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前々回のブログ 映画おすすめ Athlete with Wand 1894
前回のブログ 映画おすすめ 新・地底探検/失われた魔宮伝説
音を想像する映画
「バンド・ドリル」
・映画おすすめ 感想
本作はバンドが歩きながら、指揮者の元で展開する映画である。
原作は劇作家のチャールズ・ヘイル・ホイトである。
これまでは監督のディクソンが制作してきた映画に原作という新しい試みがついたわけである。
これが原作ありきの始めての映画だと推察できる。
ただサイレント時代の黎明期に楽器を使うという試みは、思い切った選択だと思う。
観客に音を任せているのだから。
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前々回のブログ 映画おすすめ トールガール2
前回のブログ 映画おすすめ Athlete with Wand 1894
物乞いが売りに来た本の中から出てきたもの
「新・地底探検/失われた魔宮伝説」
評価:★3,5
・映画おすすめ 物語
オットー教授は地学の教授としてよく古本屋を訪れていた。
そんな時、物乞いの男が古本を何冊かもってきた。
店主は邪険に扱うのだが、オットー教授はお金を物乞いに与え、その本を引き取った。
その中には「地底探検記」なる日記があり、教授は興味を持った。
その後、学者仲間と地球の内部構造について議論した後、姪のグラウベンが待つ家に帰ると、姪の恋人アクセルもやってきていた。
教授は食事をする間も惜しんで、古本の内容を確認していると、中から一枚の紙きれが出てくる。
謎の暗号が書かれたそれの解読を試みる教授は、それが鏡文字であることに気付き、地底への入り口の場所を解明するのであった。
アクセルを助手に現地に向かうも、何と姪のグラウベンまでもついてきてしまった。
仕方なく三人は現地で登山家の男ハンスを雇い、装備を整え、地底への入り口へと向かうのだった。
地下へどんどん進む4人は、水を途中で失い、グラウベンが泥沼に堕ちたところを謎の手が助けてくれたりと、不思議な体験をしつつ、地下深くにある地下世界に到着するのだった。
そこでオルセンという謎の男と出会い、5人となった一行は、いかだで、湖を渡る。
途中、恐竜同士の争いに巻き込まれたり、到着した島に巨大な亀の集団がいたりと、地下世界はまるで原始の地球のようであった。
・映画おすすめ 感想
SFの父ジュール・ヴェルヌが書いた「地底旅行」を原作とした、幾度目かの映画化作品である。
この後にも映画化されるので、人の心を引き付ける作品なのは間違いない。
本作はアメリカではなく、スペインで制作された映画であり、演出面ではミニチュア特撮を使ったシーンがあるものの、ほとんどがロケーションであり、実際の山、実際の洞窟、最後は実際の噴火など、映像の真実味はある映画だと思う。
ただつっこみどころもある映画でもあり、いかだ移動の際、いかだが半分沈んでいたり、地下世界へ向かうはずが、装備が軽装だったりする。
その辺に目をつむれば、面白い作品であることは間違いない。
監督ファン・ピケール・シモン脚本ジョン・メルソンファン・ピケール・シモンカルロス・プエルト出演者ケネス・モアイヴォンヌ・センティスフランク・ブラナジャック・テイラーペップ・ムンネ
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前々回のブログ 映画おすすめ アニーオークレイ 1894年
前回のブログ 映画おすすめ トールガール2
アスリートの準備体操
「Athlete with Wand」
・映画おすすめ 感想
アスリートと思われる男性が一人立って棒を持っている。
なんの競技の選手かは分からないが、棒を様々な形で動かし、筋肉の動きを見せている。
かたわらには犬が座っている。
犬がどんな意味を持っているのかは不明。
ある種の芸術映画にも見えるものの、おそらくは人の筋肉の動きを映像におさめたかったものと思われる。
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前々回のブログ 映画おすすめ 山猫は眠らない8 暗殺者の終幕
前回のブログ 映画おすすめ アニーオークレイ 1894年
ようやくつかんだ幸せ
「トールガール2」
評価:★3,7
・映画おすすめ 物語
学校で一番背の高いジョディ―は、学校の中でも浮いた存在だった。
姉はミスコンの常連で、自信に満ちているが、自分は大きくて恥ずかしいとずっと思っていた。
しかし昔からの親友だったジャックが勇気をくれ、自信をつけた彼女は、みんなの前で自分のコンプレックスを克服することに成功し、ずっと片思いをしていたジャックと付き合うことになる。
三カ月が過ぎ、順調に付き合っていた二人。
ジョディ―は次のステップとしてミュージカルのオーディションを受けることにする。
友達やジャックからは大丈夫、と背中を押され、いざオーディションを受けると主役になってしまった。
最初は喜んでいたジョディ―だったが、次第に自分のネガティブな声が聞こえるようになり、押しつぶされそうになる。
さらにジャックとの関係もぎくしゃくし始め、ついに分かれることになってしまうのだった。
