女はすべてを騙している
「女神の見えざる手」
評価:★4,5
・映画おすすめ 物語
ロビー活動を先導する会社に務める主人公は、人生のすべてを仕事にかけていた。
一日、十数時間を仕事に費やし、医者から処方される睡眠薬さえも飲まずに、働き続けていた。
そんな時、働いていた会社よりも小さい会社で、銃の規制法案の可決を目指すことを決意する。
その時、これまで組んでいたチームの面々で自分についてこない者を切り捨て、新しい会社のチームでも、個人を利用して法案の票を獲得する非情な手段を講じていた。
次第に彼女は誰からも信頼されなくなり、スカウトした社長ですら、彼女の仕事のやり方を非難した。
対するライバル会社は次第に彼女への個人攻撃を開始するようになる。
彼女の目指すもの、銃規制法案の行方はどうなるのか。
・映画おすすめ 感想
日本で選挙といえば、政見放送や街頭演説など人の目を引く行為ではあるものの、どこか地味なところがある。
しかしアメリカの法案や選挙戦というのは一大イベンドであり、その裏方には、本作のようにロビー活動を先導する凄腕の人物がいるのである。
本作はそんな凄腕の人物に焦点を当てている。
日本では狸議員というのが多いイメージだが、本作を見ると、アメリカの政治というのは、議員の周辺も狸が多いのではないかというイメージになった。
ただ最後の結末はものすごく痛快で、彼女への嫌悪感が一気に吹っ飛ぶ爽快さがある。
監督 ジョン・マッデン
出演 ジェシカ・チャステイン, マーク・ストロング, サム・ウォーターストン
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