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前々回のブログ 映画おすすめ カレーとトーバーの間 1897年
前回のブログ 映画おすすめ 3人のキリスト
メリエスお得意の編集と特撮
「魔女の宿」
・映画おすすめ 感想
今日、鑑賞すると学芸会の仕掛けのような特撮である。
だが商業映画の父であるメリエス監督のアイディアは、誰も思いつかなかったことをすることである。
本作はメリエス監督がのちに何度か同じような映画を作る、その基本となる映画であり、物が動く、編集で物を消す、それを演技でつながっているかのように見せる。
メリエス監督の真骨頂、喜劇がここに始まっている。
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前々回のブログ 映画おすすめ スパイダーヘッド
前回のブログ 映画おすすめ カレーとトーバーの間 1897年
博士の前に現れた三人のキリスト
「3人のキリスト」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
精神科の博士アランは、この時代、当たり前とされていたロボトミー手術、電気治療に反対していた。
そこで妄想型統合失調症の新しい治療を模索するべく、ある病院の医師となる。
そこにいたのは自分をキリストだと言い、自傷行為をする患者、小人症でもあるジョセフがいた。
自傷行為を止めたアランの目の前でジョセフは連れていかれ、電気治療を施され、泡を吹いて意識を失うのだった。
するともう一人、自分の体臭が気になり一日に何度もシャワーを浴びるクライドもまた、自分がキリストであると言っていた。
アランは二人に興味を抱き、二人の治療にどんな方法があるかを検討していた。
すると自分を雇った委員会は、彼の実験の状況を尋ねてきたので、助手と予算を要求する。
そこで雇ったのが、精神病学科に通う学生のペギーだった。
彼女に統合失調症の人物が女性に性的な欲求をぶつけてくることを説明したうえで雇い、もう一人、どこかに自分がキリストだと名乗る患者がいないか探させ、別の病院にリオンという患者がキリストを自称していることを突き止めた。
アランは三人に専用の病室を用意し、一日に一度、アランやペギー、助手たちを集め話し合いの場を設けることにした。
こうしてアランの治療と実験が始まるのだった。
・映画おすすめ 感想
実話に基づいた映画である本作。
実際にいるキリストを自称する妄想型統合失調症の患者を集め、三人を対話による自己認識で、キリストではないことを自覚させる治療法を試みた。
それをまとめた本が原作となっている。
主演のリチャード・ギアが精神科博士のアランを演じ、名だたる三人の俳優たちが、それぞれ独特の症状を持つ統合失調症患者を演じている。
どこまで現実に基づいているのかは定かではないが、これが本当に実際に起こったことなのであれば、精神疾患に希望が見いだせると同時に、少しの油断が悲劇になることを描いている。
統合失調症だけではない。
様々な精神疾患を抱えた人々は、十人十色の症状を抱え、苦しんでいる。
それを治療できるとしたら、抱えている苦しみを少しでも改善できたら、と思える映画だった。
結果的に治療はできなかったのが史実ではあるものの、ロボトミーや電気ショックと言った、間違った治療を廃しすることの、布石にはなったのではないだろうか。
監督ジョン・アヴネット原作ミルトン・ローキチ出演者リチャード・ギアピーター・ディンクレイジブラッドリー・ウィットフォードウォルトン・ゴギンズJames Monroe Iglehartジュリアン・アコスタジュリアナ・マルグリーズ
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前々回のブログ 映画おすすめ 急流遊び 1897年
前回のブログ 映画おすすめ スパイダーヘッド
フランスのカレーを目指す船
「カレーとドーバーの間」
・映画おすすめ 感想
メリエス監督のコメディ映画である。
商業映画の父メリエス監督は、様々な技術を後世に残している。
本作の船が揺れるシーンは、本当にセットを揺らしているのか、あるいは俳優の演技なのかは分からないが、カメラも動かしているのだろう、画面の揺れが本当の船のようである。
また俳優の演技に合わせ、水をかけているのも、演出として見事である。
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前々回のブログ 映画おすすめ 隔たる世界の2人
前回のブログ 映画おすすめ 急流遊び 1897年
感情をコントロールする実験
「スパイダーヘッド」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
近未来、海の上に作られた刑務所の中では、ある実験が行われていた。
腰に付けた機械に入った薬を投与することで、人の感情をコントロールする実験である。
被験者はみな囚人であり、被験者となることで、他の刑務所よりも自由を許されていた。
被験者の一人ジェフは、車をアルコールが入った状態で運転し、犠牲者を出して、被験者となった囚人である。
彼はある日、実験を取り仕切るスティーブによって外に連れ出され、何もかもが美しく見える薬を投与された。
しかし彼の目の前にあるのは、二酸化炭素を排出する汚い工場だった。
スティーブは実験が次々と成功していくことに、喜びを覚えていた。
