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前々回のブログ 映画おすすめ トランプ 1896年
前回のブログ 映画おすすめ ナイト・オブ・ザ・リビングデッド
メリエス監督お得意の喜劇映画
「ポスター」
・映画おすすめ 感想
兵士が壁の前を行き来している。
そのすきを見計らい一人の男がポスターを張る。
しかし後から来た男がそれよりも大きなポスターを上から張ってしまう。
これに起こった前のポスターを張った男とあとからきた男が喧嘩になる。
そこに兵士が戻ってきたので二人は逃げてしまう。
すると兵士の上司が着て、壁にポスターが貼られているのに気づき、兵士が怒られる。
演出としては喜劇の王道という感じの演出で物語も王道という感じだろう。
ただ無声映画でも面白いことがわかるのは、すごい映画である。
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前々回のブログ 映画おすすめ ゾンビ
前回のブログ 映画おすすめ トランプ 1896年
墓参りだけのはずだった
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
評価:★4.2
・映画おすすめ 物語
父親の墓参りに来た兄妹のバーバラとジョニー。
バーバラは父の墓前で手を合わせるのだが、ジョニーは墓参りを早く終わらせたい様子だった。
すると墓場をうろついていた男が突然、帰ろうとした二人に襲い掛かってきたのである。
バーバラは逃げ出せたが、ジョニーは男に襲われ、死んでしまうのだった。
必死に逃げるバーバラは、ある一軒家にたどりつく。
しかし襲ってきた男は、彼女を追いかけて、家まで来ていた。
するとベンという男が同じく追われて家へ駆けこんでくる。
ジョニーの死を受け入れられないバーバラが茫然自失になっているのを見る横で、ベンは家中の扉や窓をテーブルや板で、追ってきている連中が入れなくする。
そして一息ついたところで、ラジオをつけると、死者がよみがえり、人を襲っているというニュースが流れていた。
その時、地下室に通じる扉が開き、激しい剣幕で出てきた男がいた。
ハリーと名乗るその男は、音で奴らが寄ってくるからラジオを消せ、なぜ全部の出入り口を閉じた、逃げられないじゃないか、と文句ばかり言うのであった。
それをなだめたのは、同じ地下室から出てきたトムだった。
若い青年トムは恋人のジュディと一緒にこの家に逃げてきていた。
ハリーも妻と娘と逃げてきたのだが、娘は亡くなっていた。
ハリーの怒りに憤慨するベンは口論になるも、トムがその場を納め、テレビをつけることにする。
ニュースでは死者を狩る人々が現れた、と報道されていた。
家の周りには死者の群れが集まり、何とかして逃げようと、トラックを動かす計画を立てる。
トラックはしかし燃料がなく、納屋の給油場所からガソリンを入れる必要があった。
そこでベンとトムが外に出てトラックを動かし、ガソリンを入れようとするが、手違いで引火してしてしまう。
一緒についてきたジュディが車の中に閉じ込められ、それを助けに行ったトム。
と、トラックは爆発してしまい、ベンは命からがら逃げかえってきたのだった。
死者の群れは死んだトムとジュディの遺体に群がり、肉をむさぼるのだった。
・映画おすすめ 感想
この後に「ゾンビ」という映画で世界中にゾンビが認知されるようになるが、ゾンビの金字塔と呼ばれる映画にふさわしい映画である。
監督のロメロ氏が制作したパニックホラーであり、当時のホラーの概念を覆した一作である。
本作を観れば、のちのホラー映画やゲームにどれだけ影響を与えたのかわかる一作になっている。
特に衝撃のラストは、唖然とすること間違いなしである。
「ゾンビ」も同様のオチで終わる予定だったらしいのだが、そうはならなかった。
監督としては本作のような終わり方が好みなのかもしれない。
監督 ジョージ・A・ロメロ脚本 ジョン・A・ルッソ原案 ジョージ・A・ロメロ製作 カール・ハードマンラッセル・ストライナー出演者デュアン・ジョーンズジュディス・オーディア
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前々回のブログ 映画おすすめ 消えゆく女性 1896年
前回のブログ 映画おすすめ ゾンビ
この時代からすでにリメイク作品があった
「トランプ」
・映画おすすめ 感想
本作はリュミエール兄弟の映画をメリエス監督がリメイクした作品になっている。
リュミエール兄弟の映画は、庭先でトランプ遊びをする男たちが映し出されていた。
それを踏襲しつつ、メリエス監督らしく、面白くコメディに作られているのが本作である。
内容はトランプ遊びをする男二人に、新聞を見ている男がビールを差し入れたり、新聞の記事を見せて笑ったりする短いものだが、メリエス監督の色が出ている映画になっている。
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前々回の映画 映画おすすめ エヴェレスト 神々の山嶺
前回の映画 映画おすすめ 消えゆく女性 1896年
惑星の爆発が死者を蘇らせる
「ゾンビ」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