そんな時に支えてくれた、同じミュージカルに出演する相手役と自然な流れでキスをしてしまい、罪悪感でいっぱいだった。
ジャックと仲直りをしようとしたのだが、そのことを告白すると、ジャックはすべての思い出の品を捨て、本当にわかれると言い出すのであった。
舞台が近づきジャックとの関係も修復したいジョディ―は、心が乱れるばかりであった。
・映画おすすめ 感想
学生時代の恋は、いい思い出になるものである。
映画の中でそれは永遠に描かれることが多い。
本作は人気シリーズの二作目であり、三作目があるかどうかは分からないが、コンプレックスを克服する姿は、見ていて共感できるところが多い。
また演出の面から言うと、前作はコンプレックス、恋愛がテーマであったが、本作はミュージカル調になっており、最後もダンスで締めくくられているので、楽しく見終わることのできる映画である。
監督エミリー・ティン脚本サム・ウルフソン出演者エヴァ・ミッシェルグリフィン・グラックサブリナ・カーペンターアンジェリカ・ワシントンルーク・アイズナークララ・ウィルシーリコ・パリスジャン・ルイス・カステヤノスジョハンナ・リアウスティーヴ・ザーン
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前々回のブログ 映画おすすめ アナベルサンダンス 1894年
前回のブログ 映画おすすめ 山猫は眠らない8 暗殺者の終幕
西部時代に活躍した女性狙撃手
「アニーオークレイ」
・映画おすすめ 感想
アニーオークレイは、女性がライフルで標的を撃ち、さらに人が投げた標的を撃ち落とす。
アニーオークレイは実在の人物であり、狙撃の名手とされている。
伝説では夫の葉巻の先に狙撃で火をつけた、という。
それをフィルムに残したのは、すごいことだと思う。
ある意味では、世界初の銃を使ったアクション映画なのかもしれない。
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前々回のブログ 映画おすすめ キス&キル
前回のブログ 映画おすすめ アナベルサンダンス 1894年
シリーズ一覧
映画おすすめ 「山猫は眠らない」1992年
映画おすすめ 「山猫は眠らない2」2002年
映画おすすめ 「山猫は眠らない3」2004年
映画おすすめ 「山猫は眠らない4」
映画おすすめ 「山猫は眠らない5」2014年
映画おすすめ 「山猫は眠らない6」2016年
映画おすすめ 「山猫は眠らない7」2017年
一発の弾丸からすべては始まった
「山猫は眠らない8 暗殺者の終幕」
評価:★3,9
・映画おすすめ 物語
ある外交官が演説をし始めた時、一発の弾丸が外交官の頭を撃ち抜いた。
すぐにCIAの捜査官たちはブランドン・ベケット狙撃兵を容疑者と断定し、休暇中のブランドンの家へ突入した。
身柄を素直に拘束されたブランドンは、何が起こっているのかも分からない中、CIAは厳重な刑務所へ輸送しようとしていた。
その前に彼の前に国土安全省捜査官が現れ、捜査をすることを断言して、捜査を開始するのだった。
ブランドンは輸送中、武装集団に襲われ、そこを狙撃されるのであった。
生き残ったブランドンは逃亡者となり、父親である伝説の狙撃兵トーマスのところへ向かうのだった。
一方、国土安全省の捜査官は、ブランドンが犯人ではないと確信し、狙撃現場に政治家以外が壇上にいたことを不審に思い、その人物、製薬会社の社長のところへと向かうのであった。
ブランドンは父親が隠れ家にしている山小屋に到着し、父にこれまでの顛末を話すのだった。
すると翌日、CIAは山小屋の場所を突き止め、部隊を派遣する。
しかしその部隊は謎の女性スナイパーに狙撃されるのであった。
ベケット親子は、敵スナイパーとの対決を開始するのだった。
・映画おすすめ 感想
息の長いシリーズである。
最初の作品は90年代前半に公開されてから、主人公を息子へ変わり、シリーズは断続している。
シリーズが増えるごとに、マンネリ化していた本作も、今回ばかりは少し違う感じの雰囲気になっている。
日本から秋元才加が出演している。
マイナー映画とは言え、ハリウッド映画にここまで重要な役柄で、長時間出演しているのは、すごいことだと思う。
しっかりと最後も狙撃に焦点が当てられており、狙撃映画というところをしっかりと打ち出している。
B級という人もいるが、個人的には好きなシリーズなので、これからも続けてほしい。
秋元才加がこれを機会に、ハリウッド女優になってくれることを願う。
ブランドン・ベケット:チャド・マイケル・コリンズトーマス・ベケット:トム・ベレンジャーユキ・ミフネ / レディ・デス:秋元才加ジョン・フランクリン:ロックリン・マンローゼロ:ライアン・ロビンズ
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前々回のブログ 映画おすすめ アナベルバタフライダンス 1894年
前回のブログ 映画おすすめ キス&キル
アナベル主演の第二作
「アナベルサンダンス」
・映画おすすめ 感想
おそらくアナベルバタフライダンスと同時に撮影されたと思われる作品である。
ダンサーのアナベルが蝶を思わせるドレスを着て、ダンスを踊る映画である。
バタフライダンスとはまた違う振付のダンスなので、違う作品ということなのだろう。