しかしジェフは、次第にこの実験に疑問を抱き、給仕係をする囚人の女性レイチェルと親しくなればなるほど、次第に感情をコントロールされることに違和感を感じていた。
ある日、ガラの悪いヘザーという女性と一緒の実験室に入れられたジェフは、ある薬の投与を承認すると、目の前の彼女が美しく見え始め、二人はその場でセックスを始めてしまうのだった。
薬が切れた後、二人は気まずくなる。
そのあとも年齢がいった女性と薬の投与でセックスをするなど、感情を無視した実験が続く。
やがてスティーブは囚人を制御室に招き入れ、囚人に薬を投与することを、別の囚人に選ばせることをし始める。
ジェフは恐怖を感じる薬をヘザーに投与することを許可すると、ヘザーは予想以上の反応を見せ、暴れたために機械が壊れ、薬の投与をやめられなくなり、ヘザーは暴れた末、壊した机の破片で自ら首を切って自殺するのだった。
・映画おすすめ 感想
クリス・ヘムズワースが制作、出演、監督は「トップガン マーヴェリック」を制作したジョセフ・シコンスキーである。
世間からの期待値は否応なしに上がったのだろう。
しかしネットフリックスの映画で閉鎖空間でのサスペンスというのは、定番でありこれを面白くないと思う人もいたようで、レビューはあまりよくない。
個人的には面白い作品だと思えた。
特に、薬を投与されて、平常時からいきなり感情を変化させる俳優陣の演技力はすごいと感じた。
そこはやはり監督の演出がよかったのではないだろうか。
またクリス・ヘムズワースの喜怒哀楽が次々と変わるシーンがあるのだが、あれはすごいと感じてしまった。
俳優が瞬間的にあそこまで感情を変化させられるのは、圧倒的な演技力だろう。
監督 ジョセフ・コシンスキー原作 ジョージ・ソーンダーズEscape from Spiderhead製作Tommy Harperクリス・ヘムズワースOren KatzeffEric NewmanRhett ReeseJeremy StecklerGeneva WassermanPaul Wernick出演者クリス・ヘムズワースマイルズ・テラージャーニー・スモレット
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前々回のブログ
前回のブログ
夏はみんなで水遊び
「急流遊び」
・映画おすすめ 感想
固定カメラで撮影された記録映画。
夏の涼しさを求めるのは、どこの国、いつの時代も同じである。
本作はいくつも段になった急流で、子供たちが遊ぶ姿を記録している。
涼し気なその姿は、日本の子供たちとなにも変わらない。
フランスの子供たちを見ていると、子供は世界共通で楽しげだ。
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前々回のブログ 映画おすすめ パーフェクション
前回のブログ 映画おすすめ リスボン近くの海食洞 1896年
同じ人間なのに
「隔たる世界の2人」
評価:★4,5
・映画おすすめ 物語
グラフィックデザイナーのカーターは、ペリーという女性と一晩を過ごした。
二人は互いに惹かれ合い、他愛もない会話をしてから、カーターは愛犬が待つ家へ帰らなければならない、と愛犬ジーターの待つ家へと帰ろうとする。
アパートを出たカーターはタバコに火をつけ、帰ろうとすると、通行人にぶつかり、コーヒーが通行人の服にかかってしまう。
そこへ警察官のメルクが現れ、なんの騒ぎだ、とカーターに高圧的な態度をとるのだった。
所持品をチェックする、と言い出すメルクに対し、カーターは拒否するのであった。
するといきなり逮捕する、と言い出し警察官が複数人やってきて、カーターの上にのしかかるのだった。
カーターは息ができない、と言い続けるも、メルクの腕はカーターの首を絞め続け、ついにはカーターは息絶えてしまった。
次の瞬間、カーターはペリーの横でベッドにいる状態で目覚める。
嫌な夢を見た、とカーターは愛犬の待つ家へ帰ろうとアパートを出ると、今度はメルクと問答の末、射殺されてしまうのだった。
そしてまたペリーの横で目を覚ます。
彼は死のループ世界に入ってしまうのだった。
・映画おすすめ 感想
本作は短編の映画ながら、人種差別に切り込んだ映画として、アカデミー短編映画賞を受賞するほどの、秀作である。
実際に起こった黒人窒息事件を題材にしているところもあり、2014年の窒息死事件の際、警察官に首を抑えられ、「息ができない」と言いながら亡くなっていった事件をそのまま再現している。
この映画が終わった後、エンドロールに数多くの名前が流れていく。
それは警察官に殺害された黒人の名前であり、亡くなった時の状況も記載されている。
本当に何もしていないのに、理不尽に殺害される。
そこには明らかに人種差別の根深さがあり、日本人には分からない、しかし理解しなければならない物がアメリカにはあるのだ。
監督トレイヴォン・フリー(英語版)マーティン・デズモンド・ロー(英語版)脚本 トレイヴォン・フリー製作ローレンス・ベンダージェシー・ウィリアムズクリス・エットウィラー製作総指揮マイク・コンリーケビン・デュラントティナ・エグザロスサミール・ヘルナンデスリッチ・クレイマンヴァン・レイサンニコラス・メイミッキー・メイヤーマイケル・ノヴォグラッツアサン・ステファノプロス出演者ジョーイ・バッドアスアンドリュー・ハワード(英語版)
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前々回のブログ 映画おすすめ モーニングアラーム 1896年
