伝説はここから誕生した
「ゴジラ」
評価:★4.9
・映画おすすめ 物語
小笠原諸島の沖で栄光丸という漁船が突如として行方不明となる。
栄光丸を探しに行った漁船備後丸もまた、行方不明となってしまう事件が立て続けに起きた。
その矢先、大戸島の海岸線に漁船の乗組員が打ち上げられ、巨大な生物に襲われた、と証言して意識を失うのだった。
大戸島には古来より海の怪物ゴジラの伝承が伝えられており、ゴジラの仕業ではないかと噂が立つ。
これらの事件を受け、東京の考古学者、山根博士が貯砂団を率いて大戸島へ向かう。
するとそこに巨大な生物が現れる。
居合わせた新聞記者の記事により、それはゴジラと命名されるのであった。
ゴジラの足跡からは放射性物質が発見され、核兵器実験によって生まれた生物ではないかとされた。
ゴジラは大戸島に甚大な被害を及ぼした後、東京へ向かい、東京を廃墟と化してしまう。
これを受け、学会からオキジェンデストロイヤと呼ばれる、酸素兵器を開発した芹沢博士のもとへとゴジラ殲滅の話が持っていかれるのであった。
・映画おすすめ 感想
モノクロ映画時代に誕生した奇跡的な映画の1つとしか言いようがない。
当時、日本の映画産業といえば、娯楽の王様であり、様々な映画が作られた。
黒澤明監督の七人の侍も同じころである。
そんな中で東宝は原爆への強いメッセージのある映画を企画し、少し前にアメリカで公開された原子怪獣を元に作られることになった。
そして史上初のミニチュア、着ぐるみ特撮が誕生する。
これは世界でまだ誰も似たことのない映像であり、白黒ということもあり、その迫力は今見てもすごいものがたる。
また戦争を知っている世代が作った映画でもあるので、東京が焼けるというリアルな出来事を知っているせいか、演技が恐ろしくリアルあのである。
今や神格化されている映画でもあるが、古いからと言ってみないのはもったいない映画である。
監督本多猪四郎
脚本村田武雄
本多猪四郎
出演者宝田明
河内桃子
平田昭彦
志村喬
村上冬樹
堺左千夫
小川虎之助
山本廉
林幹
恩田清二郎
笈川武夫
榊田敬二
鈴木豊明
髙堂國典
菅井きん
馬野都留子
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