第60号人間の條件 第2部 激怒篇
大長編映画、第二部である。
梶の苦悩は始まったばかりだから。
第一部で始まった労働者中国人と日本人たちの溝は大きくなるばかり。
中国側の人々のために必死になればなるほど、日本人同僚たちは彼を煙たがる。
一方で中国人たちは良いことばかり言いながら改善されない状況を、梶のせいにして彼を責める。
板挟みの中、中国人たちの集団脱走が起こり、中国人たちは処刑される。
それを前に、無力な自分を嘆き、懊悩する。
中国人たちの暴動寸前の行為に、軍は処刑を中止するが、梶は逃亡を助けたとして、軍に拷問を受ける。
釈放された梶だったが、兵役免除のはずが軍への入隊を言い渡され、妻との別れを惜しむのだった。
監督は、まだ無名だった仲代達矢氏の演技力がこの「人間の条件」に真実味を与えたと言っている。
確かに仲代達矢氏の演技は凄まじいものがある。
後に黒澤明監督が仲代達矢氏を多用するきっかけとなった映画とも言われている。
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