映画はこの時代、知識を簡単に得られる時代ではない頃の、美を得るエンターテイメントだったのだろう。
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前々回のブログ 映画おすすめ スリー・フロム・ヘル
前回のブログ 映画おすすめ アナベルバタフライダンス 1894年
恋に落ちた瞬間から世界は変わった
「キス&キル」
評価:★3,6・映画おすすめ 物語
ジェンは失礼したことから落ち込み、両親とニースに旅行に出かけて行った。
厳格な父と穏やかな母の間に挟まれ、それでも両親が好きなジェン。
ニースのホテルのエレベーターで泳ぎに来た男性スペンサーと知り合い、二人は瞬く間に恋に落ちる。
その日のうちに食事デートを行う。
ところがスペンサーには秘密があった。
ある組織に属している殺し屋だったのだ。
だがジェンと出会ったことでニースの仕事を最後に引退を決めたのだった。
それから三年の月日が流れ、二人は結婚し、普通の家庭生活を送っていた。
ジェンは近所付き合いのうまい主婦になり、スペンサーは設計事務所で働き、同僚とも仲が良かった。
ある日、家でパーティーを開き、会社の同僚たちも呼び、大いに盛り上がった。
その日、同僚の一人が泊っていき、朝、ジェンが出かけ、スペンサーがいい加減起こしに来た時である。
同僚はスペンサーに襲い掛かったのだった。
スペンサーには賞金がかけられ、それを目当てに殺し屋たちが彼の命を狙ってくるのであった。
そんな中でジェンが妊娠したことがわかり、喧嘩しながらも二人は、スペンサーの元の上司に会いに向かうのであった。
・映画おすすめ 感想
結婚を選んだ殺し屋。
本作は最初からアクションという作品ではない。
どちらかというと、ロマンスコメディ色の強いアクション映画である。
夫婦のリアルな日常を描き、婿と義父のぎこちない関係を描くなど、しっかりとその辺は面白く描かれている。
またヒロインのキャサリン・ハイグルがいつもながら、セクシーかつコメディエンヌとして活躍しているのが、この映画を特別なものにしているのだろう。
監督 ロバート・ルケティック脚本 ボブ・デローザテッド・グリフィン原案 ボブ・デローザ製作 スコット・アヴァーサノアシュトン・カッチャージェイソン・ゴールドバーグマイク・カーツ製作総指揮 クリストファー・プラットチャド・マーティングウィリアム・S・ビーズレイジョシー・ローゼンピーター・モーガンマイケル・パセオネックジョン・サッキ出演者アシュトン・カッチャー -
前々回のブログ 映画おすすめ チャットエンシュートリブレ 1894年
前回のブログ 映画おすすめ スリー・フロム・ヘル
エジソン社が制作したダンス映画
「アナベルバタフライダンス」
・映画おすすめ 感想
アナベルというダンサーと思われる人物が、蝶のようにダンスをする短編映画である。
後にエジソン社は類似する映画を製作している。
その前段階の映画だったのかもしれない。
本作を監督したディクソンは、エジソン社でその才能を開花させた映画人の一人であり、初期の映画黎明期に数多くの映画を残している。
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前々回のブログ 映画おすすめ モノリスの怪物 宇宙からの脅威
前回のブログ 映画おすすめ チャットエンシュートリブレ 1894年
腐った世界で生きる意味
「スリー・フロム・ヘル」
評価:3,8
・映画おすすめ 物語
田舎町を震撼させた大量虐殺をする、殺人が生きがいのファイアフライ一家。
警官隊の激しい銃撃を受けるも生き延びた、キャプテン・スポールディング、オーティス、ベイビーの三人だったが、裁判の結果、家族の長であるキャプテン・スポールディングには死刑が下され、執行される。
オーティスとベイビーは刑務所に入れられる。
しかしオーティスは腹違いの兄弟フォクシーによって脱獄を手伝ってもらい、二人は逃走する。
残されたベイビーは10年間、監獄での生活をしていたが、その悪さは変わることはなかった。
そんな時、オーティスとフォクシーは、刑務所の責任者宅を襲撃、妻を人質にベイビーの解放を要求する。
しかたなく刑務官の制服を着せ、ベイビーを脱獄させた責任者だったが、それは三人の殺戮ショーの始まりだった。
まず人質にしていた妻、刑務所の責任者を殺害。
メキシコを目指す旅の最中も人の顔の皮を剥ぐ、衣装が欲しいからとモーテルに居合わせた男を殺すなどしながら、メキシコへ何とかたどり着くのだった。
だが泊った宿屋の主人が父親を殺され、三人に復讐を誓う男に連絡をし、ブラックサタンと呼ばれる覆面集団が武装して三人を仕留めようと押しかけてくるのだった。
・映画おすすめ 感想
倫理観を忘れてみる映画である。
本作は「マーダー・ライド・ショー」というファイアフライ一家を主人公にした、殺人を楽しむ一家の物語の、久々の続編であり、続編であるからこそ、分からない部分もあるが、この映画単体でも楽しめるシナリオにはなっている。
とにかく倫理観を忘れ、殺人を楽しむ三人の姿を見て、すっきりする。
それが本作の見方である。
アクション映画と同じ感覚のホラー映画である。
R15となっているが、R18くらいにして、もっと過激でもよかった気がする。
