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「赤穂浪士」

東映の赤穂浪士であります。
映画黄金期。各社はこぞって忠臣蔵を制作した。各社オールスター俳優で制作した。
この時期から毎年、忠臣蔵が恒例になったのだろう。
物語はご存知の通り吉良上野介を浅野内匠頭が松の廊下で刃傷沙汰に及び、喧嘩両成敗の時代に浅野内匠頭だけが切腹となった。
これに不服をもった赤穂浪士たちはその年の12月14日、吉良上野介の屋敷に討ち入る。
今回の忠臣蔵は、この知っている話の前日談に力を入れ、赤穂の城を明け渡すまでが長い。
また周りをかためる俳優陣たちが豪華!
吉良上野介の息子が養子に行った上杉家の様子も重点的に描かれ、歴史づきとしては面白かった。
討ち入りを応援する人たちもやはりいたというのはよかった。赤穂浪士の1年間短かった。この辺をもっと描いてほしかったです。
ただ忠臣蔵オールスターキャストは長い。細かい話まで入れれば、5時間では収まらないだろう。
ドラマには向いているが、やはり映画の豪華さがいい。この時代の時代劇の豪華絢爛はいい!
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1人大映特撮祭り
「ガメラ対バルゴン」
大映がゴジラに対抗して制作しようとした大群獣ネズラの失敗から、次の怪獣映画として制作されたのが、このガメラシリーズであり、その第二作目にあたる。前作はモノクロで特撮というものを知らない大映映画人がようやく作った。その成功から、大映永田雅一社長は大作規模の予算を出し、ガメラシリーズで一番、制作費がかかった映画となった。しかし永田印はガメラではこれが最後となり、次からは予算が減らされる一方となっていく。物語はガメラ唯一、子供が登場せず、戦時中、オパールを隠したとする男のもとに集まった男たちは、一旗揚げるべく、オパール探索に向かうのだが、オパールはバルゴンと現地で呼ばれる怪獣の卵であり、それが孵化し、大阪を襲う。その頃、熱エネルギーを吸収して地球上を飛び回っていたガメラは、バルゴンの熱エネルギーにひかれて大阪に現れるも、凍らされてしまう。一方、オパールを探索に言った男たちも争い会い、1人は現地で死に、主人公も岩の中に埋められるのだが、現地人に助けられ、日本に向かう。生き残ったあくどい1人の男は、計画を立てた男とその妻を怪獣が暴れる街に置き去りにして、1人逃げていく。特撮は正直、当時の東宝のゴジラシリーズとは比べ物にならないほどだ。だがお金がかけられていることだけは分かる。やはり永田印の映画は、規模がでかい。「大魔神」
ガメラ対バルゴンと同時上映という、日本映画史上初めて特撮映画を二本立てで上映した偉業である。ガメラが東京撮影所で作られ、大魔神は京都撮影所で制作された。座頭市、眠狂四郎など数々の時代劇を作ったベテランたちが参加し、時代劇シーンに無理はない。またこちらは本格的に永田印で作られた映画だけあって、オープンセットは大きく、エキストラも大勢出てくる。そこに当時としては珍しいブルースクリーンの登場だ。前年、日米合作映画を大映は撮影しており、そのアメリカでの合成ノウハウをこの映画でも発揮したのだろう。また大魔神の大きさは4メートルとリアルに作られ、セットの破壊、雷、地割れと神がまさしく怒り大暴れをする。日本最大の変化球特撮映画だと思っていたが、あまりに時代劇パートと合税が見事なだけに、大映の凄さを改めてしった。ただこのためにブルーバックを購入したのは良いのだが、妖怪シリーズなどで使う以外、使いみちはなかったそうだ。「妖怪百物語」
ガメラシリーズ、大魔神シリーズに続く特撮シリーズとして、妖怪ものを手がけた大映は、もちろん時代劇をその主題とした。時代劇で豪華なセットこそが大映の本領発揮だからである。舞台は長屋。その持ち主は30両の借金から長屋や、長屋の近くにあるお宮まで破壊されようとしていた。そんなある盤、やはり問屋とぐるになっていた悪代官が酒を酌み交わし、百物語をするも、その物語の最後でお祓いをしなければならないのに、お祓いをしなかったことから、その周囲で不可思議なことが続々と始まりだす。古典的なから傘お化け、のっぺらぼうと昔話を映像化したような話と、テレビ時代劇でありそうなヒーロー侍の話を合わせたような内容は、斬新で面白かった。また妖怪造形が非常に良く、東宝とは別の路線を行こうとしているのがすごく理解できて楽しめた。大映は豪華絢爛時代劇。いやいや特撮もなかなかいけますよ。