ある惑星の爆発がきっかけで放射線が降り注ぎ、死者がよみがえった。
ブードゥー教の言葉を引用してゾンビと名付けられた死者たちは、瞬く間に世界中を覆いつくした。
テレビ局に勤めるフランは、最後まで番組を放送する放送局に残り、専門家とキャスターの討論を見守っていた。
他のチャンネルはすべて放送を終了していたが、最後まで放送するという信念で、めちゃくちゃな世界の中で、テレビ局は放送を続けていた。
そんな中、フランのところにヘリのパイロット、スティーブンがやってくる。
妻子のある身でありながら、フランと不倫関係にあり、子供を妊娠させていた。
そんなフランを迎えに彼はやってきたのだった。
テレビ局のスタッフは、フランに逃げることを促し、二人は逃げることにする。
同じ頃、スワット隊員であるピーターとロジャーは、暴徒化して立てこもる武装集団の殲滅を開始していた。
しかし撃って殺害しても、ゾンビとしてよみがえることで、現場は混乱状態になり、チームはバラバラになる。
ロジャーはピーターと一緒に知り合いのスティーブンのヘリに乗り、逃げることにするのだった。
四人はヘリであてもなく逃げようとするも、燃料が足りず、どこか着陸できるところはないかと探していると、ショッピングモールがあった。
その屋上にヘリを着陸させ、窓ガラスを割って、中に入った四人は、なんでもそろっているショッピングモールの中で食糧、衣服、銃器をそろえて、しばらく生活することにするのだった。
しかしモールを閉鎖空間にしようとする作業の最中、ロジャーがゾンビに噛まれてしまい、ゾンビとなってしまう。
ピーターはロジャーの遺言に従い、ゾンビとなったロジャーを撃つのだった。
しばらくは平穏な暮らしが続き、お腹の大きくなるフランにスティーブンはヘリの操縦を教え、いつでも逃げられる準備をしていた。
そんな中、生き残っていた暴走族がモールのシャッターやガラスを破壊し、ゾンビから守っていたものをすべて壊すと、盗みたいだけモールの物を盗み始めるのであった。
・映画おすすめ 感想
ゾンビ物の原点がここにある。
正確には同監督のロメロ氏による前作がゾンビ映画の元祖ではあるが、ゾンビは世界的に大ヒットした映画としては最初であり、世界にゾンビというものを認知させた、偉大な映画である。
今とは違い、予算もなかったこともあって、ゾンビは顔に色を塗っただけの、本当に死人がよみがえったような姿であり、動きも近年のゾンビのように俊敏でもなければ、団体行動もとらない。
走って逃げられる程度の脅威である。
本作の影響から、世界中でゾンビ映画が今でも作られており、人気ゲームの「バイオハザード」も本作がなければ、作られなかったことであろう。
ちなみに本作は様々なバージョンがあり、日本語版だけが、惑星の影響で死者が復活するという独自の設定がつけられているらしい。
他の国で放映されたバージョンでは、ゾンビが現れたのは謎とされている。
監督 ジョージ・A・ロメロ脚本 ジョージ・A・ロメロ製作 クラウディオ・アルジェントアルフレッド・クオモリチャード・P・ルービンスタイン出演者デビッド・エンゲケン・フォリースコット・H・ライニガーゲイラン・ロス
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前々回の映画 映画おすすめ 川の救助 1896年
前回の映画 映画おすすめ エヴェレスト 神々の山嶺
メリエス監督お得意の映画マジック
「消えゆく女性」
・映画おすすめ 感想
セットの前に立つメリエス監督が女性を呼び込む。
女性を椅子に座らせ、布で覆い、消してしまう。
次に現れたのは骸骨で、そこを布で覆うと、また女性が現れる。
フィルムの編集を使った、当時としては最先端の映画マジックである。
今となっては映像加工は当たり前だが、当時としてはすごいことだったのだろう。
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前々回のブログ 映画おすすめ 彼女の好きなもの
前回のブログ 映画おすすめ 川の救助 1896年
人はなぜエヴェレストを目指すのか
「エヴェレスト 神々の山嶺」
評価:★3,3
・映画おすすめ 物語
エヴェレスト登頂を目指す登山会に付き添い、写真を撮る深町は、二人のメンバーが滑落する場面に遭遇し、登頂を諦めたことに虚無感を抱き、一人、ネパールに残り、あてもなくさまよっていた。
そんな中、古道具屋であるカメラを発見する。
それは初めてエヴェレスト登頂に成功したかもしれないとされる、ジョージ・マロリーのカメラだと思われるものだった。
エヴェレスト最大の謎、ジョージ・マロリーは登頂したのか。
これは山岳界隈では最大の謎とされており、その写真があれば、登頂したかどうかがわかるかもしれない、と深町はそれを購入する。
ところがそれは盗品であり、元の持ち主である男に持っていかれてしまう。
その男を最初は大男のネパール人だと思ったが、エヴェレスト登頂を断念し、行方不明となっていた登山家の羽生だと深町は気づく。
日本に帰り、エヴェレストの写真集を出す予定が、会社がそれを却下してしまい、やることが亡くなった深町は、羽生について調査を開始する。
羽生は登頂のためならば、仲間も見捨てると公言し、現にそういった事態に陥った際、仲間の一人が死亡しているという事件を起こしていた。
