第69号「TAKESIS`」
北野武監督第12作となるのが本作である。
前作「座頭市」が娯楽作品だったのに対して、本作は監督が作りたい映画を作ったと公言し、監督曰く「百人の評論家のうち七人しか分からない映画」と言っているように、難解な構成となっている。
物語はビートたけしそっくりの男、北野武が主人公である。物語冒頭で2人は出会うのだが、途中にフラッシュバックのように次々と情報が入ってくるので、物語を追えなくなる。
また、主人公が夢を見ているのか現実の出来事なのかも曖昧に描写されているので、ますます分からない。
けれども銃撃戦はかっこいい。それに北野武監督にしかできない独特の構図があり、どこかで見たことのあるような映画ではぜったいない。そこが北野武監督が世界で認められる要因の1つなのだと思う。
難解だが最後まで見てしまう映画であった。
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