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「パリのわらわれもの」
1961年製作、ジャック・リヴェット監督の長編デビュー作でありトリュフォーがプロデュースした映画である。物語は1957年の夏、アマチュア劇団の面々はシェイクスピアの戯曲を舞台かしようと奔走していた。だがなにか大きなもの邪魔をされ、命を狙われているという疑心暗鬼になり、次第に劇団はおかしな方向へと進んでいく。ヌーベルバーグの代表ドリュフォーが気に入ったリヴェットの長編デビュー作で、短編を作っていた頃にはゴダールがプロデュースするなど、ヌーベルバーグ時代を代表する監督の1人である。個人的にヌーベルバーグというイメージ。若者、会話劇、パリが揃った、まさしくヌーベルバーグらしい映画だと思って見ていた。若者の斜に構えた感じというか、あの当時の若い人々の感覚が如実に表れた映画ではないだろうか?
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「エイリアン・ネイション4」
1995年放送のSFテレビ映画である。
タンクタン人という奴隷性のあるエイリアンの宇宙船が30万人の奴隷階級エイリアンを乗せて現れてから月日がたち、エイリアンたちが定住したロサンゼルス。
エイリアンと地球人のコンビ刑事は、日々の仕事をこなしていた。私生活ではエイリアン刑事の家では子どもたちが反抗期を迎え、息子がカルト宗教に入る。そこでは教祖がある装置を使い別の惑星へ向かうことで、人身を掌握していた。しかし教団と関わった人たちが、次々と行方不明になっていく。
本作は特に別の惑星の幻覚を見せる装置が、ドラマからの設定なので、個人的にはよくわかっていなかったが、楽しく単体でも観れたので、おすすめです。
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「エイリアン・ネイション3」
1995年放送のテレビ映画。1988年に公開され、その後、テレビドラマ化したエイリアン・ネイション、2本目のテレビ映画である。
設定は引き続きドラマ版の接底を引き継いでいられる。
ドラマ版を把握していないとついていけない部分もある。
物語はある大男のエイリアンが子供のエイリアンを連れて逃げている最中、子供と離れ離れになってしまう。その子供を保護した主人公の人間とエイリアンコンビ刑事たちは、その子供がエイリアンにあるはずの2つの心臓が1つしかなかったのだ。
本作は刑事物というよりも、エイリアンと人間の性生活や家族問題がメインになっている。
まさにSFらしい、エイリアンの生体を描いた物語となっている。
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「エイリアン・ネイション2」
1994年放送の映画「エイリアン・ネイション」のテレビ映画である。
80年代に本家「エイリアン・ネイション」が公開された後、TVシリーズを放送した20世紀FOXは、テレビシリーズとしては初めてとなる成功をおさめた。
ところが当時の経営陣は広告収入が思うように得られないことから、エイリアン・ネイションを1シーズンでキャンセル。伏線は回収されることなく、終わってしまった。
しかしエイリアン・ネイションは不思議と人気が衰えることなく、経営陣が交代した90年代になると、テレビ映画としてドラマシリーズの設定をそのままに、映画が放送された。
本作はその第一弾である。
数十万人のエイリアンが地球にやってきてすでに5年以上の歳月がすぎていた。そんな中で奴隷階級だったすれら数十万人のエイリアンを支配階級のエイリアンたちは母星へ連れ戻すべく、1人のエージェントを地球へ送り届ける。
時を同じくして、主人公エイリアン刑事の家に謎のウィルスが届き、妻と子供が倒れてしまう。それはエイリアンたちの移民に反対する過激派組織の仕業であり、エージェントはその事件に関わることになり、ウィルスのワクチン研究に参加する。
映画では語られなかったエイリアンたちの生活形態が描かれるなど、まさしくドラマという長丁場を意識した作りになっている。しかし映画版だけを観た人には、ドラマ版そのままの設定なので、人間関係がさっぱりわからないのが難点である。
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「エイリアン・ネイション」
1988年制作のエイリアンバディ刑事映画である。
