人は彼女を認めるべきなのか?
「モーガン プロトタイプL-9」
評価★3,7
・映画おすすめ 物語
とある企業は人間の細胞に直接機械を埋め込み、生まれながらにして作られた人工生命体の製造を、人里離れた場所で研究していた。
ところが研究チームから送られてきたデータの中に、研究員へ危害を加える映像があったことから、コンサルタントとAI診断を専門とするドクターが派遣されることになる。
先に到着したコンサルタントは、モーガンと名付けられた女性型人工生命体を研究するチームが、家族のように結束して、入り込むのは難しいだろう、との報告を受けていた。
到着するとそこは古びた屋敷と、屋敷の横に研究施設がある場所であった。
コンサルタントの彼女は、AI医師の到着が遅れるとの報告を受け、一晩、その屋敷に泊まることになる。
全員と接触すると、たしかに全員がチームというより家族に近く、それをコンサルタントは冷静に見ていく。
翌日、医師が到着したので、モーガンの診断を開始する。
モーガンの感情を刺激して、モーガンがどういった行動をとるのかを試す医師。
するとモーガンはいきなり、医師の首ものに噛みつき、肉を食いちぎったのであった。
・映画おすすめ 感想
制作リドリー・スコットとあって、テーマが命の創造、命の尊さであることはすぐに理解した。
リドリー・スコットが近年描くSFはプロメテウスから人の作った命、別の存在から作られた人、と言った聖書にも似たものが多い。
本作もそうである。
人が作ったモーガンという少女をめぐる物語。
人は本当に人を超えた行動を行って良いのか。
またそれを野放しにすることは、本当に危険性がないことなのか。
本作はそうしたところに焦点を当てながらも、最後にはどんでん返しが待っている。
リドリー・スコット監督のこの路線、個人的には好きなので、どんどん続けていただきたい。
監督ルーク・スコット(英語版)
脚本セス・オーウェン
製作リドリー・スコット
マーク・シェイファー(英語版)
マーク・ハッファム(英語版)
出演者ケイト・マーラ
アニャ・テイラー=ジョイ
トビー・ジョーンズ
ローズ・レスリー
ボイド・ホルブルック
ミシェール・ヨー
ジェニファー・ジェイソン・リー
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