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「黒の試走車」

大映の現代劇であります。
まだ大映が黄金期だった頃、京都撮影所を中心に時代劇大作を多く撮ってた大映が、東京撮影所で制作したのが、この黒シリーズである。
看板役者の1人、田宮二郎を主演に当時、経済成長期に入っていた日本を象徴する企業のスパイ合戦を描いた作品になっている。
物語は新型のスポーツカーを開発するタイガー自動車。対するヤマト自動車も同じようにスポーツカーを開発しようとしていた。
タイガー自動車の開発部は、ヤマトが自分たちの試験走行を新聞社にリークしたのが不思議で調査したところ、社内にスパイがいることがわかる。そのお返しにとヤマト自動車が開発する新型のスポーツカーの情報を必死に盗もうとするも、常にヤマト自動車に先手を奪われる。
だがようやく手にしたヤマト自動車の新車のデザインは、まるまるタイガー自動車の新車のデザインと同じであったのだ。
いったい社内のスパイは、そして新車開発競争の行方は。
TBSの企業ドラマのような内容の話だが、時代がまだ時代とあって、内容はかなりドロドロとしている。暴力、誘惑、金のやり取り、と仕事という物がまだ一番だった時代の映画というところだろう。
田宮二郎、まさしく大映現代劇の看板役者である。この映画では出番があまりないのだが、その冷徹になりながらも、自分が行っている行為が正義なのか疑問を抱く演技は、まさしく田宮二郎にピッタリの役柄だ。
同じ現代劇で拳銃アクションを行う犬シリーズは、ひょうきんなガンマンやくだが、こちらの黒シリーズのほうが、田宮二郎らしさが出ていると個人的には思う。
後年、永田雅一社長、大映と喧嘩別れになり解雇され、映画界を追放されてしまったが、これは大映のミスだったとおもう。田宮二郎がいたならば、まだ大映は延命できたと思う。
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第190号「マン・オブ・スティール」
「マン・オブ・スティール」ネタバレあり
世界一のSF賞ヒューゴー賞を受賞したハーラン・エリスンは生前、世界の人々が必ず知っているキャラクターが5人いる。ミッキーマウス、シャーロック・ホームズ、ターザン、ロビンフッドそしてスーパーマンだ、と言っていた。
時代は代わり5人の面々も知らない世代が世の中には出てくるだろうが、ミッキーマウスとスーパーマンを知らない人間はきっと居ないだろう。知らなくてもSのマークの衣服を着ている若い女性を見るほど、世界共通のアイコンになっているスーパーマン。
クリストファー・リーヴが主演した伝説のスーパーマン映画から、リターンズという映画へ受け継がれたこのキャラクターはしかし、リターンズ公開当時、ワーナー・ブラザーズの思惑とは裏腹に収益を上げることができなかった。撮影で予想以上に制作費がかかった映画は、世界で5億ドルはヒットするとみこまれながら、4億ドルをから応じて超えるヒットである。通常の映画ならばこれで大満足の結果である。が、スーパーマンという世界的なアイコン映画としては、このヒットで満足することはできず、しばらくの間、スーパーマンの映画は作られることはなかった。
しかしダークナイト三部作のヒットを受け、ワーナー・ブラザーズはクリストファー・ノーランに制作を一任、監督にアメコミ史上最高傑作の映画化を行ったザック・スナイダーを起用し、まったく新しいスーパーマンの制作に着手した。それが本作である。
誰もが知っている惑星クリプトンで生まれ、父、母を惑星の消滅で失い、地球へ送られてケント家で育てられるオリジンを再び描き、そこから自らの能力に迷い世界を放浪、自らの存在理由、父の遺言などを受け取り、スーパーマンとなるまでの過程を重視して描いている。
クリスタルメインだったクリプトンを宇宙へあらゆる種族を創造した造物種族の文明とし、クラークが悩み、苦しみながら自分の存在を見つけていく。まさしくダークナイトの世界観そのままという感じの作りである。
更に言えばクリストファー・リーヴ主演のスーパーマンにはある構想があった。リチャード・ドナー監督は当初、1と2を二部構成にして一つの物語とする予定だったのだが会社から反対され、1と2が別々の作品として作られているのだが、マン・オブ・スティールはその構想を見事に実現させている。
スーパーマンの登場で世界が騒ぎ、クリプトンでスーパーマンの父に追放された反逆者ゾット将軍の地球侵略を描き、それに1人立ち向かうスーパーマンを描いている。
ワーナー・ブラザーズはこの映画を起点としてアベンジャーズシリーズのようなシリーズ世界を構築したが、この作品の段階ではそういった構想はまだなかったようである。
この続編がバットマンVSスーパーマンとなるわけだが、本作でスーパーマンが世界に与えた影響や被害といったものがリアルに、人類が受け取り、行動を起こしたら。そういった雰囲気が次の作品全体に描かれている。
オールドファンや原作ファンには正直、この映画は評判がよくない。スーパーマンは青空を飛び、笑顔で女性をエスコート。クラークの時にはドジなことばかりをする。そうった王道のイメージを覆し、苦悩する姿が描かれている。だからオールドファンはこれを嫌がる。特に次のバットマンVSスーパーマンではその苦悩に拍車がかかってる。
現代風にアレンジが加えられ、個人的にはすごく本作のスーパーマンは良いと思う。神として崇められているのはいかがなものか、という海外ファンの意見もあるが、無宗教の日本人にはそれもまた、最高だと思える。
その意味ではジャスティス・リーグでスーパーマンとバットマンの苦悩は解消され、これからファンが待ち望んだスーパーマンの活躍が描かれるようにも思える。ジャスティス・リーグでようやく、スーパーマンがスーパーマンとなった。
この映画は第二弾が企画されているので、そこで世界が待っているスーパーマンが戻ってくることを期待しよう。
ちなみにヒーローコミックで世界一販売部数が多いのはスーパーマンである。6億冊がこれまでに売れており、きっと世界中で今も売れ続けていることだろう。スーパーマンが掲載されているアクションコミックスは今年1000号を超え、まだまだ連載は続いている。
永遠に不滅のヒーローは必ずまた、復活するはずだ。スーパーマン派の私も期待している。

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第189号「レゴバットマン ザ・ムービー」
「レゴバットマン ザ・ムービー」ネタバレあり
世界のブランド力をランキングしたランキング表が各国単位であるのだが、アップルやgoogle並びレゴ社が必ずランキングに入る。
どこのおもちゃコーナーにもレゴは必ずあるからだ。
そんなレゴはDCコミックスの作品をけっこう映像化している。
バットマンは特にレゴ ザ・ムービーでもメインキャラクターとして使用されるほど人気だ。
そのバットマンの映画版、アカデミー賞を受賞したスパイダーバースの監督が制作した、フルCGでありながら、レゴを再現している。
このバットマン映画は、これまでのバットマン映画の中でも氷菓が非常によい。
なにが良いのか?
ドラマ版バットマンからクリスチャン・ベールまでのバットマンが1つの世界観だった、という設定でレゴで名場面を再現し、ドラマ版は実写映像を入れるなど、映像的に面白くなっている。
そしてバットマンがこれまで抱えてきた問題をこの映画で定義している。
物語はジョーカー率いるヴィラン軍団と戦う。という話の中に、一人では戦えないという答えが出る。
物語はオリジナルなのでコミックとつながりはないが、コミックも総括しているところがある。
つまりバットマンをレゴ映画ですべて総括してしまったのだ。
今年2019年は、バットマン誕生80周年になる。コミックではちょうど初登場したディテクティブコミックが1000巻を超え、特別コミックが次々と発行される。さらに本編の他に次々と別のタイトルが同時進行で発表され、イベントコミックでもバットマンがメインなど、まさしくバットマン祭りが来年まで続く。
この機会に映像でもレゴバットマンザ・ムービー、観ると納得できると思う。

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第188号「ダークナイト ライジング」
「ダークナイトライジング」
クリストファー・ノーラン監督が制作したバットマン、最終作である。
物語としては前作の終わりに、ジョーカーからリアルヒーローであるハービーと幼馴染で恋心を抱いていたレイチェルを失い、屋敷に引きこもっていた。
そこへ巷を騒がせる泥棒キャットウーマンが現れ、彼の宝石を盗む。
またゴッサムシティには新たな敵ベインが現れ、街を完全に封鎖、アーカムから囚人を解き放ち、ゴッサムは悪党の街と化した。
バットマンはふっかつして、最後の戦いに挑む。
バットマンは普遍的なヒーローであり、コミックでは何度も引退が描かれたが、映画でバットマンの引退を描いたのはこれが初めてである。
前作が好評であったために今作は前作にも増して興行的に成功を収めたものの、正直な感想は、バットマンという現実に近いヒーローをより現実的に描いた映画で大活躍させる難しさが出てしまったと思う。
つまり作中でバットマンが飛行機で街中を飛びまわるシーンがあるのだが、これは映画的に一番派手な見せ場のだろうがいまいち、派手さにかけるというか、映画が現実よりになっていたぶん、少し無理して派手なシーンを追加下ような気がした。
またコミックノーマンズランドは、バットマン史上、もっとも長大な作品として知られているので、それを映画の原作にするには165分では足りなかった気がする。
せめて2部作にするなどしてほしかった。ノーマンズランドを原作にするのであれば。
最後の銅像も正直、笑ってしまった。
残念なのはヒースレジャーが生きていたら、とこ化で登場していた可能性があったということ。それがあれば、この映画は今よりももっと売れただろうし、映画史にもっと名前が刻まれたと思う。
ダークナイトをこの形では超えられていない。
ただのエンターテインメント映画で終わっている。
それで良いのかもしれないが、前作があらゆる面において優秀過ぎ、映画の枠すら超えた芸術できなところまで行ってしまったために、どれだけやっても見劣りしてしまうのが残念だ。
秀作は秀作なのだが。