バディ刑事映画は、日本もアメリカもお馴染みのフォーマットだろう。アメリカではリーサルウェポン、48時間などなど上げればきりがない。日本ではドラマ相棒が最も有名だろう。基本はしっかりした刑事とハチャメチャな刑事、あるいはベテラン刑事と新任刑事。2人が事件を追って、それぞれの考えややり方を理解して、最後は事件を解決する。本作も漏れなくそのフォーマットに当てはまっている。ただ違うのは、アメリカに墜落した宇宙船に乗っていた何十万人の宇宙人がアメリカに新移民者として、定住したこと。エイリアン地区で銃撃戦に巻き込まれ相棒を亡くした人間のベテラン刑事が、新人エイリアン刑事とコンビを組む。刑事物なのに、なにか不思議な感覚になる映画であった。それに本作は人気があり、ドラマ化された。1シーズンで終了したがドラマは人気があり、制作会社の経営陣が入れ替わった後、テレビ映画として5本が制作される程の人気だったのだ。
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「早すぎた、遅すぎた」
1982年製作のストローブ=ユイレ監督作品である。
本作はパリの広場をぐるぐると回るシーンから始まり、農村、エジプトの風景をひたすらに映し出す、風景ドキュメンタリー的な作りになっている。
そこに語りや音楽が入り、革命や階級制度について述べられているものの、映像に関して変化のほぼない、ゆっくりとした映像が流れるばかりで、非常に上級者向けの映画になっている。
本作の監督は2人で連名表記するドイツの監督であり、ヌーベルバーグの影響を受けたドイツの芸術運動ニュージャーマンシネマに属する監督たちで、特に難しい作品を作る2人として有名である。
その中でも本作はドキュメンタリーなのか、監督たちの歴史的思想なのかわからない、本当に難しい映画であった。しかし本作はある本で「死ぬまでに観たい映画ランキング」に入っているほど、映画通には有名な映画であるらしい。
観る機会のある方は、ぜひ観ていただきたい。
はっきり言って、眠くなります。
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「鬼火」
1963年製作のモノクロ、フランス映画。
監督はルイ・マル。
ヌーベルバーグを調べていると、もちろんゴダール、トリュフォーの名前が一番最初に登場するのだが、SNSでヌーベル・バーグ監督を訪ねたところ、ルイ・マルの名前が出てきたので、調べてみた。ヌーベルバーグに広義の意味、つまり1960年代、70年代に新しい映画運動を造った人物の1人としては確かにルイ・マルの名前は挙げられる。しかし狭い意味、つまりゴダールやトリュフォーのように、特定の雑誌との関わりがあったという意味では、彼はまったく関係なく、個人で作家活動を続けていた、映画監督といえよう。本作はあるアルコール依存症のある男が、拳銃をその手に持ち、自殺する日を決めてからの48時間を描く。昔なじみの友達と食事をして、旧友と語らい、酒を飲んで意識を失う。そんな2日間。彼はしかし決意を帰ることはできなかった。ヌーベルバーグという言葉で難しい、というイメージがある人もいるだろうが、若者の行き場をなくした想い。それが個人的なヌーベルバーグのイメージであり、本作はまさしくその真髄である。日本で言えば「狂った果実」「太陽の季節」などがその部類にはいるが、本作は実に淡々と描かれる中に、主人公のどこか達観した様子が観えてきて、最後の結末もなんだか受け入れてしまう自分がいるのに気づく。モノクロで当時の60年代のパリを映し出した美しい映画である。価格:2,269円
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「ナイト・オブ・コメット」
1984年製作のSF映画である。
映画館で働く女性主人公は、映写技師と一晩を映写室で過ごすのだった。折しも大晦日。世間では流星群の接近で町は多いに湧いていた。しかし一夜明けるると、町に人の姿はなく、生きている者といえばゾンビ化した人々のみ。主人公は慌てて家に帰ると、父も母も砂になっており、唯一、昨晩のパーティに参加しなかった妹だけが、のんきに出かけようとしていた。それを引き止め、彼女は妹とともに生存者を探して町に出る。謎の地下組織、生き残りのギャング、なぜが銃の使い方を熟知している、能天気の姉妹と、ツッコミどころは色々あるものの、誰もいない町の中を歩くシーンなどは、本当に世界から人がいなくなったような感覚になる映像で面白かった。