加入していた山岳会を抜け、エヴェレスト登頂のため、別の山岳会に入った羽生は、いざエヴェレストに上る際、最初にアタックするメンバーに選べれなかったことを不服に思い、山を下りてその後、行方不明となっていた。
最後に羽生が狙っていたのはエヴェレスト最難関、北西の崖を冬期無酸素で上ること。
単独で不可能だと思われるそれを行うことを知った深町は、羽生が日本で最後に組んでいた、例の事件で亡くなったパートナーの姉である岸涼子と共に、もう一度ネパールへ向かうのだった。
そこで羽生と再会した深町は、彼が近いうちに単独登頂することを知るのであった。
・映画おすすめ 感想
角川映画40周年記念大作として制作された本作。
実際にエヴェレストまで撮影に行った、日本ではなかなかない映画である。
しかし角川映画40周年を記念する映画として、なぜこの題材を選んだのか、不思議ではなる。
あの頃、まだ角川映画が全盛期だった頃の、本物を撮影する、という映画人の魂は確かに感じられ、本物のエヴェレストが映し出されたシーンは圧巻であり、美しくも人を呑み込む神々の山は素晴らしかった。
しかし物語がいかんせん地味であり、パッとしない。
主人公が何を目的にエヴェレストに上るのかも分からないし、単独で簡単に登れるものでもない。
万全に万全を重ねて上るのがエヴェレストだと思うが、この映画ではあまりに簡単に登りすぎている。
それにキャンプ地には世界各国の登山家が集まっているはずなのに、主人公たちしかいないといいう不思議な空間になっている。
ラストもどっちつかずという感じで、これを記念映画と呼ぶには少し無理があるように思えた。
監督 平山秀幸脚本 加藤正人原作 夢枕獏「神々の山嶺」出演者岡田准一阿部寛尾野真千子
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前々回のブログ 映画おすすめ 魅惑的 1896年
前回のブログ 映画おすすめ 彼女の好きなもの
メリエス監督としては珍しいロケーションによる作品
「川の救助」
・映画おすすめ 感想
メリエス監督と言えば、こったセットと手品をイメージするのだが、本作は野外撮影された映画である。
船に乗っている人が何かを落とし、それを取りに川に入る男を周囲の人が助ける映像である。
これはリュミエール兄弟の映画を意識したらしく、確かにドキュメンタリー風に撮られた映画だある。
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前々回のブログ 映画おすすめ スタージル・シンプソンズ Sound & Fury
前回のブログ 映画おすすめ 魅惑的 1896年
まだまだ偏見のある時代
「彼女の好きなもの」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
ホモであることを隠しながら生きる高校生の安藤は、大人の彼氏、佐々木と肉体関係のある付き合いをしていた。
佐々木も実は妻子がいる身でありながら、本心を隠しながら生きていた。
ある日、安藤は本屋で同級生の三浦紗絵を偶然会い、ぶつかった表紙に紗絵が持っていたマンガ本がボーイズラブの本だと気付いた。
それを借りた安藤は、そういう物かと思いながら読み、紗絵に返すのだった。
その時から紗絵と親しくなり、紗絵の秘密を知る男となる。
やがて同級生たちの後押しもあり、二人は付き合うようになる。
初めて家に来た時、二人はセックスをしようとしたが、安藤が佐々木との行為を思い出し、できなかった。
その後、デートで出かけた温泉施設に佐々木も家族で来ており、安藤と佐々木がキスをしているところを、紗絵に見られてしまう。
その場から逃げ出した安藤は翌日、紗絵と話をして、自分がホモであることを伝える。
ボーイズラブが好きではあるが、面食らう紗絵だったが、安藤を好きな気持ちは変わらなかった。
ところがそれを聞いていたクラスの親友が同級生たちがいる前で広めてしまい、その日から学校中に知られるようになってしまった。
ある体育の日、着替えに教室に行くと出ていけ、と言われてその場で二階から飛び降りてしまう安藤。
このことから母親にもホモであることを知られてしまい、母親の前で生きるのが辛いと泣くのであった。
・映画おすすめ 感想
LGBTQXもだいぶオープンになってきてはいるし、エンターテイメントの世界でもこうした題材を取り上げた映画、ドラマ、漫画が増えているのは事実である。
群集劇の中に必ず同性愛者がいるような作品は多い。
また主人公が同性愛者の作品も増えている。
ただリアルの世界で見た時、この問題は深刻である。
家族がまず壁となる場合、周囲の理解を得られない場合、様々な息苦しさを抱えながら生きていると思う。
YouTubeには同性愛を公表して動画をアップしているカップルもいるし、ジェンダーに悩む人を取り上げ、視聴者に訴えかけるチャンネルもある。
偏見の目は未だに多いが、これを個性をとして認めることこそが、世間のあるべき姿であり、それが取り上げられる、話題にならない当たり前の世界が理想である。
日本にあってこういう映画はまれながら、演じた若い役者たちはすごいと思いながら見られる映画である。
監督 草野翔吾脚本 草野翔吾原作 浅原ナオト製作 前原美野里宮本綾製作総指揮 成宏基出演者神尾楓珠山田杏奈前田旺志郎三浦獠太池田朱那渡辺大知三浦透子磯村勇斗山口紗弥加今井翼