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第187「ダークナイト」
「ダークナイト」ネタバレあり
バットマンリブート作品第二弾として制作された本作は、ティム・バートン監督のバットマンのリブートとも言えるが何かをなんと言っても、この映画ジョーカーというキャラクターに尽きる。
主役をバットマンとはしているが、バットマンはあくまでもジョーカーという、現実上の延長線に居る狂気の存在を、観客とともに翻弄される存在としている。
ジャック・ニコルソンを超えるジョーカーはいないと言われたあの役を、超えて、より現実的に狂気を本気で感じるジョーカーにしあがっている。
ご存知の通り、ヒースレジャーはこのあと、すぐに無くなり、伝説となった。
この映画の影響は凄まじく、次作の公開日に銃撃をしてジョーカーだ、と叫ぶ観客が現れる事件が起こるほど、ジョーカーは人々をひきつけた。
この映画にはもう一人、ハービーデントというリアルなヒーローとして検事が出てくる。彼がいるならばバットマンはいらない。ブルースはそう決意するのだが、バットマンの仮面を脱ごうとしたことをジョーカーは許さず、ハービーをトゥーフェイスというモンスターへと変えてしまった。
これはバットマンが敗北する物語。
ダークナイトは汚名をせおおうと戦い続ける。
本当のヒーローが誕生する物語。
バットマンを超え、ヒーロー映画を超えて、1つの映画として、素晴らしい完成度の映画だと思う。

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第186号「バットマン ビギンズ」
「バットマンビギンズ」ネタバレあり
ティム・バートン監督から始めたバットマンシリーズがMrフリーズの逆襲で一度、終了したことから、5作目の制作は中止され、ワーナーブラザーズはバットマンの誕生物語を映画化する構想を描くが、それも中止となる。
しかしクリストファー・ノーラン監督を迎え、動き出したバットマンのリブートプロジェクトは、ティム・バートン版のバットマンを、より現実に近づけ、ゴッサムシティも、現実の街を使用している。ブルース・ウェインをクリスチャン・ベールが演じている。
物語は屋敷の井戸に落ちたことから、コウモリに激しいトラウマを抱いてしまった幼いブルースは、家族でオペラを見に行った際、コウモリを連想させる演目に恐怖を覚え、両親に帰ることをせがむ。
息子の異変に父は帰ることを決めて劇場から出たとき、強盗に襲われる、両親の命を奪われる。
一人になったブルースは大人になるとたびに出る。何かを探すために。
そしてチベットで投獄され、喧嘩沙汰を起こす中、一人の男と出会う。彼はブルースを山の頂上に住む、黒い同盟に誘うのだった。
ラーズアルグール。黒の同盟のボスと出会ったブルースは戦い方を覚え、ゴッサムに戻り父の会社を受け継ぎ、悪にトラウマを植え付ける正義の象徴が必要だと考える。
これはバットマン誕生の物語。これまでの余裕のあるブルースでも、スマートに戦うバットマンでもない。
泥臭く、闇に隠れて恐怖を植え付ける存在になっている。
超科学でもなく、現実に近い装備になっている。
監督が007好きと合って、雰囲気が似ているのは正直あるものの、これまでに見たことのない、本当のダークナイトの物語が始まった。
が、個人的には私は面白くなかった。いつも眠くなってしまう。あまりにもバットマンがかっこいいのに、あまりにも出てこない。それがなんだかなぁ。
メインヴィランのラールアズグールの組織ももっと007のスペクターのように世界的な組織であるはずなのにスケール感がなく、スケアクロウが初登場とあるのだが、知識のなかった私には、イマイチだった。
地味。とにかく現実に寄りすぎている気がした気がする。

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第185号「バットマン&ロビン Mrフリーズの逆襲」
「バットマン Mrフリーズの逆襲」ネタバレあり
ティム・バートン制作したシリーズの最終作になる本作は、妻の病気を治療するために、事故で液体窒素に落ちて、ダイヤをエネルギーにすることで体を冷やすスーツを着用したMrフリーズにアーノルド・シュワルツェネッガー。
ブルースの会社が支援するアマゾンの研究室で自分の師匠である科学者の兵器開発を知って殺されながらも、毒液と植物の力で甦ったポイズン・アイビーにユマ・サーマンが出演している。
ブルース・ウェイン役はヴァル・キルマーからジョージ・クルーニーに交代。ロビン役は前回に引き続きクリス・オドネルが抜擢されている。
本作は更に敵としてバットマン最大の宿敵ベインが何故か脇役として登場し、バットガールも登場。さらにアルフレッドがMrフリーズの妻と同じ病にかかるなど、とにかく内容が盛りだくさんとなっている。
初めて鑑賞した時、なぜ敵がMr.フリーズなのか、これがどういったキャラクターなのか、映画の中ではもちろん説明があるのだが、いまいちバットマンとの関係が理解できなかった。
コミックではそれなりにヴィランとバットマンの関係性というのは描かれているので、それを下地にファンは見るのだろうが、所見としてはそれを踏まえた脚本では、ついていけなかった。
またバットマンとロビンのケンカという話、バットガールのバーバラが学校をやめた話。バーバラがゴードン本部長の娘ではなく、アルフレッドの姪に設定が変更されているなど、本当に2時間に収めるつもりがあるのか、というくらいのボリュームのある内容で、そのせいでキャラクター全体が薄くなってしまった。
せっかくシュワルツネッガーやユマ・サーマンを使っているのに薄くなり、主役のブルースを演じるジョージ・クルーニーはおそらく、シリーズで一番、印象のないバットマンになってしまったかんがある。
敵を使うのであれば、後のダークナイト・ライジングでベインをメインヴィランにしたように、脇役にしてはだめだったと個人的には思う。コミックでバットマンを再起不能にしたほどの人物なのだから、ここで脇役というのはどうなのだろう?
一応、映画の作りとしては群像劇といってもいいだろう。現在、バットマンが掲載されているディテクティブコミックは、このバットマンに近いかもしれない。各キャラクターがバットマンの代わりに主人公となり、群像劇として描かれている。
ただ映画でしかもバットマンの活躍を見に来たお客に対して、アメコミ・ヒーローの群像劇は当時は無理があったと思う。
ジャスティス・リーグのような群像劇として作られているという内容ならばまだ許せたが、バットマンメインの群像劇は、主役がかすみすぎだ。
ただバットマンには実に多くの敵と仲間がいる。スーパーマンは1人で事件を解決できる力があるが、バットマンはファミリーと呼ばれるほど仲間が多い。それを活かしきれてはいないが活かそうとしているのは、面白かった。
ドラマ版へのオマージュは後にドラマ版の映画を見てすぐに理解できた。派手な演出、大げさなやりとりなど、まさしくドラマ版を意識している。
この作品、もう少し手直しすれば最高のバットマン映画になったと思う。
ただそれには3時間、あるいは前後編が必要になることだろう。
ちなみにこれが成功していればシリーズ5作品目も考えられていたそうだ。監督は続投で脚本家が変更になり、スケアクロウがメインヴィランとなって、毒ガスで引き続き続投するバットマンとロビンの心にジョーカーを出現させるという筋書きで、ハーレイクインはジョーカーの娘に設定を変更したそうだ。
しかし結果が結果だけに5作目は打ち切り。後にバットマンの後継者の話バットマンフューチャーとバットマンイヤーワンを映画化する話が持ち上がり、ティム・バートンが最初に描いたバットマンのダークな部分を描こうとしたそうだ。
が、結果はしばらくバットマンシリーズは打ち止めとなり、この原案が後のダークナイト三部作に引き継がれることとなる。

