真のジャパニーズウェスタン
「EAST MEETS WESTERN」
評価:★3,9
・映画おすすめ 物語
時は幕末。
アメリカ大統領の命令により、大老井伊直弼はアメリカへ使節団を派遣する。
使節団は日本の軍艦とともにサンフランシスコで歓迎を受けることとなる。しかし日本の
咸臨丸が修理のため、一ヶ月間サンフランシスコに停泊することとなった。
その間、軍資金の三千両が地元の銀行に預けられることとなるのだが、そこを強盗団が
襲撃、偶然に合わせた父子の父親が撃たれてしまい、責任者の上條健吉が強盗を追いかけた。
生き残った父子の息子サムとともに、敵討ちをすることを誓う。
一方で下僕として現場に居合わせた為治郎は、水戸脱藩浪士と判明した健吉を追う任務を任せられ、
英語を覚えるためとそそのかされ、インディアンの娘と肉体関係を結び、行動を一緒にすることになる、
こうして強盗団を追い、ワシントンで要人暗殺を狙う健吉と健吉を狙う為治郎の旅が、
アメリカ大陸ではじまった。
・映画おすすめ 感想
監督は言うまでもなく有名な岡本喜八監督。主演は真田広之、竹中直人と豪華な俳優陣で固められている。
物語も非常に奇抜だ。幕末の日本ではなく、アメリカを舞台にした、脱藩浪人と侍になりたい忍者。
この取り合わせが面白い。侍をいいものとは思わない男と、侍として死にたい男の取り合わせが絶妙で、
竹中直人の好色好きの下僕が見事にハマっている。
またウェスタン姿で刀を構えるという、真田広之はかっこよく当時から海外を目標にしていたことが、
よく分かるほど英語も堪能である。
興行的に成功したのか失敗したのか今ではわからないが、この試み、新しい時代劇を作るという意気込みは、
今の映画界にかけているものなのではないだろうか。
異色のウェスタン時代劇なので、賛否が分かれるかもしれない。それでも本作を是非みてほしい。
こんなことが日本映画でもできた時代があったのだと知ってほしい。
<出演>
真田広之、竹中直人、仲代達也、高橋悦史
<スタッフ>
監督:岡本喜八
脚本:岡本喜八
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こんなことが日本映画でもできた時代があったのだと知ってほしい。
<出演>
真田広之、竹中直人、仲代達也、高橋悦史
<スタッフ>
監督:岡本喜八
脚本:岡本喜八
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