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マイケルジョーダン主演
「スペース・ジャム」
評価:4,3・映画おすすめ 物語
マイケルジョーダンは、バスケットを引退し、プロ野球選手になっていた。
しかし成績はふるわず、チームメイトにもからかわれる始末。
そのころ、宇宙の遊園地のオーナーは新しい見世物を発見すべく、部下たち4人を地球へと送り込んだ。
目的はバックスバニーたちアニメのキャラクターたちだった。
バニーは連れ去られるのをいあがるも、宇宙人たちは力ずくで連れて行こうとする。
そこでバニーはバスケットで勝負しようと持ち掛け、マイケルジョーダンをアニメの世界に引き入れ、試合が始まろうとしていた。
・映画おすすめ 感想
本作の見どころはやはりマイケルジョーダンが主演というところだろう。
実際にバスケットをやめてから野球を行い、成績が振るわない現実と、アニメを融合させた驚くべき映画である。
実写とアニメを合成するのは難しく、それをスムーズにできているところがまたすごい。
マイケルジョーダンを知らない世代にもぜひおすすめの映画である。
監督 ジョー・ピトカ
脚本 レオ・ベンヴェヌーティ
スティーブ・ルドニック
ティモシー・ハリス
ハーシャル・ウェイングロッド
製作 ジョー・メジャック
ダン・ゴールドバーグ
アイヴァン・ライトマン
出演者
マイケル・ジョーダン
ウェイン・ナイト
ビル・マーレイ
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
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この教師はただものじゃない
「スーパーティーチャー 熱血格闘」
評価:3,9
・映画おすすめ 物語
元アメリカ軍にいて、戦場を味わってきた男が、母校に帰り教師となった。しかし担任を受け持つクラスは、皆がやる気をなくし、落ちこぼれクラスと呼ばれていた。だが彼はあきらめず、生徒たちの家庭環境、親子の確執をド派手に解決していく。そんな中、1人の生徒がギャンクとかかわってしまう。そのギャングたちを持ち前の格闘術で倒すと、生徒を救うのであった。・映画おすすめ 感想
宇宙最強ドニー・イェンが教師役で登場。テーマとしては、中国の受験戦争で置いてきぼりになる、子供の個性。ここに登場する教師は、子供の夢を否定しない。子供のためなら、親を説得する。そして親子が疎遠ならば、その根っことなる部分を解決する。危険な目に合えば、鉄拳を繰り出す。日本ではよくあるテーマながら、中国の熾烈な受験戦争を絡めてきているところは、面白い点である。監督 カム・カーワイ脚本 チェン・タイリ製作 ドニー・イェンバージニア・ロク製作総指揮 ウォン・ジンユー・ドン出演者ドニー・イェンジョー・チェンユー・カン
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背骨には寄生虫が生まれながらに宿っている
「ティングラー」
評価:★3,3
・映画おすすめ 物語
検視官の男はある奇抜な研究をひそかに進めていた。
人の背骨には生まれながらに小さい寄生虫が住んでいる。
それは恐怖を感じると大きくなり、背筋の続々とした感覚を生み出すのだ。
ティングラーと検視官がなずけたそれは、大声を発し、恐怖を逃がすことで小さく戻るという。
では声を出せなかったらどうなるのか?
そう考える研究者の前に、声を出せない女性が現れるのだった。
・映画おすすめ 感想
モノクロ映画である。
本作は観客に恐怖を感じたら遠慮なく叫んでください、と監督が事前に警告するシーンからスタートする。
叫び声どこから来るのか、背筋のゾクゾクという感覚はなんなのか。
それを寄生虫にたとえた面白い例の映画だと思えた。
ただ主人公に共感できるかというとそうでもない。
ただひたすらに研究に没頭するマッドサイエンティストにしか見えないからだ。
古い映画だが、楽しめる映画である。
監督ウィリアム・キャッスル脚本ロブ・ホワイト出演者ヴィンセント・プライスジュディス・イヴリンダリル・ヒックマンパトリシア・カッツパメラ・リンカーン
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世界は逆行テロに脅かされている
「テネット」
評価:3,2
・映画おすすめ 物語
CIAの男はあるテロ事件を未然に防ぐため、チームとともにクラシックコンサートへ、特殊部隊に紛れ込み入る。しかしテロリストの狙いは観客の殺害であり、それに気づいた男は、爆弾を排除していく。しかし最後の1つにてをかけようとしたとき、テロリストの弾丸が逆行する現象を見ることとなる。そしてテロから人々を守った男はそれがテストだと知らされる。世界は未来からテロの標的にされ、未来との橋渡しをする男を排除するように命じられる。そして彼は、ある組織に雇われたというコンサルタントとともに、世界を逆行から救うべく動き出す。・映画おすすめ 感想