エンディングはモノクロでロードムービー的に終わるところが個人的には素晴らしいと感じている。
監督 ロブ・ゾンビ脚本 ロブ・ゾンビ製作 マイク・エリオットロブ・ゾンビトニー・シウラ製作総指揮 ジョナサン・サバグレッグ・ホルステインジョゼフ・P・ゲニエ出演者シェリ・ムーン・ゾンビビル・モーズリーリチャード・ブレイクシド・ヘイグ
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前々回のブログ 映画おすすめ ひねり猫 1894年
前回のブログ 映画おすすめ モノリスの怪物 宇宙からの脅威
動物がいかに動くか
「チャットエンシュートリブレ」
・映画おすすめ 感想
本作を作ったエリエヌジュールマレーは、動物に感心があったようだ。
生理学者であったジュールマレーだから、当然のことだったのかもしれない。
いかにして動物が動くかをフィルムに収めることを、映画としている。
動画で残っているものは、猫の映像がほとんどだが、後半に少しだけ馬が映っている。
動物の動きをフィルムに収める。
これもまた映画には違いない。
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モノリスが迫ってくる
「モノリスの怪物 宇宙からの脅威」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
土木会社の従業員ベンは、山間部を調査している最中、黒い石を拾い事務所へ持ち帰る。その翌日、同僚のデイブが事務所を訪れると、事務所は黒い石だらけになっており、ベンは体が硬くなった状態で死亡していた。その頃、デイブの恋人キャシーが引率する学校の生徒たちが、山へ来ていた。その中の一人ジニーが黒い石を発見し、家に持ち帰る。ジニーは母親に言われて石を捨てようとしたが、それを洗濯たらいの中に入れたまま、家に入っていく。キャシーからジニーが石を持ち帰ったこと聞いたデイブは、急ぎ、ジニーの家へ向かうと、家は巨大な黒い石の群れに壊され、両親はなくなり、一人生き残ったジニーはショック状態になっていた。町の医者に診てもらうと、ジニーの手は硬化状態にあり、急ぎ、大きな病院に搬送され、酸素カプセルに入れられ、治療が施された。一方、デイブは石がなんで増殖するのか分からないまま、恩師でもあるフランダース教授と共に実験を繰り返していた。そんな時、医師が偶然シンクに入り、そこに煮詰まったコーヒーを捨て、新しいコーヒーを沸かそうと水を出した瞬間、シンクの中で医師が巨大化を始めた。水を吸収して石は大きくなる。それを突き止めたところで、外が激しい豪雨にみまわれていたことにようやく気付いた二人。慌てて山へ向かうと、すでにビルほどもある大きさまで成長した石が倒れては砕け増殖を繰り返していた。山間部の人々は逃げ出し、水を吸った土の水分で黒い石はさらに増殖し続けていた。石を何とかして停止させることはできないか。再びデイブとフランダース教授が実験していると、塩水が石の成長を止めることを発見する。石が増殖する山間部にはダムがあり、その間には塩工場が隣接していた。ダムを爆破して塩水を無理やり作り、そのまま石の塊にぶつけるという、壮大な計画が始まろうとしていた。・映画おすすめ 感想
ユニバーサルが手掛ける、クラシックモンスターシリーズの一作品である。しかしドラキュラや狼男のようにモンスターが登場するわけではない。邦題にある怪物も登場しない。本作は宇宙から飛来した隕石。それに含まれるモノリスが水によって増殖し、それに触れた人々が硬化して死んでしまう。さらに巨大化したモノリスが迫ってくるという恐怖を描いた映画になっている。怪物は出てこないものの、地味ではあるがモノリスが巨大化する特撮シーンは見事である。特に山の中をビルほどもあるモノリスの群れがゆっくりと成長しながら迫ってくるシーンは、見事な特撮シーンである。それに合成もあって、なかなかの迫力だ。地味ではあるが、宇宙からの脅威をリアルに考えれば、こういうものなのかもしれない。製作:ハワード・クリスティ監督:ジョン・シャーウッド原案:ジャック・アーノルド、ロバート・M・フレスコ脚本:ロバート・M・フレスコ、 ノーマン・ジョリー撮影:エリス・W・カーター特撮:クリフォード・スタイン
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前々回のブログ 映画おすすめ Autour d'une cabine 1894年
前回のブログ 映画おすすめ 透明人間 2020
「うさぎ」と同じ手法
「ひねり猫」
・映画おすすめ 感想
本作は前年に制作された「うさぎ」と同じ手法である。
高いところから猫をクッションの上に落とし、猫が体を空中でひねる瞬間を撮影している。
こうした動きの撮影が、どういったものが映画では栄えるのか、知るのに役立ったのだろう。
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前々回のブログ 映画おすすめ 宇宙水爆戦
前回のブログ 映画おすすめ Autour d'une cabine 1894年
彼はそこにいる
「透明人間 2020」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
