未来は変わっていなかった
「ターミネーター3」
評価:★3,2
・映画おすすめ 物語
未来は変わったはずだった。
少年だったジョン・コナーは、母であるサラ・コナーと共にスカイネットと元になる未来からきたターミネーターたちの部品を葬った。
審判の日、核戦争を起こらなかった。
それなのになにか違和感を感じながら、職を転々としていたジョンは、怪我をして押し入った動物病院で、ケイトと再開する。
彼女はターミネーターがジョンの前に現れたあの日の前日、仲間のパーティでキスをした女性であった。
ケイトはテレビにジョンが出ていた日のことを覚えており、何があったのか訪ねてきた。
しかしそこへ女性型ターミネーターが現れ、ジョンを殺そうとする。
なんとか逃げ切った2人の前に、今度はあの日、溶鉱炉に落としたはずのターミネーターと同型のターミネーターが現れ、2人を守る。
彼が言うには2人は後に夫婦となる関係だという。さらにケイトの父である軍人がスカイネットを開発していたということも明らかになる。
そんな中、白血病で死んだサラの墓に向かった一行。ターミネーターがサラの墓を破壊し、棺を取り出すと、そこには大量の武器が詰め込まれていた。
サラも未来が変わったと信じきれずにいたのだった。
こうして再び、未来をかけた戦いが始まる。
・映画おすすめ 感想
ターミネーターに笑いはいらない。
前作から12年もの歳月がすぎ、当時、管理人は続編ができるとワクワクしていたのを覚えている。
しかし蓋を開けてびっくり。
監督が変わるとは聞いていたが、あまりに前作までの鬱々とした雰囲気、未来への危機感というのが薄れている作品になっていた。
メインのシュワルツネッガー登場シーンはコメディに彩られ、学習したターミネーターは冗談を言い、敵ターミネーターもコミカルなシーンがある。
個人的にそういうシーンを求めては居なかった。
もっと悲壮感漂うアクション映画がターミネーターである。
更に敵のターミネーターも、その場に応じだ武器を作り出す、という設定なのにそれが生かされていない。
残念な続編であり、ここからシリーズの迷走が始まったのだろう。
監督ジョナサン・モストウ
脚本ジョン・ブランカート
マイケル・フェリス
原案ジョン・ブランカート
マイケル・フェリス
テディ・サラフィアン
原作キャラクター創造
ジェームズ・キャメロン
ゲイル・アン・ハード
出演者アーノルド・シュワルツェネッガー
クリスタナ・ローケン
ニック・スタール
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