第58号「ウォール・ストリート」
オリバー・ストーン監督、マイケル・ダグラス、チャーリー・シーン、マーティン・シーンが出演して1987年に公開された、アメリカウォール街を舞台に、騙し合いとお金に翻弄される青年証券マンを描いた映画、「ウォール街」の続編的作品である。
前作は航空会社の株を舞台に、マイケル・ダグラス演じる、金の権化ともいえるゲッコーが、市場を手玉に取る。
今回の映画は、証券取引の違法によって逮捕されたゲッコーが刑務所から出てくるところから始まる。
その時に渡される所持品に当時の、分厚い携帯電話が出てくるのは、笑ってしまった。
ゲッコーには二人の子供がいる。息子は死んだ設定だが、娘は生きていて、父親を恨んでいる。
その婚約者の青年証券マンは、父親との関係を修復しようとするのだが。
物語は前作のような、景気のいい時代と違い、景気の悪い話しか出てこない。
もっとギラギラした物語を期待していたのだが、家族の絆がテーマになっているのか、どうも私としては面白みにかける映画だった。
しかしゲッコーはやっぱりゲッコーだった。
金を儲けるとは、こういうことか!
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