難しい。世界の逆行というテーマのSFギミックを入れたスパイアクション。逆行措置を使うと、その人の世界が逆行するという難しい設定を見事に映像化したのは素晴らしいと感じた。しかしスパイとSF要素がどうもちぐはぐな気がしてならなかった。一部では難しすぎて、返金を求める観客も出たと聞く。この映画、それだけ話の整理をするのが難しく、ただでさえテロリストを追っているのに、そこに逆行という物理に反する現象が入る。お手上げである。せめてテロリストを追いかける話は、もう少し分かりやすくしてほしかった。セリフの言い回しなども難しく、とにかく観客に親切じゃない映画である。難しいのが好きな方にはおすすめの映画である。監督 クリストファー・ノーラン脚本 クリストファー・ノーラン製作エマ・トーマスクリストファー・ノーラン製作総指揮 トーマス・ヘイスリップ出演者ジョン・デヴィッド・ワシントンロバート・パティンソンエリザベス・デビッキディンプル・カパディア(英語版)マイケル・ケインケネス・ブラナー音楽 ルドウィグ・ゴランソン
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きっとまだ旅の空の下
「男はつらいよ50 お帰り寅さん」
評価:★4,1
・映画おすすめ 物語
寅さんの甥っ子、博とさくらの息子は、脱サラして新人作家としてデビューしていた。6年前に妻を亡くし、娘と二人暮らし。ある日、初めてのサイン会が行われ、ひいひい言いながら満男はサイン会をこなしていた。そこへ昔の恋人、泉が偶然書店にやってきていた。2人は寅さんの昔馴染み、リリィが軽々するバーで昔話に花を咲かせるのだった。・映画おすすめ 感想
亡くなった渥美清さんが中核にいながら、シリーズ後半は満男と泉の恋物語になっていたシリーズ。そのシリーズの続編というのは、確かに続編だろう。しかし不思議なことに、寅次郎がいないはずなのに、満男が求めると、なぜだかそこに寅次郎がいるように見えてくる。そういう演出しているのはわかるのだが、なぜが本当にいるように感じてしまうのだ。主演俳優がいないはずなのに、この映画には確かに、そこに見えるし、いるのだ。ファンもそうだが人生に迷っている人におすすめな映画である。恋は何歳でも、誰でもできるもの。監督 山田洋次脚本 山田洋次朝原雄三原作 山田洋次製作 深澤宏製作総指揮 迫本淳一大谷信義出演者渥美清倍賞千恵子吉岡秀隆後藤久美子前田吟池脇千鶴夏木マリ浅丘ルリ子音楽 山本直純山本純ノ介
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眠れれない苦しみ
「アウェイク」
評価:★3,9
・映画おすすめ 物語
夫を戦場で亡くし、自らも軍医の彼女は、研究施設に入り込み、期限切れの薬を売ることで生計を立てていた。息子と娘は祖母に預け、自分はほとんど子供と話す機会もなかった。ある日、世界中で電気が消える現象が起こる。そればかりではなく、人工衛星が次々と大気圏へ突入し、電子機器が使えなくなってしまった。さらに動物は眠ることができなくなり、錯乱状態に陥った人々は、奇行に走るのだった。彼女は2人の子供たちを必死に守ろうと、軍の施設に向かう。その間に気付いたのだ。幼い娘だけは眠れているのだと。・映画おすすめ 感想
不眠症に悩む人ならばこの映画の苦しみがすぐにわかるだろう。眠くても眠れない。疲れていても眠れず、次第に幻覚、幻聴が襲い始める。周囲の人間が信じられなくなり、銃を持つものは銃口を人に向けるのである。この映画、映像が優れている。弾痕の中を通って映像を映し出すなど、面白いアングルがちらほらとちりばめられている。そして最後のオチ。なぜ世界がこうなったのか、なぜ眠れないのか。答えはない。ただかも知れないということしかわからない怖さを、追体験できる映画である。監督マーク・ラソ製作ポール・シフ製作総指揮マーク・ゴードンジョン・フィリップスローレル・トムソンマット・ジャクソングレゴリー・ポイリアーマーク・ラソジョセフ・ラソホイットニー・ブラウンジーナ・ロドリゲス原案グレゴリー・ポイリアー脚本ジョセフ・ラソ マーク・ラソ撮影アラン・プーン美術アンドリュー・M・スターン編集ミシェル・コンロイ音楽アントニオ・ピント出演者ジーナ・ロドリゲスアリアナ・グリーンブラットフランシス・フィッシャーシャミア・アンダーソンフィン・ジョーンズルシウス・ホヨスギル・ベローズバリー・ペッパージェニファー・ジェイソン・リー
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居場所は意外なところでみつかるもの
「なんだかおかしな物語」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
青年はうつ病の治療をしていた。しかし回復の兆しが見られず、自殺願望が強くなったことから、病院へ駆け込む。意思に無理強いを言い、何とか5日間の入院を許可してもらった。ところが彼が思っていた以上に、精神病棟は精神的に病んでいる人が多く、帰りたいと懇願するも、5日立たなければ出られないといわれてしまう。青年はしかしそこで、様々な患者、自傷行為をする少女などと出会い、次第に居場所を見つけていく。世界がそんなに悪いところではないと気付いていくのであった。・映画おすすめ 感想
