偏見から始まる信頼の実話
「アフリカン・ドクター」
評価:★3,8
・映画おすすめ 物語
アフリカ出身ながらフランスで医師免許を取得したセヨロは、医師を探している男と出会う。
彼はある田舎の村長で、町に医者が欲しいと言い、フランスで生活することを夢見ていたセヨロはそれに応じる。
妻と二人の子供を連れ、町に到着すると、町の人たちからは偏見の目で見られた。
まだ黒人差別が色濃く残る時代、彼らは町に馴染もうとするが、現実は厳しかった。
医院には患者は訪れず、子供たちは学校で仲間外れ。
それでもあきらめず、セヨロは町に溶け込もうとした。
そんなある日、妊婦が産気づき、黒人を嫌う妊婦の罵声を浴びながら、赤ちゃんを取り上げた。
それが評判となり、医院には患者が来るようになった。
しかしそれをよく思わない人々もいるのであった。
・映画おすすめ 感想
黒人差別が強い時代、フランスのしかも田舎に移住するというのは、勇気がいる行為だと思った。
田舎とは閉鎖された空間であり、黒人が差別されている時代にそこへ飛び込んでいく。
これが実話なのだからすごい話である。
きっと映画では描ききれなかった苦労が山のようにあったと思う。
それでも最後は死ぬまで患者に信頼される医師であり続けた。
素晴らしい映画である。
監督
ジュリアン・ランバルディ
出演者
アイサ・マイガ
ジャン=ブノワ・ユジョー
ジョナサン・ランベール
バイロン・レブリ
マルク・ジンガ
メディナ・ディアラ
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