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前々回のブログ 映画おすすめ カルガデララレス 1896年
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この年からメリエス監督が台頭してくる
「魅惑的」
・映画おすすめ 感想
商業映画の父と呼ばれるメリエス監督の初期フィルムは失われているものが多いが、これは近年になって発見された一つである。
大きな筒が二本あり、同時にあげると片方にお面がある。
もう一度筒を降ろして、再度、あげると仮面が移動しているというマジックである。
このころからメリエス監督は観客を楽しませることを徹底していた。
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前々回のブログ 映画おすすめ ゴースト・ドッグ
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音楽に合わせたオムニバス映像
「スタージル・シンプソンズ Sound & Fury」
評価:★3,3
・映画おすすめ 物語
世界が戦争で荒廃した世界。
一台の車が爆撃の後の残る荒野を疾走し、瓦礫と化した街を抜けていく。
運転手は日本の兜と面をつけた何者かである。
映像は追憶する。
刀鍛冶の一団がいた。
そこに銃を持った男と毒を使う男が現れる。
男たちは鍛冶屋の一団を惨殺し、鍛冶屋の棟梁の妻と娘を人質にする。
棟梁は日本の刀を作り、家族を取り戻すために旅に出る。
場面は元に戻り、支配者となった二人の男の前に兜の人物が立つ。
それは誘拐されたはずの娘の方だった。
戦いが始まると場面は転換し、少女を中心にみんなで踊る場面になる。
さらに場面転換し、東京のどこか。
防護服を身にまとった人物がスケボーを使いながら、東京の街を走る。
人は誰もおらず、その人物を落ちているものを拾っては、袋に入れていく。
地下施設。一人であるその人物は女性で、拾った物を棚に飾り付け、楽しんでいたのだった。
そのほかにも複数の物語が音楽に合わせて織りなされる。
・映画おすすめ 感想
名前を知らなかったのだがスタージル・シンプソンズというバンドがあるらしく、その新曲のアルバムに合わせて、世界中の映画人が短い映像を作ったのが、本作になる。
メインはやはり兜をかぶった少女の復讐劇であろう。
その他にも奴隷として働かされる青年の物語。
炎で焼け死ぬ半分ロボットの人物。
そういったアニメと実写が入り混じった不思議な映画になっている。
最後は兜の人物が父親ではなく、娘である物語が語られる。
音楽に合わせた映像体験というかんじだろう。
こういう映像は個人的には嫌いではないが、入り込めない人は入り込めないと思われる。
監督マイケル・アリアス監督松本勝監督森本晃司監督水崎淳平
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前々回のブログ 映画おすすめ ハーバーを離れるヤーマス漁船 1896年
前回のブログ 映画おすすめ ゴースト・ドッグ
当時のメキシコをとらえたドキュメンタリー
「カルガデララレス」
・映画おすすめ 感想
本作はメキシコの姿をとらえた映画である。
当時のメキシコというのは、あまり想像がつかないが、映像で見る限りでは、ウェスタン映画そのままのメキシコである。
麦わらをかぶったメキシカンたちが大量に馬に乗って走り抜けていく。
まさしく西部劇の世界であるが、これは現実をとらえたドキュメンタリー映画なのである。
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前々回のブログ 映画おすすめ 思いやりのススメ
前回のブログ 映画おすすめ ハーバーを離れるヤーマス漁船 1896年
殺し屋は君主に使える
「ゴースト・ドッグ」
評価:★3,5
・映画おすすめ 物語
一人の殺し屋がいた。
殺し屋は鳩を使って殺しの依頼を受け、ゴースト・ドッグと呼ばれていた。
鳩に囲まれた生活と、フランス語しか話せないアイス売りの親友だけが生活の基盤で、孤独に生活をしていた。
そんな彼の次なるターゲットは、高齢化が進んだマフィア組織。
次々にターゲットを殺していくが、その中の一人は、彼が君主としてあがめる男がいた。
まだ殺し屋を始める前、一人の青年だった彼はギャングに殺されかけたところを、男に救われていたのである。
それから「葉隠」を持ち歩き、常に武士道を心に置き、殺しをしてきた彼にとって、男は命の恩人であり、彼のいうことは絶対だった。
しかし次々と殺しを淡々とこなしていく彼は、最後に自らの命の恩人と対峙することになるのであった。
彼の取った選択とは。
・映画おすすめ 感想
日本の武士道を書いた「葉隠」の一節がところどころ画面に出てきて、教訓のように主人公の行動理念を紐解いていく。
だからなのだろうか、演出で主人公は無口で感情が一切分からない設定になっている。
そこを「葉隠」から読み取っていく映画である。
本作は複数の国の合作映画であり、日本もその中に入っている。
だから「葉隠」「武士道」を重んじる主人公なのかもしれない。
だが何か不思議な映画であった。
きっとこの映画のところどころに意味のあるシーンが入っているのだろう。