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「ウォーニング」
1995年製作のSFスリラー映画であり、ロジャー・コーマン製作の「美女とエイリアン」2度目のリメイク映画になる。
ロジャー・コーマンが1957年に製作した「美女とエイリアン」後にセクシー女優であるトレイシー・ローズが主演してリメイクした「美女とエイリアン」それに続く第3の「美女とエイリアン」が本作である。ロジャー・コーマンが関わっているかは不明だが、話の内容としては最初とトレイシー・ローズ版とほぼ一緒である。謎のサングラスをかけた黒服の男は、サングラスを取ることで、目から光線を発し、テレパシーで人を操ることができた。男はある惑星から地球へやってきたエージェントであり、地球にいる仲間たちとやり取りをしながら、人の血液を母星へ転送していた。監督が変更したこともあってか、あるいは技術的発展の影響なのか、本作では特殊効果が前作までより使われており、エイリアンもよりグロテスクな見た目で登場する。また原作映画にはない、謎の生物を捕食するシーンなどはよくできていたり、黒い血を吹き出して女が死ぬシーンなど、特撮技術をなかなかうまく使っている印象がある。「スナッチャー」のように3度目のリメイクを今度は大規模予算、有名俳優で行ってほしい。
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「美女とエイリアン」
1957年製作のSFスリラー映画であり、後に2度再映画化されることになる。
B級映画の帝王、ロジャー・コーマンが監督した最初の映画化である。本作は後に2度映画化されている。内容はサングラスをかけた謎の男。その男は別の惑星からやってきたエージェントであり、サングラスをとっては、人を殺し、女性の血液を抜き取っていた。そこへ看護師が1人雇われ、彼の屋敷で住み込みで彼の面倒をみるのだが、次第に男の周りで起こる異変に気づき始める。後にトレイシー・ローズというセクシー女優が初めて成人向け以外の作品に主演することになり、そちらのほうが有名になるが、オリジナルはここから始まったのである。
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「タイムソルジャー/時の侵入者」
1986年製作のタイムトラベルSF映画である。
物語は妻子を暴走車両の追突事故で失った大学教授が、西部開拓時代のオークションで落札したトランクに入っていた、謎の男の写真を見つけたことから始まる。西部開拓時代のマニアである主人公はその写真に写っている男が手にしているのが、まだその時代には開発されていないはずの拳銃だったことに違和感を覚える。
そこへ謎の女性が現れ、写真の男を追い求める手伝いをしたいと申し出てきた。成り行きで彼女と男が何者なのかを調べていく内に、彼女が未来、2586年からやってきた科学者であり、西部開拓時代にいる男こそは、彼女の父が開発したタイムトラベル装置を悪用した未来人だということを主人公に告げる。
映画としての出来栄えは、地味ながらなかなかおもしろい映画であった。特に作りが現代と過去を行き来して、主人公と未来の犯罪者の視点から最初描くので実に面白い。
また主人公が西部劇ファンというのも興味深く、この映画に登場する男たちの半分は、西部劇に憧れる少年が大人になった人たちなので、男心としては、凄く理解できる部分が多い。
80年代ということもあり、未来の服装は銀色のテカテカスーツなのは、時代ということもあるのだがタイムトラベル装置がファンタジックで、個人的には好きである。
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「マイ・サイエンス・プロジェクト」
1985年製作のSFコメディ映画である。
車いじりが趣味の不良学生が学校の科学レポートを書かなければならなくなり、題材に困っていた。そこへガリ勉少女がやってきて、彼に興味を抱く。彼はそれほど彼女に興味をしめさなかったのだが、空軍の基地へ題材を求めて侵入したことから、謎の機械を発見する。それは昔、墜落した宇宙船の残骸であった。謎の機械は電気を吸収することで作動を始める。そしてある時、大量の電気を流したことから、時空を歪め、学校は大混乱に陥る。80年代SFブームの最中に作られたこともあり、アメリカン・ニューシネマでおなじみのデニス・ホッパーが出演しているなど、なかなかおもしろいSFコメディ映画であった。特にオタクの知識は尋常ではない。車のことはしらないけど、銃器の扱いなら知ってるのさ。
