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「ポリス・ストーリー レジェンド」
dTVで配信中2013年製作の中国映画であり、ジャッキーチェン生誕60周年記念作品でもある。
VHSがレンタル店に並んでいた時代。シュワルツネッガー、スタローン、チャック・ノリスとジャッキー・チェンはスターだった。特にプロジェクトシリーズとポリスストーリーシリーズは双璧であった。個人的にはポリス・ストーリーを観て育ったので、思い入れのあるシリーズである。本作は初期三部作と設定が違う。ベテラン刑事のジョンは、妻を交通事故で亡くし、忙しくて父親らしいこともしてやれなかった娘からは嫌われていた。そんなある日、若者の集まるバーに娘から呼び出され向かうと、そこのオーナーが突如、客たちを人質に立てこもり、ジョンを拘束した。その目的には悲しい過去の事件があった。本作は60歳を迎えたジャッキーの記念すべき作品であり、アクション路線から演技は路線へ変えている彼の、ある種の答え的な映画になっている。アクションはあるものの、アクションがメインではなく、物語が今と過去を行き来して、それぞれの人間関係とドラマが絡み合う、複雑な構造になっている。ポスターの銃をこめかみに突きつけるシーンは印象的で、人生に疲れた男の哀愁が凄く漂う、いい映画であった。
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「アーリャマーン Episode1帝国の勇者」
2001年公開のインド映画であるので、まだインド映画が成熟していないころの作品であるから、明らかに安い感じはある。それがスターウォーズのパロディと相まって、非常に低い評価で語られることが多いが、まず前提として本作はインドの30分ドラマシリーズを総集編にしたものであるので、編集でかなり省かれているシーンがあり、キャラクターですらだいぶ消えている。物語は惑星タール国に2人の王子が誕生した。預言者によればアーリャマーンと名付けられた王子は宇宙を統治できるとされ、もう1人の王子が国王になれば宇宙は破滅すると言われた。破滅の王子は見た目が怪物のようで、すぐに牢に入れられる。一方のアーリャマーンは破滅の王子の母に毒を飲まされる寸前で母の手でアンドロイドに託され、預言者で育てられ、宇宙の英雄となることになる。しかし宇宙を支配しようとする支配者で預言者の弟子、つまりアーリャマーンの兄弟子だった男がすべてを裏で操っていた。本作はエピソード1とある通り、途中で終了する。スターウォーズの有名なシーンとそっくりな場面で。しかし今の所、続編の話もないので、インド版スターウォーズの総集編映画はこれきりなのかもしれない。スターウォーズインスパイア映画が好きな個人としては、素晴らしいと思いながら観ていた。ご覧になれるかたならば、ぜひ、ドラマ版を探して観ていただきたい。【中古】DVD▼アーリャマーン EPISODE1 帝国の勇者▽レンタル落ち
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「ナビゲイター」
1986年制作のSFファンタジー映画である。
80年代SFブームの中で公開された、ETを思わせる映画である。70年代に行方不明となった少年は、当時のままの姿で姿を表した。少年も何が起こったのもわからず、戸惑う中、ある宇宙船と出会う。宇宙船は知的知能を持ち、少年が乗った宇宙船は高速で空を飛び、宇宙空間へ出て行くのだった。少年を置いて変わってしまった世界と、その少年と心を通わせる宇宙船。なにげに特撮が凄く、見ごたえのある映画でした。
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「デッドゾーン」
1983年制作のSF映画である。
スターウォーズから始まった80年代SFブームの中で公開された本作。臨死体験したら、超能力が身につくという話を、都市伝説的に聞くことはあるが、その体験をするのが本作の主人公である。普通の教師だった主人公は、同僚の恋人とデートのあと、交通事故に巻き込まれ、5年間、昏睡状態だった。目覚めてみると、恋人は他の男と結婚して子供がいた。更には人に触れることで、その人の未来が見えてしまうのだった。それがある最悪な未来を見てしまう。本作は正直に言えば地味である。色々と失った男が得た物は未来を見る能力と孤独。男の哀愁が漂う映画である。価格:22,540円
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「地獄のヒーロー4」
