湖に咲く巨大なバラ
「ゴジラvsビオランテ」
評価:4,2
・映画おすすめ 物語
ゴジラが都心を破壊してからすぐのこと。
日本政府はその後片付けをするかたわら、自衛隊にゴジラの皮膚をサンプルに回収させていた。
その現場で見慣れない外国人がゴジラの皮膚を盗んでいく。
ゴジラの皮膚を盗んだ男を追いかけるべく、自衛隊のはぐれ者の男がその任にあたった。
結果、皮膚は回収されある研究者に託された。
研究者はアジアの某国で研究をしていたが、事故によって妻の命を奪われていた。
日本に戻ってからはバラの研究にいそしんでいたのだった。
そんな博士はバラにゴジラの細胞を混ぜるという暴挙にでる。しかもバラにはさらに亡くなった妻の細胞まで移植されていた。
一方、ゴジラの皮膚を奪われたテロリストは、ゴジラの細胞を返さなければ、火山に沈め冬眠状態にあるゴジラを爆発でよみがえらせると政府を脅す。
はぐれ者自衛官がテロリストを追い詰め、起爆装置を解除しようとするが、万事休す。
ゴジラは復活してしまうのだった。
そしてゴジラの細胞を移植されたバラもまた、意思を持ち、研究所の近くの湖に巨大なつぼみをつけるのだった。
博士はそれをビオランテと名付け、花が咲くとそれは巨大な怪獣へと変貌した。
こうして同じ細胞を持った怪獣同士が引き合い、戦いは始まった。
・映画おすすめ 感想
今回のゴジラからビジュアル面で昭和ゴジラを脱却したと管理人は個人的に思っている。
ゴジラのデザインも頭部が小さくなり、下半身がどっしりとした、より生物らしい姿になった。
対するビオランテもゴジラの細胞を利用したという側面を使い、ゴジラに似た姿でありながら、子供に媚びることのない複雑なデザインになっている。
本作は子供がメインターゲットというよりも、もう少し大人、中学生、高校生、大学生をターゲットにしたように思える。
前作に引き続き国際情勢を盛り込み、子供ではなく、大人に訴えるドラマが展開されている。
亡き妻の細胞をバラに加えるという発想をりかいするには、大人の発想が必要になってくる。
そうした面でも子供ではなく年齢層を高く設定しているのはよくわかる。
ここから平成シリーズのvsシリーズがスタートするわけである。
監督
大森一樹(本編)
川北紘一(特撮)
脚本 大森一樹
原案 小林晋一郎
製作 田中友幸
出演者
三田村邦彦
田中好子
高嶋政伸
小高恵美
沢口靖子
峰岸徹
金田龍之介
高橋幸治
音楽
すぎやまこういち
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