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「エジソンのテストフィルム」
映画の始まり、カメラを開発したのはエジソンとされている。しかし映画の発展に関してはフランスの方が、早かったみたいだ。エジソンが1890年にテストしている。その2年前に世界最初のフィルムが撮影されているので、エジソンの出遅れ感はある。しかもフィルムはぼやけていて、どうもうまく行かなかったようだ。
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「哀れなピエロ」
1892年公開の世界初のアニメ映画である。現在の元となる技術はすでに使われているが、現在のように、または以前のように何千枚、何万枚というセルがは使わず、僅か数百枚の絵を使ったアニメとなっている。それでも世界最初のアニメがカラーだったというのは、個人的にはすごいことだと思う。まだ実写映画が登場する前のことである。
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「M・アーウィンとJ・C・ライスの接吻」
1896年公開のモノクロサイレント映画である。エジソン社制作の本作は、ブロードウェイ大ヒットミュージカル「ジョーンズ未亡人」のワンシーンであるキスシーンを撮影した、映画史上最初のキスシーンとされている。個人的にこの時期の、映画黎明期の映画を調べていると、まだまだ未開の世界だというのに、製作者たちは工夫をし、どうやったら観客を魅了できるかを考えているのがすごく分かる。映画史、楽しすぎる。
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・Vシネマって低予算だし、ヤクザ物ばかりで安っぽいんでしょ?
そんなことないんです。低予算で早いからこそ、普通の映画ではできない長大なストーリーが描けるんです!
今、日本のVシネマは斜陽にきている。レンタル時代に始まったVシネマも、配信時代になると、なかなか興行が難しいらしい。そんな中にあり、日本統一シリーズは人気があり、今も年間数本のペースで作られている。物語は横浜のやんちゃコンビ氷室と田村がヤクザの世界に入っていく物語である。脇役として、千葉真一、梅宮辰夫、哀川翔、小沢仁志などが出演しているなど、盛り上げている。これが男の仁義。価格:4,074円
(2020/3/15 19:27時点)
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「悪の教典」
2012年公開のサイコホラーである。主演は伊藤英明、監督、三池崇史の映画である。注意:ネタバレ、長文英語が堪能で端正な顔立ちで、生徒から好かれる聖司。生徒が他の教師から性的な関係を強要されていることを知り、助けてあげる。いじめがあると学校に怒鳴り込んでくる親に誠意ある対応するなど、まさに理想の教師だった。しかし美術教師と男性生徒との関係を知り、脅かしたり、好意を寄せている生徒と関係を持つなど、裏の顔があった。その裏の顔を探ろうとした教師を、首吊りに見せかけて殺害する。同じく探る生徒は拷問の末に殺害されるのだった。肉体関係にあった生徒も、自殺にみせかけ殺した直後、別の生徒が屋上に現れる。その生徒をイレギュラーに殺したことから、文化祭前日の惨劇が幕をあける。本作公開当時、アイドルグループが試写会を行い、号泣する、途中退席して、こういう映画は好きになれない、とコメントを出すなどニュースになったことから話題となった。確かにサイコキラーとして学校で猟銃を使い、自らの生徒を殺すというショッキングな映画ではあれものの、サイコキラーとしての主人公の論理からすると、この映画は当然の行為であり、三池崇史監督が作る映画らしいと個人的には思えた。三池崇史監督独特の、説明不足はあるものの、他の映画から比べれば、分かりやすい映画だ。
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「ラ・シオタ駅への列車の到着」
1895年、記念すべき映画がフランス、パリで有料公開された。その際、10本の映画が公開された。と言っても、当時の映画は記録映画であり、数十秒のサイレント記録映画が殆どで世界最初の映画「工場の出口」もその1つであった。だがきっと観客を最も驚かせたのは、本作だったろう。本作は、ラ・シオタ駅に列車が入ってきて、停車し、乗客が乗り降りするだけの、今となっては当たり前の映像なのだが、動画という概念がなかった当時、スクリーンを走ってくる蒸気機関車に観客は、本当に迫ってくるものだと思い、声を上げる人も居たほど、当時としては衝撃と迫力だった。本作は4Kリマスターされ、音がつけられるなど、今も進化する映画として知られている。ちなみに動画は4K60フレームと、現在の最先端でリメイクされたものである。見られる環境の方は、見てみてください。