生ける伝説チャック・ノリス主演の「地獄のヒーロー」シリーズと思いきや、3でベトナム戦争帰還兵の話は完結しており、本作はまったく関係のない刑事物になっている。舞台は港町。巨大なシリアルキラーが女性ばかりを誘拐して殺害する事件を追いかけていた主人公は、港の物置で大量の異体を発見。その下の浜辺に下りると、巨大な男に襲われる。仲間が駆けつけシリアルキラーは逮捕されたものの、その時の恐怖から主人公は体を鍛える事に終着をした。やがて恋人ができ子供を授かったと知った矢先、精神病棟からシリアルキラーが逃げ出し、再び犯行を始めたのである。事件を追いかける主人公の捜査もむなしく、被害者が次々と首を折られた形で発見されるのだった。映画が流行った当時、チャック・ノリス主演の映画には地獄がついていたらしいので、無関係の映画でも地獄がつく。だからベトナムのヒーローを描いたど派手なアクション、地獄のコマンドのように凄まじい銃撃戦を期待すると、ちょっとがっかりするかもしれない。新品北米版Blu-ray!【ザ・ファントム/地獄のヒーロー4】 Hero And The Terror [Blu-ray]!<チャック・ノリス主演>
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「地獄のヒーロー3」
チャック・ノリス主演の人気シリーズ第3弾にして完結編となる本作は、ベトナムで戦時中に恋に落ち、肉体関係を結んだ女。帰還する際、大量に押し寄せるアメリカ大使館への民衆の中に彼女がいることを知らず、彼は帰還してしまう。その後、ベトナムで彼女が息子を産んで、貧乏をしていることを知らされ、連れ戻す為にベトナムへとむかうのだった。本作は帰還できなかった兵士ではなく、主人公の子供、そして親を亡くした孤児たちを国境まで連れて行くのが物語の中心になる。新品北米版Blu-ray!【ブラドック/地獄のヒーロー3】 Braddock: Missing in Action III [Blu-ray]!<チャック・ノリス主演>
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「地獄のヒーロー2」
チャック・ノリス主演で人気となったベトナム戦争帰還兵を主人公とした人気シリーズ第2弾である。前作ではベトナムへ政府の命令で大使として出向いた主人公が、まだ捕虜となっている帰還できない兵士たちを救いに向かう物語になっていた。しかしベトナムで捕虜だった主人公が自分の部下を連れて脱出するという本作が本来は第一弾として考えられていたが、アクション要素が少ない、ということで、第二弾にされたそうだ。本作はベトナム戦争を経験していない日本人には分からない、ベトナムで戦った者しか知り得ない物がが描かれている。価格:4,382円
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「ファッシネーター」
1987年制作のイタリア映画。
一応、SF映画となっているが、SF要素はそこまで感じられない。
女性の裸体を被写体にする写真家の主人公とその恋人。2人はファッション、文化の最先端を歩いていた。しかしそんな彼女の周囲で、謎の殺人事件が次々と起こっていく。やがてストレスに耐えきれなくなった彼女は、アシスタントの女性と同性愛の関係となる。最初からなかなか大胆なカットから入ります。女性の裸体が映し出され、それがそこまでいやらしいという訳ではない。どちらかといえば、女性の肉体の美を見せている映画である。
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「ハイパースペース 帝国の逆上」
1984年製作のスターウォーズパロディ映画。
スターウォーズのパロディ映画は、世界中に数多あるだろう。日本に入ってきていない映画もあるだろうし、ファンが作った物、B級映画、一部だけ設定を拝借した映画など、本当にスターウォーズの影響は大きな物で有り、この1984年製作された本作は、バケツヘルメットを被ったダースベイターのような悪役が、フードを被った小人たちを従え、小さな町に宇宙船で着陸、若い青年とそれを助けようとした女性が、結果敵に戦いに巻き込まれる作品になっている。冒頭からストーリーをスクロール指せるなど、完全にスターウォーズを意識していた。チープな合成などはB級映画という感じだが、レーザーでの銃撃戦は、個人的にけっこう好きな場面である。それに最後の軍隊との戦闘シーンはけっこうな迫力であった。
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魔法が頂点に立つファンタジー世界。伝説の魔法使いは魔女に恋をしたが、自らの妻を殺され、地下の牢獄へ魔女を閉じ込めた。しかし魔女は力を回復し、世界を闇へ呑み込むべく、再び魔女たちを集め、人間を虐殺し始める。魔法使いは弟子を殺され、最後の希望となる特殊な力を持った一族の7番目の息子を弟子にすることにする。ジェフ・ブリッジス、ベン・バーンズ、アリシア・ヴィキャンデル、ジュリアン・ムーア。これだけの俳優陣が出演し、原作もしっかりとしているのに、どこか規模が小さい感じが否めない作品であった。主人公とヒロインの恋はロミオとジュリエットそのもので、純粋で凄くすきだった。母の愛情が凄く良かった。VFXも良かったのに、何故日本で公開されなかったのか?
