悲壮感の感じられない暖かい映画
「静かな雨」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
先天性の麻痺で片足が不自由な行助。
大学院で研究助手をしていた。
そんな彼の楽しみはプレハブで売られているタイヤキを食べること。
そこの店主の女性、こよみに静かな恋をしていた。
次第に二人は会話をするようになり、気になる客を二人で尾行したりしていた。
ある夜、二人で帰って別れる間際、行助はこよみに電話番号を書いて渡すのだった。
しかし電話がかかってきたのは、病院からで、彼女が交通事故にあったという。
急ぎ、こよみの母に連絡するも、こよみをよろしく、と言って母親は立ち去ってしまう。
しばらく昏睡状態が続いたのち、目覚めたこよみだったが、短期記憶、つまり短い間しか記憶を蓄積できず、古い記憶のまま、朝を迎える後遺症が残ってしまっていた。
行助は彼女との同棲を決意し、こよみもそれを受け入れ、二人は同棲を始めた。
しかし朝が来る度に、記憶はリセットされ、行助は毎朝、彼女に経緯を話すことになるのだった。
・映画おすすめ 感想
距離感の近い映画。
どこかこの映画には、リアル感があるというか、感情の起伏を極限まで抑えた、リアル感がある。
どうしても演技となると感情の起伏をオーバーに描きがちながら、この映画はその起伏をリアルに描いている。
どこまでもやさしく、どもまでも愛情のある映画。
二人の世界観が合致した。
きっとこの二人なら大丈夫、そういいたくなる映画である。
監督 中川龍太郎
脚本 梅原英司
中川龍太郎
原作 宮下奈都「静かな雨」
出演者
仲野太賀
衛藤美彩
三浦透子
坂東龍汰
古舘寛治
川瀬陽太
河瀨直美
萩原聖人
村上淳
でんでん
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