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2018年公開の日本映画であり、俳優の斎藤工が長編映画に挑戦した初監督作品である。注意:ネタバレ、長文ある男が死んだ。その男はギャンブルばかりして、借金をつくり妻と2人の男の子が居ながら、家を出ていってしまう。その日から母親は新聞配達、水商売などで2人の子供を必死に育てた。ある日、車にひかれながらも無理して働き、そのせいで母は入院。兄弟は親の代わりに働き、勉学を頑張った。大人になった2人は、母と久しぶりに会い、父が入院しているという話をする。胃がんで余命がないという。次男は付き合っている女性と父の見舞いに行った帰り道、子供ができたことを知らされる。しかし次男の脳裏には自分たちが経験してきた辛い過去が蘇る。そして父の葬式の日、息子たちと次男の彼女が葬式を取り仕切る中、母は葬式に来ることはなく、参列者も変人揃いだった。だがそこで父が次男の書いた作文を死ぬまで手元に置いていたことを知るのだった。他業種の人が映画監督をするというのは、正直、映画好きの個人としてはあまり好ましいことと思えない。映画監督になりたいと、必死に業界であがいている人たちがいるのに、横から出てきて、いきなり監督をやられたのでは、たまったものではない。しかし映画好きで有名な斎藤工が監督するのだから、当初から私は興味を抱いて、期待していた。最初は凄く雰囲気もあり、ダメ男と借金まみれの母と息子たちの辛さが良かった。だが葬式の参列者の場面になった瞬間、佐藤二朗を筆頭に、悪ノリなのか、あえて監督がそう指示したのか、アドリブのようで、内輪で盛り上がっている雰囲気があり、観客としては置いていかれた感覚になった。こういう映画ジャンルがあるのかもしれないが個人的には、最初の暗い雰囲気のまま、映画を貫いてほしかった。次回作はカルト映画的な感じの映画らしく、今年公開ともあり、期待したい。是非とも、酷評されても監督を続けてほしいと個人的には願う。
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「祈りの幕が下りる時」
2018年日本映画。ジャンルはミステリー映画である。本作は阿部寛主演のドラマ「新参者」第二弾の映画であり、主人公・加賀恭一郎の過去や母親との関係が明らかになる。注意:ネタバレ、長文滋賀県のアパートで腐乱した遺体が発見される。しかし女性はアパートの住人ではなく、住人の男性は行方不明となっていた。同じ頃、新小岩の河川敷で焼死体となって発見されたホームレスとの関係を考え始めた捜査一課の松宮、アパートで死亡した女性が有名演出家の浅居という女性に会いに状況したことを突き止め、浅居に会いに行くとなんと加賀恭一郎と知り合いだったのだ。加賀恭一郎は日本橋署の刑事であり、ずっと日本橋署に居続けていた。その理由は亡き母のカレンダーに残されていた言葉からくるものなのだが、そこから事件は過酷な親子の長きに渡る苦悩の人生と壮絶な愛情を浮き彫りにしていく。原作・東野圭吾の映画は常に胸に迫るものがある。ガリレオシリーズの「容疑者Xの献身」も日本映画の中で屈指のミステリー映画だが、本作もそれに負けていない。本作の原作は東野圭吾版「砂の器」と評されることだけのことはあり、ある理由から父親と娘が旅をするシーンがある。そこがもう見ているだけで辛くなってくる。さらに一度別れて再会、そして結末が示された時、映画で久しぶりに涙を流した。この映画の監督は下町ロケットの演出で有名な福澤克雄である。阿部寛との相性がいいのだろう、本作の演出は素晴らしく、福澤監督作品でお馴染みの、各方面の超名人が登場し、更にエンディングではドラマで登場した人々も出演させるという演出もまた最高であった。
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「スピーシーズXX 寄生獣の誘惑」