光学技術の研究をする世界的科学者のエイドリアンは、恋人のセシリアを束縛し、行動から思考まですべてを支配しようとしていた。
それに耐えかねたセシリアは、エイドリアンに睡眠薬を飲ませ、深いに眠りについているうちに、家を抜け出すのだった。
待ち合わせた妹のエミリーの車で逃げ、エミリーの恋人で刑事のジェームズのところに居候として住むことになる。
それでもいつ、エイドリアンが現れるか分からない状況に、恐怖して家から出られない状態が続いていた。
ところがエイドリアンの兄で弁護士のトムから連絡が入り、エイドリアンが自殺したという。
これで自由になれたと思ったセシリアだったが、その日から妙な出来事が立て続けに起こる。
料理中、火を弱めたはずのガスが勝手に強くなり火事になりかけたり、寝ている間にシーツをはがれ、そのシーツを取ろうとしたら、シーツの上に見えない誰かが立っていたりと、到底現実とは思えないことばかりだった。
そして再就職先で倒れた彼女は、血液中から薬の成分が検出されたと聞かされる。
家に帰るとエイドリアンから逃げる際になくしたはずの薬が家の中にあったのだ。
エイドリアンは生きている、そう確信したセシリアだったが、誰もそれを信じてはくれず、一人で彼女は事態を解決しようとする。
そのためにエイドリアンと一緒に住んでいた家へ再び戻り、研究室へ向かうと、そこにはカメラが沢山ついた、透明になれるスーツがおかれていた。
それで透明人間の説明がつく。
証拠を見つけたセシリアは、妹のエミリーにそのことを話そうとしたとき、空中に浮きあがった食事用のナイフがエミリーの首を斬り、素早くそのナイフはセシリアの手に握られたのだった。
何が起こったのか分からないまま、セシリアは妹殺しの罪で逮捕されるのであった。
・映画おすすめ 感想
クラシック映画の透明人間から、実に多くの透明人間映画がつくられ続けてきた。
日本でも特撮をいかした透明人間が制作されたこともある。
ユニバーサルスタジオはこうしたクラシックモンスター、いわゆるユニバースモンスターズというホラー映画、アクション映画、SF映画を1920年代から作り続け、リブートも合わせると、100以上ものクラシックモンスター映画がある。
その中でMCUのシェアワールドを意識した、ダークユニバースという展開を打ち出した時期があった。
これはクラシックモンスターシリーズのリブート作品を制作し、それらを競演、世界観を共通のものにするという、壮大な計画であった。
その中には透明人間の現代版を製作する企画もあり、ジョニー・デップが主演を務める予定であった。
ところがダークユニバースはご存じの方も多いと思うが、一作目で大コケしてしまい、制作チームも解散する状態となり、これからは単独でリブート映画を作り続けていく方針転換をした。
その一作目となるのが本作である。
王道の透明人間ホラー映画となった本作は、演出も見事で、評論家、観客からも受け入れられる映画となった。
本作のラストから続く透明人間の女性版が企画段階にあることもすでに発表されており、違う形でダークユニバースは生きているのかもしれない。
監督 リー・ワネル脚本 リー・ワネル原作 H・G・ウェルズ『透明人間』ジェイムズ・ホエール『透明人間』製作 ジェイソン・ブラムカイリー・デュ・フレズネ製作総指揮 リー・ワネルローズマリー・ブライトベン・グラントベアトリス・セケイラジャネット・ヴォルトゥルノ出演者エリザベス・モスオルディス・ホッジストーム・リード(英語版)ハリエット・ダイアーマイケル・ドーマン(英語版)オリヴァー・ジャクソン=コーエン
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前々回のブログ 映画おすすめ サフランフィルのカラス 1894年
前回のブログ 映画おすすめ 宇宙水爆戦
映画の歴史と歩んできたアニメーション
「Autour d'une cabine」
・映画おすすめ 感想
アニメーションは映画黎明期から一緒に進化してきたエンターテイメントである。
実写よりも先に進化のスピードが速かったといっても過言ではない。
本作もまだ物語というものが実写映画で作られていない時に、物語をすでに描いている。
浜辺で遊ぶ子供たち。
犬を散歩させているご婦人。
そこに現れた男。
水着に着替えて海で泳ぎ始める二人の女性。
最後の船が出てきて物語は終了する。
わずか600枚の絵をつなげただけのものながら、当時の人々は絵が動くという衝撃を受けたことと思う。
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「宇宙水爆戦」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