例えば、マフィアのボスがカトゥーンアニメに見入っているシーンなど。
しかし個人的にその意味が理解できなかった。
老いた老人がアニメに夢中になっているようにしか見えなかったのである。
深いような浅いような、不思議な映画である。
監督 ジム・ジャームッシュ脚本 ジム・ジャームッシュ製作 ジム・ジャームッシュリチャード・グエイ出演者 フォレスト・ウィテカー
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前々回のブログ 映画おすすめ ボクシングカンガルー 1896年
前回のブログ 映画おすすめ 思いやりのススメ
漁に向かい漁船団
「ハーバーを離れるヤーマス漁船」
・映画おすすめ 感想
様々な船が見られる。
ヤーマス港から出港する漁船をとらえた、貴重な記録映画。
当時の船がどんな形をして、どういった漁港なのかを見ることができる。
記録映画として後世に残すべき映画。
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漁に向かい漁船団
「ハーバーを離れるヤーマス漁船」
・映画おすすめ 感想
様々な船が見られる。
ヤーマス港から出港する漁船をとらえた、貴重な記録映画。
当時の船がどんな形をして、どういった漁港なのかを見ることができる。
記録映画として後世に残すべき映画。
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前々回のブログ 映画おすすめ 見えない存在
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自分で枠をきめちゃいけない
「思いやりのススメ」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
子供の死をきっかけに、作家活動を辞めたベン介護士の6週間研修を受けたのち、彼は初仕事としてイギリスから来た親子の家に入ることになった。
母子家庭のその家は、母親のエルサが銀行で要職を務めており、なかなか家のことができずにいた。
そんな彼女の息子は筋ジストロフィーという、全身の筋肉が衰えていく障害を抱えており、車いすから立つことすらできなかった。
しかしその口からは、笑えない冗談と、嫌味が出てきて、介護士がなかなかつかなかった。
初めての仕事だと聞いたエルサは難色を示すが、息子トレバーの、自分のケツを拭く時はどうやって拭く。
その質問に答えたベンはトレバーに認められ、介護士として家に入ることになる。
最初はトレバーの冗談や嫌味にいちいち反応していたものの、次第にそれにも慣れ打ち解けていく関係になり、なんでも遠慮なく言える仲になっていた。
トレバーには自分を捨てた父からの手紙が定期的に届いていたが、彼は読まずにため込んでいた。
それを見たベンは、一度行ってみたい、という世界一大きな穴に観光に行くことを提案する。
エルサはもちろん反対したものの、ベンとトレバーの説得で、何とか旅をすることを許してもらえた。
二人の珍道中の最中、父親に内緒でヒッチハイクの旅をする若い女性と出会ったり、車の故障で動けない妊婦を乗せたりと、仲間が増える中、巨大な穴を見に行く前にトレバーは自分の父親に会いに行くことを決意する。
・映画おすすめ 感想
介護する側、される側。
人はそう簡単にマニュアルで関係性が築けるものではない。
本作は原作があり、それにそって描かれた映画だが、介護の現場は本当に厳しい。
介護する側が疲弊していき、介護される側は思い通りにならない現実に苛立つ。
この物語にはわがままな青年とそれにとことん付き合う介護士が登場する。
きっとこういう関係性はまれだと思う。
本音でお互いの私生活にまで話を突っ込んでいける。
だから見ていてすがすがしいのかもしれない。
表面だけをなでるような思いやりは、本当の思いやりではない。
それを表している映画である。
監督 ロブ・バーネット(英語版)脚本 ロブ・バーネット原作 ジョナサン・エヴィソン(英語版)『The Revised Fundamentals of Caregiving』製作 ロブ・バーネットドナ・ジグリオッティジェームズ・スパイス製作総指揮 レネー・ウィットジャメル・ダニエル出演者ポール・ラッドクレイグ・ロバーツセレーナ・ゴメスジェニファー・イーリー
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前々回のブログ 映画おすすめ Chez le barbier 1896年
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前年に上映されたものとはまた違う作品
「ボクシングカンガルー」
・映画おすすめ 感想
前年にもカンガルーと人間がボクシングをするという映画が制作されている。
本作はそれとはまた異なり、今度は子供と小さいカンガルーが戦っている。
レフリーは大人の男性が担当している。
この時代からカンガルーがボクシングをするという概念が存在していたというのは面白い。
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前々回のブログ 映画おすすめ わたしは光をにぎっている