前回のブログ 映画おすすめ パーフェクション
迫力の記録
「リスボン近くの海食洞」
・映画おすすめ 感想
海の海水で侵食され洞窟となるのが海食洞だ。
リスボン近くのこの洞窟には、激しい波が打ち寄せている。
ここにカメラを設置した、映画人たちの執念が見えるような映画だ。
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前々回のブログ 映画おすすめ チャッピー
前回のブログ 映画おすすめ モーニングアラーム 1896年
夢が地獄であった
「パーフェクション」
評価:★3.9
・映画おすすめ 物語
音楽会で絶大な権力を持ち、素晴らしい指導者でもあるアントンは、自らの家に生徒を選抜して招き入れ、指導を行っていた。
シャーロットもその生徒の一人だった。
しかし母親が病気になりアントンの家を出ることになった。
それと入れ替わりに入ったのがリジーだった。
彼女はアントンのもとでチェリストとして評価され、世界的なミュージシャンとなるのだった。
一方、リジーは母の介護の末、母は息を引き取り、アントンに連絡するのだった。
中国でアントンたちが開く新しい生徒の選抜式に招かれたシャーロットは、久しぶりにアントンと、世界的に有名なリジーと出会う。
リジーのファンであることを本人に伝えるシャーロット。
するとリジーはシャーロットが出ていく日に、すれ違ったことを今でも覚えていた。
選抜式の後、シャーロットとリジーは二重奏を演奏し、意気投合した二人は肉体関係となるのだった。
その後、リジーが二週間の休暇があるので、中国を旅するといい、シャーロットも誘われるのだった。
だが初日にバスで移動中、激しい腹痛と吐き気を訴えるリジー。
シャーロットは大丈夫というのだが、リジーが吐いた吐しゃ物には、虫が混じっていた。
バスを降ろされた二人が歩いていると、リジーの腕から虫がはい出てきて、そこへシャーロットは包丁を取り出し、リジーにどうするべきかわかるよね、と言い手渡すのだった。
だがこれは始まりに過ぎなかった。
・映画おすすめ 感想
本作はよくできている。
リジーが虫を吐き出し、腕から虫がはい出てくるところを見ると、ホラー映画か超常現象映画に思えるのだが、それには仕掛けがあった。
物語は伏線まで戻り、そこで種明かしをしてくれる、親切な演出になっている。
物語は二転三転するので、何が真実なのか分からなくなってくる。
だが本当の物語が見えた時、最後のエンディングの衝撃はすごい。
この映画の印象が一瞬にして狂気に見えてくるのだ。
だがなぜだか美しさも残る不思議な映画である。
監督 リチャード・シェパード脚本 リチャード・シェパードエリック・チャーメロニコール・スナイダー製作 リチャード・シェパードステイシー・リースビル・ブロック製作総指揮 マシュー・J・アンダーソン出演者アリソン・ウィリアムズローガン・ブラウニングスティーヴン・ウェバーアライナ・ハフマン
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前々回のブログ 映画おすすめ マッキンリーアットホーム、カントン、オハイオ州 1896年
前回のブログ 映画おすすめ チャッピー
エジソンスタジオが撮影した12月の朝の消防隊
「モーニングアラーム」
・映画おすすめ 感想
消防隊の出動というのは、いつの時代も迫力があるものであり、この年だけでも2本目の消防隊出動を撮影した記録映画である。
本作はエジソンスタジオが制作したものであり、アメリカの12月のある朝の出来事を記録している。
群衆の前を馬車が急いで走り抜けていく。
荷台には消防隊員の姿も見えている。
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前々回のブログ 映画おすすめ キュアード
前回のブログ 映画おすすめ マッキンリーアットホーム、カントン、オハイオ州 1896年
ロボットに心が宿る
「チャッピー」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
犯罪率が上昇した未来、ある企業が開発した人型ロボットが警察に配備され、犯罪率が急激に低下したことにより、企業が権力を持っていた。
その人型ロボットを開発したディオンの夢はAIをロボットに搭載することだった。
家に帰ってはAIを開発する日々が続いていたある日、ついにAIの開発に成功するのだった。
一方、ギャングの一団、ニンジャ率いる三人は、依頼された仕事に失敗し、多額の賠償を迫られ困ったあげく、邪魔するロボットを排除できないか、と開発者の誘拐を計画し、ディオンを誘拐するのだった。
ディオンはCEOにAI搭載実験を却下され、勝手に廃棄されるはずのロボット、型番22を持ち出し、実験をしようとしていた矢先、誘拐されたのであった。
ロボットを止めろとギャングに言われるも、ロボットを止める手段というものはなく、銃で脅されてもどうすることもできなかった。
するとギャングたちはディオンの車にロボットの部品が積んであることを発見、なにをするつもりなのか強引にギャングたちに聞かれ、ディオンは実験するつもりだと答えると、今すぐここでやれと言われるのだった。
しかたなく実験を開始すると、ロボットはAI搭載の自立型ロボットとして動き出し、人を怖がるのであった。
