、死んでしまう。
1人、ダミーゴのアジトへ乗り込むヒットガール。
激しい銃撃戦の末、弾が尽きたところへキック・アスがジェットエンジン付きガトリングガンを背負って空からやってくる。
そしてダミーゴをバズーカで吹き飛ばし、ダミーゴの組織は壊滅した。
ミンディは知り合いの刑事に引き取られ、キック・アスことデイヴは、本当のヒーローとなったのだ。
《キック・アス 感想》
正直なところ、公開当初、この作品は見ないものと決めていた。
ヒーロー映画は好きだし、アメリカンコミックも好きなのだが、雰囲気がギャグ路線だろうと思ったからだ。
ヒーローに憧れた青年の話し。そんなの見たくもないし、ヒーロー映画をだったら見るとと思っていた。
ところがだ。偶然、dTVで配信されております、なんとなく見たところ、ギャグは確かにギャグなのだが、アクションがすごかった。
特にまだ11歳だったクロエ・モレッツのアクションはすごい!
そして鑑賞していて気づいた。
これは1人のヒーローオタクから見た、本物のヒーロー親子の物語性なのだと。
ただ物語的には、少し違和感があった。
ニコラス・ケイジ演じる父親は11歳の少女を洗脳して、殺人マシンにしただけではないのか?
子供としての楽しみを、武器や殺人、汚い言葉で侵されたのでは?
そんな感じもしながらも、青春映画として楽しめる、過激な描写もある面白い映画でありました。
次回はこの続編について書きますのでお楽しみに。

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こんにちは、こんばんは。
本日の映画レビューは、シルベスター・スタローン主演の映画のリブート作品である。
第133号「ジャッジドレッド」

《ジャッジドレッド 概要》
原作はイギリスのコミックであり、作品内容としては、1995年に公開されたシルベスター・スタローン版を新たに作り直し、より現代的になっている。
《ジャッジドレッド 物語》
核戦争によって国土の殆どが荒廃した未来のアメリカ。
ボストンからワシントンDCにかけて1つの巨大都市メガシティワンと呼ばれる都市となっていた。
しかしそこには8億人の人間が詰め込まれ、犯罪件数は増加していた。
そうした犯罪者たちを取り締まっていたのは裁判所であった。
そこに属するジャッジと呼ばれる人々は、裁判官、陪審員、処刑人の権限を持ち、その場で判決を下して処刑する許可を有していた。
その中でも特に優秀なジャッジがドレッドであった。
彼は報を逸脱した者に容赦はせず、犯罪者からも恐れられていた。

そんな彼に新人の適正調査が命じられる。
新人のカサンドラは、ジャッジ志願である。ところが成績は芳しくなく、戦闘訓練もいまひとつ。
その彼の女を上層部はジャッジにしたいと思っていた。それは彼女が持って生まれた特殊能力、人の思考を読み取れることが関わっていた。

上層部はその野能力を犯罪者の検挙に繋げられると考えていたのである。
ドレッドは早速、彼女を連れ事件現場へ急行する。
そこはピーチ・ツリーと呼ばれる超高層アパートであり、多くの住民が生活していた。
殺人現場を調べている内に、ドラッグの製造書を探り当てた2人は、そこで逮捕した密売人ケイを裁判所へ連れて行こうとする。
しかしケイはビルの上層階を牛耳るギャングの女性ボス、ママの部下で、ママはメガシティ・ワンに流行させているドラッグ、スローモーが自分の商品だと知られることを恐れ、ビルを閉鎖、2人は完全に閉じ込められるのだった。

ここから、2人とギャングの戦いが始まる。
ージャッジドレッド ネタバレー(ドラッグして見てね)
ビルから出られず連絡も外部と遮断された2人は、ママの手下が遅い来る中、ケイを連れて逃げていく。
ママは無関係の住民を巻き込んで機関銃を撃つなど強引な行動をとる。
ジャッジとして2人は無関係な人を巻き込まないように戦う。
戦闘中にカサンドラは捕まってしまい、ドレッドはそれを救うべく、最上階へと向かう。
死闘の末、ギャングのボス、ママにスローモーを撃ち、ビルから投げ落として、刑を執行するのだった。
ビルの閉鎖解除後、カサンドラはジャッジに向いてないと落ち込むも、ドレッドは合格を上司に言い残すと再び、メガシティ・ワンへと悪の掃除に戻るのだった。
《ジャッジドレッド 感想》
映画レビューということで、今回はジャッジドレッドを紹介していますが、やはり1995年のスタローン版とどうしても比べてしまいます。
リブートですから、もっと現代的で、大きく変えてもよかったかのように観ていて思えました。スタローンの口を意識した主演俳優の演技は、必要なかったような?
主演俳優はずっとヘルメットで顔は見えません。顔出してあげても良かったのに。
世界観は、スタローン版よりも現代的で、退廃した雰囲気も出ていて、ジャッジが必要な世界なのは、すぐに理解できます。
スタローン版が大きな事件なのに対して、今回のはドレッドの1日、という感じのエピソードでした。
衣装や銃のデザイン、世界観は筆者個人としては大満足でした。