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「宇宙船アラーゴX101号の冒険」
1974年制作のSFアドベンチャー映画。
フランスの古いSFアニメ映画である。当時、日本でもそうであったように、ドタバタした感じのアニメである。物語は万能ロボット生命体に導かれ、少年少女とドタバタする犬が宇宙へと旅立つ。そこで様々な惑星でピンチに会いながら、ロボット生命体の母性へ向かう。今のアニメと違い、非常に無重力を表現するのが大変だったと思う。
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「ベイビー・ドライバー」
2017年製作のカーアクションを主体とした、音楽を楽しめるアクション映画。
世の中に音楽に関する映画、音楽を映画に合わせた、映画を音楽に合わせた作りになっているものは数多あるが、ここまで音楽とアクション映画を融合させたものも珍しい。本作は事故で耳鳴りがとれなくなった青年が、そのドライブテクニックで強盗を逃がす仕事をしている。そんな中で恋をする物語。主人公の純粋さ、音楽、音に対する拘り。それは異常とまで観えてくるのだが、愛する人とのドライブでその理由が解った時、なんだか心がじんわりとした。ラストもしっかりと微笑みで終われるので素晴らしい。個人的には主人公がカセットテープを使っているのが好きだった。それもまたある思いからだったのだ。本作は監督が長年、映画化を進めてきたということもあって、素晴らしい出来栄えになっている。端々まで監督の拘りが見える、久しぶりに耳に心地よい映画であった。
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どうしても自分の理論を証明したい考古学者と、強欲な金持ち、そして巻き込まれていく若い考古学者たち。それぞれの立場で思いを秘めながら、ピラミッドの地下へと進んでいく。しかしそこには案の定、仕掛けやミイラの襲撃が。やがてそれは別の惑星の話へと……。最後は良かったかな。宇宙と合わせるのが。
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「ダウンレンジ」
・ハリウッドで日本人監督が出てこないのは力量不足だ。日本人監督はハリウッドじゃかつやくできないだろう。
そんなことないんです。ハリウッドで頑張っている監督がいるんです!
