毎度様です、ジンでございます。
本日の映画ブログは、アメリカである種成功した日本映画。
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第93号「片腕マシンガール」
アメリカで、世界で日本映画は成功しない。
ある映画祭で討論をした際に出た議題だ。
しかしある評論家が言っている。なにをもって売れたと言うのか?
その1つの答えがこの映画の売れ方にあるのかもしれない。
アメリカのxboxLiveでダウンロードランキングが一時、4位にランクインしたことがある。
アメリカで成功する、売れる、を意味するのであれば、この映画は間違いなく売れた。
物語は両親が殺人容疑をかけられて自殺し、姉と弟だけで暮らしていた女子高生。
そんなある日、弟は友達と一緒にイジメられてビルの上から投げ落とされた。
自殺と判断した警察の力を借りず、ただひとりで復讐を始める姉。
ところが加害者少年のところへ行った彼女は加害者少年を殺害し、その両親に殺されかけるのだった。
そしていじめの主犯格が服部半蔵の子孫でありヤクザの親分の息子であると突き止めた彼女だったが、返り討ちにあい、左腕を失うのだった。
行き倒れた彼女を救ってくれたのは、弟の友達の両親で、車屋を経営する夫婦であった。
そこで喧嘩の仕方とガトリングガン義手を手にし、再び復讐劇が始まる。
ギャグ。私はそうとらえてこの映画を、鑑賞した。
どこまでが本気でどこまでギャグとし作ったのかは、定かではないが、監督の井口昇氏は大人計画に所属していることもあり、こうしたギャグ要素を入れる作風なのだろう。
そしてこの映画はある種のジャンルに属しているのではと、個人的には思っている。
それは『血しぶき映画』である。
スプラッター映画は海外ではスタンダードだが、日本においてそのスプラッターよりも、さらに血しぶきの量が多い映画が一種のジャンル化しているのではと私は考えている。
寿司タイフーンというレーベルの映画に特に見られる特徴だが、血しぶきが過剰、グロテスクを通り越して、笑えてくる。
この片腕マシンガールもその特徴に漏れなく合致している映画だろう。
B級の匂いは拭えないが、何も考えず見るのならおすすめだ。
少しのパンチラもありますよ。
監 督:井口昇
脚 本:井口昇
キャスト:八代みなせ
川村亮介
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