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法律が女性の権利をはく奪する
「見えない存在」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
18歳になるエリーは、学校の授業をつまらなそうに聞いていた。
学校が終わり、買い物をして、バスに乗り、家に帰りベッドで眠る母がつけたテレビを消し、自分の食事を作り、無言で食べて、テレビをつけたままソファで眠る。
翌日、学校で昼食中に親友から、なにかあった、と聞かれるが無言のまま。
学校が終わり働いている動物病院に向かい、そこで仕事をする。
終わって帰る途中で待ち合わせた同じ動物病院で働く男と待ち合わせ、車を走らせる。
人の目のないところで車の中でセックスをして、無言のまま家に帰る。
彼女は妊娠していた。
生理が3週間来ないことで、妊娠を確信する。
病院で見てもらって、とアドバイスされるも、病院にはいかない。
産むしかないアルゼンチンの法律。
しかし違法中絶のやり方はいくらでもあった。
親友に相談し、薬で中絶すべく、処方箋がなくても売ってくれる薬局を探し、エリーは薬を手に入れるも、飲むことをためらう。
やがて子供の父親である動物病院で働く男に、子供ができたことを伝える。
男には妻子があり、中絶には賛成していた。
男が探し出したのは、闇で中絶を行う施設だった。
病院で行われるのと同じ施術をする施設であったのだ。
産むことはできない。
母は職場でのトラブルでふさぎこみ、家から出ることもおっくうになり、経済的に子供を育てる余裕も、子供を産む覚悟もない。
ただ中絶する勇気もでなかった。
・映画おすすめ 感想
本作はセリフがほとんどない映画である。
まるでドキュメンタリーのように描かれる、少女の妊娠と中絶のできない世界、中絶する勇気がでない心情。
俳優の表情だけでそれらを語っている映画である。
母親は鬱病に似ている症状で、家計を担っている少女の日常で、突然、妊娠が発覚する。
そこにドラマ性もなければ驚きもない。
ただ鬱々とした空気だけが流れていく。
そして女性の中絶する権利のない世界で中絶するということ。
また中絶へのためらいと恐怖。
鬱々とした空気感の中でそれがひしひしと伝わってくる映画であった。
ちなみに2020年の12月に、アルゼンチン議会は人工妊娠中絶の法案を可決している。
妊娠14週目までならば病院で処置してもらえるようになったのである。
これはアルゼンチンの歴史に残る大きなニュースであり、女性の権利が認められた瞬間のように思える。
監督パブロ・ジョルジェッリ脚本マリア・ラウラ・ガルガレーラパブロ・ジョルジェッリ出演者モラ・アレニージャスディエゴ・クレモネージポーラ・フェルナンデス・ムバラック
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前々回のブログ 映画おすすめ ロンドン動物園のライオン 1896
前回のブログ 映画おすすめ わたしは光をにぎっている
「Chez le barbier」
・映画おすすめ 感想
特撮を生かしたブラックジョークである。
散髪屋にやってきた紳士。
店主は髭を剃ろうとして、クリームを塗りますが、そのまま剃刀で首を斬り、頭を持ち上げ洗面台の前で髭を剃り、洗った後、また頭を胴体にくっつけます。
これはある種、コメディでもありますが、ショッキングな映像でもあります。
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前々回のブログ 映画おすすめ ファイト・クラブ
前回のブログ 映画おすすめ ロンドン動物園のライオン 1896
「わたしは光をにぎっている」
評価:★3.9
・映画おすすめ 物語
二十歳を迎えた澪はシャイな女性で、幼いころに両親を亡くし、祖母に育てられた。
祖母は野尻湖の湖畔で民宿をやっていたのだが、入院することとなって、澪は東京の父親の昔の友人のところへ預けられることになる。
東京へ上京し、銭湯を経営する三沢のところで下宿しながら、仕事を探すことにするのであった。
スーパーのアルバイトをするのだが、長くは続かず、やることがなくなった澪のところへ、祖母からの電話があった。
やれること、目の前のことからやりなさい。
その言葉を聞いた澪は、翌日から三沢が経営する銭湯で働くことにした。
三沢も何も言わず、澪に掃除のしかた、湯の沸かし方などを教えるのだった。
そんな中で銭湯のある下町の人たちと触れ合ううちに、何もできない自分がいやになることもあった。
そんな時、異国人の食堂で励まされたりと、東京でなんとか生きていた。
ところが区画整理にため銭湯の立ち退きが迫っていたことを三沢から聞いた澪。
そんな折、育ててくれた祖母が亡くなり、いったん故郷へ帰るのだった。
そこで祖母との思い出を振り返り、祖母からもらった詩集の言葉を思い出す。
そして一緒に来た三沢に銭湯を最後までやりましょう、と澪はいうのであった。
・映画おすすめ 感想
本作は一人の女性の物語と同時に、ドキュメンタリーという側面も兼ね備えた映画になっている。
本作で使用された銭湯は、実際に存在する銭湯であり、撮影後、実際に経営者の高齢化を利用に閉店してしまっている。
さらに本作にはドキュメンタリー映画監督の卵の青年が登場し、町の今しかない姿を撮影しているのだが、そこの部分は本当の商店街の人々を撮影している。
