呪いを追いかければ、どこまで繋がっていくのだろう
「残穢 住んではいけない部屋」
評価:★3.9
・映画おすすめ 物語
主人公の小説家は、読者からの心霊体験を受け付けて、それを元に短編のホラー小説を書いていた。
そんな彼女の元に、ある大学生から奇妙な現象が部屋で起こると手紙がやってくる。
それは部屋の和室の畳をする音が聞こえるというのだ。さらに着物の帯が見えたといい、その部屋で首吊した和服の人物がいるのではないかと推測する。
しかし大学生が不動産屋に確認しても、そういった事件も事故も起こってはいないときっぱり言われてしまい、何が原因なのかを小説家は確かめることにした。
そこで心霊マニアの同業者に話を持ちかけると、部屋ではなく、土地に何かがあるのではないか、という助言を受け、マンションが建つ前の土地を調べ始めた。
するとそこから次第に闇は深くなり始め、九州の事故へとたどり着くのだった。
・映画おすすめ 感想
調べてはいけないこともある。
これまで見てきたホラー映画では、部屋でなにかが起こっていた、あるいは地縛霊が存在するなどのことが多かったような気がするが、本作ではそれが通用しない。
部屋を調べ、前に建っていた家を調べ、住人を調べ、更に昔にさかのぼり、事件が繋がっていくのが解ってくると、鳥肌がたってくる。
更に事件は九州のある呪いの噂へとたどり着いていく。
それを竹内結子が淡々と説明するのがまた恐怖でならない。
そしてたどり着いた時、呪いはまだまだ奥深く、追っても追ってもきりがないことに気づくのだ。
きりがないことを知った時、この映画の本当の恐ろしさをしることになる。
調べてはならない、知ってはいけないこともある。
監督 中村義洋
出演 竹内 結子, 橋本 愛, 坂口 健太郎
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