いつもいる場所、いつも行くところ。ありふれた日常で、ちょっとした一言から、世界は変わっていくのではないか。この映画を見て、そう感じた。彼の場合は特殊な環境に身を置くことで、今まで知り合ったことのない人々と触れあることで、人生を見直すことができた。ほんの些細なことなのかもしれない。その小さいことが、人生を好転させてくれるかもしれない。そんな映画である。監督 ライアン・フレック(英語版)アンナ・ボーデン(英語版)脚本 ライアン・フレックアンナ・ボーデン原作 ネッド・ヴィジーニ(英語版)『It's Kind of a Funny Story』製作 ケヴィン・ミッシャー(英語版)ベン・ブラウニング製作総指揮 ジェレミー・キップ・ウォーカーマイケル・マーピーター・ロウリンソンパトリック・ベイカー出演者キーア・ギルクリスト(英語版)エマ・ロバーツザック・ガリフィアナキス音楽 ブロークン・ソーシャル・シーン
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ヒーローたちが誘拐された
「ヒーローキッズ」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
世界はヒーローたちで守られていた。秘密機関がヒーローたちを管理し、適切にヒーローを派遣する。こうしたシステムですべての世界は守られていた。ところがある日、宇宙人が攻めてきて、すべてのヒーローが終結し、戦いに挑む。しかしヒーローたちは誘拐されてしまい、その子供たちを秘密機関は隔離することを決定する。だが、ヒーローの子供たちは秘密基地から逃げ出し、独自に親たちを救うべく立ち上がるのだった。・映画おすすめ 感想
一応、シャークボーイ&マグマガールの続編的要素が含まれた、ヒーローものである。といっても、近年のジャスティスリーグやアベンジャーズのように肩に力が入る映画ではなく、気軽にみられる映画である。スパイキッズのように、親を助けるために、バラバラだった子供たちの心が一つになり、救う話である。監督はデスペラード、マチェーテのロバート・ロドリゲス。血みどろ、ブラックジョークのあふれる映画が得意な監督だが、時として、こうした子供が見られる映画を作る時がある。そこが不思議な、愛すべき監督だ。これをシリーズものにするのもありだと思える映画である。監督 ロバート・ロドリゲス脚本 ロバート・ロドリゲス製作 ロバート・ロドリゲス出演者プリヤンカー・チョープラークリスチャン・スレーターペドロ・パスカルサン・カンボイド・ホルブルックTaylor Dooleyヘイリー・ラインハート(英語版)アンディー・ウォーケン(英語版)YaYa GosselinAkira Akbar撮影 ロバート・ロドリゲス
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娘のために
「スリービルボード」
評価:★4,5
・映画おすすめ 物語
ある日、田舎の小さな町の三枚の巨大な広告看板に真っ赤に白字で、娘はレイプされて焼き殺された、と大々的に文字が現れた。それは娘がレイプされ、無残に焼き殺された娘の捜査が進展しないことに、怒りを感じた母親が広告代理店に頼んで掲げた広告だった。もちろんこれに警察は怒りを感じ、彼女のもとへ広告の取り下げを訴えに行くも、罪状がないために逮捕もできなかった。そんな警察署の保安官も病魔に侵され、余命が少なかった。彼女はそれを知りつつ、死なれる前に広告を出した、と堂々というのであった。こうして小さな町に騒動が起こる。・映画おすすめ 感想
きっとこれはすべての被害者家族の想いなのだと感じた。すべてとは言いすぎかもしれない。こういうのに嫌悪感を抱く人もいるかもしれない。この映画で描かれる母親の折れない心。ショッキングなことで動じても、あえてそれを跳ね返す強さ。いろんな意見のある映画だと思う。しかしこの母親に、管理人個人としては、正義を見た。もちろん警察に正義がないとは言わない。こうした事件は犯人が出てこないのが実情であり、そこを訴える映画だと個人的には思ってみていた。親にも子供にも見てほしい映画である。監督 マーティン・マクドナー脚本 マーティン・マクドナー製作 グレアム・ブロードベントピート・チャーニンマーティン・マクドナー出演者フランシス・マクドーマンドウディ・ハレルソンサム・ロックウェルアビー・コーニッシュジョン・ホークスピーター・ディンクレイジ音楽 カーター・バーウェル
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精神障害などではない
「クライシス・オブ・アメリカ」
評価:4,3
・映画おすすめ 物語
国から名誉勲章を受けた軍人があっというまに大統領候補にまで成り上がった。それを見ていた戦友はしかし、違和感を抱いていた。クウェイトに駐在した部隊時代の記憶があいまいで、名誉勲章をもらった兵士が活躍した記憶も定かではなかった。そこで彼は本人に直接会うも門前払いされてしまう。ならばとほかの仲間のもとに向かうも、自殺して発見された仲間の1人の部屋やノートには、意味不明な言葉びっしりと書かれていた。しかしそれを見ていると何かを思い出しそうになる。そんなときだった。背中のしこりに気付きた彼は、ナイフでそれを切ると、中からインプラントチップが出てきたのであった。何かが起こっている。直観した彼は昔救った科学者のもとへ向かうのだった。・映画おすすめ 感想