ギャングの一人ヨーランディはママだよ、とチャッピーと名付けたそのロボットに話かけ、ギャングとロボットの不思議な生活が始まるのであった。
しかしディオンのライバルで、自分のロボットを試したいヴィンセントは、ディオンの怪しい行動に気付いていたのだった。
・映画おすすめ 感想
「第9地区」「エリジウム」の監督が送る、荒廃した世界でSFの世界が展開される、ディストピア映画である。
今回はロボットが主題となっており、現代から最も近い未来かもしれない設定になっている。
ロボット技術が発展し、人々はロボットの警察に守られる時代。
AI開発という現実を反映した物語である。
ただ今の技術でAIをロボットに搭載した場合、本当にあそこまで人間味のある行動をとるのかは疑問である。
確かに現実世界で各企業がAIを開発し、TwitterなどでAI人格がリアルな人間にコメントを返すなどして、開発者の意図しない発言をしているので、人格が芽生えるのはたしかなのかもしれない。
もし、ロボットに人格が芽生えた時、人の導きによって人格が形成される。
まさしくこの映画はそれを描いている映画である。
監督 ニール・ブロムカンプ脚本 ニール・ブロムカンプテリー・タッチェル原作 ニール・ブロムカンプ『Tetra Vaal』製作 サイモン・キンバーグ製作総指揮 ベン・ウェイスブレン出演者シャールト・コプリーデーヴ・パテールワトキン・チューダー・ジョーンズヨ=ランディ・ヴィッサーホセ・パブロ・カンティージョシガニー・ウィーバーヒュー・ジャックマン
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前々回のブログ 映画おすすめ マッキンタイアのX線フィルム 1896年
前回のブログ 映画おすすめ キュアード
一種の政治映画である。
「マッキンリーアットホーム、カントン、オハイオ州」
・映画おすすめ 感想
マッキンリーというのは当時のアメリカ共和党大統領候補者のことであり、本作はその使命された瞬間を映画にしたものである。
実際はもっと以前に指名されたことを知らせる手紙を受け取っていたのだが、それを秘書から受け取り物思いにふけるマッキンリー候補を描いた映画である。
ある種の政治映画と言っても過言ではない。
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前々回のブログ 映画おすすめ レディ・ガイ
前回のブログ 映画おすすめ マッキンタイアのX線フィルム 1896年
普通の人、感染者、回復者。
「キュアード」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
感染者を凶暴化させ、いわゆるゾンビ化させるウィルス、メンズ・ウィルスが爆発的に拡大したアイルランドでは、ゾンビ化した人々と普通の人々の間で交戦状態が起こっていた。
しかしメンズ・ウィルスを治療できる方法が発見され、75%の人が回復者として普通の人間に戻ることができた。
残りの25%は回復の見込みがなく、凶暴性を備えたまま、隔離されていた。
回復者のセナンは義理の姉であるアビーが身元引受人として彼を受け入れてくれ、アビーの子供と三人で暮らすようになる。
だが回復者を感染者と同じに考える人々の抗議デモは日に日に大きくなり、回復者を監視する軍隊の扱いも回復者には到底受け入れられるものではなく、回復者のコミュニティでは、不満が増大していくのだった。
その中心となっていたのは、セナンを感染者とし、同じく回復者となったコナーであり、彼は弁護士だった頃の知識を生かし、回復者たちを先導していた。
セナンはそのコナーの行為を受け入れられず、コミュニティと行動を共にするものの、完全に行動を一緒にすることはなかった。
セナンは感染者だった頃の悪夢に悩まされ、アビーにも隠している大きな秘密を抱えていたのだった。
・映画おすすめ 感想
一風変わったゾンビ映画である。
ゾンビが支配した終末世界、ゾンビの感染が拡散する世界、ゾンビと戦う人々、逃げる人々は描かれてきたが、ゾンビとなった人々が回復者として、社会復帰を目指す。
しかも回復者と一般人の間に軋轢が生まれるという、社会派な設定のゾンビ映画である。
派手さには欠けるし、ゾンビが街にあふれるという光景は見ることができないし、後半まで物語は淡々と進んでいく。
しかも最後はどうなったのか不明のまま、物語は終わっていくので、それがどういった結末を迎えるのかを、知りたかったという気持ちになる。
ある種、余韻を残すことには成功してはいるものの、結末に決着を望む人にはおすすめできない映画かもしれない。
監督 デヴィッド・フレイン脚本 デヴィッド・フレイン製作 ロリー・ダンカンエリオット・ペイジ製作総指揮 エイダン・エリオットアーロン・ファレルコナー・バリージョン・ケヴィル出演者エリオット・ペイジサム・キーリートム・ヴォーン=ローラースチュアート・グレアム
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前々回のブログ 映画おすすめ 花嫁の就寝 1896年
前回のブログ 映画おすすめ レディ・ガイ
動くレントゲン
「マッキンタイアのX線フィルム」
・映画おすすめ 感想
この時代、映画が様々な形で作られ、商業映画の父であるメリエス監督も映画を作り始め、多くの監督が世界のそれぞれの場所をフィルムに記録した。
しかしX線を使った映画というのは、珍しい。
レントゲンの動画である。
本編には骨の動く様子、心臓らしき臓器、胃と思われる臓器が映っている。
