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さて、今日の映画レビューは、キョンシー映画の台湾版として、本家よりも有名となったキョンシー映画。
第169号「幽幻道士」

《幽幻道士 概要》
1986年公開、香港映画「霊幻道士」のブームを受けて台湾で制作された亜流キョンシー映画の代表である。
世にいうテンテンキョンシー映画シリーズの第一作である。《幽幻道士 物語》
舞台は本家と同じ19世紀。出稼ぎ先で事故や病死した遺体をはこぶべく、道士の術で遺体を動かし故郷へ運ぶ仕事があった。
しかし額の札を剥がしたとき、キョンシーとなって死者は蘇る。
旅芸人の師匠は、孤児のチビクロ、スイカ頭、デッパ、チビトラの4人を育て、芸を教えていた。

ある日、キョンシーが死者の行列から離脱、人を襲っていた。
師匠はそんな中で無許可営業の疑いで逮捕され、そこにキョンシーが現れ、師匠は殺されてしまう。
地元の道士、金おじいさんは師匠の遺体を引き取り、孤児4人も引き取った。
そして孫娘のテンテンと4人は友達となる。
しかし管理されていた師匠の遺体がキョンシーとなり、暴れだすのだった。

《幽幻道士 感想》
これまでレビューしてきた「霊幻道士」よりも子供向けに制作されており、本家よりも人気が出た映画シリーズだ。
特にテンテンの可愛さは日本中を虜にした。
ただ筆者は子供の頃に見た記憶があり、面白かった覚えがあったのだが、大人になるとはなんと残酷なことか。
子供向け過ぎて逆にギャグシーンが笑えず、そこまでアクションもなく、本家の劣化版としか思えない。
子供と見るのであればピッタリの映画であろう。

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さて、本日の映画レビューは、一連のシリーズの節目となった第4弾。
第168号「霊幻道士完結編 最後の霊戦」
《霊幻道士完結編 最後の霊戦 概要》
1988年香港公開。日本では1989年公開になっている。
これまでシリーズを牽引してきたラム・チェンインが参加していない唯一の映画であり、プロデュースを1作目からつとめていたサモ・ハン・キンポーがてがけた最後の霊幻シリーズである。《霊幻道士完結編 最後の霊戦 物語》
舞台は19世紀の中国。
出稼ぎ先で事故や病気で亡くなった人を術で故郷へ運ぶ道士は、弟子の待つ家へと帰宅する。
そこでは隣の家に僧侶が住み、道士と僧侶は互いに子供のようにいがみ合っていた。
それをいつも困った様子で道士の弟子、僧侶の女性の弟子は見ていた。
そんなある日、2軒の前を王族の葬列が通る。
亡き王族の遺体を運ぶ途中、面識のある道士をツル道士が訪ねてきた。
王族がキョンシーにならないようにしていたツル道士だったが、嵐の中で術が解けてしまい、キョンシーとなった王族は、自らの幼い息子を含めての毒牙にかける。
側近に救われた子供は、道士、僧侶のところへ助けを求め、王族キャンシーは、自らが噛ってキョンシーとさせた仲間たちとともに2軒へと迫った。
道士と僧侶の戦いが始まる。
《霊幻道士完結編 最後の霊戦 感想》
これまで群集劇へと大掛かりになってきた本シリーズなのだが、今回は原点回帰といったところだろうか。
規模はそれほど大きくないのだが、アクション、コメディとも、集中して見ることができる。登場人物も多くなく、頭で整理しやすく、分かりやすいシナリオになっていた。
残念ながら本シリーズでプロデュースをつとめていたサモ・ハン・キンポーが降板してしまい、節目となった映画であろう。
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さて、今日の映画レビューは、前号に引き続き、人気シリーズ第3弾。
第167号「霊幻道士 キョンシーの七不思議」

《霊幻道士 キョンシーの七不思議 概要》
人気シリーズ第三弾となる本映画は、前作の現代編が不評だったのか、舞台を19世紀中国へ戻している。
公開は1988年。
主演は引き続きラム・チェンインがつとめている。
また、キョウンシーの後のシリーズに出演することの多いリチャード・ウンも本映画で重要な役所をになっている。
キョンシーという東洋のゾンビを題材にした本シリーズにあって、この第三作に関しては、キョンシーではなく、妖術を使う悪霊が最大の敵であるのもまた、特殊なところであろう。《霊幻道士 キョンシーの七不思議 物語》
半人前の道士ミンは、タイホウ、サイホウという兄弟のキョンシーと組み、各地で悪霊退治と言っては、タイホウ、サイホウがやられるふりをして、詐欺まがいの行為を繰り返しては金持ちから金を巻き上げていた。

そんな1人と2人の幽霊がある村へ到着すると、村を襲う悪霊の一味だとミンが勘違いされ、村の青年団に捕まってしまう。
ところがその村の医師であり凄腕の道士がやってきて、ミンを助ける。