精神患者のいうことが本当だったならば。映画などで精神疾患を抱いた人物が、国に見張られている、と叫ぶシーンがある。実際に日本でもそう思い込んでいる人がいるという。それがもし本当だったら。マインドコントロール実験をされ、インプラントで管理されているとしたら?それを映画化するとここまでホラーテイストになるとは思わなかった。しかもアメリカが本当にやっていそうなことだから恐ろしいのである。監督 ジョナサン・デミ脚本 ダニエル・パインディーン・ジョーガリス原作 リチャード・コンドン『影なき狙撃者』ジョージ・アクセルロッド(英語版)1962年の映画脚本製作 ジョナサン・デミイロナ・ハーツバーグスコット・ルーディンティナ・シナトラ(英語版)製作総指揮 スコット・アヴァーサノ音楽 レイチェル・ポートマンワイクリフ・ジョン出演者ベン・マルコ少佐: デンゼル・ワシントン(小山力也)エレノア・ショー: メリル・ストリープ(池田昌子)レイモンド・ショー: リーヴ・シュレイバー(木下浩之)アル・メルヴィン: ジェフリー・ライト(西凜太朗)ユジェニー・ローズ: キンバリー・エリス(柴田まゆ)トーマス・ジョーダン: ジョン・ヴォイト(佐々木敏)デルプ: ブルーノ・ガンツ(多田野曜平)ハワード: テッド・レヴィン(松井範雄)ギャレット: ミゲル・フェラー(津田英三)アティクス・ノイル: サイモン・マクバーニー(村治学)ジョスリン・ジョーダン: ヴェラ・ファーミガ(紗川じゅん)エディ・イングラム: パブロ・シュレイバー(田中完)ウィルソン: テディ・ダンアトキンズ: ホアキン・ペレス・キャンベル(中尾良平)
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悪魔と鍛冶屋の不思議な物語
「エレメンタリ 鍛冶屋と悪魔と少女」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
ある町に州政府の役人がやってくる。役人は悪魔がいるといわれている鍛冶屋を探していた。同じころ、町で疎外されていた少女をいじめていた少年たちは、少女の人形の首を鍛冶屋の家へ放り投げてしまう。町の男たちは役人の命令で鍛冶屋のところに向かうも、罠に引っ掛かり事故で1人が死んでしまう。その事件により鍛冶屋の家へ人々が押し寄せてくる。少女はそのすきを見て鍛冶屋の家の中に入ると、そこには本当の悪魔が檻の中に閉じ込められていた。鍛冶屋は悪魔を逃がさないために敷地内に罠を仕掛け、人を遠ざけていたのであった。・映画おすすめ 感想
原作はハリーポッターシリーズを超える、と一時期は書店に平ずみにされていたほどの名作である。映画はいたってシンプルであり、題名の通り、鍛冶屋と悪魔と少女の物語である。しかし悪魔は小物感が強く、人に付け入るという感じではない。この物語自体が、バスク地方の童話が元ネタになっていることから、悪魔も小物的な感じなのであろう。家族で見るには最高のファミリー映画である。監督パウル・ウルキホ・アリホ出演者カンディド・ウランガウマ・ブラカグリアエネコ・サガルドイ
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本来の姿へ
「スナイダーカット ジャスティス・リーグ」
評価:★4.9
・映画おすすめ 物語
本作はジャスティス・リーグの始まりとは異なる始まり方をする。前作、バットマンvsスーパーマンのエンディング直後、スーパーマンの断末魔は世界に散らばったマザーボックスを復活させた。三つがそろえば世界の環境をはるか古代に襲ってきたダークサイドの惑星と同じ環境にしてしまう装置。それを求め、ダークサイドから追放され、贖罪をしていたステッペンウルフが地球にやってくる。ワンダーウーマンの故郷セミッシラ、海底に沈んだ国アトランティスを襲い、マザーボックスを奪う。一方、スーパーマンの死の責任を感じていたバットマンは、特殊能力を持った者たちでチームを作り、これに対抗しようとする。しかし力不足なのは明白。そこで最後のマザーボックスを使い、死んだスーパーマンを復活させることにするのであった。・映画おすすめ 感想
まず何から書くべきなのか、悩んでいる。私の文才でこの映画の面白さを伝えられるかわからないが、とりあえず面白いことは確実である。もちろんマンオブスティールから続きものなので、続けてみないとわからない部分もあるが、単体で十分に面白い映画になっている。本来、ザックスナイダー監督が制作していたジャスティスリーグは、マンオブスティールから続く三作目のシェアワールド映画だり、さらに2作品が控えていたという壮大なプロジェクトであった。ところが娘さんの死去で、監督を続けることができず、監督を降板した。そしてジャスティスリーグは公開されたのだが、DCエクステンデットユニバースの中で最も上映時間が短く、すっきり問われる映画であった。ところが予告編でしようされていた映像はほとんどなく、スナイダーの映画とは言えなかったことから、スナイダーカットの公開が求められたわけだ。そして4年の歳月を経て、ようやく公開に至った経緯がある。まず違う点は、新キャラクター、サイボーグ、フラッシュ、アクアマンの人間性がさらに深く知ることができ、単体映画へつながる伏線にもなっている。