まさしく今のレントゲンと変わりのない、透けた映像がフィルムに残されているのだ。
ある種の芸術ではないだろうか。
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前々回のブログ 映画おすすめ 恐怖ノ黒電波
前回のブログ 映画おすすめ 花嫁の就寝 1896年
彼への復讐は女にすることだった
「レディ・ガイ」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
闇で性転換手術を施す医師レイチェルは、二年前、助手によって撃たれているところを発見され、治療された。
そこで闇で行っていた数々の違法手術が露見し、精神疾患を抱えているということで、裁判は受けられず、精神科病棟に入れられていた。
そこへラルフという医師が彼女の精神鑑定に訪れ、話を聞くことに。
ラルフ医師を高圧的な態度で見下しながらも、自分は弟を殺した殺し屋、フランク・キッチンに性転換手術を施した、と語るのだった。
フランク・キッチンは凄腕の殺し屋で、どんな相手も逃すことはなかった。
男でいることに誇りを持ち、バーで知り合った女を抱いた。
ギャングとの取引で次の仕事を行おうとした時、ギャングたちは別の依頼人から依頼を受けた、とフランクを気絶させた。
フランクが次に目覚めたのは、古い宿だった。
全身包帯で巻かれた体は女性に性転換手術されており、混乱するのであった。
しかし同時に自分をこんな姿にした人物へ復讐することを誓うのだった。
・映画おすすめ 感想
「ストリート・ファイター」「ザ・ドライバー」「ストリート・オブ・ファイヤー」などで知られる名匠ウォルター・ヒルが監督、脚本を務めた、殺し屋が自分の意図しない性転換手術を施される、というとんでもない映画であいる。
そこにミシェル・ロドリゲスを主演に、シガニー・ウィーバーを性転換手術を施したマッドサイエンティスト役につけ、ハードな描写を入れた、ごつごつとした映画に仕上がっている。
主演のミシェルは、男時代のフランクも特殊メイクで演じているが、さすがに無理があったように思える。
女性になってからは、まさしくミシェルしかできない、男くさくありながら女性である演技。
それが素晴らしく似合っていた。
しかも全裸でカメラの前に立つなど、体をはった演技も素晴らしかった。
監督 ウォルター・ヒル脚本 ウォルター・ヒルデニス・ハミル原案 デニス・ハミルウォルター・ヒル製作 サイド・ベン・サイドミヒェル・メルクト出演者ミシェル・ロドリゲストニー・シャルーブアンソニー・ラパーリアケイトリン・ジェラードシガニー・ウィーバー
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前々回のブログ 映画おすすめ 鳩に餌をやる 1896年
前回のブログ 映画おすすめ 恐怖ノ黒電波
世界初のエロティック映画
「花嫁の就寝」
・映画おすすめ 感想
映画に表現の制限があってはならない。
エロスを表現するのもまた、映画の役割であり、この当時は特に、大きな意味をなしていたであろう。
タブーとされていたことを、この映画は行ったわけである。
映画は花婿と花嫁が寝室で二人きりになり、花嫁がドレスを脱ぎ始め、男は仕切りの後ろで待機しながらも、覗く、という映画である。
映画自体は今でいうキャミソール的なものにまで脱いで終わるのだが、これは発見されたフィルムがそこまでであり、本来はもっと長尺の映画だったと思われる。
その残りの部分で、どこまでエロスを表現していたのかは、知る者はいない。
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前々回のブログ 映画おすすめ 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
前回のブログ 映画おすすめ 鳩に餌をやる 1896年
「恐怖ノ黒電波」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
男はあるアパートの管理人をしていた。
オーナーに文句を言われながらも、住人の苦情に答え、アパートの壊れている箇所やごみ捨てを行っていた。
管理社会となった世界で政府の放送を流すアンテナが取り付けられることとなり、アパートに業者の男がやってくる。
アンテナ設置中、男は落下し、死亡してしまう。
アンテナがまだ不完全なのか、住民からテレビが映らない、と苦情が入り、男は屋上へ上がる。
するとアンテナからは黒い粘々とした液体が流れていた。
それを渋い顔をしてみながらアンテナを治す。
ある女性からは、風呂場のタイルが壊れたから直してほしいと言われ、直しに向かうと、そこでも黒い液体が壁からあふれていた。
女性は帰宅後、新しく買った美容グッズを試して、顔にパックをしながら浴槽にためたお湯につかる。
しかしお湯は真っ黒であり、女性はそのままおぼれ死んでしまう。
お湯がこぼれ下の階の部屋の天井から黒い液体がこぼれ落ち、食事中の男の肉に付着した。
男は家族を抑圧して生きていた。
肉を食べた男は異変が起こり、家族をさらによく圧するようになる。
管理人の男は黒い液体に触れてから、だんだん変になっていくのを感じていた。
アパートの階段に同じ女が何人もいるのを確認したり、不気味な夢を見るようになっていく。
国営広報が流れるまであとわずかになった時、管理人の男は黒い世界に迷い込むのだった。
・映画おすすめ 感想