日本人監督が米国に招かれる。あるいはアジア圏、ヨーロッパ、ロシアなどに招かれて映画を撮影することはこれまでにもあった。しかし自らアメリカへ拠点を移しアメリカで映画制作を行う監督というのは、あまり多くない気がする。きっと水面下では幾人もの監督が米国を拠点に映画制作をしているのだが、日の目をみないのだろう。北村龍平監督もその中の1人である。日本でVERSUSというアクション映画で有名になり、高橋ツトム原作のALIVE、小山ゆう原作のあずみ、ゴジラファイナルウォーズ、ルパン三世などの映画を制作して、現在はアメリカに拠点を移し、ホラー映画をこれまでに3本作っている。アクション映画メインで日本では活躍していたのだが、米国での初作品ミッドナイト・ミート・トレインがバイオレンスホラーであったことから、米国ではホラー映画監督として認知され、そうした脚本しか回って来ないと自身で語っていた。2作目のノーワンリブズでは、まだ無名時代のルーク・エヴァンスを主演に迎え、田舎町のチンピラとサイコキラーの死闘をバイオレンスで描き、評判がよかった。そして3作目となるのがこのダウンレンジである。米国での映画制作がうまく進まないのか、この映画は日本の制作陣を招いての日米合作映画となっている。物語は偶然、ある車でヒッチハイクをして乗り合わせた6人の大学生たち。突如、なにもない荒野でタイヤがパンクする。映画冒頭は出会ったばかりの大学生たちがそれぞれに、他愛もない会話を繰り広げ、男3人がスペアタイヤに交換するという静かな始まりになっている。が、取り外したタイヤが転がり、1人の大学生がタイヤを持ち上げると、そこから弾丸が落ちてくる。それがすべての幕開けになる。突如、理不尽にスナイパーに狙撃され、犠牲者が次々と出ていく。炎天下の中、はたして大学生たちはスナイパーから逃げられるのか?正直言って、この映画は低予算のB級映画と言ってもいいです。場所は一直線の道路と木々がある開けた荒野。動けない車が一台。見るだけでお金がかかっていないのは明らかであり、俳優たちも見たことのない人たちばかりである。だが、インディーズ出身の北村龍平監督らしい、制限の中で何ができるか、どうやったら面白いかというのを考えられた映画だと思う。※ここからはネタバレになるので、これから鑑賞する人は読まないでほしい。レビューではスナイパーが犯行を行う理由が説明されていない。という指摘がよく見られるが、米国も日本もそうだが理由もなく人を殺すシリアルキラーはいる。まして米国は無差別に快楽殺人を行う犯罪者がいるのだから、こうした事件が起こっても不思議ではないし、現に車のトランクから無差別に狙撃するという実際の事件もあった。レビューで次に指摘されるのが、間延びしているとあるが、私個人の意見としては、パニック状態に陥る大学生たちの姿がスリラー映画としては素晴らしかったと思う。バイオレンスも、米国を拠点にしてから更に拍車がかかったように、すごい残忍になり、これでもかというほどグロテスクな描写が出てくる。低予算でバイオレンススリラー。北村龍平監督らしい作品だと私は思えて、ファンとしては凄く楽しめた映画でありました。ただ1つだけ私が気になったのは、大学生たちが行う行為があまりにうまく行き過ぎているような気がした。後半でタイヤをカッターナイフで切り裂くシーンがあるのだが、そんなに簡単に切れるものか? と思ってしまった。それとあれだけの出血をしながら動けるものなのか? というのもあった。そうしたところを抜いても、この映画はバイオレンススリラーとして素晴らしいできだ。この映画のスナイパーはジェイソンやレザーフェイスのようにシリーズ化してもおかしくないほどのインパクトがあり、私は凄く気に入った。DVD化されていないので、配信で是非に見ていただきたい。日本人監督が米国でこれだけ頑張っているのです。応援しましょうよ!