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第184号「バットマン フォーエバー」
「バットマン・フォーエヴァー」ネタバレ多少あり
おそらく子供の頃、一番最初にバットマンというアイコンに触れたのは、この映画からだったと思います。
前回のリターンズからティム・バートンは制作となり、新しく監督が交代した。
新しい監督は、ゴシックで工業的なゴッサムを受け継ぎながらも、蛍光ライトを使用して、これまでにない、黒に鮮やかた色を加えた、独自の世界観ができている。
主演はマイケル・キートンからヴァル・キルマーに変更され、ヒロインにニコールキッドマン、敵のトゥーフェイスにトミー・リー・ジョーンズ、リドラーにジムキャリーが抜擢され、豪華な顔ぶれとなった。
そして今回から登場するロビン。前作までは1人で活躍していたバットマンにもとうとう相棒のロビンが登場する。今回は相棒の誕生物語であり、バットマンというよりは、ロビンに焦点を当てた話になっている。
またバットマンの心の闇にも焦点が当てられ、コウモリがどれだけブルースにトラウマなのかを描いている。
このコンビが揃った瞬間、伝説は始まる。はずだった。
しかしこれまでの世界観があまりにも良くできていたため、今回から変化した世界観は受け入れられず、娯楽へ舵切りしたのもマイナスに出てしまったのでしょう。評判はいまいちだったが、スッキリと終われるバットマンとして、個人的にはティム・バートン制作の中では一番好きだ。

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第183号「バットマン リターンズ」
「バットマンリダーンズ」ネタバレあり
ティム・バートン監督が制作したバットマン第二弾になります。
主演は前作から引き続きマイケル・キートン。
悪役はペンギンとキャットウーマンという今では珍しくはないが、当時としては珍しい悪役が2人である。
世界観は前作にも増してティム・バートンの世界観が強く、黒いディズニーといったところだろうか?
ゴシックが強く、子供が遊んでいそうながら、ダークな世界観である。
物語はある金持の名家で産まれた子供は、モンスターだった。だから親はある冬の日、公園の川へ子供を流した。
子どもの流れ着い先にはペンギンたちがおり、子供はペンギンに育てられた。
それからときが経ち、子供はペンギンと名乗り、ゴッサムの街に姿を現した。
その頃、ある企業に勤めていた女性は、会社の秘密を知ってしまい、社長にビルから突き落とされる。が、そこに集まった猫の力で彼女は蘇り、キャットウーマンと名乗り、ゴッサムの街に現れる。
子供の頃、この映画が怖かった。特にペンギンは人でなく、ペンギンでもない。後に知ったが原作のペンギンはあそこまでモンスターではなく、もっと人間的で政治に強い悪党として描かれている。
ティム・バートンの世界観があまりにダークすぎあのか、前作を超える成績にはならず、ティム・バートンは制作になり、次の作品からは世界観がガラリと変化することになる。
ただ今見るとこの映画の黒い部分、暗い世界観はペンギンが見たゴッサムの世界なのだと思える。ブルースが主役ではなく、親に捨てられたペンギンと、都会についていけずに殺されたキャットウーマンであり、その二人の目がこの暗い世界観なのだ。
後のダークナイトもシリアスながらこの作品の世界観は、映画化されたバットマンの中で最も暗いと個人的には思う。

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第182号「バットマン」
「バットマン 1989」
テレビシリーズの映画化からしばらく映画かされていなかったバットマンを、再びスクリーンへ復活させるべくして、ワーナー・ブラザーズは当時新進気鋭の映画監督だったティム・バートンを起用した。
折しもアメリカンコミック業界全体が、シリアスな方向、リアルな方向への転換期にあり、ドラマでの明るいイメージとはかけ離れたバットマンが制作されることとなる。
主演は監督たっても希望でマイケル・キートンが抜擢され、宿敵ジョーカー役にはジャック・ニコルソンが選ばれた。バットマンと言えば、灰色のスーツに黒いパンツ。黒いマントとして世界中誰もが知っている、スーパーマンと対比的なダークヒーローである。それが時代に合致するときが来たこともあり、映画バットマンもドラマのコメディ要素は極力なくすようにして「ブルース・ウェインの中の狂気」「狂気を体現するジョーカー」を目標にしたという。これはアメコミ業界でも名作中の名作と呼ばれる「バットマンダークナイトリターンズ」の影響が大きいと思われる。それまでコミックは子供が読むもの、としていた時代に、大人に向けたバットマンとして描かれ、内なる暴力衝動を抑えられず、バットマンとして復活するブルースの姿が描かれたアメコミは、2019年の今にも多大なる影響を及ぼしている。当時、その影響を直接的に受けた映画は、まず見た目から変化した。灰色のスーツに黒いパンツは消え、全身を黒い彫刻のようなスーツになり、デザイン性を重視した、オリジナルのものへと変化した。出演者の選出に関して、マイケル・キートンは当時のコミックとあまりにもブルースとしてはかけ離れた配役に、ファンの間からは批判が起こったらしいが、公開されるとその内容とブルース・ウェインとしてのキートンの演技が素晴らしく、批判の声は消えていったという。さらにジョーカーに関しても、ドラマ版では滑稽な道下師として描かれていたが、バットマンのダークな狂気を体現する対比する者としてジャック・ニコルソンは見事に現代にも影響を与えるジョーカーを作り出した。またゴッサム・シティも、当時の世相を反映した、工業と猥雑さを兼ね備えたあれた街として作られ、独自の映画版バットマンの世界を作り出している。こうして新世代に生まれ変わったバットマンは世界中でヒット。新たなるバットマンのスタンダードとなったのだ。

