永遠に増築を運命づけられた屋敷
「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」
評価:4,1
・映画おすすめ 物語
精神科医ブライスはアヘンにおぼれていた。それは妻が自殺をして、自らの傷を負ったトラウマからだった。
そんな彼の元に銃器メーカーウィンチェスター社から依頼が舞い込む。
筆頭株主であるサラ・ウィンチェスターの精神鑑定についてであった。
彼女はウィンチェスター社の銃で亡くなった多くの亡霊を救うため、自らの屋敷を24時間、365日増築させていた。
部屋数は500を超え、これを異常だと考えた重役たちが、異常性を精神科医の書面で認めさせ、株を奪いたがっていた。
そこでブライスはウィンチェスターハウスへ宿泊することとなった。
妻が自殺をし、自分も傷を受けたウィンチェスターライフルを作っている会社の創始者の屋敷に。
そして彼はすぐに気づく。
屋敷に自分家とそっくりのガーデニングルームがあることに。
・映画おすすめ 感想
観光名所だと思っていたが勘違いだった。
このウィンチェスターハウスは、テレビのバラエティ番組などで、特集されることが多く、入り組んだ廊下、行き止まりの階段などは有名である。
しかしこの映画はそうした観光名所としてのウィンチェスターハウスの見方を一変させられる。
そもそも多くの怨念を慰めるために作られた屋敷なのだから、心霊スポットであり、本来ならば安易に立ち寄ってはいけない場所なのだ。
本作を見ればよく分かる。
ウィンチェスターは西部を制した銃とまで言われるほど、性能がよく多くの命を奪ってきた。
それほどの怨念が集まる場所なのだから、本来、人が近づいてはいけないものだと個人的には考える。
映画の出来も素晴らしく、多くの怨念に屋敷は渦巻いているのがわかる。
この屋敷が実在するのだから、本当にこの映画はフィクションとしては観られない部分もあるように思えた。
出演者:ヘレン・ミレン 、 ジェイソン・クラーク 、 サラ・スヌーク 、 エイモン・ファーレン 、 フィン・シクルーナ=オプレイ
監督: ピーター・スピエリッグ 、 ピーター・スピエリッグ/マイケル・スピエリッグ 、 マイケル・スピエリッグ
製作総指揮:ベネディクト・カーヴァー 、 ダニエル・ダイアモンド 、 トビン・アームブラスト 、 マイケル・バートン[製作]
脚本:トム・ヴォーン 、 ピーター・スピエリッグ 、 マイケル・スピエリッグ
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