サイボーグに関しては見た目まで違うほどのすごい力の入れよう。フラッシュも頼りになるヒーローとして描かれている。アクアマンはそこまでいこじでなくなり、ヒーローらしく描かれている。バットマンの単体映画へも伏線が張られ、とにかくてんこ盛りの映画になっていた。4時間という上映時間は伊達じゃない。敵になるステッペンウルフの見た目も豪華になり、強さが強調されている。さらに全マルチバースを手中に入れようとするダークサイドもしっかり登場してくる。これだけ豪華な映画は、アベンジャーズ依頼のすごさであると断言できる。ファンの間では、ベンアフレックのバットマン単体映画、続編へ期待する声もファンの中では上がっており、スナイダーユニバースなる言葉まで登場している。ここで終わらせるにはもったいない映画である。私もファンの1人として、ぜひとも続編、バットマンの単体映画を作ってほしいと願っている。監督 ザック・スナイダー脚本 クリス・テリオ原案クリス・テリオザック・スナイダー ウィル・ビール
原作 DCコミックス
製作 チャールズ・ローヴェン
デボラ・スナイダー
出演者
ベン・アフレック
ヘンリー・カヴィル
ガル・ガドット
エズラ・ミラー
ジェイソン・モモア
レイ・フィッシャー
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恨みは死んでも残るもの
「東海道四谷怪談 1959年」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
伊右衛門はしがない浪人だった。
そんな彼がお岩という娘に恋をする。
しかしお岩の父親は伊右衛門を気に入らず、口論になった末、伊右衛門は父親を切り殺してしまう。
そしてお岩と恋仲になるのであった。
ところが伊右衛門は士官とため別の女と婚姻の約束をしてしまい、お岩が邪魔になる。
そこで毒をもり醜い姿にしてから殺すという残酷な方法をとり、お岩亡き後、祝言が執り行われた。
ところがそのころから、寝所に蛇が出たり、お岩の姿が見えたりするようになるのであった。
・映画おすすめ 感想
日本人なら誰もが知っているお岩さんのお話である。
実はこの話、赤穂浪士外伝の1つであることを知っているであろうか。
のちに深作欣二監督が映画化した時には、討ち入りシーンまで入れるほど、近い関係にある。
本作はそれよりも古い作品になるが、ホラーテイストが素晴らしく、蛇の使い方がうまい。
またお岩さんのただれた顔がリアルで不気味であり、特殊メイクがよくできている。
お岩さんに取りつかれ、狂っていく伊右衛門の姿が見事に描かれれている作品である。
監督 中川信夫脚本 大貫正義石川義寛原作 鶴屋南北製作 大蔵貢出演者天知茂若杉嘉津子江見俊太郎 -
破滅の先に誕生した名作
「人間失格 太宰治と三人の女たち」
評価:3,7
・映画おすすめ 物語
太宰治は執筆することができなくなっていた。しかし彼の噂は世間で耐えることはなかった。自殺未遂、女性問題。彼には妻との間に3人の子供がいた。しかし3人目を妊娠中に別の女性との間にも子供を持ち、さらに別の女性とも関係を持っていた。そうした女性たちと出会うことで、「ビヨンの妻」「斜陽」という名作が生れた。そして彼は破滅的人生の最後に取りつかれるように書いた「人間失格」。これを残し、彼は入水自殺する。・映画おすすめ 感想
太宰治を題材にすると必ず、死と女がセットでついてくる。本作ももれなくそのたぐいの映画なのだが、ドロドロとした中にも、見やすさのある映画である。どこか太宰が時代に反抗している反逆児に見えてくる映画だ。これがどこまで本当なのかわからない。三島由紀夫が太宰治を嫌っていたのは本当の話らしい。奇しくも2人は同じく自ら命を絶つわけだが、彼らの人生の濃度は凡人の何倍もあるのだろう。それほど太宰の生き方は濃かった。少なくともこの映画では。監督 蜷川実花脚本 早船歌江子製作 池田史嗣(企画・プロデュース)秋田周平宇田充製作総指揮 大角正佐野真之吉田繁暁出演者小栗旬宮沢りえ沢尻エリカ二階堂ふみ成田凌千葉雄大瀬戸康史高良健吾藤原竜也 -
自然災害から逃げ出せ
「イントゥザストーム」
評価:3.5
・映画おすすめ 物語
高校の教頭を父に持つ2人の兄弟は、未来に向けてビデオレターを作ることにする。しかし兄は父に嫌われていると思い込み、家族の絆は母親の事故死の時からなくなっていた。一方、竜巻の映像を撮影して一儲けしようとする男は、気象学者の女性を雇い、竜巻にも耐えられる車で竜巻を追いかけていた。さらには自称冒険野郎の2人組は、過激な映像を撮影しネットに挙げて満足していた。これら三組が史上最大の竜巻によって、それぞれのカメラで現場を撮影することになる。それは残酷で美しい世界であった。・映画おすすめ 感想
昔、ツイスターというパニック映画が大好きであった。本作もそのたぐいのパニック映画であり、それぞれの視点から竜巻をとらえている。竜巻が引き裂く絆。逆に自然災害が結びつける恋や家族の様子が描かれている。パニック映画としてはB級かもしれないが、それなりに楽しめる映画になっている。個人的には冒険野郎たちが最高にすきである。監督 スティーヴン・クォーレ脚本 ジョン・スウェットナン製作 トッド・ガーナー出演者リチャード・アーミティッジサラ・ウェイン・キャリーズマット・ウォルシュアリシア・デブナム=ケアリーアーレン・エスカーペタ(英語版)音楽 ブライアン・タイラー
