第6号「ファイナルファンタジー」
映画「ファイナルファンタジー」と耳にした人はきっと、あの大コケ映画か、と思うはずである。
現に記録的な大コケを成し遂げたこの映画は、世界的に有名なゲームとして知られる「ファイナルファンタジー」の劇場公開3DCG映画だ。
日本とアメリカの合作映画となってはいるものの、資本は日本でありその制作費は日本映画最高額の150億円とも言われている。
そこまでして当時のゲーム会社スクエアが力を注いで制作した映画。確かにCGのクオリティーは当時としてはきっと、世界最高レベルであっただろう。現在見返しても所々、実写ではないか? と思える部分が多々ある。
けれども残念ながらゲームファンには世界観があまりに違いすぎ、ゲームを知らない観客には受け入れられなかった結果、大きな汚点として映画史に残ってしまった。
ストーリーとしても映像としてもけして面白くないわけではない。
結果として当時のスクエアは莫大なる損失を抱え、幾つもあった本業のゲーム企画をボツにせざる終えず、幾人かのスタッフは企画をボツにされ退社したという噂まである。
不名誉な記録をつくりながらも、内容はけしてふざけてはいない。見てみれば分かる。
映画観るなら<U-NEXT>
PR
映画ランキング
コメント