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第181号「バットマン オリジナルムービー」

「バットマン オリジナルムービー」これはドラマ怪鳥人間バットマンの映画版であり、DCコミックスのコミックでは初の長編映画となる。1年先輩のスーパーマンはコミックの人気はすぐれていたものの、その超人的なパワーを表現するのに苦労したらしく、映像化は連続活劇の時代1940年代まで遡る。これはハリウッド黄金期と呼ばれていた時代だ。チャップリンが活躍していた頃にはすでに、劇場でバットマンは人気者になっていたのだ。
それからバットマンは不動の人気を今までスーパーマンにわたすことなく、DCの看板キャラクターとして活躍している。1966年に公開されたこの映画は、ドラマのキャストそのままにバットマンとロビンが活躍するのを描いている。物語はゴッサムの敵たちが手を組み、全員で世界各国の代表が集まる会談を襲撃する。これを阻止すべく2人が活躍する。年代が上の方にはおなじみのバットマンは、まだ明るく子供受けを狙っていた時代のバットマンをそのまま実写化した通り、底抜けに明るく、コメディ映画としてみるのが一番である。まだバットマンというものを知らなかった時代、私個人がこれを観た時、なんとチープなヒーローなんだろうか、と感想を抱いたのを覚えている。だが今みると、これはこれでバットマンというあらゆる形へ変化し続け、時代に合わせて変化するヒーローの姿がそこにはあった。あの当時だからこそ、眉毛のあるバットマンも受け入れられた。今の時代には滑稽に思えるかもしれないが、あれが当時のバットマン。紛れもなくブルース・ウェインなのだ。2019年、バットマンは生誕80年を迎え、今年はなにか大きなイベントがあると思われる。来年までにはバットマン関連のタイトルが12も予定されている。日本の漫画で例えるならば、本編の他に12の別の話が同時に違う雑誌で展開されるということを意味している。今はどうか知らないが、グリーン・ランタンというヒーローは5タイトルを、Xメンは3タイトル、スーパーマンは5タイトルが同時進行していた時代があった。バットマンは常にバットマン、オールスターバットマン、ディテクティブコミックと3つの話が並行して進んでいるので、これにさらに現在はバットマンダムドが追加され、バットマン&キャットウーマン、バットマンザ・ラストナイトが予定されている。これにまだまだ加わる予定なのだろう。いずれにせよ今年と来年はバットマン祭りが続く様子なので、この機会に原点に戻ってみるのも良いかもしれない。
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第180号「スーパーマン リターンズ」
「スーパーマン リターンズ」

クリストファー・リーヴ主演の一連のシリーズが終わりを迎えたあと、ドラマなどでスーパーマンは続いたものの、映画でスーパーマンが映像化されることは、しばらくなかった。
企画が浮上しては沈みを繰り返していたのである。
コミックスーパーマンを担当したライターが企画を出したり、脚本を書くなど、あらゆることをしたのだが、企画はスターウォーズに引っ張られた世界観がほとんどで、制作陣も迷走していた。
そんな中でブライアン・シンガー監督が出した企画は、クリストファー・リーヴ主演の1.2の続編として企画され、3.4がなかったことにして、スーパーマンが故郷の惑星クリプトを探しに向かい、帰ってきたところから物語はスタートする。
恋をしたロイスは別の男と結婚し、ルーサーは新たなる計画を企てる。
キャストを一新したこの事実上の3は、オールドファンの中では評価が良かったものの、ワーナーが見込んでいた利益には到達できず、結果的に、またシリーズは中断することとなる。
だがオールドスーパーマン。スーパーマンらしいスーパーマンを現代の技術で描いた、現時点では最後の映画になる。
ちなみにこの映画でスーパーマンに息子ができるのだが、原作コミックでは今、本当に息子がいるので、オリジナルお設定の不一致にはならない。
スーパーマンは親子3世代の壮大な物語にした映画である。
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第179号「スーパーマン4 最強の敵」
「スーパーマン4最強の敵」
前作の成績不振からスーパーマンの権利をキャノンフィルムズに売ったことにより、チャック・ノリスの映画などで有名なキャノンフィルムズで制作されたシリーズ第四弾。
物語の原案は主演のクリストファー・リーヴ自らが行ったほど、リーヴはこのスーパーマンを絶やしたくなかったのだろうが、これが結果的にリーヴ最後のスーパーマンとなってしまった。
物語は育った農場の売却話、デイリープラネットの買収などクラークの周囲で大きく状況が変化する中、東西冷戦はますます危機感を増し、核戦争の危機が現実のものになりつつあった。
これにスーパーマンは国連総会で演説を行い、核兵器を太陽へ向けて破棄することを提案する。
これに目をつけた脱獄犯のルーサーは、スーパーマンのクローンを作るべく、核兵器の中に手に入れたスーパーマンの髪の毛を忍び込ませる。
やがて世界中の核兵器が太陽へ破棄された後、ルーサーの元にニュークリアーマンが現れ、世界を舞台にスーパーマンとの死闘を繰り広げるのだった。
予算は1作めの三分の一と特撮がとにかくチープだが、物語としては子供の頃から今でも一番好きなストーリーかもしれない。国連総会に乗り込む。核兵器を放棄する。噴火を山の山頂を切り抜いて蓋をする。
一見バカバカしく思えるのだが、コミック原作のスーパーマン。無敵のスーパーマンの強さがここに描かれている。
更には敵のニュークリアーマン。名前の通り、放射能の爪を持ち、スーパーマンの皮膚すら切り裂き、放射能汚染させてしまう。これは映画オリジナルだが、コミックに後に登場しており非常にインパクトのあるキャラクターになっている。
現在のスーパーマンには似合わないが、あの頃の時代にはピッタリの敵であると私は考えている。

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第178号「スーパーマンⅢ 電子の要塞」

「スーパーマン3 電子の要塞」はっきり言って、これがスーパーマンをだめにしたと私は個人的に思っている。クリストファー・リーヴ主演で世界的にヒットを受けてシリーズ化したスーパーマンは、リチャード・ドナー監督の構想で1.2が制作されたが、2か監督の構想通りに会社は公開してくれず、監督は途中で降板した。
その後2の冒険編まではそれなりに面白かった。
が、3はスーパーマンが主役というより、横領した黒人が主役である。途中で悪のスーパーマンが登場して、戦うなど、現代的な部分もあるのだが、最後、地下で機械の塊と戦うなという、なんとも微妙な展開になっている。実は本作、宇宙を舞台に、ブレイアニックというスーパーマン最大の敵が登場するのだが、これが制作陣に反対され、結果今の3になった。結果としてこれが版権をキャノンフィルムに売却するきっかけとなったのは事実だ。
もしこれが脚本段階の通りに宇宙物になっていたならば、スターウォーズに匹敵するシリーズになっていたと、私は確信している。
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第177号「スーパーマンⅡ」

《スーパーマンⅡ 概要》
1980年公開のアメリカ映画。
当初、リチャード・ドナーが監督をつとめていたが、制作会社とのトラブルにより、ほぼ撮影が終了したにも関わらず降板してしまっている。
今回はその「リチャード・ドナーカット」についてレビューしたいと思います。《スーパーマンⅡ 物語》
物語はスーパーマンの続編として色が強くなっている。
レックス・ルーサーの地下基地でクリプトナイトを首からかけられて水の中に落とされたところから物語は始まる。
その危機を救ってくれたのは、ルーサーの秘書に命を救われ、ルーサーが軍部をだまして発射させた核ミサイルを食い止める。
宇宙に放り投げた核ミサイルの影響で宇宙を永遠に漂うはずだった、スーパーマンの父、ジョー・エルの宿敵ゾット将軍と2人の部下が宇宙空間へ解放されてしまう。
3人は地球へやってきて、スーパーマンとの対決、自分たちを牢獄に閉じ込めたジョー・エルへの復讐を息子のスーパーマンへと行うことにして、アメリカ合衆国をその手にするのだった。
《スーパーマンⅡ 感想》
スーパーマンⅡ冒険編を覚えていない私としては、これがスーパーマンの正式な続編と思っている。現に1作目との繋がりが強く、リチャード・ドナーがどんな構想でこの映画を製作したのかがよくわかる作りになっている。
2000年代になって、ようやく監督の意向通りに作られ、公開されたこの作品を1作目と一緒に見ると、さらに重しろくみることができる。
ちなみに後に制作された「マン・オブ・スティール」はこの構想を1つにまとめたような映画の作りになっている。
監督の構想を会社側が潰す。よくある話だが、こうした名作を潰してしまうのもまた、ハイウッドの悪いところでもあると個人的には思う。
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第176号「スーパーマン」