するとそこへ妖術を使う女悪霊が出現し、道士と弟子たちは悪霊を井戸へ封じ込めることに成功した。
ミンと知り合いとなった道士は、ミンが2人のキョンシーをつれていることを見抜き、キョンシーは災いを招く、と敏しミンはそれを受け入れ、タイホウ、サイホウとの別れを決意するのだった。
ところがタイホウとサイホウを利用し、女妖術師は復活を遂げる。
道士とミン道士は弟子たちと協力し、女妖術師との最終決戦を迎えるのだった。
《霊幻道士 キョンシーの七不思議 感想》
前作、ユン・ピョウとラム・チェンインの肉体を使ったアクションは見応えがあった。ところがどうして現代に舞台設定をしてしまったのか、いまいち道士たちの格好良さ、19世紀の中国の衣装が出てこないこともあって、不満な点が多々あったのだが、今回は面白かったとうなずけるできになっていた。
ラム・チェンイン演じる道士のアクションはもちろんだが、ミン道士を演じたリチャード・ウンのコミカルな演技とシリアスな演技の融合が素晴らしく、本作の主演はリチャード・ウンと言って良いと筆者個人的には感じた。
また、最後の決戦での戦いは、シリーズ通しても、一番のできだと思えた。
ただいつも思うのだが、コメディの要素をもう少し減らしてくれたならば、筆者としてはありがたい気がした。
シリーズ一番のできだと筆者はオススメしたい。
本日の映画レビューは以上。
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さて、今日の映画レビューは、大人気シリーズ第2弾!
第166号「霊幻道士 キョンシーの息子たち」
《霊幻道士 キョンシーの息子たち 概要》
前作の大ヒットを受けて制作された第2弾。
制作費は前作の2倍となり、キャストにユン・ピョウを起用している。
主演は引き続きラム・チェンインがつとめてる。《霊幻道士 キョンシーの息子たち 物語》
舞台は現代、キョンシーという存在も忘れられた時代、盗掘をしていた教授と2人の助手は、キョンシーの夫婦と子供を発掘した。
それを持ち帰り、高値で売買することを企んだ教授は、夫婦のキョンシーだけを連れて研究室へ戻る。
残された子供キョンシーは、封印の札が外れて夜の街を彷徨い、1軒の家にたどり着く。
そこには同じ年代の女の子とその兄、父親が3人で暮らしており、キョンシーは女の子に匿われるのだった。
時を同じくして漢方医のラムは、キョンシーが発掘されたことを知ると、先祖代々受け継がれた術で封印することを決意する。
それを知ったラムの娘と恋仲にあるヤンは、ラムとともに研究室へ向かう。
だがキョンシー夫婦が逃げてしまい、2人は追いかける。
やがて街では大混乱が起こる。
夫婦は子供を求め、ついには匿われている家へとたどり着く。
ラムとヤンもまた、キョンシーを追って、一軒家にたどり着くのだった。
《霊幻道士 キョンシーの息子たち 感想》
前作で好評だったこのシリーズも、確かに見れば制作費がかかっているのが分かる。
しかしながら舞台を現代にしたのはいかがかと個人的には思えた。
カンフーアクションということもあって、現代を舞台としては説得力に欠けてしまう気がした。
それでもユン・ピョウが出演していることもあり、アクションは見ごたえがあって、主演のラム・チェンインとともに、演技でスローモーションをするところなどは、素晴らしいの一言だ。
たが子供向けを意識したとあって、映画全体を子供目線が通ってるような気がした。
そのへんは大人がみていて辛いところかもしれない。
シリーズはまだ始まったばかり。
次号をお楽しみに。
本日の映画レビューは以上。
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さて本日の映画レビュー、香港映画がブームだった頃の人気シリーズ第一弾。
第165号「霊幻道士」
《霊幻道士 概要》
1985年制作の香港映画である。
後にキョンシーの名前が有名となり、台湾で亜種映画として「幽幻道士」が制作されたほど人気をはくす。
主演をつとめたラム・チェンインは、ブルース・リーに認められ、スタントマンとして活躍していた本格派のアクション俳優である。《霊幻道士 物語》
出稼ぎ先でなくなった人間を運ぶ手間を省くべく、故郷まで道士が術を施し、自ら動いて道士が運ぶ。
ただし死者は道士が貼る封の札が剥がれるとき、キョンシーと呼ばれるゾンビとして暴れるのであった。
時は19世紀の中国。道士カオは富豪のヤンから依頼され、災いが家に訪れないように、先祖の霊を慰めようとしていた。
しかし出来の悪い弟子2人の失敗でキョンシーとなった先祖は、富豪ヤンを襲う。
ヤンの娘を心配して引き取ったカオは、キョンシーの襲撃に備えるのだった。
《霊幻道士 感想》
ネタバレというほど仕掛けがないので、この映画のシリーズは省かせてもらうが、笑えるアクション映画として日本でも一世を風靡した。
そのアクション性の高さは、今の中国映画にも引き継がれている。
古い映画ながら今見ても面白い。
子供当時に見た記憶が薄っすらとあったのだが、改めて見て、アクション性の高さ、エンターテイメント性は素晴らしかった。
シリーズ化されるのも頷ける。
知らない世代の人はぜひとも見てほしい。
シリーズを通してレビューしますので、また次号にご期待ください。
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さて、本日はジャッキー・チェンの映画レビュー。
第164号「少林寺木人拳」
《少林寺木人拳 概要》
まだ中国映画ではなく、香港映画が日本で知られていた時代、1976年にまだ駆け出しのジャッキー・チェンが主演を努めている。
ここからジャッキー・チェンのブームが巻き起こり、カンフー映画が日本に浸透したきっかけとなった。
日本で公開されたジャッキー映画では、最も古い映画となる。
《少林寺木人拳 物語》
父親を殺され、口がきけなくなった青年は、少林寺に身を寄せて、仲間たちと修行の日々をおくっていた。
修行をやっても、上達しない彼は、毎日が辛くなっていた。
そん時、寺に身を寄せる尼僧と出会い、彼女のその動きと立ち振る舞いに、特訓を願い出る。
さらに僧侶たちが幽閉する謎の男と出会い、その凄さに、弟子入りを懇願するのだった。
そこから青年はカンフーの腕をあげていく。
そして少林寺唯一の出口、木人が阻む試練の道をくぐり抜け、少林寺を出て、外の世界へと出ていくのであった。
〜少林寺木人拳 ネタバレ〜(ドラッグして見てね)
外界に出る際、牢獄の師匠からある店へ手紙を届けるように頼まれ、青年は届ける。
それは師匠が仲間へ居場所を教える手紙であった。そして少林寺に恨みを抱える男は脱走して、町で力を振るう。
青年は偶然居合わせた食堂でチンピラから店を守ったことから、食堂に身を寄せる。
しかし師匠が町で暴れていることを知り、阻もうとするも、師匠に手は出せず敗れる。
そして少林寺への復讐を開始する。
そこで青年は自らの父を殺したのが師匠だと知り、復讐の誓いから閉じていた口を開き言葉を口にする。
再度戦った青年は、勝利するも師匠を殺すことはやはりできず、手を引くも、青年を殺そうとした師匠は自らの拳で命を落とす
すのだった。《少林寺木人拳 感想》
ジャッキー映画は今も増え続けている。
半年に一度はハリウッド、アジアで公開されている気がする。
そんなジャッキー・チェンを、日本に最初に認識させた映画がこの「少林寺木人拳」である。
まだ高校生にしか見えないジャッキーが、キレがそこまであるとは言えない戦いをする。
コメディタッチもそこまで多くはないが、今も引き継がれた、ジャッキーの動き、映画の要素はここに凝縮されていた。
ジャッキーを見てきた人ならば、きっとこの映画が最初という人も多いだろう。
ジャッキー映画の中でも未だに人気があり、好きだという人も多い。
dTVで配信中なので、無料体験で見てほしい映画だ。
本日の映画レビューは以上。
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当ブログへの訪問、ありがとうございます。
さて、本日の映画レビューはこちらこ、2大スター初共演のこちら!
第165号「大脱出」
《大脱出 概要》
今の時代より前、アクション全盛期、アーノルド・シュワルツェネッガーとシルベスター・スタローンという巨星が映画界では輝いていた。
スタローンが「ランボー」を撮影すればシュワルツェネッガーは「コマンドー」を撮影し、両者は常に比較され、アクションを牽引してきた。
そんな2人の共演は、若い時代からあったが、納得の行く作品に両者とも出会えなかったとのこと。
そして全盛期を過ぎた今、2つの巨星の輝きは重なり合う。
2013年、「エクスペンダブルズ」にシュワルツェネッガーがカメオ出演したことをきっかけに、企画が本格始動した。
およそ30年ごしの企画始動であった。
《大脱出 物語》
刑務所に収監されてから、刑務所の盲点をついて脱獄するセキュリティコンサルタントのシルベスター・スタローン演じるレイは、ある日、CIAのエージェントから、ある特殊な刑務所へ収監されて、脱獄できるかを試してもらいたいと依頼される。
そこはレイが渡した情報をもとに建設された刑務所だという。
依頼された仕事をまっとうすべく収監されたレイだったが、話に聞いた刑務所の所長は居らず、彼は完全なる囚人として扱われることとなる。
なにが起こっておるのかわからないレイは、囚人たちに暴行を受けていると、アーノルド・シュワルツェネッガー演じるロッドマイヤーが彼を救う。
ロッドマイヤーは、世界的な義賊のボス、マンハイムの部下であり所長はマンハイムを捕まえたがっていた。
またレイの正体も知りつつ、彼を刑務所に収監し続けることを言い渡す。
こうして2人は、脱獄のために手を組むのだった。
ー大脱出 ネタバレー(ドラッグして見てね)
レイはまず刑務所の場所が何処かを知るべく、ロッドマイヤーの助けを受けて、一度、外へと出る。
すると刑務所は巨大タンカーであり、海を航行していたのだ。
愕然とするレイだった。
戻ったレイに所長はマンハイムの居所をロッドマイヤーから聞き出せば自由を与えると言われる。
しかしレイは、それを無視して脱獄計画を企てる。
それを察した所長は、彼らの脱獄計画が実行されるタイミングを待つも、レイとロッドマイヤーは、暴動を引き起こし、その隙に脱獄を試みる。
仲間と連絡がとれ、ヘリで迎えに来た仲間のところへ戻ったレイとロッドマイヤーは、最後にドラム缶を爆破、所長はその爆破に巻き込まれるのだった。
海岸に脱獄した2人。
するとロッドマイヤーはそこで自分がマンハイムであり、CIAと言ってレイを投獄したエージェントは、彼の部下だったのだ。マンハイムを脱獄させるため、レイは使われたのである。
マンハイムは仲間と去り、レイもまた仲間のところへ帰るのだった。
《大脱出 感想》
豪華だ。
とにかくこの2人が出ているだけで場面はもつ。
会話するだけで、豪華な感じがすごく、見ていてワクワクしてしまう。
ただ残念なことに映画自体が非常に地味だ。
この以前に共演したエクスペンダブルズがあまりにも派手だったこともあり、仕方がないかもしれない。
しかし惜しいのは、この映画を20年前に制作していだきたかった。
2人ともやはり老いが目に見えてしまう。
豪華な共演ながらも、やはり地味だなという印象は否めない映画だ。
本日の映画レビューは以上。

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さて、本日の映画レビューはいよいよ公開となりますヒーローチームの物語
特別号「ジャスティスリーグ」

11月23日公開となります映画ジャスティスリーグ。それに先駆けて、本日は少しジャスティスリーグとそれに関連する映画群について書きたいと思います。
この記事を読んでいる方の中には、もしかすると「アベンジャーズと何が違うの?」というまったく分からない方も居るかと思われます。
当ブログのカテゴリーにヒーロー映画がありますので、よろしかったらそちらを見ていただくとより、理解できると思いますが、ここで簡素に説明したいと思います。
《DCコミックスとMARVELコミックス》
アメリカには2つの大きな漫画会社があります。DCコミックスとMARVELコミックスです。
「DCコミックス」はスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンと「ジャスティスリーグ」を誕生させた会社です。

「MARVELコミックス」はアイアンマン、マイティーソー、キャプテンアメリカと「アベンジャーズ」を誕生させた会社になります。

今回の「ジャスティスリーグ」はDCコミックスの映画ということです。
《DCエクステンデット・ユニバース》
アイアンマンから始まるMARVELコミックスの世に言う「アベンジャーズ」シリーズは、現在、世界で最も興行収入を得ているシリーズとされています。その特徴として、複数の個別キャラクターを主役にしながら、1つの世界で物語や事件が発生すること。つまりアイアンマンとキャプテンアメリカの世界でそれぞれ事件が発生しますが、それらはすべて同じ世界で起こっているということなのです。
これを受けDCコミックスも同じ世界観で連続したヒーロー映画を製作することを発表しました。
DCコミックスの映画は、スーパーマンとバットマンで有名ですし、昔から何度も映画化されてきました。
近年で「ダークナイトトリロジー」がヒーロー映画の世界観を飛び越えて、凄まじいヒットを飛ばしています。

そのクリストファー・ノーランを製作に迎えてリブートした映画が「マン・オブ・スティール」でした。
スーパーマンのリブート映画として製作された時点では、まだ1つの世界観で映画を製作する構想はなかったらしいのですが、続編の「バットマンVSスーパーマン」から1つ続きの世界観で各ヒーローを描く構想「DCエクステンデット・ユニバース」が開始されたのです。

そのまさしく中核となるのがこの「ジャスティスリーグ」というわけです。
《暗い映画からの脱却》
ある意味でDCコミックスの映画のテーマと言えるのが「暗い映画からの脱却」なのだと思います。
「アベンジャーズシリーズ」のような一連の映画は、一部の暗い作品はあるものの、基本的には家族がそろって見ても楽しく、面白かった、で劇場から帰れる映画なのです。
しかしDCコミックスの代表ヒーロー「バットマン」が暗く、世界的に有名で「ダークナイトトリロジー」が特別と呼べる大ヒットとなったことから、路線は固まってしまったのだろう。
特にスーパーマン映画などは明るく、正義の象徴であったはずが「マン・オブ・スティール」である意味現代的にアレンジされてしまい、正義の象徴すらも暗くなってしまった。
さらにそれに拍車を掛けたのが「バットマンVSスーパーマン」である。
世紀と対決ということで世界的に注目を集めたこの映画は、ヒーロー映画というよりも、ヒーローに苦悩する2人を主軸にしてしまい、またマニアならばニヤリとできる仕掛けを多く詰め込んでしまった為、家族映画になれずに失敗している。
筆者はこの詰め込み過ぎた映画がすきなのだが、家族でみると考えた時には、流石に難しいという感想だ。
そこで「ジャスティスリーグ」では、より多くの観客に満足してもらえるように、ヒーロー個々のストーリーは、後に公開されるそれぞれの映画で語られるようにして、アクションとユーモアに重点を置いて製作された。
「バットマンVSスーパーマン」は劇場公開で152分、完全版では180分を越える長尺なものとなっている為、本作では時間を短く、テンポに拘ったとのこと。
《監督の交代》
上記のようにテンポ、アクション、ユーモアで大勢の人々に見てもらう工夫をしていた最中、筆者が好きな監督の1人で、「マン・オブ・スティール」から監督を続けていたザック・スナイダーが娘の死を受けて降板してしまうという悲劇が起こりました。
そしてその後を継いだのがなんと「アベンジャーズ」の監督を務めたジョン・ウェドンだから驚きです。