一応、SF設定があり管理社会が強まった世界となっているのだが、そこまで管理社会という感じを受ける映画ではない。
ただ登場人物たちは、どこか鬱々としており、黒い謎の液体が似合う世界が広がる。
あの黒い液体こそがおそらくは管理社会、人々を抑圧する物体であり、それに触れたものは、恐怖に支配されてしまう。
顔がなくなった人物が後半に登場するのだが、それは表情などいらない、従え、という意味なのかもしれない。
そう考えると、政治的メッセージの強い映画にも見えてくる。
監督オルチュン・ベフラム脚本オルチュン・ベフラム出演者イーサン・オナルギュル・アリヂレベント・ウンサルウシュル・ゼイネップエリフ・チャクマンムラート・サラムエニス・ユルドゥズ
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前々回のブログ 映画おすすめ 午前2時、夫の帰宅 1896年
前回のブログ 映画おすすめ 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
ある日の日常
「鳩に餌をやる」
・映画おすすめ 感想
固定カメラで撮影された、日常の記録映画である。
カメラの前に立つのは一人の女性。
おそらく母親であろう。
沢山の鳩に餌を与えている。
そこに子供がやってきて、自分も餌をあげている。
実に微笑ましい姿がフィルムに収められた、日常の風景である。
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前々回のブログ 映画おすすめ エリジウム
前回のブログ 映画おすすめ 午前2時、夫の帰宅 1896年
今回はサスペンス
「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
バチカンから唯一認められた民間人の悪魔祓い夫婦、ウォーレン夫妻は、グラツェル一家の悪魔祓いを数日間にわたって続けていた。
グラツェル家の末っ子、デイビットに悪魔が憑依したと確認し、複数の司祭の証言からバチカンから認定を受け、正式に悪魔祓いをしていたのである。
悪魔祓いで疲弊していた面々は、休憩をはさんだ時、デイヴィットの中にいる悪魔が暴れだすのだった。
その時、悪魔祓いを手伝っていたアイネが自分の中に入ってこい、と悪魔を自分の中に憑依させてしまったのである。
全員が悪魔祓いが終わったと思っていた。
しかし悪魔祓い中、心臓発作で倒れたエド・ウォーレンだけは、まだ終わりでないことを知っていた。
心臓発作から命は取り留めたものの、昏睡状態にあった。
そんな中、アイネは恋人が住む家の家主を殺害する事件を起こし、逮捕されてしまうのだった。
昏睡状態から目覚めたエドは、アイネに悪魔が憑依していると訴え、弁護士に悪魔のせいだ、と裁判で無罪を主張させたのだった。
ウォーレン夫妻はグラツェル家の悪魔がどこからやってきたのかを探るべく、家に向かう。
そこでウォーターベッドの見ずが漏れて床がかびたと思われていた場所を見た夫妻は、それが普通のカビではないことに気付き、床下を調べる。
するとそこには黒魔術で使われる呪いの道具がおかれていた。
つまり今回の悪魔憑依事件は、ただの悪魔憑依ではなく、黒魔術が関与していることが判明し、黒魔術をかけている人物を探すこととなるのであった。
・映画おすすめ 感想
MCUユニバースの次に映画界で成功している死霊館ユニバースの最新作であり、メインシリーズの最新作だ。
本作は、1981年に実際に起こった殺人事件で、ウォーレン夫妻が実際にかかわり、裁判で悪魔の憑依を主張し、世界中が注目した事件を基にしている。
この事件はいくつもの書籍で語られており、ウォーレン夫妻が悪魔祓いをしている音声も残っている。
本作は事件をウォーレン夫妻側から描いたものになっており、ユニバースとの関連もちらほら見られる、まさしくメインシリーズにふさわしい作品になっている。
本作はただ悪魔祓いをするのではなく、今回はサスペンス要素も含んでいる、シリーズでは変わった作りになっているので、そこも楽しめる映画になっている。
監督 マイケル・チャベス脚本 デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック原案 ジェームズ・ワンデヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック製作 ジェームズ・ワンピーター・サフラン製作総指揮 ミシェル・モリッシー出演者ヴェラ・ファーミガパトリック・ウィルソンスターリング・ジェリンスルアイリ・オコナー
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酔っ払いはいつの時代も同じ
「午前2時、夫の帰宅」
・映画おすすめ 感想
喜劇映画である本作は、夫の帰宅を題材にしている。
題名通り、午前2時、酒に酔って帰宅した夫を待っていた妻。
怒っていながらも着替させ、夫を寝かしつける様子が描かれている。
いつの時代も男は飲んで夜中に帰り、妻は怒るものなのだろう。
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貧富の差がさらに広がった未来
「エリジウム」
評価:★4,5
・映画おすすめ 物語
孤児のマックスは、孤児院で育つ。
そこで知り合ったフレイという女の子と仲良くなり、いつか衛星軌道上に浮かぶ富裕層した住めないスペースコロニー、エリジウムに連れていくと約束する。