《スーパーマン 概要》
1938年、アメリカで世界最初のスーパーヒーローが誕生した。そして今年はそれから生誕80周年を迎えた。それこそスーパーマンである。

《スーパーマン 物語》
惑星クリプトン。
そこには高度な知識を蓄え、宇宙のすべての知識を知っていた。
しかし惑星クリプトンにも終わりの時がやってきた。それを知りながらジョー・エルは息子のカル・エルを地球へと脱出させる。
地球へたどり着いた小さな少年はケント夫婦に助けられ、その力を隠しながら思春期を過ごすのだった。
ある日、自分の本当の姿を知るのだった。
ースーパーマン ネタバレー(ドラッグしてみてね)
スーパーマンとして南極に要塞を作り、彼は人々を助けるのだった。
同僚のロイス・レーンに恋をして、人々を助ける中で、巨大な地震が発生し、ロイスが死んでしまう。
その運命を変えるべくスーパーマンは、地球を逆回回転させ時間を戻して、ロイスを救うのだった。
《スーパーマン 感想》
誰もが知っているスーパーマン映画の金字塔だろう。
ドラマからスタートしたこのスーパーマンの映像化は、世界中が待望の映画化であった。
第一作はスターウォーズのSFブームにも乗り、世界中で大ヒットした。
しかし監督が次作の制作を巡って製作者側ともめて、降りてしまった。それが悲劇だったと私は個人的に思う。
その話はまた次回で。
本日の映画レビューは、ここまで。

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ようこそいらっしゃいませ。
映画ブログを久しぶりに更新しました。
ゆっくりしていってくださいね。
さて本日の映画は現時点でシリーズ最新作のこちら!
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第175号「ハイランダーネクスト」
《ハイランダーネクスト 概要》
2007年制作の人気シリーズハイランダーの第5弾になる。
前作から7年たっての新作であり、ドラマシリーズからの流れが強い映画になっている。《ハイランダーネクスト 物語》
世界が交配した近未来、不死の民たちは戦いを続けていた。
首を斬り落とされること以外では死ぬことを許されない民たちは、古の昔から戦い続けていた。
銀河系の惑星が一直線に並ぶとき、約束された場所へ向かう事を運命ずけられた不死の民たちは、そのときが来たとしる。
だがその前には、古の戦いで惑星直列の力を守るガーディアンへと変身した不死の民が立ちはだかる。
主人公ダンカンは、自らの元を去った妻がこの戦いの鍵を握ると知らされ、仲間たちと約束の場所へ向かう。
ーハイランダーネクストーネタバレ(ドラッグして見てね)
妻アンナは約束の場所を知る唯一の存在で、不死の民ではない彼女を守りながら、約束の場所へ向かうダンカンたち。
その中でも、自らの元をさったアンナを責めるダンカンと苦しむアンナは、再び愛を燃え上がらせる。
しかしガーディアンに次々と仲間が殺され、それでもアンナと約束の場所へやってきたダンカンはガーディアンと最後の戦いを始める。
そしてダンカンはガーディアンに勝ち、不死の民にとっての宝、つまり子孫を残せない彼らに子供が授けられるのだった。《ハイランダーネクスト 感想》
前作から7年とあり、映像は満足の行く出来になっていて、面白かった。これまでの戦いの意味が一応の形で意味があったとなっているのも、良かったと思う。
ただ前作のヒロインが亡くなったことを一言で片付けられたり、映画版の主人公コナーの描写が少しくらいあっても良かったのではないだろうか?
スケールが出ていて面白かった。ファンにはおすすめである。
話は完結してるので、これでシリーズも終わりかな?

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ゆっくりしていってね。
さて本日の映画レビューは、一応の節目となるハイランダーシリーズ第4弾。
第174号「ハイランダー 最終戦士」

《ハイランダー 最終戦士 概要》
2000年公開のアメリカ制作の映画である。
クリストファー・ランバートが出演した最後の映画である。
映画の派生作品、ドラマシリーズの主演エイドリアン・ポールが主人公として中心的な人物として物語が進行する。《ハイランダー 最終戦士 物語》
ニューヨークでコナー・マクラウドとダンカン・マクラウドは久しぶりに再開していた。
コナーとダンカンはスコットランドのマクラウド一族であり、コナーが村を去ってから、不死の民として覚醒したダンカンは、コナーの導きで、不死の民として修行していたのだった。
そしてこの再開の後、コナーの家が爆破され、コナーは姿を消す。

コナーはわかっていた。自分を狙っている敵が故郷の村で母を殺し、自分を悪魔と決めつけた神父の息子であることを。
母を助けに行った時、彼は神父を殺し、友であったジャコブを殺害するも、ジャコブもまた不死の民であった。しかもコナーへの復讐を誓い、不死の民を集め、彼を追い詰め、彼の動向を探っていたのだ。
コナーの居場所を知りたかったダンカンは、コナーが不死の戦いを避ける聖域にコナーがいることを知るが、その矢先に聖域がジャコブ率いる不死の民に襲撃され、全員殺害されてしまう。コナーを除いて。
ダンカンとコナーは再開し、これまでになく強大な敵ジャコブに絶望しか感じなかった。
ダンカンはしかもジャコブの部下の一人に数百年前、結婚して自らの手で不死の民へ覚醒させたケイトがいることを知る。ケイトは自らを一度殺したダンカンへ復讐を誓いジャコブと行動を共にしていた。
ジャコブはコナーへの最後の復讐を果たすべく、部下たち全員を殺害、殺害した者の経験、記憶はすべて殺害した者へ移動するという不死の民の決まりにより、ジャコブはすさまじい勢いで力を増していく。
コナーはこれを知り、ある決意を下すのだった。
ーハイランダー 最終戦士ーネタバレ(ドラッグして見てね)
コナーの決意、それは自らを犠牲にして友であるダンカンを強くすること。
この意図を知るダンカンはコナーに剣を向けることを拒む。しかしジャコブを止める手立てはこれしかないと変わっているダンカンは、断腸の思いでコナーの首をはねるのだった。
そしてダンカンとジャコブの最終決戦が行われ、ダンカンは見事に勝利する。
すべてを失ったかに思われたダンカンの元に、ケイトが姿を現す。2人はもう一度、不死の民として共に生きることを誓うのだった。《ハイランダー 最終戦士 感想》
コナー・マクラウド最後の有志という形で物語は進むのだが、やはりドラマ版のダンカンに焦点を当てていることもあって、コナーはドラマ版同様、ちょい役でしか出てこない。しかもクリストファー・ランバートの老いはどうしても隠すことができず、動きに往年のキレはなかった。
また全三作けしてクオリティが良かったとは言えなかったものの、この4作目ほどチープではなかった。
話の流れとしても設定もドラマ版からの流用が大きく、ドラマ版を見ていない日本のファンからすれば、いまいち分らない部分が多い。特に聖域や監視者といった用語はドラマオリジナルであるから、筆者も見ていてさっぱりである。
シリーズとしてもこれまでのシリーズと矛盾する部分が多々あるので、まぁパラレルワールドということで、割り切ってみるのが、一番だと思いました。
本日の映画レビューは以上。
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さて今日は今も根強い人気のシリーズ第四弾。
第173号「ハイランダー3 超戦士大決戦」