ザック・スナイダー

ジョン・ウェドン
アベンジャーズの軽快さがジャスティスリーグに加わるのだから、面白いに決まっている。
《各キャラクター》
ジャスティスリーグには、日本ではあまり知られていないヒーローが多く出演しています。
ここで少し紹介したいと思います。
「ワンダーウーマン」

映画も公開されて日本でも知名度が一気に上がりました。昔にドラマ「空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン」というのがあったので、ある年代から上の人たちは知っているかもしれません。
彼女は女性ばかりが住む島で神々の力を授かった、スーパーマンと互角に戦える女戦士です。
原作コミックスのパラレルワールドでは、世界を二分するほどの勢力を保持するアマゾネス軍団最強の戦士です。
「アクアマン」

アメリカンコミックスでは、人間世界の他に多くの世界があるのは定番の設定です。
アクアマンは海底にある巨大国家アトランティスの王であり海の力を授かったヒーローです。
原作でアマゾネス軍団と世界を二分する戦争をしています。
「ザ・フラッシュ」

先にドラマ化されDVDや配信で知っているかたもいると思います。
DCコミックスの世界には「スピードフォース」という宇宙の外側にある世界から流れ込んでくる加速粒子があり、それを偶然、稲妻と薬品の影響で使えるようになったヒーローがフラッシュです。
彼は人の目には理解できない速度で動き、速さだけでいうのならば、スーパーマンを上回ります。
「サイボーグ」

おそらくほとんどの日本人が知らないであろうこのヒーローは、近年になって、ジャスティスリーグの設定に加わったキャラクターです。
大学のアメフト選手だった彼は、ある事件に巻き込まれて瀕死の状態に陥ります。
サイボーグ研究をしていた父親はそこで自らの知識すべてをつぎ込み、彼をサイボーグとしたのです。
さらに設定があるのですが、原作と同じであるならばネタバレになるので、ここでは控えたいと思います。
いずれこれらの映画を一連のレビューで描きたいと思っていますので、その際はお付き合いください。
明日が楽しみですね。
ちなみに筆者は原作を読んでいるので、言えることは、このヒーローチームは地球には収まりません。
アニメ版もそうでしたが「宇宙を守るヒーローチーム」です。
そして原作では無限の平行宇宙を守っています。
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さて、本日の映画レビューは、ジョン・カーペンター監督作品。あのジェイソン・ステイサムが出演している、火星での壮絶な戦い。
第166号「ゴーストオブマーズ」
《ゴーストオブマーズ 概要》
2001年公開のSFホラーえいがである。
監督は「遊星からの物体X」や「ニューヨーク1997」で有名なジョン・カーペンターである。
しかしながら評判はかんばしくなく、公開からわずか2週間で打ち切りとなった。《ゴーストオブマーズ 物語》
2176年、火星へ進出した人類は、火星の天然資源を採掘しながら生活基盤を築いていた。
火星警察のバラードは、ただ一人だけ囚人輸送用の列車に乗って、駅までやってくる。
火星議会は彼女を招集、公聴会をひらく。
そして彼女は語り始めた。
自分が護送中に立ち寄った鉱山町でなにが起こり、仲間たちがいったいどうなったのかを。
ーゴーストオブマーズ ネタバレー(ドラッグして見てね)
バラードは、アイス・キューブ演じる囚人ウィリアムズを護送する任務についていた。
そんな中で立ち寄った鉱山町。そこには死体が転がっており、生き残った囚人たちを引き連れ逃げようとしたバラードだったが、その中にいたウィリアムズの仲間がウィリアムズを開放する。
とその時であった。町中の遺体が起き上がり、彼らに襲いかかったのだ。
中間が次々と死んでいく中、囚人の中にいた科学者が、火星の原住民を呼び覚ましたと言い出す。
肉体をもたないその生命体は、死体や生きている人間たちに憑依、乗っ取るのだった。
逃げるバラード。
そしてバラードに露骨な行為を向けるジェイソン・ステイサム演じるジェリコ、ウィリアムズたち全員が力をあわさ、ゴーストをなんとか退治することに成功した。
しかし最後に生き残ったバラードとウィリアムズ。
バラードは腕をパイプに手錠で繋がれ、ウィリアムズに逃げられてしまう。
そしてただ1人、彼女が駅に到着したのだった。
最後、ゴーストは町に迫り大パニックとなったところへ、ウィリアムズがやってきて、2人は銃を構えて、町へと出ていくのだった。《ゴーストオブマーズ 感想》
ジョン・カーペンターはSF映画を制作したがる。
ただ「遊星からの物体X」や「ニューヨーク1997」のように成功した例は稀だといえる。
そもそもどことなくB級映画の匂いのする映画を制作する監督なだけに、最初の雰囲気は間違いなくB級で、期待できない雰囲気はまんてんであった。しかしジェイソン・ステイサムが出演しているとあって、期待したのだが、結果はアメリカの結果と同じ。正直、「遊星からの物体X」などのクオリティを求めてはいけない。
この映画はB級だ。
ストーリーもみどころがないに等しい。
ファンならば鑑賞もいいだろうが、ファン以外には、あまりおすすめはできない。
本日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、世界にアジア映画の凄さを伝えた、伝説の始まりであり、おしくも終わりになってしまった映画。
第165号「燃えよドラゴン」

《燃えよドラゴン 概要》
1973年に公開された香港、アメリカの合作映画である。
公開当時に主演のブルース・リーとカンフーが世界的にブームとなり、今もなお、目標とされている。《燃えよドラゴン 物語》
少林寺で高弟であるブルース・リー演じるリーは、CIAからミスター・ハンなる大富豪が自らが住む島で3年に一度だけ開催する武闘大会へ参加するように依頼があった。

CIAの調べでは、アヘンを生成する麻薬カルテルの本拠地がその島だというのだ。そして外から人が入れるのは、この武闘大会のときのみなのだ。
そしてリーにミスター・ハンの悪事を調査して欲しいという。
最初は乗る気ではなかったリーだが、ハンの護衛をつとめるオハラを見たとき、顔色を変える。実は妹がいたリーは、妹がオハラに襲われ、自らの末路を悟った位もとは命を絶っていた。

リーは武闘大会への出場を決意する。
同じ頃、ギャンブル依存症の空手家ローパーと黒人のために迫害された空手家ウィリアムスもまた、武闘大会へと向かうのだった。

ー燃えよドラゴン ネタバレー(ドラッグして見てね)
リーは船で島へ向うとそこは武道家たちを育てる、ハンの帝国だった。
武闘大会でオハラを倒し妹の復讐をはたす。
夜になり外を探るリーは、地下にある巨大麻薬工場を発見する。
翌日、外出禁止を破ったとして、ちょうど外に出ていたウィリアムスが犯人とされ、親友のローパーの前で殺害される。
ビジネスパートナーの話をもらうローパーだったが、リーとともにハンの帝国を破壊し始める、そしてリーはハンとの最終決戦に勝利した。《燃えよドラゴン 感想》
もはや説明は不要だろう、ブルース・リーの世界的映画だ。
この映画のあと、新たな映画を撮影していたが、おしくもなくなったブルース・リーが世界に名刺を渡した映画といえよう。
自らの武術、ジークンドーを体現する映画を制作し続けたブルース・リー。
久々に見たのだが、やはり面白い。
後にジャッキー・チェン、サモハン・キンポー、ユン・ピョウというスターが出演していたことでも有名である。
それにしても、人とはここまで凄まじい動きができるのかと思えるほど、この映画のブルース・リーの動きは凄まじく、さらに肉体は無駄な肉を削ぎ落とした、まさしく究極の肉体だ。
この男は本当に強いし、伝説なのだ。
見たことのある人もない人も、何度も見ていただきたい。
本当の映画レビューは以上。
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ようこそいらっしゃいませ。
当ブログはジャンルを問わず、映画レビューしているブログです。
ゆっくりしていってくださいね。
さて、本日の映画レビューは、天才の半生を映画化したこちら。
第164号「スティーブ・ジョブズ」
《スティーブ・ジョブズ 概要》
言わずと知れたアップル社の創業者で、現代のコンピュータの基盤となるデザインを創造した人物だ。
映画は1971年から2011年までのジョブズを描いた。
2013年に公開された。
《スティーブ・ジョブズ 物語》
1974年、大学生だったジョブズは、退学しながらも、大学の講義に出ては、無料で講義を受けていた。
大学生の彼は未来を模索して、なにになるべきなのか考えていた。
そして友人のウォズと2年後にアタリ社へ入社、そこでゲーム開発をするも、周囲との協調性がとれず、他人の開発したゲームを酷評していた。
風呂にも入らない彼に、上司は注意を促すも、彼は聞き入れない。
そして新しいゲームの開発を懇願してみるも、彼一人では制作できず、ウォズの力を借りて、ゲームの開発に成功する。
しかし満足しなかったジョブズは、ウォズと共に新しい会社、アップルをたちあげる。
ウォズが個人的に開発していたマイコンピュータを、これが新時代のコンピュータだ、とジョブズは開発をするために社員を集める。
そしてプレゼンの場で慣れないジョブズは、この世紀の発明品をうまく説明できずに落ちこむ。
しかしある電気店から置くことを検討したいと言われる。
そこでジョブズは店主に、注文が殺到していると嘘をつき、商談をまとめる。
そこからアップル社の快進撃が始まる。
ースティーブ・ジョブズ ネタバレー(ドラッグして見てね)
次にアップル社が開発したアップルⅡは一世を風靡、アップル社は急成長していく。
しかし傲慢になっていくジョブズに、周囲はついていけなくなる。
そんな中で社長に新しい人材を引き入れ、ジョブズは開発中だったプロジェクトの遅れの責任を取らされ、別のプロジェクトへ回される。それがマッキントッシュプロジェクトであった。
ところがマイクロソフトがWindowsを発表したことで、ジョブズは激しく激怒、さらにマッキントッシュの開発の遅れ、ウォズの退社などが重なり、ジの周辺は劇的に変化していき、ついにはジョブズが会社を追われることとなる。
その後、結婚して新しい会社を立ち上げていた彼の元へ、新たなるアップル社の社長がやってきて、業績不振のアップルに戻ってほしいと言われる。
そして戻った彼は、新たなる世代の若者たちの熱意で、再び会社へと戻るのだった。
こうしてipodからの快進撃が再び始まる。《スティーブ・ジョブズ 感想》
アップル社といえば、世界一有名な会社と言ってもいいアップル社。
つい最近もiphoneXを発売して大きな話題となった。
そのアップル社を創業し、今のPCの基礎を築いたスティーブ・ジョブズの半生を描いたこの映画は、まさしくジョブズがどういった人間なのかを表した映画だといえる。
と言っても、ジョブズ本人を知らないので、なんとも言えないし、この映画から受けた印象でしかないのだが、傲慢な天才、といったところだろうか?
しかし筆者は鑑賞していて、まず思ったのは、スティーブ・ジョブズは確かに天才かも知れないが、彼の成功を支えた人物、スティーブ・ウォズニアックこそが本当の天才に見えた。
ウォズはもちろん実在の人物であり、アップル社の由来であるアップル1とアップル2を独自に開発した技術的天才である。
しかしアップルが大きくなったことで、面白くなくなった、とアップルを去っている。
この映画でもウォズの支えを失った途端、ジョブズは崩れていく。
傲慢だからこそ己の商品に自信をいだき、信念を貫いたジョブズ。その横で笑いながら、彼のアイディアを現実にしたウォズ。
彼こそが真の天才なのだと、筆者は感じた。
本日の映画レビューは以上。