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こんにちは、こんばんは。
本日の映画レビューは、ジェイソン・ステイサム主演の仕事人映画レビューです。
第132号「メカニック」《メカニック 概要》
時に2011年、東日本大震災が発生したこの時、映画メカニックは公開された。
元々はチャールズ・ブロンソン主演の1972年公開の映画のリメイクとなっている。

そんな映画レビューです。
《メカニック 物語》
メカニックの求人広告で依頼を受け、どんな相手でも依頼があれば殺す男、ジェイソン・ステイサム演じるアーサー・ビショップは、自らの師匠であり友人でもあるハリーを殺すように依頼を受ける。
組織の殺し屋の情報を外部へ漏らし、組織の殺し屋5人が死んだというのだ。
拒否したものの、誰かがハリーを殺すのであればと自らの手でハリーを殺害した。

葬儀の場でハリーの墓を見て酒を煽るハリーの息子スティーヴを見たりアーサーは、ハリーがいつも言っていただめ息子だとすぐに理解する。
そしてスティーヴはハリーの家へアーサーを招き、好きなものをかたみにと言う。
そんな自堕落で破滅的なスティーヴを放っておけないアーサーは、スティーヴを自分の相棒にする。
スティーヴもまた、父親を殺した相手を殺したい、と弟子入りを受け入れた。

準備が大切。
そうアーサーはスティーヴに教え、最初の仕事を任せる。
巨漢の殺し屋で若い男が好きなターゲットであった。
毒で殺すようアーサーは指示するが、スティーヴは逆らい、男と格闘で決着をつけるのだった。
こうして師弟の生活は始まる。
ーメカニック ネタバレー(ドラックしてみてね。)
仕事をしていくうちに人の殺し方が上達してきたスティーヴ。アーサーは自らの隠れ家にスティーヴを呼び、2人の共同生活をスタートさせる。
家にはアーサーが長年修理しているジャガーがあった。スティーヴはそれを気に入り、いつか乗せてくれと願う。
そんなある日、アーサーはハリーが裏切り者だった組織が嘘の情報を流したことをしる。
それと同時にアーサーとスティーヴは命を組織に狙われる。
2人は組織の殺し屋を次々と殺害、最終的にはアーサーの殺害命令をくだした組織のボスを殺害する。
その際、スティーヴは父が大切にしていた銃をアーサーの車庫で発見、アーサーに親しい人間を殺した事があるか尋ね、アーサーはあると答えた。
組織を壊滅させた2人は、逃走の準備にはいる。そして立ち寄ったガソリンスタンドで、スティーヴは自らの復讐を実行する。
車に入れていたガソリンをわざと車外へ放出、アーサーが車の中にいるのを確認し、父が残した拳銃でガソリンを撃ち、車は爆発した。
隠れ家に戻ったスティーヴは姿を消すべくアーサーが尚したジャガーに乗ると、アクセルを踏む。
と、助手席に置き手紙がおいてあることに気づく。
「次はお前の番だ」
これは見たスティーヴはすべてを悟る。アーサーは予見してすべてを準備していたのだと。
ジャガーは爆発。
ガソリンスタンドでは爆発寸前に逃げていたアーサーが準備していた車に乗り込み、去って行くのだった。
《メカニック 感想》
この映画レビューを書く際、思い出してみるとこの映画は無駄が1つもないのだ。
最初から最後まですべてのシーンに意味があり、すべてはアーサーが仕組んだシナリオの通りに動き、そしてスティーヴの動きもまた、アーサーの手の内であったのだ。
映画としては地味である。
ジェイソン・ステイサム主演のトランスポーターと比べれば、アクションは少なめである。しかしながら地味であるが脚本は実にうまくできていると思える映画であった。

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