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「宇宙の7人」ネタバレあり
スターウォーズのSFバブルがまだ冷めない時期に登場した本作は、宇宙版七人の侍であります。正確には七人の侍とスターウォーズをあわせたような内容になっている映画です。物語は遥か宇宙の平和な惑星。そこへ宇宙の独裁を狙う悪の独裁者が宣戦布告へやってきます。惑星の人々は話し合った結果、戦うことを決意し、惑星外部から用心棒を連れてくることにするのです。そこで1人の青年が志願し、宇宙船で宇宙へ旅立っていくのです。そこで出会うのは、ロボットを開発する科学者の娘、輸送船を操るカウボーイ、賞金をかけられた男、爬虫類系異星人、テレパシーを使う三つ目の白い異星人4人組と、個性豊かの面々です。多少もめながらも故郷へ連れ帰った青年は、独裁者と戦うのであります。物語の大筋はそのまま七人の侍です。おそらく許可はとっていないと思われます。この映画を見ての感想は、特撮が優秀だったという点。敵の宇宙船内部のセットが見事だった点。無理しても異星人を登場させた点は私としては面白かったです。ですがB級映画の帝王コーマン製作総指揮なので、安さが見えるのは仕方がないところではないでしょうか。私が個人的に驚いたのは、この映画にまでロバート・ヴォーンが出ていたこと。ナポレオン・ソロで有名で荒野の七人、日本では復活の日に出演した彼がこんなところにまで登場するとは。彼は本当に何でもやる役者だったと尊敬しました。物語に特別驚く部分はないものの、特撮の出来は素晴らしいので、SFファンならば見て損はないと思います。
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「ロビンフッド 2010」Robin Hood 2010
注意:ネタバレ、長文リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演で描かれる、ロビン・フッド誕生までの物語。リチャード1世が十字軍でエルサレムに向かい、10年にも及ぶ長い遠征から帰る途中、各地の城を落城させながら、帰還していた。そんな中に1人の弓矢の名手、ロビン・ロングストライドが居た。彼は仲間と共に酒を飲み、賭け事をして騒いでいた。そこにリチャード王が現れ、王としての品格をロビンに問うと、ロビンは遠慮なく遠征はまだまだ続き無意味だと答える。これに満足しながらも王はロビンを含む仲間たちを拘束するのだった。翌日、フランスの城を攻めていた戦渦の中で王は命を落とす。これを知ったロビンは仲間たちといち早く戦場を逃げ出し、船でイングランドへ帰ろうとする。ところがイングランド王の王冠を運ぶ1団をフランス国王の名でまちぶせしていたゴトフリーという男たちに1団は皆殺しにされ、それを蹴散らしたロビンは、ロクスリーという騎士に王冠とロクスリー家の剣を託され、イングランドへ騎士と偽り帰り、リチャードの弟ジョンが次の王となるため、ジョンへ王冠を返すのだった。そのままロンドンを逃げ出したロビンたちは、ロクスリー家の領地へ向かい、ロクスリー家の当主ウォルターに剣を返す。しかしロングスライドという名を聞き、ウォルターは家にとどまり、本当の息子となり、未亡人となったマリアンの夫となることを勧め、ロビンはそれを受ける。自分の過去に何があったかを知るために。その頃、ジョン王の親友であるゴトフリーは、諸国の領主の領地をフランスの兵士と襲い、ジョン王との分裂を画策する。そしてフランス国王が軍隊を率いてイングランドへ向かうのだった。SF作家ハーラン・エリスンは「地球上の誰もがしる架空のキャラクターはミッキーマウス、スーパーマン、シャーロック・ホームズ、ターザン、ロビン・フッド」と言っているほど世界中で有名な義賊ロビン・フッドは、森で仲間たちと暮らし、恋人のマリアンとロマンスと冒険を繰り広げる。日本でも何度となくアニメ化され、ハリウッドでも映画化が何度もされており、2018年にも映画化されている。それほど人を引きつけるロビン・フッド。本作はその前日譚ともいうべき物語であり、ロビンはまだ義賊ではなく、イングランドのために戦う兵士として描かれ、弓矢だけで戦うのではなく、しっかりと剣を使い、フランス軍と戦う。リドリー・スコット監督はグラディエーター、キングダム・オブ・ヘブンと歴史ものには十字軍やエルサレム、騎士道、信仰などの共通点があり、本作にもそれが反映されている。冒険活劇というよりも、国のため、名誉のため、愛のために戦う兵士としてのロビン・フッド、大人のロビン・フッドとして歴史的側面からみても面白いので、大人にこそおすすめの映画である。【中古】Blu-ray▼ロビン・フッド ブルーレイディスク▽レンタル落ち