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さて、本日の映画レビューは、ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピット共演のスパイ映画。
第163号「スパイゲーム」
《スパイゲーム 概要》
2001年、ロバート・レッドフォード、ブラッド・ピットの新旧の男前俳優が共演して話題となった。
物語は実在の歴史をもとにストーリーが組まれている。《スパイゲーム 物語》
1991年、ロバート・レッドフォード演じるCIAのミュアーは、退職1日前になり、平穏に終わるかと思われた。しかし朝、かかってきた1本の電話が彼の最後の1日を、激変させる。
香港支局の友人ダンカンからの電話だった。
ダンカンによると昔の弟子で今では1人前の工作員ブラッド・ピット演じるビショップが中国の刑務所へ侵入、ある囚人を脱獄させてようとして、スパイ容疑で拘束されてしまう。
ビショップは米中通商会談の盗聴をする予定が単独行動を取るのだった。
CIAとアメリカ政府はビショップを見捨てることとする。
事態を知っていたミュアーは、対策室に入り込もうとするも、締めだす対策室を巧みな工作で、対策室へ入り込み、ビショップをスカウトする経緯を説明する。
ビショップの目的とは何だったのか?
ースパイゲーム ネタバレー
(ドラッグして見てね)
1975年、ベトコンと協力してラオス軍のチェー将軍暗殺作戦を指揮していたミュアーは、狙撃手としてビショップをスカウト、見事に狙撃に成功するのだった。
このことからミュアーはビショップを工作員としてスカウトすべく、西側ドイツへと派遣させる。
派遣先で言葉も通じず追い込まれたところに、偶然を装ってミュアーはビショップの前に現れ、工作員に引き抜く。
東ドイツ人の亡命作戦で当確を表すビショップだったが、作戦の最中に協力者を見捨てるミュアーの決断に、ビショップは反発するのだった。
レバノンアメリカン大使館爆破事件の首謀者サラメ暗殺作戦へ派遣された2人は、難民キャンプで医師をしているサラメの主治医、報道カメラマンとしてビショップは接近する。
そこでボランディアをしているイギリス人女性エリザベスと出会う。
親密になる2人だったが、エリザベスを巻き込みたくないと思うビショップだったが、彼の元を去っていった。
そして作戦を実行するも、作戦が成功する確証がなかったミュアーは、爆弾でサラメをさつがいする。
この事件が決定的に2人の溝となり、ビショップは1人前の工作員として活動を開始、ミュアーはそれがビショップの最後の姿だった。
事情を話したミュアーは、彼を見捨てるならしかたない、と口ではいうが、裏では書類などを工作、上層部に秘密で作戦を遂行させ、ビショップを救出する。そしてビショップが助けようとした囚人はエリザベスだった。
ミュアーはエリザベスを拉致して、中国に押し付けていた。
ビショップを任務に集中させるための親心だった。
ミュアーは堂々と本部の門を出て行くミュアー。
その頃、CIAはビショップが救出されたこと、エリザベスも同様に救われたことをしる。
そして救われたビショップは、作戦を立てたのがミュアーだと察し、涙を流すのだった。《スパイゲーム 感想》
これこそがスパイだ!
実際の歴史の裏で暗躍するスパイといはきっと、この物語に描かれているとおりなのだろう。
地味な映画かもしれない。
だけど名優2人がこれに真実味をもたらしている。
だからこそ、素晴らしく現実味があり、歴史と絡めている物語こそが現実という味を与えてくれる。
スパイ映画は好きで、筆者はよく見るのだが「ボーンシリーズ」がこれまでリアルだと言われているが、ほんとの意味でリアルなスパイはこの「スパイゲーム」なのだと思う。
本日の映画レビュー以上。
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さて、本日の映画レビューは、あの奇妙な一家が帰ってきた。
今度は兄さんが結婚!
第163号「アダムスファミリー2」
《アダムスファミリー2 概要》
公開は1993年。
前作からわずか2年での続編公開であるから、評判の高さが理解できる。
本作では前作に引き続きキャストが再集結。
フェスター役のクリストファー・ロイドが本作も物語の中心になっている。《アダムスファミリー2 物語》
アダムス・ファミリーにフェスターが帰ってきて、家族全員が揃った矢先、新しく男の子が生まれる。
ウェンズデーとパグズリーはそれをよく思わず、危ない実験や遊びで、ゴメズたちを惑わせていた。

そんな中でフェスターは1人、寂しい思いをしていた。
弟のゴメズ夫婦の寝室を覗いては、自らの愛の相手が現れるのを願っていた。
フェスターは、会社経営などの才があり、資産は莫大であった。
そんな時、子どもたちの様子を見たゴメズは、住み込みのベビーシッターを雇うことにするも、どの人物も子どもたちについていくことはできなかった。
しかし紹介されたわけでもないが、子どもたちを手懐けるベビーシッターが一家のところへやってくる。
フェスターはまたたく間に彼女、デビーに恋をして、2人は結婚することとなる。

しかしデビーを疑うウェンズデーの態度に、デビーは子どもた2人をサマーキャンプへと追いやってしまう。
サマーキャンプに合うわけもないウェンズデーとパグズリーは、金持ちの同年代の子どもたちやインストラクターから厄介に思われる。
その頃、フェスターはついにデビーと結婚、別の屋敷に住むこととなる。
ーアダムスファミリー2 ネタバレー(ドラッグして見てね)
フェスターとデビーの新居へ引っ越してた矢先、アダムスの誰もがフェスターに会えなくなり、デビーはフェスターを事故死に見せかけようと画策する。
実は、彼女は資産家と結婚しては殺すという殺人鬼だったのだ。
一方、ウェンズデーたちは、ミュージカルのビデオを見せられる拷問のような時を過ごし、ついにはお芝居に出演することとなるのだ。
そして芝居当日、インディアンの格好をしたウェンズデーは、同じくサマーキャンプに馴染めなかった子どもたちを先導、本当にインディアンのような惨状を作り上げるのだった。
そして、キャンプから逃げ出した2人は、家に戻ると、デビーが家族を電気椅子にかけて殺そうとしていた。
しかしスイッチを入れたとき、アダムスの次男が赤ちゃんながら配線を組み替えて、デビーは逆流した電流で粉になってしまうのだった。
こうして再び、一家の奇妙な毎日が始まる。《アダムスファミリー2 感想》
第二弾ともなると、家族の大体の性格がわかってきて、さらに面白く見られる。
これは子供の頃、何度となく見た記憶がある。
特に髭を生やした赤ん坊な面白かった。
キャラクターとしては、化物に近い設定になっていたが面白い。
そしてゴメズ夫婦は相変わらず強烈であり、フェスターの化物っぷりも、見事だ。
ぜひとも第三弾がみたかったが、残念ながらシリーズはここで完結してしまっている。
一家のあるじゴメズを演じたラウル・ジュリアは翌年に癌と脳卒中という大病でなくなっている。
そのせいで続編の制作もできなかったのかもしれない。
本当に何度見ても面白く、悪趣味な映画だ。
本日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、世界的に人気となった奇妙な家族の物語。
第163号「アダムスファミリー」
《アダムスファミリー 概要》
チャールズ・アダムスが1937年に新聞連載を始めたい一コマ漫画が原作である。
その後人気となったシリーズは、テレビドラマ、アニメとなりそして、1991年に映画化されたのだ。
映画版は他のシリーズと設定が異なっている。
当時、最先端の特撮技術を使った巨額の製作費が投じられた。《アダムスファミリー 物語》
丘の上の不気味な屋敷に住むアダムスは、当主ゴメズ筆頭に悪趣味を楽しむ一家であった。
ゴメズの妻で魔女のモーティシア。
その母のグラニー・アダムス。
娘のウェンズデー、息子のパグズリー。
執事のラーチ、ペットのハンド(人間の手)が家族である。
しかしアダムスにはさらにもう1人、ゴメズの生き別れになった兄のフェスターがいた。
しかし25年間、フェスターは行方不明で、ゴメズはそればかりが気になっていた。
弁護士のタリーは、膨大な財産のあるアダムス家を狙い、フェスターそっくりのゴードンとその母親と手を組み、ゴードンをアダムス家へ潜入させる。
ゴメズは兄が帰ってきたと喜ぶ。
ーアダムスファミリー ネタバレー(ドラッグして見てね)
ゴメズは兄が帰ったことに感激、屋敷のあらゆるところを見せて、家族も紹介した。
ゴードンことフェスターは、最初、不気味な家だと思い、戸惑っていたが、段々とアダムスの悪趣味と自らの思考が合っていることに気づき始め、子どもたちの学芸会に腕がもげる仕掛けを作り、会場を凍らせたりした。
この様子にゴードンの母親は危機感を覚え、しっかり金庫室のありかを探るように叱りつける。
そして降霊会の日、アダムスの親族が集まった場でフェスターは楽しみ、アダムス家も大いに盛り上がる。
だが、フェスターが偽物だと知ったウェンズデーがその場から逃げ出し、探しに行った家族が無事にみつけて戻ると、弁護士のタリーがアダムス一家をよく思わない裁判官と談合の末、フェスターがアダムスの財産を引き継ぐと判定、一家は屋敷から追い出されてしまう。
モーテルに宿泊した一家だったが、その悪を愛する心から定職はみつからずゴメズは、兄に裏切られたと働く意欲すらなくなっていた。
そして一家は家を取り戻すため、再び屋敷へと向かう。
案の定、ゴードンは一家を追い出したことを恨めしく思い、金庫室には案内しなかった。
ゴメズに案内させるべく、タリーたちが金庫室への扉を開けようとしたとき、ゴードンが裏切り、そのどさくさに紛れて、ゴードンの記憶が蘇る。ゴードンは本当のフェスターであり、一家に戻ったのだ。
こうしてアダムスファミリーは全員、揃ったのであった。《アダムスファミリー 感想》
いやー、本当に懐かしい。
子供の頃、友達にこの映画が好きなやつがいたが、筆者はあまり好きではなかった。あまりにも悪趣味なことばかりする一家を、不可思議に思っていたからだ。
しかしなぜか見てしまう。そんな映画だったが、dTVでザッピングしていたら、たまたま発見し、久しぶりに見たら、面白かった。
他人には分からない兄弟愛、親子愛、夫婦愛がそこにはある。
そしてなぜかモーティシアがどんどん美人に見えてくる。
これは不思議なとこだ。
最初葉美人に見えないのに、映画化終わる頃にはセクシーに見えるのだ。
これも映画の魔法ってやつなのだろう。
本日の映画レビューは以上。
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本日の映画レビューは、シリーズ最後。
第162号「ダーティハリー5」