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田舎にふらりと帰ってきて、実家暮らしをしながら子供を育てる破天荒な母を持つ少女。25歳にして売れっ子AV女優をやっているが、家族にその仕事がバレて喧嘩になった女性。それぞれの事情を抱えながら、AV、アダルトビデオに関わっていく3人の女性の姿を描いた本作は、原作者が本物のセクシー女優であることから、それぞれのリアルな内面が描かれている。こういう職業を差別する人もいるが、個人的には体を使った大変な仕事だと思っている。ただやはりもし子供ができたとき、結婚したときなどの事を考えたとき、そこには避けられない現実がある。本作にもそうした問題は随所にある。もし自分の家族が恋人がアダルトの世界を仕事にしていたら。
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「秘密‐トップ・シークレット‐」
2016年公開のSFサスペンス映画であり、監督はるろうに剣心、ドラマ、ハゲタカの大友啓史。
主演は生田斗真、岡田将生、栗山千明。
人は死ぬ前に何を見て、なにを感じているのか?第九。死んだ人間の脳をスキャンして、捜査官が覗くことで、死んだ人が寸前に見た記憶、事件が起こった当日の記憶を見ることができるようになった科学捜査課の物語。しかしそれはサイコパスの脳を覗き、大勢の人物を殺す現場を追体験する事。貝沼という28人を殺した連続殺人犯の脳を覗いた人物は幾人も自殺し、その最後の生き残りであり室長は、その傷を抱えながら新たな事件を背負う。父親が一家惨殺して死刑となったのだが、脳を覗くと行方不明となっていた娘が生きている可能性が出てくる。大友啓史監督作品である。るろうに剣心の実写化で有名な監督だが、日本でここまで重厚な映画、サスペンス、映像を作れる監督はそういない。価格:4,180円
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「エクスプローラーズ」
1985年制作のSF映画であり、監督はグレムリンシリーズのジョー・ダンテ。
時代は80年代。未だスターウォーズからのSFブームが続く中で作られた本作。少年はある夢を見た。それはサイバー世界を浮遊している夢で、それをもとに設計図をつくる。コンピュータに詳しい友達と、不良の仲間と3人でそのコンピュータを完成させると、なんと浮遊する光る球体が出てきたのだ。さらに夢を見た主人公はガラクタから宇宙船を作り上げ、そして宇宙へと向う。ジュブナイル物だと思って油断していたら、地球外生命体やその宇宙船など、特撮が予想以上にしっかりしていて驚いた。【バーゲンセール】【中古】DVD▼エクスプローラーズ▽レンタル落ち
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「レポマン」
1984年制作のSF映画である。
不良の主人公は何をやってもうまく行かない。スーパーの店員をしていたがクビになりやるせない日々を送っていた。そんなとき、借金の代わりに車を奪って売りさばくレポマンに遭遇し、彼もその仲間となる。ある日、すさまじい賞金のかかった車のニュースを見て、それをなんと奪うことに成功した。だがそのトランクには……。正直、SFブームの80年代、何が出てきても驚きはしなかったが、流石にこの映画には驚いた。価格:2,544円
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「光」
dTVで配信中2017年製作の「光」
2017年製作の河瀬直美監督作品である。
本作は映画の「音声ガイド」という仕事についての映画でもある。