《ハイランダー3 超戦士大決戦 概要》
1994年公開、カナダ、フランス、イギリス合作で制作された。本映画がクリストファー・ランバートが中心となる最後のハイランダーとなる。
前作が不評だったこともあり、本作では1作目を意識した現代が舞台となり、不死の民は宇宙人ではなく、謎のままになっている。《ハイランダー3 超戦士大決戦 物語》
妻ヘザーの死、親友であり師であるラミレスの死は、不死の民、コナー・マクラウドを大きく傷つけ、その傷が言えぬまま、彼は日本へ流れ付き、現地で魔術師と呼ばれるナカノのもとで剣術の技を磨くのだった。
しかしコナーの動きを察知した邪悪な不死の民ケインが彼らの前に現れ、ナカノの首をはねるのだった。
逃げたコナーは世界を旅して、ついにはニューヨークで古美術商として生活するようになった。
時代が流れ、ナカノによって山に閉じ込められていたケインはようやく脱出。仲間を切り捨てコナーを追うのだった。
養子をとっていたコナーは、世界を旅して、ケインの復活を知る。

《ハイランダー3 超戦士大決戦》ーネタバレー(ドラッグして見てね)ケインの復活を知りニューヨークへ戻ったコナーは、そこでケインに襲われ、剣を折られてしまう。
同じ頃、コナーがニューヨークへ帰ってきたことを知る警察から古美術を研究するアレックスはコナーのことを聞き、そこでケインとの戦いを見てしまう。
コナーはアレックスに関わるなと、忠告するもアレックスの祖先と彼は恋仲にあり、その想いが蘇ってきた。
剣を治すため故郷のスコットランドに戻ったコナーの前に、追ってきたアレックスが現れる。
そこで二人は結ばれるのだった。
だがかくまっていた息子が居ないはずのコナーにニューヨークへ呼ばれて行ったと聞かされ、すぐにニューヨークへ戻るも、息子はケインに捕まり、助けるためにコナーはケインとの最後の戦いに挑む。
そしてケインを倒すと、コナーは息子を取り戻すのだった。《ハイランダー3 超戦士大決戦 感想》
1作目、2作目とショーン・コネリーが登場し、話にも重厚感があったと思えるが、アクションに関してはこの3作目が一番だと感じている。
前作の路線があまりに突拍子もなかったので、制作側が2作目をなかったことにしたのは、ファンとしては悲しいが、映画として見るのであれば、マイナーな映画で無理やりSFを安く作られるよりは、良いのかもしれない。
1作目をかなり意識した敵役ケインは、シリーズの中では屈指だと思う。それだけ俳優のピーブルズが好演している。
1作目を見てからの方が楽しめるが、この映画だけでも十分に面白い映画である。
おすすめだ。
本日の映画レビューは以上。
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さて、本日の映画レビューは、前号から続いて、不死の民の宿命を描いた人気SF映画。
第172号「ハイランダー2 甦る戦士」
《ハイランダー2 甦る戦士 概要》
1991年公開された[ハイランダーシリーズ]第二作である。
一応の前作とのつながりはありつつも、突然の路線変更という形で物語が大きく異なっていることもあり、ファンの間では困惑の声が聞こえてきている。《ハイランダー2 甦る戦士 物語》
地球は深刻な大気汚染に悩まされていた。
不死の民、コナー・マクラウドは、自らの知識を科学者たちに開示して、オゾン層の破壊を食い止めるため、地球全域をシールドでおおった。
地球は救われた。が、世界はシールドの影響で昼も夜もなくなり、湿度が高くなっていた。
それから25年、2024年、65歳になったコナーは世界を変えた悪魔として、憎まれていた。
そんな中、オペラを見に行った彼は、500年前、惑星ザイストで戦っていた過去を思い出すのだった。
惑星ザイストではカターナ将軍の圧政に民は苦しんでいた。
民の指導者ラミレスは、救世主であるコナーを選び、民を引き連れて戦いを挑んだ。
だが彼らは敗北、ラミレスとコナーは地球へ流刑となり、不死の民、ハイランダーとなったのだった。
過去の夢から覚めたコナー。
その時、カターナ将軍は、コナーを殺すため、刺客を地球へ派遣するのだった。
《ハイランダー 甦る戦士》ーネタバレー(ドラッグして見てね)
双子の刺客と戦うコナーは、老体で戦いに向かう。
そして戦いに勝ったとき、彼の体に刺客の生命エネルギーが流れ込み、若返った。
そして双子のもう1つのエネルギーは、シールドに弾かれて、イギリスに到達するのだった。
そして遠い過去に命を失ったコナーの師であり友、ラミレスが甦った。
ラミレスはコナーのもとへと向かう。
一方、刺客を返り討ちにされたカターナ将軍は自ら地球へ向かい、大暴れする。
コナーはラミレスと合流し、自分が作ったシールドが今は不要であり、そこから利益を得る企業とカターナ将軍が接触したことを知り向かう。
だが途中でラミレスは自らの命の力をコナーに見せ、コナーはカターナ将軍と最後の戦いに挑み、勝利、地球のシールドを破壊するのでった。《ハイランダー2 甦る戦士 感想》
不死の民は惑星ザイストから流刑され、その代償で不死にされてしまうという、一応のつながりが前作からある。
前作は大昔のスコットランドから始まり、現代へ。
今作は太古の惑星から未来へと話がSFへと大きく変化している。
筆者個人としては、二部作で壮大な歴史がつむがれているように思っているのだが、ファンからしてみれば、この二作目は駄作らしい。
次回からは一作目の路線へと戻り、この二作目はなかったことにされている。
残念で仕方がない。
個人的にはこの路線でもっと未来へと、進んでほしかったのだが。
それとこの映画はボリュームとしては3時間はできるほどのボリュームであったが、無理やり詰め込んだかんは否めない。
それも、個人の好みなのかもしれないが。
本日の映画レビューはこんなところだろうか?
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ようこそいらっしゃいませ。
当ブログに来て下さり感謝です。
さて、本日の映画レビューは、40代、50代の男性にファンが多いのではないでしょうか?
こちらの映画です。
第172号「ハイランダー 悪魔の戦士」
《ハイランダー 悪魔の戦士 概要》
1986年、アメリカ、イギリス合作映画である。
原作のグレゴリー・ワイデンは大学の課題として制作した脚本家である。
当時、主演をする予定だったのがミッキー・ロークだったのだが、断られたため、クリストファー・ランバートに決定した。《ハイランダー悪魔の戦士 物語》
1986年の現代ニューヨーク。プロレス会場にいる1人の男、コナーマクラウドは気配を感じて駐車場へと向う。
そこで1人の男と刀剣による殺し合いをした果に「生き残るのはただ1人」と言い残し、コナーは相手の男の首をはねるのだった。