2007年公開のカナダ映画。SFホラーというジャンルになっているが、コメディテイストがある。注意:ネタバレ、長文前作で女性宇宙人に襲われ、トラウマとなった男は臨時教師として学校で働きながら、精神科に通院していた。その教え子たちは、女をもとめるグループを造り、得点を稼ぐというゲームをしていた。そんな中、同級生の1人が美人の女性に誘惑されて、雪降寒い外で性交渉を行おうとすると、美女は宇宙人に代わり、近くに居合わせた主人公が駆けつけるが同級生は行方不明になってしまう。そして主人公と教師は、宇宙人が狙うパーティの日に宇宙人を倒すことを計画する。宇宙人の特徴はへそがないことだけ。一部、カルト的人気のあるスピーシーズシリーズだと思ったら、本家とはまったく関係ない映画でありました。スピーシーズはエイリアンで有名なH・R・ギーガーがエイリアンのデザインをしていたので、シリーズを追いかけてきたのだが、これは邦題がスピーシーズをリスペクトしたのか、本家が意識したのかはわからない。 -
「ゾディアック 覚醒」
2017年公開のカナダ映画。ジャンルはサスペンス映画である。アメリカで未だに未解決とされる「ゾディアック殺人事件」を題材にしたフィクション。注意:ネタバレ、長文トレーラーハウスで暮らす若い夫婦は、お金に困っていながらも夫は芝刈りの仕事、店は潰れたが妻は理容師の仕事をしていた。そんな夫の趣味は地元の貸倉庫をガラクタ屋の親父と買って、中にある品物を売って儲けること。しかし貸倉庫にお宝が入っていることはなく、今回も家賃3ヶ月分を使い、貸倉庫を買ったのだった。その品物をガラクタ屋の親父の店で調べることになり、夫婦は店に向かう。すると親父は古びたフィルムをみつけたといい、2人に見せるとそこには殺人行為が映し出されていた。世にいうスナッフフィルムであったのだ。犯人の胸には丸に十字のマークが入っており、親父はそこから「ゾディアック事件」について夫婦に話し始める。そして警察が犯人逮捕につながる証拠を提出した人には10万ドルを払うという記事をみつけ、犯人探しを3人は始めるのだった。だがその時から夫婦の周りで怪しいことが起こり始める。本作は実際にアメリカで起こった連続殺人事件と、ゾディアックと名乗り暗号を警察に送りつけ、未だに世界中の人物が暗号解読を続けている事件を題材にしている。また作中のセリフにもあるが、ゾディアックのファンも現実に存在するほどその存在は今なお語り継がれている。本作はその犯人が撮影していたフィルムから犯人を探し始める物語になっており、本来ならばもっと残忍で、ホラーテイストがあっても不思議ではないところを、流血シーンもショッキングな演出もなく、若い夫婦が追い詰められていく様子を淡々と描いている。個人的には物足りなさが残る映画であり、他のゾディアックを題材にした映画がよくできているせいもあってか、見劣りする部分がどうしてもいなめない。
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1999年のアメリカ映画である。ジャンルは動物パニック映画に分類されると思われる。注意:ネタバレ、長文アメリカメイン州ブラッド湖でダイバーが何かに下半身を噛みちぎられる事件がはっせいする。ニューヨークで考古学研究員をしているケリーは、上司との不倫が終わり、怒りに来てきた。それを見た上司が頭を冷やせ、とこの事件調査にケリーは派遣される。森が嫌い、虫が嫌いなケリーは、遺体から採取された牙を持ち帰るだけの仕事だったが、密漁監視員のジャック、地元保安官のハンク、金持ちでワニ研究科のヘクターと湖を調査、そこには体長10メートルのワニがいたのである。題名にUMAとついているが基本はアナコンダと同じ、存在する動物が巨大化した系の映画であり、豪華キャストを揃えてやることかね、と思いたくなるような映画ではあった。監督は13日の金曜日でお馴染みのスティーヴ・マイナー。確かに湖、パニックに陥る主人公一行、湖畔の老婆など類似点は多い。何も考えずに観るにはオススメの映画である。
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「シャークネード ラスト・チェーンソー」
2018年放送のテレビ映画であり、B級映画でありながらそのあまりの人気から、4DXで公開されるなど、現段階では最後の作品であるシリーズ6作目にして最後にふさわしい映画になっている。注意:ネタバレ、長文前作でシャークネード、サメを巻き上げる竜巻が全世界に発生し、世界は壊滅状態、妻のエイプリルは首だけの状態になってしまった。そこに現れたのは、主人公フィンよりも年上となった息子であった。その息子に促され、車に乗るとそれは過去へのタイムトラベルだった。到着したのは恐竜時代。まさに隕石が降り、恐竜時代が終わろうとしていた時、息子は消えてしまい、フィンは過去に失った仲間たちと再会する。息子はタイムトラベルと繰り返し死ぬ瞬間の過去作品の登場人物たちを恐竜時代に呼び寄せ、フィンと再会させたのだった。