第71号「ルーシー」
久しぶりにリュック・ベッソンの映画を鑑賞した。
3月の三連休は映画を見ようと決めて選んだ中に、以前から気になっていた映画「ルーシー」を選抜した。
予告編を見たところ、人間の脳はそのほとんどを生かし切れておらず、100%活動したらどうなるのか? というものであった。
超能力物として期待というか、アニメ映画、マンガでお馴染みの「AKIRA」のような物を想像していたのだが、見事に良い意味で裏切られた。
物語はスカーレット・ヨハンソン演じる「ルーシー」が、台湾留学中に怪しい男と付き合い、その男からあるケースをホテルに居るチャンという男に届けて欲しい、と懇願されるところから始まるのだが、明らかに彼氏はうさんくさく、無理矢理ホテルに向かうはめになったルーシーの目の前に現れたのは、血で手を真っ赤に染めたチェ・ミンシク演じるチャンである。
「オールドボーイ」や他の映画でも、暴力描写のイメージしかないチェ・ミンシクには鳥肌が立った。
そこで彼女の人生はすべてが変わる。
この映画、モーガン・フリーマンが脳の研究者として登場しているのだが、彼が演じる学者には妙に説得力があり、ルーシーがたどる壮大なる結末まで、説得力を持たせてしまう。
哲学的な内容でアクション映画、というにはあまりに壮大すぎる話へと発展していくのは、圧巻である。
人類の概念があまりに小さいということを、ルーシーの目線で理解させられる映画だ。
SF映画としてはここ数年で良作と言える映画である。
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LUCY/ルーシー - Wikipedia
LUCY/ルーシー - 作品 - Yahoo!映画
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