今、最後の戦いが始まる
「オーメン 最後の闘争」
評価:4,0
・映画おすすめ 物語
ソーン財閥の後継者がダミアン1人となった状態で、彼は着実に大人になり、立派な青年へと成長した。
その権力は大統領に意見できるほどに大きくなり、父と同じイギリス大使に自ら就任する。
イギリスで待っていたのは、美しい新聞記者であり、彼は彼女に惹かれていく。
そんな中、二千年に一度、3つの星が重なる日が訪れ、その日に生まれた子供がキリストの生まれ変わりだとダミアンの命を狙う人々は騒ぎ、ダミアン自身もそれに気づいていた。
彼は自らの力で掌握した信徒たちにナザレの生まれ変わりを殺せ、と命じる。
するとイギリス各地で同じ誕生日の乳飲み子たちが事故死、あるいは殺害される事件が多発した。
ダミアンは自らの部下の子供までも殺させ、悪魔の子供として生まれた自らの宿命を果たそうとしていた。
しかしダミアンの命を狙う者たちは、次々に聖なる短剣で彼の暗殺を計るのだった。
こうして最後の戦いは激しさを増していく。
・映画おすすめ 感想
ダミアンシリーズの完結となる本作は、これまでの2作以上に宗教色が強く、ダミアンは反キリストとして大いにその力を振るう。
本作は無宗教の日本人にとって、ダミアンを動見るかによって、感想が違ってくると思われる。
ダミアンを作品の主人公として勝利を望むのか、悪魔の子供として敵視するのかで見方が違う。
個人的には本作が公開された時、劇場で堂々と反キリストをうたうダミアンに対して、キリスト団体は抗議しなかったのかというのが気になっている。
映像的には、印象的なラストを迎えるので、シリーズ通しての完結としては見事だと思った。
オーメンを意識した作品が後に多く制作されるが、やはり原点を超えることは難しいと思われる。
監督
グラハム・ベイカー
脚本
アンドリュー・バーキン
出演者
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