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「アトミック・ブロンド」
シャーリーズ・セロンが大好きな人には、ぜひ観てほしい映画。物語は東西冷戦の終わりの象徴、ベルリンの壁が崩壊する直前、世界中のスパイ名簿を手にしたスパイがイギリス諜報員が殺され、ソ連の殺し屋に渡ってしまう。これを取り返すべく、イギリスの女性諜報員ローレンが選ばれ、ベルリンへと入り込む。現地に潜入していたデイヴィットと共に活動を開始するが、デイヴィットは現地で派手に動き、ベルリンに染まっていた。更には二重スパイが仲間に居るという情報もあり、ローレンは二重スパイ探しと、名簿探し両方をしなければならなくなる。本作はシャーリーズ・セロンが生々しいアクションを行い、予告編を見る分には、アクション映画に見えるが、実際はスパイの活動や当時のベルリンの様子、懐かしい洋楽などイメージが随分と違う映画であった。誰が敵で誰が味方なのか、複雑に絡み合う中、ハードな女主人公は生き抜いていく。また44歳になるシャーリーズ・セロンの肉体美、同性愛の美しさが実によく出ている映画で、ファンとしては最高の映画であった。タバコの似合う女。かっこいいです。アトミック・ブロンド スペシャル・プライス【Blu-ray】 [ シャーリーズ・セロン ]
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「リリーのすべて」
注意:ネタバレ、長文2015年、イギリス、アメリカ、ドイツの合作映画である。実在の人物リリー・エルベ(アイナー・ヴィーグナー)の日記をモデルに制作された伝記映画である。アイナーとゲルダの結婚6年目の夫婦は、仲がよく、子供を欲しがっていた。しかしなかなか子供が出来ずにいた。2人は画家でアイナーは常に故郷の湿地帯の風景がばかり描き、評価されていた。一方のゲルダは人物がばかり書いていたが、これと言った飛び抜けた絵が書けず、画商からも絵のモデルを変えるべきだと言われてしまう。そんな時、モデルの女性が間に合わず、とっさにアイナーにストッキングと女性ものの靴をはかせ、脚だけのモデルになってもらうことにしたゲルダ。この時、アイナーの中に眠っていた何かが目覚めてしまう。ダンスパーティに行く日、アイナーはそういった場所を好まないことを分かっていたゲルダは、女装してパーティに行くことを計画、夫婦は喜んでゲーム感覚で女装を始めるのだった。パーティの日、アイナーはリリーとしてゲルダと会場に向かうと、そこで1人の男性と出会いキスをされてしまう。これが完全に彼の中に前からあった女性の部分を呼び起こすのだった。リリー・エルベ。あえて彼女をそう書いていこう。幼少期から自分はどこか違うと感じながらも、男として育って、結婚もした。ところが女装することで、本来の自分を取り戻していく。実際にリリーは存在していた。世界で初めて性転換手術を行った人物である。夫の変化にもちろん妻は苦しむ。だが愛するがゆえに、女性であっても愛し続け、支えになっていく。そしてリリーの美しさを絵の中に残そうと努力する。実際、リリーは睾丸摘出、などの手術の他に女性から提供があった卵巣移植手術も行い、それが不適合で取り出す手術も行うなど、映画以上に苦しい手術を何度も繰り返し、ようやく女性となったのだが、すぐに合併症で亡くなってしまっている。彼女を支えたのはゲルダであり、彼女の死後もゲルダは旧姓のヴィーグナーの名前で絵を書き続け、そのモデルはリリーだったという。男が女に、女が男に惹かれるのは当然の摂理だと誰もが知っているし、本能だと思う。だが今の時代、リリーが亡くなってからどれだけの時間が経過したか分からない時代に、彼女と同じ悩みを抱え、苦しんでいる人々がたくさん居る。それでも性別などにこだわらず、生きている人も多くいる。昔ほどではないが偏見は未だにある。人は人。性別とか年齢ではない。その人の魂こそが本当の人格。リリー、貴女が命がけで行った戦いは、確実に世界に根付いてきている。未だ偏見はあるが、いつかきっと、肉体と心を一致させるのが当たり前の時代がきっと来る。この映画は美しく素晴らしいとしか言いようのない映画でした。