ここからアーサー王が産まれる前のイングランド、独立戦争中のアメリカ、西部開拓時代のアメリカ、祖父を失うことを恐れたノヴァの祖父が乗っていた船、2万年後の未来、時空が入り乱れ世界中の偉人があふれるシャークネードの中と移動し、宇宙の終わりを迎えようとしていた。フィンは果たしてこの危機から世界を救えるのだろうか。海からサメを巻き上げるシャークネードシリーズも、ついに世界を破壊し、時間を破壊し、歴史を壊して、宇宙を破壊しようとしていた。ここまで中二病をこじらせた映画も珍しく、とうとうシリーズを全部観てしまった。本当にこの映画は想像の斜め上を行き、もう笑うしかない状態になっていく。サメと竜巻がここまで宇宙を破壊しようとするとは、1作目で誰が想像しただろうか。
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「ラウンドヘイの庭の場面」
1888年撮影の記録映像である。映画ではないのだが、ルイ・ル・プランスが映画用カメラで撮影した記録映像である。分類としては記録映像であり、発明家のプランスがカメラで自らの屋敷の庭を12コマで撮影したものである。これが世界最古の映画フィルムとされているが、前にも記したように、工場の出口、が世界最古の映画とされていることもあり、どちらが最古の映画なのかという問題が生じてくる。本作は最古のフィルムであり、映画ではない。とするのが今のところの一般的な意見である。それでもこれが世界最古の、始まりの始まりであることは確かだ。
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「工場の出口」
1895年公開された、世界で初めての映画とされる。物語ではなく、ルイ・リュミエールが監督をした46秒の記録映画、短編ドキュメンタリーとされている。本作はそれまでにすでに発明されていたカメラを使用した撮影だけでなく、映画の基礎となる、現像などの映画の流れで作られた初めての映画だ。本作に関しては、これが最初の映画なのかという議論もあるが、ギネスが公式に認めた世界初の短編映画である。映画の歴史はここから始まり、世界に広がって、形を変えながら今も進化を続けているわけだ。
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「イミテーションゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
2014年公開のアメリカ映画であり、実際に第二次世界大戦下で、当時、世界最高の暗号であったエニグマを解読したイギリスの買得チームとそのチームのリーダー・チューリングを描いた、真実を元にした歴史映画である。主演、ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ。注意:ネタバレ、長文1950年、チューリングという大学の教授が家に泥棒が入ったとの通報を受け、駆けつけた警察官たちは、チューリングの言動からなにかあることを疑い、捜査を開始する。チューリングは実は第二次世界大戦の際、ある特殊任務についていた。自ら軍部に売り込み、当時最高の暗号技術で開発されていた、ドイツのエニグマ暗号を自分は解ける、と豪語したのである。そこで軍部は彼を解読チームに加え、MI6も含む合同作戦でエニグマ解読を始めた。だが人力でのエニグマ解読には毎日の暗号解読を行うのに2000万時間かかることになり、チューリングはそれを非効率だと考え、自らをチームのリーダーにすべくMI6に働きかけ、当時のイギリス首相チャーチルを動かし、チューリングはリーダーとなる。そこで開発を開始した解読機とそれに合わせて、クロスワードパズルを雑誌に掲載、それを解読した者に仕事を与えるとして、人材を集めた。そこで知り合ったジョーン・クラークとは特に仲良くなり、人生で初めて女性と意気投合した。だがジョーンは両親を置いておくわけには行かず、田舎に帰ると言い出す。それを止めるために彼はジョーンに結婚を申し込み、2人は婚約するのだった。そして次第にチューリングのマシンは完成に近づくも、あまりの計算量にマシンがついていけず、解読は難航する。さらにチームの中にソ連と通じているスパイの存在も明らかになり、チューリングは追い込まれて行くのだった。やがて彼はジョーンに告白する。自分は同性愛者だと。当時のイギリスは同性愛を禁じており、彼は罪に問われることになる。しかしジョーンは「それがどうしたの」と彼の同性愛を受け入れる。しかしMI6の行動に不信感を懐き、彼女を守るため、婚約を解消するのだった。