カンヌで認められ、カンヌに愛され、カンヌに育てられた女、河瀬直美監督が製作した映画「光」は、カンヌ国際映画祭でメインコンペディションに選ばれ、パルムドールを争った作品だ。日本人監督では8度目と最多となり、まさしくカンヌに愛された監督である。本作は「あん」で音声ガイドなるものに触れたことで、監督が着想を得ており、本作は音声ガイドが出来上がるまでの過程、モニターとして集まった中にいた元写真家で視力が奪われていく男と、音声ガイドを作る女性が互いに重いものを背負いながらも、惹かれ合っていく姿が描かれている。個人的に音声ガイド、特にスマホの音声ガイドを多様するので、その重要性、需要を理解しているので、本作の音声ガイドというものの難しさ、特に映画を言葉にする難しさが凄く伝わってきた。本作内で登場する短編映画は、後に本当に本作と同時上映されるほどの仕上がりであり、その芸術性の高さを言葉にするのがどれほど難しいのか、観ているだけでも伝わってくる。目が見える。だから完全に理解することはできない。だけど映画を見るものではなく聞くものとして楽しむという行為に対し、ガイドという非常に必要な存在をヒューチャーしたのは、素晴らしいことだと思う。河瀬監督の映画は常に「。」では終わらない。「、」で終わる映画が多い気がする。本作もそんな映画であり、美しい終わり方であると感じた。
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「水をかけられた散水夫」
1895年製作、モノクロサイレント映画である。
この年、リュミエール兄弟は精力的に映画を造っており、本作はその中でも物語性のある映画として世界で初めてのコメディになるのかもしれない。
水を庭にまく男のホースにいたずらをする少年。
わずかこれだけの物語なのだが、サイレントでも十分に面白さ、物語が伝わってくる。考えられた演技など、とても2世紀前の映画とは思えないほどの出来栄えである。
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「赤ん坊の食事」
1895年制作の、モノクロサイレント映画であり、記録映画である。
フランスのリュミエール兄弟は、世界で初の映画製作者兄弟と個人調べではなっている。本年1895年は、リュミエール兄弟が世界で初めての公開映画「工場の出口」を皮切りに、いくつもの映画を制作している。当時では驚異の10本以上を制作している。そのなかの1作が本作である。リュミエール兄弟の兄か弟かどちらかが、夫婦で赤ん坊に食餌を与えている。これが映画史上初の食事シーンとなる。それと同時に映画で初めての赤ん坊の登場、家族映画だ。
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押井守ファンとして、ほとんどの作品を観てきたのですが、本作はどうしても観る機会がなく、本日、ようやく目にすることができました。原作は2012年の短編映画であり、押井守監督が審査員長をつとめた映画祭で賞を受賞した作品を、押井守監督自らがリメイクした作品になります。舞台は女子校。なにかの事故で心的外傷後ストレス障害となった少女は、美術部の顧問や美術部の同級生からいじめを受けていた。しかし保険の先生は彼女の体を気遣い、食事をしっかりとる、睡眠をとることを進めてきた。それでも講堂でなんらかのオブジェを作ることに没頭する彼女は、次第に心身の帰る場所を見つけ始める。押井守監督は自身で公言しているように、作中で血しぶきをあまり使わない監督である。本人が血が苦手で、作品にはあまり取り入れたくなかったらしいのだが、本作は押井守監督の初めての血しぶき作品となる。また主演は今人気の清野菜名で、当時はまだ無名で、本作が初の主演映画となる。どこか影があり作中ではほとんど笑顔のない役柄。監督が彼女を選んだ理由は「本当に人を殺しそうだから」という、なんともすごい理由である。押井守監督に作品として観た際に、たしかに本題に入るまでが長いところは、監督らしいのだが、監督独特の理屈っぽい部分があまり観られず、今までの作風と変えてきた部分もあり、少し戸惑ってしまった。終わり方をほとんどの人はある種、現実に戻った、彼女が居るべき場所に戻った、と解釈するだろうが押井守ファンからすると、あれが現実なのか夢なのか。そもそもすべてが夢なのではないのか、というファンならでわの勘ぐりで観てしまう。
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1888年に最初のフィルム映像が撮影されてから、ヨーロッパでは多くの映画が製作され、映画黎明期はヨーロッパが世界の最先端を走っていた。本作もその中でイタリアに叙事詩ブームを巻き起こした映画である。ある皇帝の物語。正室がありながら悪友に誘われ町にでかけた皇帝は、そこで1人の女と出会う。たちまち恋に堕ちた皇帝は、その女と結婚をする。しかし女は正室が目障りになり、皇帝に懇願して正室を殺させた。あまりの仕打ちに正室の侍女は血に濡れたヴェールを持って町へ行き、皇帝の仕打ちを言いふらすのであった。それを知った皇帝は、悪夢を見る毎日が始まる。今でもローマ、ギリシャの物語が製作されるように、本作はあの時代、古代をテーマにした映画のさきがけであり、本作をきっかけにイタリアでは叙事詩映画の製作が盛んになる。いつの世も男の愚かさと女の嫉妬は普遍的なものなのかもしれない。