原子物理学者のカルは、飛行機の操縦をしていた最中、操縦が効かなくなり、墜落寸前になる。ところが謎の光に包まれ、飛行機は無事に着陸する。助手となんだったのか、と話しながら研究所に戻ると、そこには先出人不明の謎の装置の設計図が送られてきていた。それを組み立てた彼等は、電源をつなぐと、スクリーンに謎の男が現れる。エクセターと名乗るその男は、飛行機をよこすからそれに乗って、ある場所に来てほしいという。不審に思いながらも誘いに乗ったカルは、指定された場所へ行くと、無人の飛行機が着陸するのを目撃、乗り込むと誰もいないのに、飛行機は勝手に飛び立つのだった。そしてある飛行場に到着した彼を出迎えたのは、同じ科学者のルースという女性だった。彼女の運転である洋館に向かうと、そこには科学者たちが集められていた。エクセターに正体された人々と交流しているうちに、ここがなにか変であること。地球上の科学力では考えられない研究をしていることを察知し、二人は仲間と逃げ出すのだった。それをそらから光線が追尾し、カルとルースは逃げ出すのだが、仲間は光線に焼かれてしまった。二人はセスナ機で逃げようとした時、現れた空飛ぶ円盤に吸収され、エクセターがそこで二人を待っていた。彼等は地球外の惑星メタルーナからやってきたという。さらにメタルーナは今、ゼイゴンという惑星と戦争状態にあり、ひん死の状態だという。地球人に兵器を作ってもらうため、エクセター達はやってきたという。エクセターは二人を惑星メタルーナに連れていくと、地表は空から降ってくる爆弾でボロボロになり、地下に作られた都市で生活していた。都市の中を移動する最中も爆弾は地表を突き抜け、地下に降り注いでくる。そこでメタルーナの代表とあるのだが、すでにメタルーナに未来はなかった。・映画おすすめ 感想
まだSF映画が劣勢にあった時代の傑作。本作はユニバースモンスターズ、いわゆるフランケンシュタイン、ドラキュラなどのモンスターに含まれる映画になる。モンスターといって、後半にミュータントが登場するが、そこまで強くはない。「スターウォーズ」がSF映画を超大作映画にするまでまだまだ時間がある時代。それでも名作のSF小説をこうして映画化するという映画人たちの努力に、感動する。特撮も見事なものである。SF好きにはぜひ見てほしい映画だ。監督 ジョセフ・ニューマン脚本 フランクリン・コーエンエドワード・G・オキャラハン製作 ウィリアム・アランド出演者フェイス・ドマーグレックス・リーズンジェフ・モローラッセル・ジョンソンランス・フラー
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前々回のブログ 映画おすすめ うさぎ 1893年
前回のブログ 映画おすすめ オレたちの聖戦
映画の革新をもたらした人物
「サフランフィルのカラス」
・映画おすすめ 感想
動画として本作は残念ながら残っていないと思われる。
しかし本作を制作した写真家のバート・エイカーズは35mmフィルムを開発した人物であり、それはこれれから始まる映画時代の幕開けを予見するものである。
さらに70mmフィルムものちに開発する人物の最初期の作品である。
これは歴史だ。
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前々回のブログ 映画おすすめ 記者たち 衝撃と畏怖の真実
前回のブログ 映画おすすめ うさぎ 1893年
アメリカという大国にはこうした異分子と呼ばれる人たちがたくさんいるのだ「オレたちの聖戦」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
主人公の黒人たちは、神を信じ、自分たちが世界を変えられると信じる革命家気分の人物であった。しかし本当は農場を経営しているものの、金のない状態が続いていた。しかも仲間は主人公を含めて4人しかおらず、それでも革命を起こすことを願っていた。そうした小さいテロリストたちをしらみつぶしにしているFBIは、彼らに今度は目を付けた。協力者を介して、彼らに銃を受け渡すことになる。銃を受け取った瞬間、逮捕するつもりでいた。だが彼らの主義で銃は邪道だということもあり、作戦は失敗してしまう。さらに主人公の彼女で子供がいる女性が、銃と聞いた瞬間、彼のもとを離れていってしまう。次に考え出したのがウランを手渡すことだった。これには上の許可が出ず、FBI捜査官の女性は単独で偽物のウランケースを渡す手はずを整える。ところがそれが外部に漏れてしまい、事態は大事になっていくのだった。・映画おすすめ 感想
一応はコメディ映画である。FBIの子供じみたところ。登場するテロリスト予備軍たちはみな、変わっているところ。主人公の革命家を自称する人々は中二病的であるところなど、笑える要素もある。しかし今のアメリカの現状を考えると笑えない部分もある。テロリスト、革命を心に持つ人間たちがいったいどれだけ、あの国にはいるだろうか。本作に登場する主人公たちのように、革命家気取りの人々が万が一にでも、銃を手にした時、それはニュースになる。どこかで乱射して事件になる。そう考えると、コメディとして見ていても、なんだか現実とつなげてしまう映画だ。監督クリストファー・モリス脚本ジェシー・アームストロングクリストファー・モリス出演者マーチャント・デイヴィスアナ・ケンドリックダニエル・ブルックスデニス・オヘアジム・ガフィガンケイヴァン・ノヴァクマイルズ・ロビンズ
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前回のブログ 映画おすすめ 記者たち 衝撃と畏怖の真実
前々回のブログ 映画おすすめ 馬の蹄鉄 1893年
まだ生まれたばかりの映画
「うさぎ」
・映画おすすめ 感想
本作は実験である。
ウサギを使い、どのような動きをすれば見栄えがよくなるか。
ウサギはどんな動きをするのか。
まだまだ映画が生れたばかりの黎明期。