すると電気が駐車場をおおいコナーの体に吸収されるのた。
そこへ警察がやって来たことをサイレンで気づいたコナーは、刀を隠して、逃げようとするが逮捕される。
警察で黙秘を続けたコナーは、釈放される。
その足で刀を取りに行くと、警察の鑑識ブレンダがやってきて、コナーに興味をもつ。
ブレンダと親密になったコナーは、そこで彼女に自らの素性と、背負った宿命について語りだす。
ーハイランダー 悪魔の戦士 ネタバレー(ドラッグして見てね)
1539年、スコットランドハイランド地方に生まれたコナーは、マクラウド一族の男として戦いに赴く。
しかしそこでクルガンという大男と会い、殺されてしまう。
だが彼は死ななかった。
不死の民とし彼は覚醒して蘇った。
故郷に帰るものの悪魔として村をおわれ、ヘザーという女性と夫婦となる。彼女は彼を愛した。不死の民であり子供をつくれなくても。
ある日、ラミレスというイギリス紳士が彼のもとを訪れ、彼に剣術、そして不死の民という存在なのを教える。
師となったラミレスは不死の民は、首を斬られれば死に、その強さは殺した人物に受け継がれる。
ラミレスとヘザーという最愛の2人と幸せに暮らせると思った矢先、グルガンがやってきてラミレスが殺されてしまう。
生き残ったコナーだったが歳月はヘザーへ老いをもたらし、別れがやってくる。
その後、第2次世界大戦で拾った孤児の少女を育て、一緒に骨董品店を経営していた。
だが再びクルガンがやってきて、ブレンダを誘拐する。
2人は対決の時を迎え、コナーは戦い、大いなる遺産を手にする。
それは老い権利と死ぬ権利であったのだ。《ハイランダー 悪魔の戦士 感想》
わたしは好きな映画監督かハイランダーが好きだと聞き、鑑賞した。
始めてみたときは面白みがいまいち分からなかったのだが、何度も繰り返しみえいると、不死という男の辛さ、子供がつくれない辛さ、中間が亡くなり自分だけが生き残ってしまう辛さが伝わってきて、見る度に新たなる発見ができる映画だ。
マイナーでB級ということもあるのだが、絶対に面白いです。
知らない方は見たほうがいい。
この人気映画はシリーズ化されているので、少し続けて投稿しますので、よろしかったら遊びに来てくださいね。
本日の映画レビューは以上。
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ようこそいらっしゃいませ。
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本日の映画レビューは、シリーズ第三弾でありながら一連の物語の完結編。
第171号「幽幻道士3」
《幽幻道士3 概要》
1988年に公開されたシリーズ第三弾。しかしながらこの映画にしか出てこないキャラクター、この映画でしか出てこない設定が多くあり、前作までの荒唐無稽さからさらにパワーアップしている。
《幽幻道士3 物語》
前作でスイカ頭を失った一行は、テンテン、金おじいさん、を筆頭に、キョンシー行列を行っていた。
ある日、盗賊に襲われていた富豪兄妹を助けたことから、盗賊に命を狙われることとなったテンテン一行は、盗賊が雇った呪術士モミジと対峙する事になる。
しかしそこを救ってくれたセイテンモンという男性とモミジは恋に落ちた。
しかしテンテンたちを倒したい気持ちが強いモミジは、父である闇の術士ムササビ道士を復活させ、金おじいさんを誘拐、キョンシーとしてしまう。
困ったテンテンたちは、金おじいさんの昔の恋人マーボおばさんのトコロへ助けを求めに行く。
偶然にもセイテンモンはそのマーボの甥であり、その縁からマーボはテンテンたちを助け、金おじいさんを救うことを決意する。
《幽幻道士3 感想》
今回の幽幻道士は、エンターテインメント性が強くなった感じであった。
前作から少し大人になったテンテンを主人公として、金おじいさんの過去が少し明らかになり、これまでにいなかった、明確な敵キャラクターも登場している。
また日本語吹き替えでは、明らかなアドリブがあって、面白く見られた。口が動いてないのに、声優さんが声を当てているのは、笑えた。
映画自体も、最後は力押しというかんはあるものの、大円団というところであろうか。
本日の映画レビューは以上。
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ようこそいらっしゃいませ。
ゆっくりしていってね。
さて、本日の映画レビューは、一大ブームを起こしたシリーズ第二弾。
第170号「幽幻道士2」
《幽幻道士2 概要》
1987年公開された、人気シリーズ第二弾である。
本作品で孤児たちの俳優が変わっているなど微妙な変化はあるものの、基本的には前作の続編にあたる。
《幽幻道士2 物語》
19世紀の中国では、出稼ぎに行って、事故や病気で亡くなった人を、キョンシーとして道士が術を施し、自らの足で故郷は帰らせていた。しかし道士の術が施された札がひとたびはずれれば、キョンシーは凶暴化して人を襲い、襲われた人も生きながらキョンシーへと変貌してしまうのだった。
前作で育ての親である親方がキョンシーとなり、それを金おじいさんとテンテンの活躍で封印した孤児たちは、金おじいさんとテンテンと共に、親方を故郷へ返すべく旅を続けていた。

そんなある日の夜、一行はキョンシーの行列と出会い、そこに現れたベビーキョンシー(術に囚われていない、父親を探し続ける子供のキョンシー)により、行列は乱され、騒ぎのうちに親方の封印が解かれてしまい、親方は逃げ出してしまった。
後を追う一行は、街でキョンシーに襲われた人々と遭遇する。
また西洋からキョンシー研究にやってきた神父一行も巻き込み騒ぎは大きくなる。
そんな中で孤児の1人スイカ頭がキョンシーに噛まれてしまうのだった。
次第にキョンシーとなっていくスイカ頭は、大好きなテンテンのためにある決断をするのだった。
《幽幻道士2 感想》
原作の『霊幻道士』シリーズに明確なつながりがなかったのに対して本作はシリーズを通して話がつながっているから、見やすいかもしれない。
映画のレビューとしては、シリーズの大きな物語の節目であり、主要キャラクターに事件が起こるところなどは、面白かった。
子供と一緒に見ても面白いとは思うが、筆者の知人は子供の頃に見て暗い印象を受けて、トラウマになっていた。それだけ本映画は、明るいだけとも言えないのかもしれない。
またシスターという西洋の女性が出てくるのだが、入浴シーンなど色気のあるシーンがあり、大人が見ても楽しめるかもしれない。
3部作の2作目である本作品は、次への布石になるが、テンテンの可愛さは、是非とも見ていただきたい。
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