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「虞美人草」
1935年製作の溝口健二監督、夏目漱石原作の映画である。虚栄心のある女性を中心に、翻弄される男たちを描いた本作。当時の女性像とはきっと大きくかけ離れていたであろう本作の主人公は、観るものによっては傲慢にも観え、ある者には自立した考えを持つ女性に見えるかもしれない。そこには女の強さと男の弱さが描かれているように、個人的には観えた。
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「瀧の白糸」
日本映画の名匠、溝口健二が造った1933年のモノクロサイレント映画である。本作の原作は明治時代の「義血侠血」であり、本作を含め幾度も映画、ドラマ化されている名作である。舞台は金沢。女水芸人の水島友はひょんな事から東京へ行って学問を学びたいと働き続ける青年と出会う。2人はまたたく間に恋に落ち、友が融資する形で青年は東京の学校へ行き、勉学に励むのだった。友の方は旅回りの一座が冬の時期に稼げなくなり、溜め込んでいた金銭も妹分に渡すなどして底をつき、金貸しに体を売ることで金銭を手にするのだったが。本作は明治からずっと映像化されることもあり、恋を描いた普遍的テーマ。貧困の辛さなども描いた名作である。溝口健二版は当時のフィルムが破損しているなどあったものの、後の映画人たちの力で形として現代まで残っている。サイレントの良さ、世界に通用する日本の文化がこの映画にはある。
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「ドラキュリア3 鮮血の十字架」
2005年制作。
ブレードランナーのルドガー・ハウアーがドラキュリアを演じている。
インタビューイズヴァンパイアを観てから、一時期、ヴァンパイア映画を漁るようにみていた時期に、本作、第一作目「ドラキュリア」とであった。ドラキュリアはドラキュラ伯爵を現代風にアレンジした新解釈で作られた新しいヴァンパイア像を作ったことは、素晴らしいと思えた。第二弾はヴァンパイアでありながらヴァンパイアハンターをしている神父が、ドラキュリアの遺体を引き取った大学教授と大学生たちの実験で復活したドラキュリアを倒しに向かうも、失敗する。そして本作だ。前作でドラキュリアにヴァンパイアにされた女子大生を探しに、神父と男子大学生の旅は、ドラキュラの誕生後へも向かうのだった。正直、2.3はアメリカでよくある、1作目が得れたからビデオで続編、という流れのように観える。続編があると全部みたい性分なので、本作を探していたのだが、ようやく本日、目にした。
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「フランケンシュタイン」
1910年製作のモノクロサイレント映画。
原作はメアリー・シェリーが1818年に初版本を発売した「フランケンシュタイン」である。
フランケンシュタインといえば個人的にはロバート・デ・ニーロのフランケンシュタインを思い浮かべる。フランケンシュタインはこれまで実に多くの作品に登場している。有名なところではユニバーサルスタジオのフランケンシュタインシリーズ、ハマー・フィルムのフランケンシュタインシリーズなどある。本作はそうしたフランケンシュタインの中でも映画黎明期に製作された最初のフランケンシュタインの映像化である。大学へ父と恋人の反対を押し切って入学し「人間の創造」を夢見ていたフランケンシュタインは、ある晩、ついに大窯に化学薬品を入れることで人間を生み出すことに成功する。だがそこに誕生したのは、醜い怪物であった。その日からフランケンシュタインは怪物に付きまとわれることになる。本作は映画黎明期にありながら、鏡をうまくつかった演出、鏡で怪物が後ろに迫る恐怖などが描かれており、素晴らしい作りになっている。
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