「ハン・ソロ スター・ウォーズストーリーズ」
2018年公開のスター・ウォーズスピンオフ映画第二弾であり、スター・ウォーズシリーズの人気キャラクター、ハン・ソロの若い頃の物語となっている。
時代背景はスター・ウォーズエピソード4新たなる希望の13年前から始まる物語となっている。
まだ何者でもない男ハン・ソロが、相棒チューバッカ、悪友ランドー、愛機ミレニアム・ファルコン号と出会う経緯が描かれ、レイア姫と出会う以前の恋も描かれている。
スター・ウォーズシリーズをスピンオフまで通してみているファンとしてこの映画をみた時、率直に思ったことが、本作品の必要性である。
スター・ウォーズシリーズは、メインのナンバリングタイトルを中心に、その間の時代をクローン・ウォーズのように、重要な出来事を描いているものが多く、本作の前に製作されたローグワンは、デス・スターの設計図を盗んだ小規模部隊を描き、しかも旧シリーズと直接つながり、世界観も昔のスター・ウォーズと類似していることから、評価が良かった。
しかし本作にそういった重要な出来事が描かれているかというと、そうではない。スター・ウォーズの歴史の中で、キャラクター個人の過去を描くというのは特殊であり少し違和感をもった。
しかも本作はアニメであるクローン・ウォーズをみなければつながらないところがあるので、なぜ、となる部分もある。さらに続編を作る予定で物語が作られているので、伏線で終わっていくところが少し難である。
最後のジェダイと同時期に製作されたとあり、スター・ウォーズを新しい方向性へ広げたい、という政策陣営の思惑が本作にも出ているので、スター・ウォーズというフォーマットを期待すると、違う映画をみている気分になるので注意が必要だ。
今現在、本作の続編を望む声の一方で、ディズニーは製作する意向がないので、中途半端な物語になっている。
でもこれはこれで個人的にはいいような気がする。風来坊のハン・ソロがこの後、ジャバザハットと出会い、10年間、アウトローとして生きて、運命の出会いまで過ごしたということで。
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