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「マンハント」Manhunt (2017 film)中国、香港の共同制作で日本を舞台にしたアクション映画であり「君よ憤怒の河を渉れ」のリメイク作品である。物語は薬品会社の顧問弁護士として活躍する中国人のドゥは、製薬会社のパーティで1人の女性に惹かれる。その女性と話しをして家に帰宅するのだった。ところが翌朝、自分のベッドで起きると、横に製薬会社の秘書女性の遺体があり、ドゥは驚いているところへ掃除係りがやってくる。ところがドゥはその掃除係りに見覚えはなく、警察に連行される際も、刑事が彼を殺そうとするなど、明らかになにかがおかしいことを探るべく、ドゥは逃げるのだった。一方、大阪府警捜査一課の矢村は、テロリスト制圧を1人で行うなど、凄腕の刑事として係長まで昇進していた。その矢村は、逃亡したドゥを追っている内に、事件の背後にうごめく別の存在に気づき始め、ドゥと矢村は次第に協力し合うようになっていく。全編日本を舞台に行われるアクションは、中国映画というのに、日本のアクション映画のようで素晴らしかった。日本側の主演は福山雅治が演じ、ガンアクション、肉弾戦と、アクション映画を作ったら世界有数の映画監督であるジョン・ウー監督の映画独自の素晴らしいアクションを演じている。ジョン・ウー監督にとっても久しぶりの現代劇、ガンアクションであり、ファンとしてはそれを日本を舞台にやってくれたというのは、嬉しい限りだ。日本が関わっているかと思いきや、完全に中国主体の映画であり、よほど制作陣が原作映画をリスペクト、高倉健をリスペクトしているとしか思えない。それほど海外の映画としてここまで日本で撮影するのは珍しいというほど、日本が全面に出ている映画である。
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「セブン・シスターズ」What Happened to Monday
注意:ネタバレ、長文イギリス、アメリカ、フランス、ベルギー合作、2017年制作のSF映画である。物語は21世紀中頃、異常気象と人口の爆発的増加で、食糧危機に陥った世界。遺伝子組み換え食品が開発され、食糧難は過ぎ去ったかに見えた。ところが遺伝子組み換え食品の影響から、世界中で双子以上の子供が産まれるようになり、人口は急激な勢いで増大していった。そこで科学者のケイマンを有識者に迎えて設立された対策委員会は、子どもたちを冷凍保存し、食糧難が過ぎ去った世界になった時、目覚めさせることにした。そんな中、7人の女の子がこの世に誕生する。彼女たちの母親は7人を産んですぐに亡くなり、その父で彼女たちの祖父が7人を月曜から日曜まで7人に名前をつけ、7人を家に隠し、名前の曜日だけ外へ出て、1人の女性を演じることで、7人は30歳まで生きてきた。だがある日、月曜日が帰ってこなかったことから、7人の存在が管理局にばれ、1人ずつ殺されることになっていく。そして人類の希望だった冷凍睡眠の真実が明かされた時、人類の未来は果たしてどちらに向かうのか。ノオミ・ラバス。最初に彼女を知ったのは「プロメテウス」でのことで、腹を切り裂くシーンが壮絶で、この女優はすごい、と思い、彼女が一躍世界的になった「ミレニアム」シリーズを観てから彼女のファンになった。おそらく今、もっとも演技がうまい女優と言っても過言ではない彼女が、この映画ではなんと1人7役を演じている。つまり個性ある7人の姉妹をたった1人で演じきっている。同じ人物、同じ顔、もちろん髪型や衣装の違いはあるものの、ここまで別人に見えてくるなんて本当にすごい。映画もまた最後は考えさせられる、今の延長線上にある世界である感じで、本当に未来に起こる危機が描かれている。結末を観た時、観客は映画の結末としてハッピーなのかバッドなのか、それは見る人の立ち位置、今置かれている状況で見え方が違ってくると思う。セブン・シスターズ スペシャル・プライス【Blu-ray】 [ ノオミ・ラパス ]
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「REDCON-1レッドコン1 戦闘最大警戒レベル」
2018年イギリス製作のゾンビアクションホラーである。
突如、イギリスで発生した感染症は、人をゾンビに変化させた。
しかしゾンビはただのゾンビではなかった。多少だが知性を持ち、行動を制御して人々を襲ったり監禁したりしたのだ。
そんな中、隔離エリアに上官の命令で米英合同の特殊部隊が派兵される。任務はただ1つ。隔離エリアで生存してると思われる、感染症の研究者を救出すること。
だがそこには大きな陰謀が隠されていた。
新型コロナウィルスが世界中に蔓延している今、フィクションを現実が越えてしまった。そうした瞬間を人は何度目の目撃をしたのだろうか?
