妻を殺した連中へ最後の怒りが爆発する
「96時間 レクイエム」
評価:★3,9
・映画おすすめ 物語
娘のキムが妊娠した。
娘との関係が良好で、生活が安定していた元CIA工作員のブライアンは、離婚協議中の元妻の良き相談相手となっていた。
仕事で留守の間、元妻に鍵を渡し、自分の部屋を自由に使っていいと伝え、仕事に出かける。
戻ってくると、床にナイフが落ちておりベッドルームを開けると、元妻の死体がそこにあった。
必死に呼びかけるブライアンだが、もう声が戻ってくることはなかった。
そこへタイミングよく警察が現れ、ブライアンはしかし警察官を薙ぎ払い、逃げ出す。
そしてキムへ電話をし、母親の死を告げるのだった。
そこから妻の移動経路を探り、妻を殺した犯人を、警察に追われながら追跡する。
・映画おすすめ 感想
トーンが少し落ちた気がする映画
1作目は非情にわかりやすかった。娘が誘拐され凄腕の父親が手段を選ばず救い出す。
2作目は逆に誘拐され、一緒に誘拐された元妻と1人にした娘の両方をまもりながら、犯人を追い詰めていく。
しかし96時間レクイエムでは、どうしてだろう。脚本のリュック・ベッソンも飽きたのだろうか、脚本が当たり前というか、よくある展開になっている。
犯人を追い詰めていくのはいつもながら、素晴らしいのだが、最後、真犯人と対峙した時、普通のこれまでの映画と変わりない。
なんか観た気がするシーンに思えた。
前作までが良作だっただけに、少し残念が気がした。
続編の構想については、主演のリーアム・ニーソンが、皆が望めばあるかもしれない、と公言していたが、評論家からの酷評を受け、難しいだろう、と発言を撤回している。
観たい気もするが、これが続くのであれば、ここで終わりにしていくのが良いだろう。
製作・脚本:リュック・ベッソン
監督 オリヴィエ・メガトン
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