冬山に現れた死の光点
「赤い光点」
評価:4,1
・映画おすすめ 物語
結婚1年目のスウェーデンの夫婦は、喧嘩が絶えなくなっていた。
そんな時、夫は2人の関係を修復しようと、山でのキャンプを提案した。
2人が向かう場所は北部の雪山。
途中、北部の若者に妻が黒人であることを馬鹿にされたり、車にイタズラされたりと、嫌なことがあったが、なんとか山のホテルに到着する。
ホテルでも黒人を嫌う奥さんに嫌な思いを居ながらも、チェックインして次の日に雪山へと出発する。
2人の関係は間違いなくこのキャンプで近づいていた。
そして夜。外は吹雪の中、愛犬と2人はテントの中で宿泊していた。
話しの中で妻は赤ん坊ができたことを夫に伝え、2人は幸せになろうと誓う。
しかしそこに赤い光点がテントの中を照らしてくる。
きっとガソリンスタンドでバカにしてきた若者たちのイタズラだと思い、テントの外へ大声で叫ぶ。
その時、愛犬が吹雪の中に走り出すと、銃声が鳴り響いた。
それは死を与える赤い光点だった。
何が起こったのかわからない2人のサバイバルが始まった。
・映画おすすめ 感想
地味である。
スウェーデン映画独特の重苦しい空気感、静かな物語の運びなど、退屈に思う人がいるかもしれない。
しかしこのリアルな寒さを演出する雪山でのシーンは、寒さが伝わってくる。
さらにただの殺人キラーが無差別に殺しているように見せて、狙われる理由が明かされた時、なぜ夫婦が不仲なのか、不明なシーンがすべてつながってくる。
最後の瞬間、この映画は脳裏に刻まれる映画になるはずだ。
監督
アラン・ダルボルグ
脚本
アラン・ダルボルグペル・ディクソン
出演者
ヨハネス・バー・クンケ、ナンナ・ブロンデル、アナスタシオス・ソウリス、カレド・ムストネン、トーマス・ハンソン
よかったらポチッと応援してください。PR
映画ランキング
コメント