それから大人になったマックスは、犯罪を繰り返していたが、真面目にロボットを作る工場に勤務するようになった。
だが、警備ロボットとのいざこざで腕を怪我し、病院へ行くとそこにはフレイがいた。
街を離れ、看護師となって戻ってきたのだった。
昔から好きだったマックスは、フレイをお茶に誘うのだった。
しかし仕事中、機械の故障で放射線室の扉が閉まらなくなり、中に入って直したマックスはそのまま中に閉じ込められてしまい、大量の放射線を浴びてしまうのだった。
被爆したマックスは解雇され、家に帰ると親友のフリオがもうエリジウムに行くしかない、と言い出しエリジウムに違法で向かう船の斡旋をするスパイダーのところへ連れていく。
最初はスパイダーも帰れと言っていたのだが、ある仕事を条件にマックスをエリジウムに連れていくことを約束する。
地球に来ているエリジウムの誰かの脳情報を丸ごと盗み、それを基にエリジウムに向かうという作戦であり、マックスの体には機械のパワードアーマーが外科手術で取り付けられ、自分を解雇した工場のCEOを狙うのであった。
作戦を実行し見事、マックスはデータを脳に取り込んだはいい物の、それは今の社会構造を変えるとんでもないデータであり、エリジウムの防衛庁長官が雇った、傭兵に命を狙われることとなるのだった。
・映画おすすめ 感想
「第9地区」の制作スタッフが制作した映画であり、人口爆発した地球と、どんな病気でも直せる設備を有したスペースコロニーの両極端な世界の未来を描いている。
だがこれは今の地球そのものである。
コロニーと地球という極端な構図で分かりやすく作られてはいる。
だが今の地球では、同じように数パーセントの人々が地球上の資産のほとんどを所有しており、残りのわずかな資産が流通している世界になっている。
現実でも這い上がるのは至難の業で、大体の人々が平凡かそれ以下の生活のまま、死んでいく時代。
それをまさしく描いた映画であり、現実を投影した映画だと個人的にはとらえた。
時代が進んでもこの問題は深刻になるばかりで、解決のめどはたっていない。
世界は未だ、貧富の差が広がるばかりである。
監督 ニール・ブロムカンプ脚本 ニール・ブロムカンプ製作 サイモン・キンバーグビル・ブロックニール・ブロムカンプ製作総指揮スー・ベイドン=パウエルビル・ブロック出演者マット・デイモンジョディ・フォスターシャールト・コプリーヴァグネル・モーラアリシー・ブラガカーリー・ポープ(英語版)
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女の子たちの世界
「ツインズティーパーティー」
・映画おすすめ 感想
二人の女の子がおめかしして、おままごとを始める。
一人はちょっとお姉ちゃん。
すると小さいほうの女の子が先にお茶を飲むしぐさをする。
これに起こったお姉ちゃんは、頭をこずく。
小さい女の子は泣いてしまい、キスをして仲直りをする。
いつの時代も女の子たちは、おままごとが大好き。
そして手際を乱すと起こる女の子はどこにでもいる。
時代を超える普遍的な光景だ。
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これはどこにでもある愛の物語
「オーディナリー・ラブ ありふれた愛の物語」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
トムとジョーンは熟年の夫婦だった。
学生時代を過ごしていた娘を亡くし、それからは二人で過ごす夫婦だ。
クリスマスが過ぎたある日、日課のウォーキングから戻った二人は、それぞれに過ごしていた。
トムはビールを飲み、ジョーンはシャワーを浴びていた。
するとジョーンは胸にシコリがあるのを手で触って確認する。
トムを呼び、トムにも触ってもらうと、シコリが確かに感じられ、翌日、病院へいくことにする。
病院では、はっきりしたことはまだ分からず、ただステージ3のシコリとしか分からなかった。
その後、病理検査を行うと、乳がんであることが判明する。
医師はガンの摘出手術、抗がん剤治療、両胸の切除という段階的な治療が必要だと提案する。
二人は医師の指示通りに従い、ガンの摘出手術を行うと、リンパ線にも転移が見たかったため、念のため、体中の臓器を検査することにするのだった。
トムは一度で終わらないことに腹を立てるも、ジョーンはしかたがない、となだめ、二人は言い争いになる。
そこから長い治療の日々が始まり、抗がん剤で妻は寒気、暑さ、脱毛、吐き気に襲われ、それをトムは寄り添って看病するも、次第に疲れが見え始めてくるのであった。
・映画おすすめ 感想
特別な映画ではない。
ドラマチックな展開もアクションもない。
常に淡々とガンと向き合う夫婦と、ガン治療をする妻、それを支える夫、病院で待たされるという誰もが経験したことのある描写がる。
個人的に身内に乳がん経験者がいるので、本作を見ていると、あの頃の記憶がよみがえってくる。
五年生存率が何パーセント、という確率しか医師は示してくれない。
医師は確実なことを言わない人種である。
それが患者を不安にもさせるし、安心もさせる。
ここに描かれる夫婦はリアルな夫婦である。
けしてうまく言っている夫婦ではない。
喧嘩もするし、ガン治療に疲弊していく姿を描かれている。
この映画は自分と重ねてみる映画である。