《ダーティハリー5 概要》
時は1988年、アカデミー賞で「レインマン」が作品賞を受賞したこの年に、ダーティハリー最後の映画が公開された。
本作はマスコミへの激しい風刺が込められている映画となっている。
主演はクリント・イーストウッド。
若手のジム・キャリー、リーアム・ニーソンが出演しているのも見どころだ。
《ダーティハリー5 物語》
サンフランシスコ市警のハリー・キャラハンは、マフィアのボス、ジェネロを逮捕、起訴まで持ち込み、ついには刑務所へ入れる。
しかしハリーはジェネロの手下に狙われ、車を廃車にされてしまう。
上司は内勤を命じ、宣伝担当は、マスコミに愛想よくしろと言い出す。
マスコミを嫌うハリーは、明らかに嫌な顔をする。
すると新しい刑事のクワンが相棒となる。
自分の相棒は死ぬかケガをするというジンクスがあるとハリーはいうが、クワンはジンクスをものともせず、珍しくハリーの相棒として活躍するのだった。
その直後、ジム・キャリー演じるロックスターのジョニーが薬物過剰摂取で死亡する。
そんな中「死のゲーム」なる遊びをリーアム・ニーソン演じる映画監督スワンが行っており、有名人がどの順番で死ぬかを賭けていた。
その名簿のとおりに有名人は死んでいく。
この情報を入手したtvキャスターのサマンサは、ハリーに興味をいだき始めるも、ハリーはマスコミを遠ざけるのだった。

