メジャーリーグ初に黒人選手
「42 世界を変えた男」
評価:★4,5
・映画おすすめ 物語
第二次世界大戦後、勝利したアメリカはまた新たな戦いを内側で行っていた。
黒人への差別である。
トイレ、ホテル、飛行機。
黒人は迫害を受け、バスには白人優先席が作られるほどだった。
その中にあり、ドジャースのオーナーは白人しかいないメジャーリーグに黒人選手を起用することを決める。
選手の名前はジャッキー・ロビンソン。
しかしその道のりは人が想像する以上に険しいものだった。
ドジャースより前に入団したチームの地元では、襲撃をにおわせる言葉を投げかけられ、ドジャースに入団してからは、チームメイトとの確執もあった。
相手チームの監督から差別の言葉を投げかけられ、怒りを抑えるのに必死だった。
頭部にデッドボールを受けたこともあった。
それでも彼は野球を愛した。
そして家族を愛した。
・映画おすすめ 感想
事実に基づいた映画。
今でも毎年、ジャッキー・ロビンソンが背負った42番を全野球選手がつけてプレイをする日があるほど、メジャーリーグでは当時、衝撃だったのだろう。
何をするにも先駆者というのはつらいものである。
それを黒人差別が一番厳しい時代に、白人の世界であるメジャーリーグに入団したのだから、映画以上につらいこともあったと思う。
それでも彼がいなければ、今の開かれたメジャーリーグはきっとなかったであろうと考える。
ジャッキー・ロビンソンを演じたチャドウィック・ボーズマンは、残念ながら他界した。
しかしジャッキー・ロビンソンの精神を間違いなくこの映画で体現している。
素晴らしい映画に出会えた。
監督 ブライアン・ヘルゲランド
脚本 ブライアン・ヘルゲランド
製作 トーマス・タル
製作総指揮 ジェイソン・クラーク
ディック・クック
ジョン・ジャシュニ
出演者
チャドウィック・ボーズマン
ハリソン・フォード
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