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香港の悪を駆逐しろ
「スキップ・トレース」
評価:3,8
・映画おすすめ 物語
香港のベテラン刑事ユンは、相棒が香港の裏社会を取り仕切るある男を追い詰めたことで、目の前で殺されてしまう。それから9年間、相棒の残した一人娘を見守りながら、香港の裏社会を牛耳る男と目される男を操作し続けてきた。そんな中、その男が女性を射殺し、しかもすべてを納めたスマホを手にしたアメリカ人の詐欺師が、マフィアにつかまってしまう。それを救ったユンと詐欺師は、スペインから香港までの長い旅を始めるのだった。・映画おすすめ 感想
ジャッキーチェン主演の映画を久しぶりに見る。本作は戦う香港の刑事と口ばかりのアメリカ人という、ラッシュアワーと設定が似ている。違うのは、各国をまたにかけ、アジアの名所を巡るというところだろうか。もう60も半ばのジャッキー。動きは鈍くなったものの、まだまだアクション映画からは離れられない様子だ。彼は常にエンターテイメントでこれからもたのしませてくれるであろう。監督 レニー・ハーリン脚本 ジェイ・ロンジーノベンデビッド・グラビンスキー原案 ジェイ・ロンジーノ製作 ジャッキー・チェンチャールズ・コーカーダミアン・サッカーニウー・ホンリャンエスモンド・レンデビッド・ガーソン製作総指揮 フランク・ボットマンクリス・レイトンサイモン・デイクスマーク・シッパーミン・リー出演者ジャッキー・チェンジョニー・ノックスビル音楽 チャン・クォンウィン
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だまされるには誰だ
「ツーリスト」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
CIAはある女を尾行していた。女はマフィアから多額の金銭を盗み取り、CIAに追われている重要人物の恋人であった。しかししばらく彼女にすら連絡はなく、忘れ去られたと思われていた。そんな矢先、彼女に詫びる言葉とCIAの監視から逃げる方法が書かれた手紙が届く。彼女は手紙の指示通りに動き、1人のツーリストと接触する。彼の目的は一つ、そのツーリストを身代わりにして、自分と彼女が逃げること。・映画おすすめ 感想
ジョニーデップ、アンジェリーナジョリー主演のスパイ映画である。凄腕の詐欺師に惚れた女。その女に惚れたツーリスト。恋の結末はどうなるのか。妻を亡くした平凡な数学教師のツーリストを応援したくなる映画である。しかしその時点で見る側も騙されているのである。何が真実で何が嘘か。観れば引き込まれていくことだろう。監督 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク脚本 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルククリストファー・マッカリージュリアン・フェロウズ原作 オリジナル脚本ジェローム・サル製作 グレアム・キングティム・ヘディントンロジャー・バーンボームゲイリー・バーバージョナサン・グリックマン製作総指揮 ロイド・フィリップスバーマン・ナラギオリヴィエ・クールソンロン・ハルパーン出演者アンジェリーナ・ジョリージョニー・デップ -
警察ではどうしようもできないこともある
「エル・チカーノ レジェンドオブストリートヒーロー」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
刑事ディエゴは麻薬カルテルの集団死の現場で、弟の入れ墨が入った遺体の山を発見する。弟は自殺したと思われていたが、殺された可能性が出てきた。容疑者は幼馴染のカルテルの息子。パーティのさなか、盗聴をしていた時、ディエゴと相棒が撃たれ、相棒が死んでしまう。失意のどん底にあったディエゴは、弟が借りていた貸倉庫の中に隠し部屋を発見する。そこには子供のころ見た伝説の覆面ヒーロー、エル・チカーノの装備がそろっていた。弟はヒーローになろうとしていたのだ。ディエゴはそこで仮面をかぶることを決意する。・映画おすすめ 感想
バットマンの誕生を見た気分である。表面的には主人公が目撃した子供のころのヒーロー、エル・チカーノの誕生物語である。しかしそこまでヒーローという映画でもない。クライムサスペンスにヒーローエッセンスを少し混ぜたくらいの映画で、骨太の刑事ドラマである。ヒーローを求めるのであるのならば、少し肩透かしだが、アクション映画としては文句なしのできである。監督ベン・ブレイ製作ジョー・カーナハン製作総指揮アート・ロビンソン ブレア・ウォード フランク・グリロ ロレンツォ・ディ・ボナベンチュラ脚本ジョー・カーナハン ベン・ブレイ撮影フアン・ミゲル・アスピロス美術エイミー・A・ブリュースター編集ジェイソン・ヘルマン音楽ミッチ・リー出演者ラウル・カスティーロジョージ・ロペスエイミー・ガルシア -
弟を殺した奴を見つけろ