様々な試みが行われている中の一つである。
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前回のブログ 映画おすすめ 馬の蹄鉄 1893年
前々回のブログ 映画おすすめ イップ・マン 完結
これは真実を基にした物語
「記者たち 衝撃と畏怖の真実」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
2001年9月11日、ニューヨークの貿易センタービルとペンタゴンに航空機が突っ込むという、世界でも類を見ないテロ事件が勃発した。
すぐにアルカイダ、ビンラディンが自分たちの行動だと名乗り出る。
アメリカはテロの恐怖をしり、同時に当時の大統領だったブッシュ大統領がどういった決断をするのか、注目されていた。
新聞記者のウォーレンとジョナサンは、政府周りの取材を開始する。
戦争へ踏み切る様子だと嗅ぎつけた二人だったが、それがアフガニスタンへの派兵と思い込んでいたところに、イラクへの進軍が濃厚だと耳に入る。
当時、イラクを掌握していたフセインとビンラディンのつながりは、明らかになく、政府によるフセイン排除のための戦争ではないかと疑い始める。
大手メディア、新聞は次々とイラクが敵国、ビンラディンとの関係を書き立てた。
しかし二人と新聞社だけはイラクとビンラディンのつながりに疑いを持つ記事を書き続けた。
すると今度は、イラクが核兵器を含む多くの大量破壊兵器を製造しようとしている、と政府が発表し、メディアはこぞってそれを報道した。
特にイラクに持ち込まれたしんちゅう管は核兵器の燃料となるウランを作るのに使われる、それを理由に戦争は始まろうとしていた。
しかしウォーレンとジョナサンの調べでは、あのしんちゅう管の太さではウランは作れない、と専門家からの証言を受け、記事にする。
それでも世論はイラク戦争へと動き、二人と新聞社は孤立し始めるのだった。
やがてイラク戦争は始まることになる。
・映画おすすめ 感想
当時、管理人もイラク戦争には賛成だったし、これでテロの脅威がなくなるのだと思い込んでいた。
だがその当時にはすでに、イラクに大量破壊兵器はなく、その事実を政府は知っており、隠していたというのだ。
さらにアメリカ政府はフセイン排除のために、無理やり世論を誘導した。
大手メディアがこぞってプロパガンダを流したというわけである。
実在する新聞社と新聞記者たちは、それでもイラク戦争は仕組まれたものだと今でも言い続けている。
現にイラク戦争は本当に正しかったのか、今でも疑問が残り続け、泥沼化したことで多くのアメリカ兵士が死んだ。
死者の数だけは増えるが、大量破壊兵器の数は増えない。
今の世界。
2022年現在、ウクライナとロシアが戦争をしている。
この戦争がイラク戦争の時のように、いつかこの映画のように、片方からではなく、異論を論じる映画が作られることを願いたい。
監督 ロブ・ライナー脚本 ジョーイ・ハートストーン製作 ロブ・ライナーマシュー・ジョージエリザベス・E・ベル製作総指揮 マーティン・シェイファーウェイン・マーク・ゴッドフリーロバート・ジョーンズアラステア・バーリンガムトニー・パーカークリストファー・H・ワーナーロン・リンチ出演者ウディ・ハレルソンジェームズ・マースデンロブ・ライナージェシカ・ビールミラ・ジョヴォヴィッチトミー・リー・ジョーンズ
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前回のブログ 映画おすすめ イップ・マン 完結
貴重なフィルムで制作された、鍛冶屋の場面の類似作品
「馬の蹄鉄」
・映画おすすめ 感想
馬の蹄鉄は、名前の通り馬に蹄鉄を打っている場面が映された映画である。
本来は、蹄鉄を作る場面、鍛冶場に人がいる場面などが制作されていたらしい。
しかし残っているフィルムは馬に蹄鉄を打ちつける場面だけである。
これもまた映画史に残るフィルムの一つである。
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前回のブログ 映画おすすめ 鍛冶屋の場面
イップ・マン 序章
イップ・マン 葉問
一人の男の壮絶なる人生の終わり
「イップ・マン 完結」
評価:★4,5
・映画おすすめ 物語
前作、伝承で妻との別れを経験したイップ・マンは、中国で相変わらず武術を教えていた。
しかしガンが発見され、イップ・マンは学校で問題を起こし、退学が続いていた息子の留学先を探すべく、サンフランシスコへ向かう。
現地では中華街ができており、武術の師匠たちが中華総会なるものを作り、現地の中国人たちを守っていた。
しかしイップ・マンが学校の推薦状をもらうべく総会へ向かうが、師匠連は良い顔をしなかった。
それは彼の弟子であるブルース・リーがカンフーを人種を問わず教えていること、カンフーを見世物にしていることが気に入らなかった。
そこで対立したイップ・マンは、ブルースが主催する演武会を見に行き、弟子の成長を見届ける。
しかしカンフーへの風当たりは強く、当時、アメリカではやっていた空手の人々とブルースは喧嘩するのであった。
空手は軍隊でも採用され、ブルースの弟子がカンフーを軍隊に役立てると上官に言うが、上官は聞く耳を持たず、さらにブルースの弟子をこてんぱんにしてしまうのだった。