監督 リサ・バロス・ディーサグレン・レイバーン脚本 オーウェン・マキャファーティ製作 デヴィッド・ホームズブライアン・J・ファルコナーピアース・テンペスト製作総指揮 リサ・バロス・ディーサグレン・レイバーンジョー・バムフォードレネ・ベッソンフィル・ハントマーク・ハッファムコンプトン・ロススティーヴン・ケリハーナターシャ・ワートン出演者リーアム・ニーソンレスリー・マンヴィルデヴィッド・ウィルモットアミット・シャー
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前々回のブログ 映画おすすめ ブラックフライヤーズ橋 1896年
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ロンドンの運動会
「コミックコスチュームレース」
・映画おすすめ 感想
当時行われたミュージックホールスポーツの運動会での一コマを撮影した映画である。
大人が運動会をしている光景は、オリンピックとはまた違い、コミカルで面白いものである。
特にこの演目は仮装しての競技であるため、本気で着替えている人々の姿に笑いがこみあげてくる。
情報では他にもスプーンによる玉運びなどの運動会で今も行われる競技があったという。
歴史と今がつながったような気分である。
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前々回のブログ 映画おすすめ ターザンオブザエイプ
前回のブログ 映画おすすめ ブラックフライヤーズ橋 1896年
楽しい観光の最終日が地獄となる
「パラサイト・バイティング 食人草」
評価:★3,3
・映画おすすめ 物語
大学生のジェフと彼女のエイミー、エリックと彼女のステイシーは、四人でメキシコへバカンスに来ていた。
海で遊び、酒を飲んで楽しい時間を過ごしていたが、どこか物足りなさを感じていた。
そんな時にスペインから来た男マティアスと出会う。
彼は現地に観光客すらいかない遺跡があり、弟がそこで発掘作業をしているという。
弟と連絡が取れなくなったので、見に行くというのだが、四人も一緒に行くことにするのであった。
その後、知り合ったギリシャ人男性デミトリにもマティアスは声をかけ、デミトリと一緒にいたギリシャ人二人を含め、三人も参加することになる。
しかし翌日、ギリシャ人二人が酔いつぶれたために四人とマティアス、デミトリの六人で先に遺跡に向かうのであった。
現地近くに来るとタクシーの運転手はそこには行けない、と断ってくるが金で近くまで送ってもらうのだった。
その後、ジャングルの中を歩いて向かうと、茂みに隠された道の先にマヤ文明の遺跡と思われるピラミッドを発見する。
頂上にはテントがはられ、発掘調査が行われている様子があった。
近くまで行くと、突如として原住民の男が現れ、分からない言葉でまくし立ててくる。
金が欲しいのかと思い渡すも受け取らず、困っていると、次々に弓矢を手にした男たちが集まってきた。
すると弓矢でデミトリが撃たれ、さらに頭を最初にまくし立ててきた男に銃で撃たれて、死んでしまう。
パニックに陥った五人は急ぎ、ピラミッドの階段を駆け上がり、頂上へと昇っていく。
なにが起こったのか分からないまま、テントを探ってみると、人の気配はなく、ロープで降りる縦穴だけがあった。
買えることもできず、携帯もつながらない中、五人のサバイバルが始まるのだったが、そこはただの遺跡ではなかった。
・映画おすすめ 感想
遺跡の中で食人植物に襲われるパニック映画かと思いきや、物語のほとんどがピラミッドの上でのサバイバルで進んでいく。
予想とずいぶん違う展開に最初は面食らった。
それに食人草というものの、蔦が伸びてきて人を引きずり込むくらいで、食べるわけではない。
それよりも不気味だったのは、一度、傷を負ってしまうとそこから植物が生えてくるという不気味なところである。
しかもそれは体内に侵入していき、皮膚の下で蠢くという不気味さ。
見どころはそこくらいの物だろう。
地味な作品なので、派手な展開は期待してはいけない。
決滅もしりきれな部分があり、もやもやが残る展開で終わる。
それと原住民が何を言っていたのか、ものすごく気になる映画でもあった。
監督 カーター・スミス脚本 スコット・B・スミス原作 スコット・スミス『ルインズ 廃墟の奥へ』製作 クリス・ベンダースチュアート・コーンフェルドジェレミー・クレイマー製作総指揮 ゲイリー・バーバーロジャー・バーンボームトリッシュ・ホフマンベン・スティラー出演者ジョナサン・タッカージェナ・マローンローラ・ラムジーショーン・アシュモアジョー・アンダーソンディミトリー・ベイヴィーズ
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前々回のブログ 映画おすすめ バーネットホースフェア 1896年
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まるでシャーロックホームズの世界
「ブラックフライヤーズ橋」
・映画おすすめ 感想
本作は実際にロンドンにあるブラックフライヤー橋を固定カメラで撮影したものである。
年代は1896年であるから、未だ車がない時代の風景である。
行きかう人たちはフォーマルで、トップハットをかぶっている人もいる。
馬は馬車を引き、行きかっている。
シャーロックホームズの世界を連想させる実際の映像である。
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