「ザ・ハード・ウェイ」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
アメリカでバーを開き、やってきたギャングをコテンパンにしてしまう男がいた。男は元軍人でしかも伝説的な人物だった。今は引退して、バーを開いていた。そんな彼に不法の電話が入る。ルーマニアで弟が殺されたというのだ。弟は民間軍事会社に入っており、彼の知り合いも大勢在籍していた。ルーマニアに向かった彼は、確実に犯人に近づいていく。その無双の強さで。・映画おすすめ 感想
ゴリゴリの復讐劇である。しかも主人公は無双であり、安心してみていられる。しかし周囲の人々が犯人の標的にされるというのは、この手の映画では常とう手段だが、女性が犠牲になるのは、個人的にあまりすきになれない。本作にもそういうシーンがあるので、そこは個人的にはあまりすきになれない。最後はスッキリとおしゃれに終わるので、何も考えずに見ていられる映画である。監督キオニ・ワックスマン脚本トーマス・J・チャーチルキオニ・ワックスマン出演者マイケル・ジェイ・ホワイトルーク・ゴスランディ・クートゥアマダリナ・アネアグラント・キャンベルジョージ・レメスオヴィデュー・ニクレスクアンドレア・ディアクミハエラ・ホラボグダン・ファルカス
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強盗団から債券を守れ
「必殺処刑チーム」
評価:4,2
・映画おすすめ 物語
特殊部隊員のリーダーである主人公は、任務中のケガによって一時的にチームから外され、刑事として仕事をこなしていた。そんな彼に預けられたのは、スキャンダルばかり起こすスターの卵であった。現場で邪魔な彼をはがそうと、何度も上に交渉するも、警察のイメージアップのために、期間内はしっかり密着するといわれてしまう。そんな彼らは、特殊部隊員の練習場であり、証拠保管庫にもなっている場所へ顔を出す。そこで腕がなまっていないことを確認しようとしたその時、清掃員に変装した男たちに襲撃され、全員を射殺する。すると外から連絡が入る。それは元軍人の集まりの強盗団で、証拠として保管されている債権を狙ってきたのだった。しかも主人公の元同僚たちだったのである。こうして主人公たち特殊部隊と元軍人の戦いが始まる。・映画おすすめ 感想
邦題で損をしている映画の1つである。字面を見ると中国映画やコメディありの大味な映画に思えるが、そんなことはない。映画スターの卵が入ったことで多少のコメディ要素は入ってくるが、そこまでおちゃらけてはおらず、いたってまじめなアクション映画だ。処刑して回る話でもない。攻防戦の銃撃戦、格闘戦ありの本格アクション映画である。邦題のせいで見ないのは非常にもったいない映画である。監督 アラン・アンガー(英語版)脚本 アラン・アンガーロブ・ロボル製作 ジェフ・ハートブルーノ・マリノ出演者ドミニク・パーセルコディ・ハックマンダニー・グローヴァースティーヴン・ラングトリッシュ・ストラタス音楽 ジェイコブ・シェイ
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塀の中の奴を殺せ
「復讐」
評価:★3,3
・映画おすすめ 物語
巨漢の殺人犯を逮捕した刑事は、妻のもとに帰り幸せな束の間を過ごした。しかし翌日、幸せは悪夢に変貌する。巨漢の殺人犯は、殺人を立証できず釈放されていたのである。嫌な予感がした刑事は家に電話をかけると、殺人犯が電話に出るのであった。現場に到着すると、妻は無残に殺されており、そのお腹には子供が宿っていた。殺人犯は逮捕され刑務所へ入った。すると刑事は殺人犯の同じ悪人の弟を射殺、同じ刑務所に入った。刑事の目的はただ一つ、復讐することだけだった。・映画おすすめ 感想
物語としてはよくある様式を採用している。しかしすべてが刑務所で行われるというのは、初めて観るかもしれない。刑務所は犯人の縄張りであり、その不利な状況からいかにして犯人にたどり着くのか、そこが楽しい映画である。もし自分の妻を殺され、犯人が刑務所に入ったら、あなたなら何ができますか?監督ジェン・ソスカシルビア・ソスカ脚本ジャスティン・シェイディー出演者ディーン・ケインザ・ビッグ・ショー(ポール・ワイト)マイケル・エクランドベン・ホーリングスワース -
この列車は世界
「スノーピアサー」
評価:★4,6
・映画おすすめ 物語
世界の各国は温暖化を阻止するために、冷却する技術を開発し、世界一斉に発動させた。ところが世界は確かに冷却されたが、気温は予測の位置でとどまることを知らず、マイナスまで凍りついた。世界は人工的な氷河期を迎えたのである。ほとんどの人類は死に絶えたが、一部の人間だけが大金持ちが開発した列車に乗り込み、世界に張り巡らされた線路を移動し続けていた。しかし列車内には階級が存在し、後部車両の劣悪な環境に、市民は耐えかね、ついには反乱を起こすのであった。だがそれはまだしらない世界への入り口にしかすぎなかった。・映画おすすめ 感想