本作のメインストーリーはあくまでもドイツの最強暗号エニグマ解読に焦点が当てられているが、チューリングというイギリスが生んだ天才の人間性もしっかりと描かれている。歴史には数多くの天才が居る。レオナルド・ダ・ヴィンチ、アインシュタイン、エジソン、ホーキング、ピカソ。だが歴史に名を残してはならない、特に戦争に関わった天才たちはきっと、天才と賞賛され、時代が違って居たならば幸せになれた人もいたであろう。1950年代にチューリングは同性愛の罪で有罪となり、刑務所に入るかホルモン投与を行われるかの選択を迫られ、チューリングは自分で開発を続けていたチューリングマシンの研究をやめることはできず、ホルモン治療を受けることにした。そのせいで、思考は麻痺し、手足にも支障をきたしていた。それを支えたのは、別の男性と結婚したジョーンであり、ホルモン治療を終え、チューリングが自殺する時まで、親友であり続けたという。
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「バトルフィールド」
2014年のイギリス歴史アクション映画である。注意:ネタバレ、長文物語は中世イングランド。虐殺に虐げられていた部族は、ある日、領主の兵士を鮮やかな手並みで倒した流浪の男を部族に引き入れ、領主一族へ反撃を目論む。まずは息子たちをその手で仕留めて、次第な領主自身へ反撃の手を伸ばすのだった。そして一大決戦の日を迎えた。新進気鋭のミュージックビデオを主な舞台にしていた監督。リドリー・スコットに才能を見出され作られた本作だが、正直、いまいちというところだろうか。イングランドの歴史を舞台にしているところから、少し日本人には馴染みのないところなので入り込めないのもあるが、映像的にはインパクトがあり、新鮮なのだが物語がリアルというか淡々としているというか、これと言って引っかかるところがない。
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「リヴォルト」
2017年公開のイギリス、南アフリカ合作のSF映画である。注意:ネタバレ、長文地球が謎の機械に侵略された地球。各国が壊滅していく中、唯一、アフリカの一部地域だけが侵略から逃れていた。記憶を失った、おそらくアメリカ軍の特殊部隊に所属していたと思われる男は、目覚めると記憶を失い牢屋に入れられていた。隣には難民キャンプの医師で元イギリス軍の軍医だった女性がおり、そこへ地元の過激派グループがやってくると、彼女に暴行を始める。一度は建物から逃げ出した主人公だったが、彼女のところへ戻って来ると、助け出し、2人は米軍基地に向かい旅を始める。しかし機械の襲撃と現地で過激化したゲリラたちの襲撃を受けながら、2人はそれでも米軍基地へ向かう。やがて次第に主人公の記憶が蘇ってくる。本作は配信で観たのだが劇場公開もされたとあり、それなりにしっかりとした経緯で日本にやってきたのだと思うが、正直、物語としては残念な終わり方をする。宇宙人のよくある侵略物に主人公の記憶喪失をあわせた脚本は素晴らしいと思ったし、それが最終的な鍵となっていくのだが、ヒロインの扱い、説明不足の終わり方、何もかにもばらまいて回収しないままに終わらせた感じのある映画である。最後観た後はモヤモヤしか残らず、鑑賞後は鑑賞した人が何となくこんな感じで彼は牢屋に入ったのかな、とか想像するしかない。ならば数分で良いから彼が牢屋に入った理由、彼女が牢屋に入った理由を場面を挟めば解決するのに、なにも解決していない終わり方だ。
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今年106本目の映画。
「パーフェクトワールド 世界の謎を解け」
2018年公開のロシア映画。ジャンルとしてはSF映画に分類されると思われる。原作者はロシアで記録的なヒット作となったファンタジー小説、映画「ナイト・ウォッチ」の著者であり、本作の原作もロシアでベストセラーとなった。注意:ネタバレ、長文建設会社に勤務するキリルは、大きな仕事を成し遂げた一方で、彼女の誕生日を間違えるなどして、彼女に別れを告げられ落ち込んでいた。しかし仕事での業績からお祝いパーティをしていた彼は、友達に送られ家に帰る。ところが家には見知らぬ女が居て、愛犬も自分になついていなかった。隣人たちはキリルが部屋の住人だと証言してくれるのだが、次に部屋へ入ったときには部屋の内装が変わっており、彼は行く場所を失ってしまう。仕方なくその晩は友達の家で一夜を過ごし、翌日、身分証明や住所登録などを確認しに行くと、彼の名前はどこにもなく、パスポートすら名前が消えていた。