アメリカ人の一部は中国人を嫌い、軍隊の中では国から追放してやる、という過激な思想も出ていた。
そうした人々の争いにイップ・マンは巻き込まれていくのであった。
・映画おすすめ 感想
イップ・マンシリーズ、堂々の完結である。
ブルース・リーの師匠であり、武術の達人であった実在の人物。
金持ちの家に生まれ、働くことを知らず、武術に明け暮れ、日本統治下の中国で貧乏を味わい、それでも武術を忘れることなく、妻と子供のために戦い、愛する妻を亡くしても、息子のために最後まで戦い抜いた男。
この男の大河シリーズは、本当にしびれるほどのカンフー、ドニー・イェンの武術に魅せられていく映画でもあるが、イップ・マンが苦悩する姿、武術に何ができるのか、という問いかけにもなっている。
大事なのは想いを貫き通すこと。
武術でなくてもいい。
このシリーズは日本、アメリカへの敵対心をあおっている映画かもしれない。
だがそれでもなお、魅了されるカンフー映画であった。
監督 ウィルソン・イップ脚本 エドモンド・ウォン製作 レイモンド・ウォン出演者ドニー・イェンウー・ユエヴァネス・ウーチャン・クォックワンスコット・アドキンス音楽 川井憲次
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前回のブログ 映画おすすめ ラ・ラ・ランド
初めてが沢山詰まった映画
「鍛冶屋の場面」
・映画おすすめ 感想
鍛冶屋の場面はエジソン社が初めて、本格的に使用可能な映画用カメラを使用して撮影された映画である。
またアメリカで初めて映画専門のスタジオ内で撮影された映画でもある。
鍛冶屋の場面を演じているのは、おそらくはエジソン社の従業員ではないかと思われる。
本作はアメリカ国立フィルム登録簿に登録された二つ目の映画になりました。
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前回のブログ 映画おすすめ ボクシング 1892年
夢のために
「ラ・ラ・ランド」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
ロサンゼルスの映画スタジオ内のカフェで働くミア女優を夢見ていた。
しかしオーディションで落ちてばかりいた。
ジャズを復興するべく活動するが、なかなかジャズのすばらしさがわかってもらえず、貧乏な暮らしをしながら、レストランでピアノを弾くセバスチャンは、もがいていた。
ミアが女友達と遊びに出かけた帰り、一人車で帰ろうとしたが、レッカーされていた。
しかたなく歩いて帰っていた途中、レストランのオーナーにクリスマスソングを弾くよう言われていたが、特にの曲を弾いてしまう。
それに惹かれたミアはレストランで声をかけようとしたが、クビになったばかりのセバスチャンは聞く耳を持たなかった。
春、あるパーティーで再会したセバスチャンとミアは、ミアが言い寄ってくる脚本家を振り切るために、セバスチャンと一緒にパーティーを抜け出し、彼女の車を探す。
そこで二人は初めて話たことで、互いに惹かれ合うようになる。
セバスチャンは自分の店をもって、本物のジャズをみんなに聞かせたい。
ミアは女優になりたい。
そして二人は運命の如く付き合いだし、一緒に暮らし始めるのであった。
ところがお金のために昔のバンド仲間から誘われ、ピアノマンとして入ったバンドが大ヒットしたことで、二人の関係が少しずつ崩れていくのだった。
・映画おすすめ 感想
ミュージカル映画ということになるのだが、そこまでミュージカルらしさのない、映画である。
本作はアカデミー賞も受賞するなど、話題作でもある。
しかしながら意見が二分する作品でもある。
面白い、という人もいれば、最初から入り込めない、という意見もある。
管理人個人の意見としては、ミュージカルにする意味があったのか、普通の恋愛映画ではだめだったのか、という疑問が浮かんでくる。
最後の仕掛けにミュージカルを使いたかったのかな、という感じも受けた。
このラストをどうとらえるのか、意見は分かれる映画だと思う。
監督 デミアン・チャゼル脚本 デミアン・チャゼル製作 フレッド・バーガージョーダン・ホロウィッツゲイリー・ギルバートマーク・プラット製作総指揮 サッド・ラッキンビルジャスミン・マクグレイド出演者ライアン・ゴズリングエマ・ストーンジョン・レジェンドローズマリー・デウィットJ・K・シモンズ
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前回のブログ 映画おすすめ オペラ座の怪人 2004年版
エジソン社が制作したボクシング映画
「ボクシング」
・映画おすすめ 感想
以前にもエジソン社はボクシングを題材にした映画を製作している。
その際には、エジソン社の従業員がグローブをはめてボクシングのふりをしていたが、本作はおそらく本物のボクサーを起用してのボクシング映画であろう。
本気で顔にパンチが入っている。
この年はスポーツものの映画が多かったように思える。
レスリングも撮影されていたらしいが、フィルムが残っていないのかもしれない。
1892年の映画は本作で最後となる。
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