その絵にかかわってはならない
「ベルベット・バズソー:血塗られたギャラリー」
評価:★4,3
・映画おすすめ 物語
ロサンゼルスのアートシーンを牛耳る複数人のギャラリーオーナーと批評家。
業界の大物ロードラのギャラリーで受付をしながら、いつか自分もギャラリーを持つことを夢見るジョセフィーナ。
大物評論家モーフと肉体関係にあった。
そんな彼女にチャンスが訪れる。
隣人が急死し、その部屋から大量の絵画が出てきたのだ。
その絵は人々を魅了し、アートシーンの中心となっていく。
ジョセフィーナは受付から瞬く間にロードラの相棒となり、死んだ無名の老人の絵を高値で売却していく。
しかし恋仲にあったモーフが老人の絵が動いていると言い出し、そのころから老人の絵にかかわった人物が次々と不審な死を遂げ始める。
モーフはこの老人がすべて処分しろ、と遺言を残したのを裏切ったせいだ、と絵をすべて処分するように周囲に助言する。
しかし惨劇は終わることはなかった。
・映画おすすめ 感想
芸術とは狂気に近いものがある。
どんな芸術にも、芸術家の魂が込められているものである。
人生を費やして作った作品だ。
この映画はそれを皮肉っているように見えた。
人生をつぎ込んだもので金儲けする人々を、無名の、本当に血肉を使って作った芸術が殺す。
アートとはなんなのか。
それを考えさせられる映画だ。
監督 ダン・ギルロイ
脚本 ダン・ギルロイ
製作 ジェニファー・フォックス(英語版)
製作総指揮 ベッツィー・ダンバリー
出演者
ジェイク・ジレンホール
レネ・ルッソ
トニ・コレット
ゾウイ・アシュトン(英語版)
トム・スターリッジ
ナタリア・ダイアー
ダヴィード・ディグス(英語版)
ビリー・マグヌッセン
ジョン・マルコヴィッチ
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