昨夜の女が何かを知っていると思い元は自分の家だった場所に行くと、彼女はキリルにナイフをもたせ、自分を刺すのだった。そこで警察に捕まった彼は、スマホに突如現れたナビに従って歩いていくと、廃墟の塔に到着する。そこにナイフで刺したはずの彼女が現れ、キリルはあらゆる世界の交差点に居ること。機能者という超越した存在に選ばれ、検閲官として、あらゆる世界につながる塔を管理する役目に選ばれたという。こうして彼の不思議な生活が始まる。本作はハリウッド映画や日本映画と違い、話が非常にわかりにくく作られている。SF好きとしてアンテナを張って観ていたのだが、なかなか内容が入って来なかった。しかし本筋としては別れた彼女、記憶を失った彼女を守ることが、愛することなので、その話を追っていけば、なんとかついていけるが、それでもなかなか難しい映画になっている。パラレルワールドの検閲官ということは理解できるが、その検閲官でも行けない世界があるなど、少し入り組んだ世界になっている。
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「プリデスティネーション」
2014年オーストラリアのSF映画であり、ロバート・A・ハインラインの短編SF小説「輪廻の蛇」が原作である。注意:重大なネタバレ、長文「卵が先か鶏が先か」物語は爆弾魔を追跡するタイムトラベル局員が爆弾魔の起爆装置で火だるまになるところから物語は始まる。1981年に開発されたタイムマシンで1981年を起点に53年前後をタイムトラベルすることが可能な局員。その中でも敏腕の彼は、整形手術でなんとか顔を取り戻す。それから再びタイムトラベルをして1970年にやってきた男はそこでバーテンダーをしていた。ある日、1人の若い男ジョンがやってきて、彼と冗談や皮肉を言い合っている内に、ジョンの数奇な過去が語られ始める。本作に登場する主要人物はたった2人。これは非常に重大なネタバレであるので、見る方は読まないでいただきたい。この物語はタイムパラドックスを究極にまで高めた、本当の意味でのタイムパラドックスになる。過去に戻って親を殺したら自分が産まれない。しかし自分が産まれなかったら親は生きているので、自分は産まれる。このパラドックスをある意味では答えを出したのが本作なのかもしれない。この映画は観ていて本当に面白かった。パラドックスは自分で考えるのは難しい作品だが、ハインラインというSF小説界の歴史的巨人が書いた物語は、無駄がなく実に素晴らしい。原作を読んでいないので、原作にあるかどうかわからないが、映画にあるジェンダーに関する部分は今の時代に合っている。
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「シャークネード ザ・フォース・アウェイクンズ」
シリーズ第4弾。B級映画でありながら数々の有名人がファンであると公言するシリーズも、ここまで来ると何でもありである。注意:ネタバレ、長文本作はスター・ウォーズのオープニングのパロディからスタートする。無事にフィンとエイプリルの子供が産まれたが、シャトルの残骸の下敷きになり意識不明となったエイプリルが死去してから1年。フィンは実家の牧場で母親と5歳になった息子と生活していた。そんな時、ラスベカスから長男に呼ばれ、姪と共にラスベガスへと向かう。だがそこでシャークネードが発生する。5年ぶりの発生であった。シャークネードの脅威からアメリカを守るべく、ハイテク企業アストロXはシャークネードを抑え込んでいた。その協力者として、月に置き去りになったフィンの父親が帰還してフィンの娘と協力をし、エイプリルの科学者の父親も協力していた。ラスベガスで長男の結婚を知りながらも、シャークネードの出現で再び対決することになったフィンだったが、そこでエイプリルが生きていることを知らされる。エイプリルは父親の科学力でロボットにされ生きていたが、エイプリルの父親は、フィンたちは死んだと良い、フィンたちにはエイプリルの遺灰として犬の遺灰を渡して、生きていることを黙っていたのだった。家族全員が集合した時、シャークネードは原子力発電所を襲い、放射能を吸収したシャークネードへと進化したのだった。もうネタが尽き始めたのだろう、本作から最終作まで3部構成になっており、ラストで次作へつながる伏線で終了している。それにしても毎度のことながら、派手にバカバカしいことをするものである。ついに奥さんをサイボーグにしてしまったのだから。