本作は日本が忘れ去ろうとしている、大切な文化や歴史、人情、そういった言葉では軽く聞こえるが、重たい物をフィルムに残している。
無くしてはいけないものを、日本は無くし続けているのかもしれない。
監督 中川龍太郎脚本 中川龍太郎末木はるみ佐近圭太郎製作 藤村駿木ノ内輝製作総指揮 和田丈嗣出演者松本穂香渡辺大知徳永えり吉村界人忍成修吾光石研樫山文枝
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前々回のブログ 映画おすすめ コンサバトリープログラム 1895年
前回のブログ 映画おすすめ ファイト・クラブ
当時の動物園の様子
「ロンドン動物園のライオン」
・映画おすすめ 感想
本作から時代は1896年へと変わる。
本作は当時のロンドン動物園の様子を映した記録映画の一つであり、ライオンの檻を映している。
結構隙間のある檻の中を、ライオンは行ったり来たりして、餌を待っている。
お客がここまでライオンに近づけるというのも、海外ならではなのかもしれない。
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前々回のブログ 映画おすすめ ミッションインポッシブル フォールアウト
前回のブログ 映画おすすめ コンサバトリープログラム 1895年
弱気な男が出会った行かれたやつ
「ファイト・クラブ」
評価:★3.8
・映画おすすめ 物語
自動車会社でリコールの仕事をして各地を飛び回る、僕、は自宅をどんな高価なもので埋め尽くしても、不眠症に悩んていた。
精神科に行くと、世の中にはもっと辛い人がいる、と言われ睾丸の癌患者の集まりを紹介される。
そこで感情移入してしまった彼は、大号泣してしまうのだった。
その日は深い眠りにつくことができ、それから彼は患者だと偽り、様々な病気の患者の会に参加するのであった。
しかし久しぶりに睾丸の癌患者の集まりに出た僕は、明らかにそこにいる女に、感情が揺さぶられるのだった。
マーラとなのるその女性は、僕と同じく会に参加して精神の安定を保っていた。
二人は連絡先を交換し、別々の会に参加することにするのだった。
そんな日々の中、出張へ向かう飛行機の中で、僕は石鹸販売をするタイラーと出会う。
タイラーは家にあるどんなものを使っても、爆弾を作ることができるといい、二人は連絡先を交換するのだった。
出張を終えて帰宅した僕は家が爆破されていることに愕然とし、いきなりかばん一つで放り出されるのだった。
タイラーに連絡した僕は、バーで自分とは正反対のユーモアのあるタイラーに惹かれていく。
タイラーは家に泊めてくれるというが、駐車場で僕に力いっぱい殴れと言ってくる。
何をふざけているのかと思っているうちに、次第に二人は殴り合いになるのだった。
その日から僕とタイラーは廃墟としか思えない家で共同生活を始め、時折、駐車場で殴り合うのだった。
それを見ていた酔っぱらいたちも参加したいと言い出し、次第にルールも定まり、ファイト・クラブ、という殴り合いのクラブがいつしか出来上がっていたのだった。
・映画おすすめ 感想
妙に引き込まれる映画だった。
本作を始めてみたのは、映画をまだ知らない頃で、とにかくなぜ殴り合いをしているのか、何が目的で人が集まるのかわからなかった。
しかし最後を見た時、全てが解決したとき、愕然とする自分がいたのを覚えている。
そしてこの映画が面白いことを認識したのだった。
フィンチャー監督の映画は合わないものが多いのだが、この映画は心に突き刺さった映画である。
監督 デヴィッド・フィンチャー脚本 ジム・ウールス原作 チャック・パラニューク製作 アート・リンソンセアン・チャフィンロス・グレイソン・ベル製作総指揮 アーノン・ミルチャンナレーター エドワード・ノートン出演者エドワード・ノートンブラッド・ピットヘレナ・ボナム=カーターミート・ローフジャレッド・レト
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この年を締めくくる集大成のような映画
「コンサバトリープログラム」
・映画おすすめ 感想
本作はいくつもの短い映像をつなぎ合わせている。
子供の踊るシーン。
鉄棒で二人の人物が回る曲芸。
カンガルーと男のボクシング。
大道芸人によるジャグリング。
大勢の女性を抱えて歩く男。
コサックダンスのように見える、部族の踊り。
蝶のように広い服を広げて踊る女性。
男が二人で行うレスリング。
最後に監督たちが登場し、挨拶をする。
これらの要素をオムニバス形式で見せる映画になっている。
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今度の任務は核爆弾を止めること
「ミッションインポッシブル フォールアウト」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
前作でシンジケートのボス、ソロモン・レーンを捕まえたことにより、シンジケートは壊滅状態にあった。
しかし残党が「神の使徒」と名乗り、各地でテロ行為を繰り返し、ついにはプルトニュウムを手に入れ、核爆弾で主要都市の破壊をもくろんでいた。