ーダーティハリー5 ネタバレー
(ドラッグして見てね)
スワンはマスコミから死の賭け事について批判され、謝罪するも自分と事件との関連は否定する。そして警察にも協力を拒み、事件は彼が犯人かと思われた矢先、映画評論家が殺害され、ハリーはスワンにアリバイがあり、事件に無関係だと気づく。
すると、犯人はハリーを次の標的にして、ラジコン爆弾で彼の車を追跡、間一髪で逃れたものの、相棒が怪我をしてしまう。
同じくサマンサをスワンの名前で呼び出した精神異常者で、スワンの映画を溺愛し真犯人の男、ルックは港でサマンサを人質にハリーに44マグナムを捨てさせ、勝ったつもりでいた。
そこへハリーがモリ発射機でルックを貫き、そこへマスコミが殺到する。
それを横目にハリーとサマンサは港を後にするのだった。
《ダーティハリー5 感想》
ファンの皆様には申し訳ないのですが4作目までは面白かった。
しかし5作目はあまりピンと来なかった。
若いリーアム・ニーソンとジム・キャリーが出演し、ファンであるとリーアム・ニーソンとクリント・イーストウッドが共演など、凄さしかない。
ただその凄さを足しても、いまいちなストーリー。
マスコミが事件を報道する姿勢への批判は理解できる。
それでも犯人の登場のしかたやヒロインとハリーの関係性がいまいちピンとこない。
とにかくピンとこないストーリーだったように思える。
前作で終了していたほうが良かったようにも思えた。
本日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、シリーズ第四弾。
イーストウッド自らが監督した名作。
第162号「ダーティハリー4」
《ダーティハリー4 概要》
時は1983年、大韓航空機がソ連領空内で撃墜される事件が発生したこの年に、人気シリーズダーティハリーの第4作目が公開された。
主演兼監督はクリント・イーストウッド、ヒロインに当時のパートナー、ソンドラ・ロックを起用している。
《ダーティハリー4 物語》
海岸に停められた1台の車から、股間を撃ち抜かれて死んでいる男の死体が発見される。
捜査するハリー・キャラハンは、被害者の出身地がサンパウロだと突き止める。
すると厄介払いができるとばかりに上司はハリーをサンパウロへ捜査に向かうよう命令する。
イヤイヤ現地に到着した直後、強盗事件に遭遇し、犯人を確保する。
ハリーが地元警察へ出向くと、サンフランシスコから来た厄介者だという噂はすでに地元警察へも届いており、嫌味で関係される。
事件の捜査を開始したハリーは、同僚がプレゼントしてきた犬の散歩中、画家のジェニファーと出会うのだった。
ーダーティハリー4 ネタバレー(ドラッグして見てね)
ジェニファーに興味を抱いたハリーは、彼女と話しているうちに、彼女が犯人ではないかと疑い始める。
その目星は正しく、ジェニファーは過去に自分と妹をレイプした犯人たちを殺していたのだ。
ハリーも被害者たちの接点が見えてきた中で、ジェニファーは最後の標的へとせまるも返り討ちにあい、捕まってしまう。
それを救ったハリーは、彼女が犯人だと知りつつ、被害者の男が一連の事件に使われた拳銃を持っていたことから、ハリーはその男が犯人だと主張、彼女と事件現場を後にするのだった。
《ダーティハリー4 感想》
昔は、天はにぶつを与えず、とは言われていたがイーストウッドは顔と演技と監督の才能があるらしい。
イーストウッドが監督した本作は、シリーズ最大のヒットとなっている。
テーマである女性への暴行。人間の闇を描き出すこの映画は、確かにシリーズの中でも重く、息苦しいくらいだ。
それに、ハリーだけではなくジェニファーの視点でも描かれているので、この殺しが必ずしも悪なのか? と考えてしまう。
結果的にハリーの決断も必ず正義なのか? という考えもあり、ただのアクション映画ではない。
また今作は唯一、44マグナムのリボルバー以外の銃器をハリーが使うのも特徴だ。
これまでのシリーズとは少し違うが、色々と考えさせられる映画だった。
本日の映画レレビューは以上。
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今日の映画レビューは、ハードボイルド映画、第三弾。
ダーティハリー第一弾と第二弾はこちらから。
「ダーティハリー」
「ダーティハリー2」
第161号「ダーティハリー3」
《ダーティハリー3 概要》
時は1976年、アントニオ猪木とモアメド・アリが世紀の1戦を行ったこの年に、大人気シリーズの3作目として公開された。
主演は引き続き、クリント・イーストウッド。相棒役としてタイン・デリーが出演している。《ダーティハリー3 物語》
刑事ハリー・キャラハンは犯罪者に容赦せず、逮捕のためなら暴力も厭わない、ダーティハリーの異名を持っていた。
ある日、小さな店に入った強盗団が人質をとり立て籠もる。
車を用意しろと言われたハリーは、車で店に突っ込み、強盗たちを射殺する。
上層部はこの行動に怒りを顕にし、ハリーを人事課へ移動させた。
その先で面接官を務めるハリーの元へ、女性の社会進出の一環として女性刑事を推し進める上層部の動きから、資料課の女性ケイトが刑事志願として面接に来る。
しかし現場を知らないケイトに頭を抱えるキャラハン。
その頃、武器工場に強盗団が侵入、武器を奪い、ハリーの愛棒が負傷し、そのまま息を引き取る事件が起こる。
刑事課へ戻されたハリーは、捜査にあたるも、新しい相棒は自分が面接したあのケイトだった。
ーダーティハリー3 ネタバレー(ドラッグして見てね)
武器工場の警備員の検死に立ち会うことにしたハリーは、検死を見たことのないケイトに、やめるように促すも、ケイトは検死に立ち会う、絶句してしまう。
その帰り、怪しい男を発見したハリーとケイトの目の前で爆破事件が発生、ハリーとケイトは男を負い、協会で逮捕する。
男のカバンの中には爆弾が仕掛けられていた。
男が所属する過激派組織のボス、ムスターファに会い、犯人が人民革命軍団というグループであり、その主犯がボビーという男だとつきため、ムスターファにボビーを探るよう依頼する。
その直後、ハリーの上司マッケイ率いる警官隊にムスターファは逮捕される。
武器を盗んだグループをムスターファと断定したマッケイと市長。
それを否定したハリーは停職となる。
仮釈放されたムスターファのところへもう一度出向いたハリーは、ボビーの居場所を聞き出す。
その頃、市長はボビーに誘拐され、アルカトラズ島へ連れ去られる。
ハリーとケイトはアルカトラズへ向かい、激しい銃撃戦の末、ボビーを射殺、市長を救出する。
しかしケイトが撃たれて命を落とし、ハリーはただ彼女のそばに立つことしかできなかった。《ダーティハリー3 感想》
ダーティハリーもシリーズ3作目であります。
今回は当時の世相を反映した女性の社会進出が1つのテーマになっており、ハリーの相棒、ケイトの役割が大きい。
彼女野目を通してハリーや事件を追っていく感覚になる。
ただハリーは女性だろうと容赦はなく、初日を見ていると思わずケイトを応援したくなる。
しかしそんなハリーもケイトに
、死ぬなよ、と優しさを見せるところがかっこいい。不器用な気遣いがたまらない。
そして容赦なく犯人を追い詰める。憎々しい上層部。
シリーズを通してハリーのこの環境はかわらないのだろう。
しかしこんなにも古い映画なのに、なんでこんなにワクワクさせられるのだろうか?
本日の映画レビューは以上。
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さて本日の映画レビューは、失敗したとされているこちらの映画。
第160号「ジュピター」
《ジュピター 概要》
2015年公開のSF映画であり、ウォシャウスキー姉妹監督作品である。
企画を持ち込まれたのが2009年であり、フランチャイズ作品を目標として企画された。
現時点ではこのジュピターから派生する作品の噂はなく、単体で終わる可能性もある。
《ジュピター 物語》
ジュピターと名付けられた彼女の父親は、強盗に殺されてしまい、母親の親族の家で清掃の仕事をしながら、地味な生活をおくり、もうこんな生活嫌だ、と起きる毎日。
亡くなった父親は望遠鏡で夜空を見上げるのが大好きで、ジュピターも父親と同じ望遠鏡をインターネットで手に入れる。
そのお金を手に入れるべく、従兄弟に促されるまま、卵子を売る病院へと行く。
そこで医師と看護師が異星人へ変貌し、彼女は殺されかける。
しかしそこへ男が入ってきて、壁や天井を駆け回り、異星人を倒してジュピターを助ける。
そして、彼女は全宇宙を支配する陰謀に巻き込まれる。
《ジュピター 感想》
ウォシャウスキー姉妹が製作したということで、注目を浴びた作品である。
(ちなみに元は兄弟だったが2人とも性転換をして今は姉妹となっている)
姉妹の映画で有名なのは「マトリックス」シリーズであろう。当時、映像革命と言われ、最新の技術を使用した映像は、これまでの映画の常識を大きくこえ、世界観もまたレザー、無機質とスタイリッシュであった。
思えば「マトリックス」以降、姉妹の話題はなく、製作する映画はどれもヒットと呼べるものはなかったと思える。
ようやくその低迷期を脱したと思える映画であったが蓋を開けると、不評で興行的にもいまいちと、なんとも言えない成績に終わってしまっている。
内容としては上記にあるように、シンデレラ物語のような構成になっている。
筆者としては特別、悪くはないと思えた。しかしそこが良くなったのかもしれない。他のレビューサイトを見ていても、退屈でもなく面白くもない、とあるようにまさしくその通りの映画であった。
「マトリックス」で無機質な世界観を描いたから、今回は動物をメインに据えたキャラクターが多く、一説では子供向けにしたかった、という話も聞こえてきている。そのせいなのか、キャラクターはどこかコミック風であり、前半に登場するハンターたちは特にそうである。
しかし話としては、宇宙を舞台とする壮大な資本主義の話である。
だがそこが全面に出ていなかったのかもしれない。
シリーズ化もみこして、今回はスケールを抑えめにしたのだろうが、逆にスケール不足を感じた。
また宇宙最大の一族というが、やっていることの壮大さがいまいちハッキリせず、1つの惑星を収穫するといいながら、そのシーンは出てこない。
また王位相続の手続きも、タブレットのような機械ですませるなどと、いまいちスケールに欠けていた。
「マトリックス」シリーズ後半もそうであったが、姉妹しか分からない独自の世界観があるせいかもしれない。
嫌いではないが、もう一つ、何かが足りない映画であった。
是非とも続編を期待したいが、話題にならなかったこともあり、難しいかもしれない。
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さて、本日の映画レビューは、リブートした、こちらの映画。
第159号「ゴーストバスターズ」
《ゴーストバスターズ 概要》
時は2016年、アカデミー賞で作品賞がララランドと一度は発表され、授賞式を終えて、キャストが喜びの声を会場へ伝えていた最中、手違いであり作品賞はムーンライトに決定する前代未聞の珍事が起こったこの年に、映画ゴーストバスターズのリブート版は公開された。
そもそも2の続編として計画されていたが、事情によりリブート作品として制作されることとなった。
《ゴーストバスターズ 物語》
コロンビア大学で教鞭をとるエリンは、素粒子物理学を教えていた。そして近々、終身雇用の審査を受けることになっていた。
そんな時に観光スポットに幽霊が出ると1人の老人がやってくる。
彼は彼女が昔、親友のアビーと共同で執筆した幽霊についての本を手がかりに、彼女のもとへとやってきたのだった。
憤慨したエリンは、絶縁していたアビーのところへ、本から自分の名前を消すようにいいに行くが、流れでアビーと共同で研究しているジリアンと3人で、幽霊屋敷に行くことになる。
そこで幽霊を見たエリンは、自分が昔信じていた幽霊が実際にいることを知り、アビーたちと再び幽霊の研究を開始する。
そしておバカのケビンを秘書に雇い。すると地下鉄職員のパティという女性から、幽霊の目撃情報が入る。
しかし幽霊事件が多発し始め、その裏にはある男の影が。
ーゴーストバスターズ ネタバレー(ドラッグして見てね)
このことをきっかけにパティもメンバーに入り、セクシーだがおバカで仕事のできないケヴィンを受付に雇い、中華屋の2回で研究と、現れたゴーストの捕獲を開始する。
このことを裏で見ていたのは、ホテルの配管修理をする、陰気な男、ローワンだった。
彼はゴーストをあの世から呼び出し、世界を終わらせようと考える。
それを食い止めるべくローワンの元へ現れた彼女たちは、ローワンの死を見る。
ところがローワンはゴーストとなりケヴィンに憑依、ゴーストたちを街中に離すのだった。
これを、倒し地獄の入り口を閉じた彼女たち。
しかし市長は彼女たちの活躍を隠してしまう。
だが街を屋上から見た彼女たちの目の前には、ビルの明かりでゴーストバスターズを称える光景が広がっていた。
《ゴーストバスターズ 感想》
という訳でゴーストバスターズのリブート映画のレビューですが、そもそもこちらの映画、リブートの予定ではなかったそうです。
そもそもゴーストバスターズ3の企画として指導していた映画だったのですが、脚本とイゴール博士役のハロルド・ライミスが急に死去してしまい、監督が降板したことで、一時は破棄される予定になってしまいました。
当初はオリジナルメンバーと新メンバーを合わせた新しいゴーストバスターズの活躍を描く予定でしたが、ハロルドが亡くなってしまったため、脚本をいちからやり直ししたものが今回の映画です。
あまり興行的にはふるわなかったそうですが、なかなか良いできでした。
まったく前作までの物語とは関係ないですが、ちょっと落ち込んだ時などに見たら、元気になれる映画に仕上がっています。
また日本語版声優も友近、渡辺直美を起用して、素晴らしいできになっています。
今回で終了という噂と、できがよかったので続編を製作するという意見があるようですが、筆者個人的には是非とも続編を希望します。
それに続編を匂わせ、第1作とのつながりを匂わせる部分もありましたので、期待したいです。
さらに往年のファンには嬉しく、オリジナルメンバーもカメオ出演しているので、豪華な感じはすごいです。
本日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、ロバート・ロドリゲス初監督作品。低予算で世界を驚かせたこの映画。
第149号「エル・マリアッチ」
《エル・マリアッチ 概要》
ロバート・ロドリゲス監督の出世作である。
後にシリーズ化されるマリアッチシリーズの第一作目。
制作費は7000ドルと少ないが、その何倍を稼ぎ出した映画だろうか?《エル・マリアッチ 物語》
アズールは刑務所に仲間とともにある男を待っていた。昔、金を盗んで、今や大金持ちのモーリシスだ。
アズール

モーリシス
アズールは、モーリシスの手下を殺すと、ギターケースに武器を詰め込み、モーリシスの味とを探しにバーへと向かう。
同じくアズールと同じ街へやってきた1人のマリアッチは、ギターを片手に歌わせてくれるように、バーを回って頼んでいた。
そんな時、アズールがギターケースを抱え、黒い服を着ているとモーリシスに情報が入り、たまたま同じ格好をしていたマリアッチが勘違いで襲われ、逆に殺してしまう。
マリアッチ
そしてあるバーへ入ると美しい女性ドミノと出会う。
彼女はアズールだと勘違いしてマリアッチを襲うも、ケースの中身がギターであることを知って、彼を雇うことにする。
互いに惹かれ始めた2人だったが、ドミノはモーリシスの愛人だったのだ。
ーエル・マリアッチ ネタバレー(ドラッグして見てね)
ギターの腕前と彼の人柄に惹かれたドミノは、彼と一夜をともにする。
その矢先、マリアッチはモーリシスに捕まってしまうも、それがアズールでないことをモーリシスは手下にいい、マリアッチは釈放される。
マリアッチが捕まったことを知ったドミノが助けにモーリシスのアジトへ向かうと、アズールと出くわし、アズールはモーリシスの愛人だとわかるやいなや、人質にアジトへ踏み込む。
モーリシスへマリアッチの居場所を聞くと、モーリシスはそのドミノの言葉に逆上、ドミノを撃ち殺し、アズールも殺す。
そこへドミノを心配して駆けつけたマリアッチは、ドミノの遺体を発見、キスをする。
そして両手を上げて抵抗しないマリアッチの手をモーリシスは撃ち抜き、もがくマリアッチは落ちていたアズール拳銃で、モーリシスを撃つのだった。
そしてアズールのギターケースを持ち、ギターから銃へ持ち替えたマリアッチは、旅立つのだった。《エル・マリアッチ 感想》
物語は非常にシンプルである。この映画が 7000ドルで制作され、現場で使用できる費用が僅か700ドルだったのだから、驚きだ。
友達を集め、無償でスタッフをしてもらい、制作費は監督本人がアルバイトで稼いだというから、すごい執念である。
B級映画は、面白くないのにしか当たったことはないが、これで監督が世界に羽ばたいたのは、納得できる。
それだけ出来がよく、派手な演出はないものの、カメラ割で見せるテクニックはすごい。
今見ても、面白くておすすめですよ。
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ゆっくりしていってくださいね。
さて、本日の映画レビューは、心機一転、まさしく再起動したこちらの映画。
第158号「トリプルX 再起動」