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「シャークネード エクストリーム・ミッション」
2015年に初放送されたB級映画人気シリーズ第3弾。本作は前作以上にスケールがアップし、主人公フィンの父親役にデビット・ハッセルホフが出演している。本作はニューヨークで再び結婚することになったフィンとエイプリルの間に子供ができ、妊娠八ヶ月になっていた。フィンは2度もアメリカを救った英雄として大統領にホワイトハウスに招かれ、勲章を授与される。しかしそこでシャークネードが再び発生、ホワイトハウスを含めたワシントンDCの建物が破壊される。妊娠中の妻と娘がいるオークランドへ向かうことにしたフィンは、途中で1作目で行方不明になっていたノヴァと再会する。ノヴァは相棒と共にシャークネード追撃をしていた。だが今回のシャークネードは今までと比べ物にならないほど巨大で、フィンは宇宙からの爆破でしたサメを退治できないと悟り、NASAに勤める父親に電話するのだった。本作もまあ凄いことになっております。なんせ宇宙へ飛び出すのですから。しかも宇宙へ飛び出した主人公の前にサメは追っかけてくる。この作品のサメはどこまでも追っかけるし、人が加えた攻撃以外では死なないという特殊スキル持ち。
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「シャークネード カテゴリー2」
2014年放送のテレビ映画であり、B級映画人気シリーズ第2弾。注意:ネタバレ、長文前作でプロのサーファーからサメ退治の英雄として人気者になり、元妻のエイプリルと再び結婚するために、ニューヨークへ向かうフィンとエイプリルは、そこで再びサメを巻き上げた竜巻シャークネードと遭遇。パイロットが食われ、フィンは旅客機を操縦し、無事に着陸する。そしてニューヨークで待ち合わせている妹夫婦とその子どもたちと合流しようとするが、ニューヨークを複数のシャークネードが襲い、それが合流しようとしていた。フィンは再びサメの脅威と戦うことになる。B級映画ながら多くの有名人をフォロワーに持つ一大シリーズとなった本作は、回を増すことに何でもありになっていくのだが、1作目、サメの竜巻という設定からもうブッ飛んでいたのだが、本作はそれに加えて、それが合流するし、腕を失った奥さんはノコギリの義手を自ら作るなどありえない展開が続く。
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『モンスターズ 新種襲来』
2014年に公開されたSF映画。2010年の続編ではあるが、登場人物は一切関係していない。あれから地球外生命体は世界に広がり、特に中東では生物への空爆が続き、民間人の犠牲者を出していた。そこから武装勢力とアメリカ軍との対立が深まる中、デトロイト出身の若者たちは、前線へと向かうのだった。しかしそこで待っていたのは、人との戦いと、巨大生物の群れだった。
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『モンスターズ 地球外生命体』
2010年のSF映画である。
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宇宙で発見された謎の生命体を地球へ運ぶべく落下中の輸送船が、メキシコ上空で爆発してしまう。
その頃からメキシコ各地で異生物が出現を始め、メキシコの半分が封鎖されてしまう。その6年後、カメラマンの主人公はスクープを狙うべくメキシコに入っていた。
ところが会社からは社長令嬢が現地に入って出られなくなったので、出してほしい、と命令を受ける。新聞社のお嬢様と、そこへ写真を売る写真家の奇妙な旅と、寄り添い始めた心を描く。
・映画おすすめ 感想
最初は本当にヒロインに共感できない。メキシコがどれだけ危険なのかもわかっていないところに腹立たしさを覚えながらも、次第に状況把握していくごとに、見ている方もメキシコがどんな状況下にあるのかを理解させられる。
次第に打ち解け合いメキシコの国境を目指す後半は、どうなるのか本当にわからない状態になるので、ハラハラが好きな方におすすめな映画。
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「キャビン」
5人の若者たちがキャンプ場へと向かう。しかしそれはすべて監視されていた。一体誰が、なんの目的で監視していたのか?ここまで壮大な実験をする意味とはなんなのか。最後は怒涛の展開。
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