その情報を入手したイーサン・ハント率いるIMFの面々は、ギャングからプルトニュウムを先に買い付ける作戦に出るも、仲間のルーサーが何者かに人質に取られ、それを助けているうちに、プルトニュウムを奪われてしまう。
プルトニュウムは武器仲買人のホワイト・ウィドウの手に入り、彼女はジョン・ラークという男にプルトニュウムを売り渡すつもりでいた。
それを阻止すべく動き出すも、CIAがIMFの動きに疑問を抱き、長官のエリカ・スローンはお目付け役としてウォーカーというエージェントを、イーサンのチームに同行させる。
仕方なくウォーカーとジョン・ラークらしき男を追いかけるも、前作で登場したMI6の女性工作員イルサもこの事態に介入してきて、ジョン・ラークらしき人物を殺害していしまう。
仕方なくホワイト・ウィドウに素顔で会ったイーサンは、前金としてプルトニュウム一つを手に入れる。
だが残り二つを渡す条件として、ソロモン・レーンの引き渡しを要求してきたのだった。
ソロモンは各国に引き渡されては、尋問される日々を繰り返しており、次の国へ引き渡される際に、イーサンはソロモンの身柄を拘束するのであった。
しかし今回の作戦を見ていたウォーカーは、イーサンに疑念を抱き、イーサンこそがジョン・ラークなのではないか、と疑い始めるのであった。
・映画おすすめ 感想
相変わらず複雑。
ミッションインポッシブルの魅力として、物語が二転三転するというところがあるのだが、前作あたりから物語を追うのがやっとになってきた気がする。
一作目が複雑だったので、そこから始まってはいるのだが、アクションは毎回、すごくなっているのは分かる。
しかしシナリオは、イーサンが裏切られてばかりいる気がしてならず、いつの間にか大詰めになっておる感じを受けてしまう。
アクションでごまかされているような気がするのだが、私だけだろうか。
もっと説明が欲しくなる映画シリーズである。
監督 クリストファー・マッカリー脚本 クリストファー・マッカリー原作 『スパイ大作戦』ブルース・ゲラー製作 トム・クルーズクリストファー・マッカリージェイク・マイヤーズJ・J・エイブラムス製作総指揮 デヴィッド・エリソンデイナ・ゴールドバーグドン・グレンジャー出演者トム・クルーズヘンリー・カヴィルヴィング・レイムスサイモン・ペッグレベッカ・ファーガソンショーン・ハリスアンジェラ・バセットミシェル・モナハンアレック・ボールドウィン
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早業のコメディ
「ヴォールティング」
・映画おすすめ 感想
これはコメディ映画の一つとして数えてもいい映画ではないろうか。
三人の男がおり、馬が一頭。
白い服を着た男が黒い服を着た男に馬に乗るように言われ、乗ろうとするが、何度も馬の背中から滑り落ちてしまうが、すぐにまた乗る、という素早い動きで見ているものを笑わせてくる映画である。
おそらくサーカスか何かの団員だとは思うが、なかなかの動きである。
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突然現れた地中生物
「トレマーズ」
評価:★3,5
・映画おすすめ 物語
アメリカの田舎町で便利屋をするバルとアールは、毎日、小さい仕事ばかりでうんざりしていた。
しかし自由な生活も止められずにいた時、とうとう町を出ようとした。
ところが町で異変が起こり始める。
鉄塔の上で脱水で死亡する老人がいたり、羊飼いの老人が地面に埋まった状態で死んでいたり、地質学者のロンダが地震計で不思議な近く振動を検知するなど、何かが起こっていた。
そんな中、工事中の道路でがけ崩れが起こっていることで、町を出られないバルとアールが町に戻ると、車に蛇のような生物の死骸がくっついていた。
それが何なのか分からないでいると、その直後、地面を蠢く全長10メートルの巨大な化け物がいることが判明する。
一匹はコンクリートにぶつかり死に、ロンダの見たところ、目がなく完全な地中生物だということが明らかになる。
その生物は複数体おり、振動で獲物を捕らえるため、地中から次々と人や車まで引きずり込んでいた。
対策を見いだせないまま、逃げ出すこともできず、町は孤立するのであった。
どうやって町から逃げるのか、そして化け物を退治するのか。
・映画おすすめ 感想
公開当時、本作は「バックトゥザフューチャーpart3」と同時上映だったらしいが、評価は現在の物と変わらないものだったようだ。
それでも特撮やしゃべりのセンスは監督得意とするところらしく、深刻にならないところが面白く感じられた。
一般層には受けなかったものの、カルト的人気作品になった本作は、ビデオ作品として次々と続編が作られ、テレビシリーズにもなった。
現在も新作のシリーズ企画があるらしく、まだ新作が作られるようだ。
本作でアール役を演じた俳優さんか、2022年5月に亡くなられている。
監督 ロン・アンダーウッド脚本 ブレント・マドック(英語版)S・S・ウィルソン(英語版)原案 ブレント・マドックS・S・ウィルソンロン・アンダーウッド製作 ブレント・マドックS・S・ウィルソン製作総指揮 ゲイル・アン・ハード出演者ケヴィン・ベーコンフレッド・ウォードフィン・カーターマイケル・グロスリーバ・マッキンタイア
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