《トリプルX 再起動 概要》
2017年、第2作目まで制作されたが、2作目が興行的にふるわなかったために、長らくシリーズは中断していたものの、1作目で主役を演じたヴィン・ディーゼルを再び迎えて、再起動したのがこの映画である。
共演に中国、インドを中心にトップスターを集結、世界標準の映画となっている。
《トリプルX 再起動 物語》
全作を通して登場するNSA工作員であり、トリプルXプロジェクトの創始者であるサムエル・L・ジャクソン演じるギボンズが中華街でサッカー選手のネイマールをスカウト中、宇宙から人工衛星が落下、ギボンズは死亡する。

この事件は、ハンドラの箱、という人工衛星を自在に操作できる兵器が使用された。
その箱をCIAは手にして、裏切り者がいると会議の場で幹部のマルケは言い放つ。
そこへ謎の男が入ってきて、幹部たちを殺害、凄まじい手際でパンドラの箱を盗まれていまう。

マルケはこの事件を解決するのが誰なのか、検討したとき、トリプルXプロジェクトから抜けた伝説の男、ザンダー・ケイジしかいないと結論付ける。
ザンダーは身を隠し、自由に生きていたのだが、ある時、街中で警察官に爆弾魔という疑いで囲まれる。
それが仕組まれたことだとすぐに気づいたザンダーは、空砲のショットガンを撃ち、CIAが裏にいることを気づく。
そして事件の詳細を聞かされたザンダーは、軍人と組むことになるのだが、自ら集めたチームで彼は独自の行動をとる。

そしてドニー・イェン演じるジャンとパンドラの箱の争奪戦が始まる。

ートリプルX 再起動 ネタバレー(ドラッグして見てね)
ジャンはこの世界を破壊すべきだとパンドラの箱を使用することを訴えるも、ジャンの仲間のセレーナはパンドラの箱はない方がいいと訴える。
ジャン率いるゴーストチームとトリプルXチームが戦う中、パンドラの箱はもう1つ、本物があった。
それを動かす者を追う2チームは、手を組み軍隊とも戦うこととなる。
そして2代目トリプルXアイス・キューブも登場。
全員で世界を救うのだった!
《トリプルX 再起動 感想》
現在の映画産業を象徴する映画と一言めにくるのがこの「映画トリプルX再起動」なのかもしれない。
主演のヴィン・ディーゼルのもう1つの人気シリーズ「ワイルドスピード」にも通じるが、チームを組み、そのチームの面々が豪華な俳優陣である。
そして今回はその俳優陣をアジアを中心に集めたのが今回の映画である。
敵でありライバルとなるドニー・イェン。
この生ける伝説とも言える中国のアクションスターは、幾度かハリウッド映画に出演している。しかしそれらはちょい役ばかりで、正直、ファンとしては欲求不満であったが、今回の映画ばかりは大満足であった。
このドニーを中心に、映画「マッハ」で世界的に有名となったトニー・ジャー。インド映画を背負う女優ディーピカー・パードゥコーン。韓国のアイドルグループEXOのクリス・ウーなどアジア圏のスターをそろえた、万国に通じる映画になっている。
また資本の面においても、映画の始めに中国企業のロゴがでるなど、アジア資本が参入していることは間違いない。
現在の映画市場における最大のターゲットは中国である。中国で成功した映画は例え、ハリウッドや他の国で興行的に失敗したとしても、続編を製作できる資金は確保できる。
インドでもそうだ。インドの映画産業はまだ成長段階だが観客動員数は世界最大、インドの全国民が年に二度は映画館に行っている計算ができるほどである。
そのアジア圏でのヒットとヴィン・ディーゼルのアクションを備えたこの万国共通の娯楽映画、観て損はない。
筆者は是非、ドニー・イェンが大男たちをなぎ倒すシーンを観ていただきたい。
エクスペンダブルズのように、世界規模のチームで是非ともシリーズ化を願いたい!
本日の映画レビューは以上である。
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ようこそいらっしゃいませ。
本日の映画レビューは、キーラ・ナイトレイ主演の、勇気をもらえる映画。
音楽は陳腐な風景を真珠にする。
第157号「はじまりのうた」

《はじまりのうた 概要》
2013年に公開された、はじまりのうた、は公開された映画館の数は少なかったものの、口コミで評判を呼び、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされた。
主演はキーラ・ナイトレイ。
また世界的に人気のあるマローン5のボーカル、アダム・レヴィーンも出演している。
《はじまりのうた 物語》
ロンドンから恋人デイヴの制作した曲が映画に使われるということでニューヨークへやってきたグレタは、制作のパートナーとして、恋人として彼のそばでサポートした。

ある日、デイヴが作った新作を聴いたグレタは、デイヴをひっぱたく。彼女はその愛の唄が自分のためではなく、他人のために制作されたことを歌詞の中から読み取ったのだ。
浮気を認めたデイヴ。
それから彼女はニューヨークで歌手活動をするスティーヴのところへ身を寄せる。

そして彼女がロンドンに帰る日が間近になったある日、バーで歌うスティーヴがアドリブで彼女をステージに上げる。
その歌声を偶然耳にした音楽プロデューサーのダンは、彼女をその場でスカウトするが、酔っぱらいの戯言だとグレタはことわったのだが。

ーはじまりのうた ネタバレー(ドラッグしてみてね)
ダンは昔、有名なプロデューサーだった。ところが今はヒット曲や歌手に恵まれず、家族にもあいそをつかれ、毎日、酒浸りの日々が続いていた。
そして共同経営者から会社を追い出され、また飲んだくれている時に、グレタをみつけた。
だが會社の力を使えないダンは、ニューヨークの街中で録音することを思いつく。
若手の演奏者や昔世話した大物ラッパーの力を借り、音楽はようやく完成する。
そんな時、デイヴから会いたいと連絡が来る。
そしてコンサートを見に行った彼女は、自らの歌手活動へ専念することを決意して、会社に内緒でダンと一緒に、ネットへ制作したアルバムをアップロードするのだった。
《はじまりのうた 感想》
はじまりのうた。という題名を見た時、誰のどういった物語が始まるのかと考えながら映画を鑑賞した。
そしてキーラ演じるグレタの新たなるスタートを描いているのだとすぐに分かった。
ただ話の流れからどこかでグレタとダンが恋愛に発展すると予想していた。
その気持ちはしかし2人とも抑えていたと思う。ダンは妻を愛していたし、グレタは新しいスタートを選んだ。だから気持ちは抑え、2人は音楽のパートナーの道を選んだ。
それが最善の道だから。
これは2人の新たなる人生のスタートの始まり。
人生のどん底に居た2人が互いに音楽で新たなる道をみつける物語。
人生の物語を応援してくれる、きっと明日にはいいことが待っていると予感させてくれる映画。
本日の映画レビューは以上である。
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ようこそお越しくださいました。
ゆっくり見ていってくださいね。
本日の映画レビューは、リアルにロボットと言うものを突き詰めたこちら。
第156号「オートマタ」
《オートマタ 概要》
時に2014年、「バードマン」がアカデミー賞作品賞を受賞したこの年、スペインとブルガリアの合作で制作された。
主演はアントニオ・バンデラス。
《オートマタ 物語》
2030年、太陽触れたにより地球はほぼ砂漠化してしまい、地球人口の99%が死に絶えた時代。人類は数少ない人々が想像した都市に住み、ヒューマノイドロボットに砂漠化の抑制を託した。ところがそれに失敗したオートマタたちは、肉体労働するロボットとして転用され、
「人を傷つけない」
「自他を改造しない」
という2つのプロトコルの元、人の生活に入り込んでいた。
オートマタを開発、販売する企業に勤めるアントニオ・バンデラス演じるジャックは、そうしたオートマタの苦情、調査を行い、ロボットを利用して不正に保険を受け取る詐欺などを防いでいた。
ある日、捜査官が地下で自分を改造していたロボットを発見、破壊する。
この調査に乗り出したジャックは、不可思議なことに気づき始める。
ーオートマタ ネタバレー(ドラッグして見てね)
スラム街でロボットを改造している技師がいるはずだと睨んだジャックは、技師の捜索にあたるも技師は発見できず。
そしてオートマタたちが自我に目覚め始めていることに気づく。
それを隠したい企業はオートマタの破壊とジャックの暗殺を企てる。
折しもジャックの妻は出産した。その妻子が誘拐され、ジャックも人が生きていけない砂漠の真ん中に放り出されてしまう。
それを救ったのがオートマタたちだった。
オートマタたちはなんと部品をかき集め、全く違うロボットを創造していたのだ。
するとそこへ妻子を連れた企業のエージェントが現れ、死闘の末、ジャックは妻子を取り戻すもオートマタは数体破壊され、残ったオートマタとオートマタが創造したロボットは、人類が入れないさらに砂漠の奥へと行き、ジャックは妻子と共に街へと帰るのだった。
《オートマタ 感想》
SF好きとして、これだけは見逃せないと思い拝見しましたが、うーん、まとまりきれてない感じかな?
ロボットの哀愁はあったような気はする。
そしてロボットの悲しみもあった。
ロボットに関連する映画は「ターミネーター」シリーズを筆頭に「マトリックス」シリーズ「アイ・ロボット」など多く、小説で言えばアイザック・アシモフがロボット3原則を開発するなど、古くからある題材である。
そこへ入り込み、どういった物語を描くのか期待したが、王道といったところであろうか。だからこそ、もう少しひねりが欲しかったし、アイディアのある映像が続くのだが、これといった仕掛けはない。
「ブレードランナー」「ブレードランナー2049」と世界観がかぶっているのも意識的なのかそれとも、影響されただけなのか?
アイディアが多すぎて、まとまっていない感じの映画の印象を受けた。
本日の映画レビューは以上。
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ようこそおいでくださいました。
本日の映画レビューは、実際の事件を題材にしたこちらの映画。
第155号「キャプテン・フィリップス」
《キャプテン・フィリップス 概要》
2013年製作のこちらのキャプテン・フィリップスは、2009年に実際に起こった「マースク・アラバマ号事件」を題材にした伝記映画である。
実在の人物リチャード・フィリップスを演じるのは、アカデミー賞の常連、トム・ハンクス。
《キャプテン・フィリップス 物語》
リチャード・フィリップスはマースク社のベテラン船長として、ソマリアへの物資輸送をするべく、オマーンへと向かった。空港で妻と別れ、オマーンのサラーラ港へ到着する。
そこには大型の輸送タンカーが荷物を載せ、船長の到着を待っていた。