設定が素晴らしい。本当にありえそうな、冷却の失敗による、世界が列車だけになった設定は見事である。しかもその中でも階級制度が設けられ、国家としてしっかりと機能しているのだから、素晴らしい。SFファン必見の映画である。アベンジャーズでブレイク前のクリスエヴァンスが主演を務めている。監督 ポン・ジュノ脚本 ポン・ジュノケリー・マスターソン(英語版)原案 ポン・ジュノ原作 ジャック・ロブ(英語版)バンジャマン・ルグランジャン=マルク・ロシェット(英語版)『Le Transperceneige』製作 パク・チャヌクイ・テホンスティーヴン・ナムチョン・テソン出演者クリス・エヴァンスソン・ガンホコ・アソンジェイミー・ベルアリソン・ピルジョン・ハートティルダ・スウィントンオクタヴィア・スペンサーエド・ハリス音楽 マルコ・ベルトラミ
映画観るなら<U-NEXT>
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彼女のために
「ラブ&モンスターズ」
評価:★3,9
・映画おすすめ 物語
世界は巨大な生命体に征服された。昆虫も動物も何もかもが巨大化し、人類は瞬く間に劣等種となってしまった。生き残った人類は地下のコロニーに隠れ、ひっそりと暮らしていた。その中の青年の1人、ジョエルは世界がこうなる前に生き別れとなった恋人が130キロ離れたコロニーにいることを無線で知る。そこで彼は決意する。コロニーを出て彼女に会いに行くことを。そして1人、誰も守ってくれない外の世界へと出ていくのであった。・映画おすすめ 感想
設定は風の谷のナウシカに似ていると感じた。制作陣が意識していたのかもしれない。まったくの素人がこうしたモンスターの世界で生きていくというコメディであり、ラッキーが続く映画だが、そこはツッコミをなしにみていただきたい。モンスターの弱点や植物の特徴をメモして、しれがガイドブックになるというのは良い点だと思うのだが、そのハンドブックを書いているシーンが意外とすくなく、それが後半でキーポイントになってくるのであれば、頻繁にだしてほしかった。監督マイケル・マシューズ脚本マシュー・ロビンソン出演者ディラン・オブライエンマイケル・ルーカージェシカ・ヘンウィックエレン・ホルマンメラニー・ザネッティ
映画観るなら<U-NEXT>
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整備員が犯人に
「ロストブレット 窮地のカーチェイス」
評価:★3.0
・映画おすすめ 物語
普通車を改造してパワーのある車にできる整備員は、強盗事件を起こし捕まってしまう。その後、足に追跡装置を付けられながら、警察の車を整備していた。ある日、高級車で逃げ回る強盗団逮捕にいちやくをかった彼は、しかし事件が終わっていないとボスとある整備工場へ向かう。そこには孤児院で一緒だった弟がおり、どういうことかと混乱していると、ボスが仲間の警察官に撃たれてしまう。警察も整備工場も強盗も全部ぐるだったのだ。殺されかけ逃げ出した整備員は、なんとか無実を証明しようとするが、証拠はすべてけされてしまっていた。ただ一つ、ボスの乗っていた車だけを残して。・映画おすすめ 感想
TAXIのようなスピード感あふれる映画かと思いきや、雰囲気は暗い。主人公が囚人であること、仲間が1人もいないことなど、終始孤独である。ラストのカーチェイスは見事ではあるが、あれで証拠が残っていたのが不思議な感じである。終わり方もすっきりしない。大人のフランス映画である。監督ギョーム・ピエレ脚本ギョーム・ピエレアルバン・ルノワール出演アルバン・ルノワールニコラ・デュボシェルラムジー・ベディアステフィ・セルマロッド・パラドセバスティアン・ラランパスカル・アルビロ
映画観るなら<U-NEXT>
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息子の仇は目の前だ
「エクストレモ」
評価:★4,7
映画おすすめ 物語
あるマフィアの話。ボスには三人の子供がいた。1人は実子ながら日本にいってから様子がおかしくなってしまっていた。もう1人は殺し屋としての腕は一流で、次のボスにふさわしいといわれていたが、その夜を最後に引退を決意していた。もう1人は女性であり、父のそばで秘書として敏腕ぶりを発揮していた。そんなある夜、コカイン工場を全滅させた実子は、父親を殺し、さらに跡目を奪われるのではないかと、殺し屋を家族ごと殺害しようとした。幸い、殺し屋は逃げ出した秘書の妹に救われた。ただし命よりも大切な息子をころされていた。こうして跡目決定評議会が開かれる三年後、男は復讐を誓うのであった。・映画おすすめ 感想
とにかく冒頭から血みどろのアクションがさく裂し、爽快な映画になっている。物語的にも、復讐劇でありながら、生きていれば息子のような背格好の青年と交流を持つ狼といった感じで、面白い。主人公はとにかくボロボロにされながらも、その腕前で最後は生き残るのが見事である。最期に復讐を遂げて、エンディングを見た時、きっと誰もがにやりとしてしまうことだろう。この映画は面白い。監督ダニエル・ベンマヨール原案テオ・ガルシア脚本イバン・レデスマ撮影フアン・アスピロス編集ピーター・アムンドソン音楽ルーカス・ビダル出演者テオ・ガルシアオスカル・ハエナダオスカル・カサスアンドレア・ドゥーロセルヒオ・ペリス=メンチェータアルベルト・チョ・リールイス・サエラアンドレス・エレーラナオ・アルベットセサル・バンデライサ・モンタルバン
映画観るなら<U-NEXT>