本作はそんな新型コロナウィルスなどまだ発生する前につくられた、新感覚ゾンビ映画なのだろうが、やりたいことがまとまっていない。兵士なのに背中に刀を背負ったキャラクターがいたり、ゾンビとのアクションはいいのだが、隔離エリアにはギャングなどがいるなど、設定が多く詰め込まれているがどれも良い設定なのに生かし切れていないのだが残念である。
最後は泣かせにくるのだが唐突な印象で泣ける物ではない。
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「宇宙船X -15号」
1961年製作の実際に存在した航空機とそれを開発する人々の物語である。
実際の話かどうかは定かではないが、X‐15という機体は確かに存在し、成層圏へ到達したという非公式の記録は存在する。
本作はその機体が何度も実験に失敗しながらも、諦めることなく、開発を続けた研究者とパイロットの物語。
これが本当なのであれば、未来を信じ、科学を信じた人々と、それを支えた家族の葛藤と苦悩が描かれている。
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「ショーシャンクの空に」
dTVで無料で観ることができました
原作スティーブン・キング、出演モーガンフリーマン。
1994年製作の映画で、名作揃いの年に地味に公開されたものの、映画評論家、映画ファンから火が付き、オールタイム・ベストには必ず入る名作。
名作中の名作であるのは誰もが知っているが、いざ観たことのあるという人はどれだけいるのだろうか?冤罪でショーシャンク刑務所に入れられた敏腕銀行員が仲間を得て、刑務所の中でも人間らしく行きていく物語。正直、今回観た感じでは、ちょっと都合の良すぎる展開があるのではないか、と疑問の部分が残っている。この映画が観客、視聴する人に何を伝えようとしているのかという点に関しては、罪について、償いについて、更生というのは誰が決めるのか、ということについてなのだろう。欧米最大の映画サイトIMDbでは2度に渡るオールタイム・ベスト投票を行った。映画ファン、映画好きによる純粋な投票である。評論家ではなく一般の人による投票の結果、アメリカ、イギリスなどを中心にした投票で2度とも1位となった。つまり映画好きが選ぶ本当に好きな映画ということなのだ。人は罪を犯す生き物。それでも腐らず、必死に、ひたすらに生きることこそが大切だと言われている気がした。ショーシャンクの空に【Blu-ray】 [ ティム・ロビンス ]
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本作は1930年代の連続活劇、全13話を短縮した映画版である。物語は謎の地震や竜巻、津波が起こった地球。調査に乗り出した英雄フラッシュ・ゴードンたち一行は、火星から発せられたビームによる影響だと気づき、火星に向かうのだった。そこで待ち受けていたのは、謎のクリスタルで瞬間移動できる女王率いる王国と、倒したはずのモンゴのミン皇帝だった!私は13話バージョンの長尺版を観たのだが、特撮も映像も古い。それなのに惹きつける魅力のある映画であった。間違いなく連続活劇はスターウォーズ、ジョージ・ルーカスに影響を与えたことがわかる。
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「フォース2」
2016年製作のインドアクション映画であり、フォースという映画の続編に位置する。
インド映画といえば、アクションあり踊りあり、歌あり、とエンターテイメントに徹し、どこの国にも負けない数の映画を量産している国である。本作はそんなインド映画で個人的には初めてとなる、ハードアクション映画であった。インドのエージェント組織の職員が次々と中国の組織に殺されていく。主人公は殺された職員の1人からメッセージを受け取る。そこから次第に事件の大まかた背景が浮き彫りになってくる。先にも書いた通り、本作はインド映画には珍しくハードアクション映画であり、歌や踊りのシーンは主人公がクラブに行った際に挟まれている程度で、ほとんどアクションであり、最後の襲撃戦は一人称視点という斬新なカメラアングルも相まって、なかなか独特のインドアクションを展開している。
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