フィリップスは乗船するやいなや海賊用の施錠、ドアのロックなどが甘いことを指摘する。
出航後も乗員の休憩時間が長いと指摘するなど、真面目に職務と責務をまっとうしていた。
その頃、ソマリアの漁師ムセは、上司に仕事の命令を受け、海賊行為へと出向しようとしていた。
ソマリアではその場でメンバーを選び、海賊行為を行う。
ムセはノール、ワリド、10代のアダンを選び、自分の舟に乗せた。

大きな舟に他の海賊たちと乗り、獲物の船が近づくと、小型ボートで獲物に乗り込み、金を盗む。それが海賊たちのやり方だった。
フィリップスはソマリア沖での海賊行為が頻発しているニュースを目にすると、翌朝、抜き打ちで訓練を実施する。
しかしそこへ謎の船が二隻、接近してきたのだった。
ーキャプテン・フィリップス ネタバレー(ドラッグして見てね)
速度を上げて波を起こし、接近する船から逃げるフィリップスは、無線が傍受されていることを知って、救出がくるかのように演出をする。
これに一隻の船は逃げて行くも、ムセが指揮するボートを速度を上げてタンカーへ接近してくる。
タンカーの速度を更に上げ、引き離すフィリップス。ムセはボートの速度を上げさせるもエンジンが故障、フィリップスたちを逃してしまう。
大型船に帰ったムセは、もう一つのグループのエンジンをよこせと言うが、銃を突きつけてくる別ボートのリーダーをレンチで殴りつけ、強引にエンジンを奪い、ボートに設置する。
翌朝、再びフィリップスたちのタンカーへムセのボートが接近、海賊に襲撃されたことを無線で知らせ、フィリップスは乗員をエンジンルームへ隠し、タンカーの周りから放水をして海賊を退けようとするも、ムセたち4人は強引にタンカーへと乗り込み、フィリップスの居る操舵室へ入り、銃口を突きつけた。
フィリップスは居合わせた面々に抵抗しないよう促すと、ムセと話をする。
食料品を運んでいることを伝え、金庫に3万ドルがありそれを受け取って船から下りるようにフィリップスは促すも、ムセはそれでは足りないといい、他の乗員を全員、操舵室へ集めるように命令する。
フィリップスは無線で海賊達を誘導することを船員に伝え、船内を案内する。
船員たちは船長の指示に従い、エンジンルームの入り口にガラスを巻き、裸足のアダンに怪我を負わせる。そしてタンカー内部の電源を落とし暗闇にする。
ムセはアダンとフィリップスを操舵室へ戻し、自ら1人でエンジンルームを調べる。すると隠れていた船員たちはムセを捕まえ、船を下りるように訴える。
これを無線できいたフィリップスは、タンカーの避難船で立ち去るように訴える。
エンジンルームから出てきた船員とムセだったが、避難船へ海賊達が乗り込もうとした時、キャプテン同士を交換すると海賊たちは言い始め、フィリップスを避難船へ押し込めてしまう。
船員はムセを開放すると、フィリップスに避難船から出るように声を掛けた直後、海賊たちはフィリップスを暴行、ドアを閉めると船を出し、フィリップスを人質としてソマリアへ帰ろうとする。
海賊の元締めは、フィリップスを人質に金銭交渉することを決め、ムセにソマリアへ帰るように命令する。
だがアメリカ海軍が船へと接近、フィリップス船長救出作戦を開始する。
極限状態の狭い船内で、フィリップスは海賊たちの隙をつき逃げようと海へ飛び込むも、失敗してしまう。そして銃が頭に突きつけられた時、海軍から無線が入る。交渉の準備ができたと。
海賊たちの1人が軍艦へ来て、ソマリアの族長たちも出席して金銭交渉を行うと言われ、ムセが軍艦へと向かう。
その後、精神的に限界に達したフィリップスが海賊たちともみ合いになり、そこを海軍は一斉狙撃、残りの海賊たちを射殺した。
ムセは軍艦内部で拘束され、アメリカで裁判に掛けられることに。
フィリップスは救出された後、軍艦内部で看護しの治療を受けるも、混乱状態から抜け出せず、看護師の声にもしどろもどろ。だが落ち着きを取り戻し、横になると一気に涙が溢れ出てきたのだった。

《キャプテン・フィリップス 感想》
2013年当時、アメリカでヒットしたものの、日本ではそれほど話題にならなかった映画である。
ハリウッドニュースで評価が高かったが、地味な映画であるから筆者もこれまで見る機会がなかったが今回、鑑賞してみた。
その感想としては、まず現実の恐ろしさである。
海賊と聞くと、どうしても「パイレーツ・オブ・カリビアン」や漫画「ONE PIECE」のイメージが強い。しかし現実にソマリアでは海賊行為が行われている。
海賊は銃器で武装して、逆らう者は容赦無く撃ち殺される。現実なのだ。
その現実に直面した人物が誘拐され、極限状態下で海賊たちの中に1人。しかも何度銃を頭に突きつけられたことだろうか。
それでも機転を利かせ、言葉で仲間や救出に来た海軍へ合図を送り、命を繋いだ。
そして最後は見ていて胸が苦しくなる。
もし万が一、自分が同じ立場に立ったなら。そして仕事をする身として部下を守る立ち場にあったなら。船長の責務とはなにか?
色々と考えさせられる映画である。
そして極限状態に居た船長は家族の元へ帰り、翌年には仕事に復帰した。
海賊で生き残ったムセは、現在、アメリカの刑務所に服役中である。
現実に勝てるものはない。
本日の映画レビューは以上です。
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ようこそいらっしゃいませ。
訪問、ありがとうございます。
さて、今日の映画レビューは、前作以上の豪華キャストでハチャメチャに大暴れしているこちらの映画。
第154号「マチェーテ キルズ」
《マチェーテ キルズ 概要》
2013年、前作から3年の歳月を経過して、まさかの続編が誕生した。
前作のエンディングで三部作というクレジットが流れ、誰もがまさかと思ったが、嘘からでた誠は本当に2作目を製作する運びとなる。
前作の主演、ダニー・トレホはもちろんのこと、ジェシカ・アルバ、ミシェル・ロドリゲスは続投し、更にレディー・ガガ、メル・ギブソンと豪華なキャストが顔を揃えた、前作以上のめちゃくちゃぶりである。《マチェーテ キルズ 物語》
メキシコの麻薬王トーレスへの復讐を果たしたマチェーテは、サルタナ捜査官と一緒に捜査官として働いていた。
ある日、麻薬カルテルへ軍人が武器を横流ししていることを知り、その取引現場へ2人だけで突入した。
ところが麻薬カルテルが現れ、激しい戦いとなる。
しかしそこへ何ぞの武装集団が現れ、軍が横流ししようとしていたミサイルが奪われてしまう。そしてサルタナは殺されてしまうのだった。
捜査官殺しと武器密売容疑でアリゾナ州保安官に逮捕されたマチェーテ。
保安官の事務所で縄を首に巻かれて吊るされるも死なない。そんなところに大統領から電話があり、マチェーテはホワイトハウスへ招かれる。
そこでチャーリー・シーン演じる大統領から、クーデターを起こそうとしている麻薬カルテルのボス、メンデスを殺してくれと頼まれる。

渋々受けたマチェーテは、アンバー・ハード演じるエージェントの元へ向かう。
美しい彼女と3Dでの一夜を過ごした彼は、メンデスの女を使いメンデスに近づく。
ところがメンデスは多重人格者で、女を殺したかと思えば、善人者へと変貌する。
そしてメンデスは軍から奪ったミサイルを心臓とつなげ、自分が死ぬとミサイルが発射するようにしていた。
解除できるのはただひとり、装置の開発者だけ。
マチェーテはメンデスを連れ、アメリカへと舞い戻る。しかしその首には多額の懸賞金がかけられた。

ーマチェーテ キルズ ネタバレー(ドラッグして見てね)
メキシコの国境を目指す2人をメキシコの人々、そして人を殺すたびに顔の革を脱ぎして、脱皮するカメレオンという殺し屋も狙う。
更にはメンデスの女の母親で、男を憎む娼婦集団からも命を狙われながら、国境をこえるも、そこでメンデスは殺される。
メンデスを影で操っていたのは、メル・ギブソン演じる武器商人ヴォズがメンデスの心臓を抜き取り持っていた。そしてミサイルで世界が終わる前に宇宙へ移民しようと企てていた。
そしてマチェーテのクローンを作りたいと申し入れる。
断ったマチェーテは、逃げ出し、それを救ったのはメキシコ移民援助組織の昔の仲間、ミシェル・ロドリゲス演じるルースだった。
マチェーテとルースはヴォズの宇宙出発パーティへ潜入、大乱闘をくりひろげた挙句、ヴォズの顔に火傷を負わせ、仮面姿にさせたマチェーテだったが、ミサイルは発射。
戦闘で残された目までも失ったルースはスター・ウォーズのパン・ソロのように氷漬けにされ仲間と一緒に宇宙へと連れ去られてしまう。
ミサイルを止めたマチェーテのところへ大統領が現れ、ロケットを提供するという。
そしてマチェーテは宇宙へと旅立った。
《マチェーテキルズアゲインインスペース》へ続く!《マチェーテ キルズ 感想》
またすごい映画があったものだ。
一時期、ロバート・ロドリゲス監督は、バイオレンスをやらなくなったと思っていましたが、このマチェーテシリーズは、馬鹿馬鹿しくて、壮大で、そして無茶苦茶だ。
こんな映画を誰が賞賛するか?
筆者は賞賛します。
特にこの壮大なB級映画にここまでの豪華キャストを集結させたことは、見事である。
レディー・ガガなどは、笑ってしまう配役ながら、見事であった。
それに、ロドリゲス作品を通して見ていればわかるが、マチェーテキルズには、監督の他の映画に出ている銃器が出てきている。デスペラードをみたあとで、このマチェーテキルズをぜひ見ていただきたい。きっと見たことのあるお馬鹿な銃器が出ているはずだ。
フェイク予告では、次作があるとか。物語の終わり方も、続きありきで終わっている。
さあ、作ってくれ、最高のエロス、バイオレンスアクションを!
本日の映画レビューは以上。
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