「震える舌」
1980年公開の破傷風をテーマにしたヒューマンドラマである。
まだ小さい女の子が団地の近くの川辺で遊んでいたら、指先を切ってしまった。その直後から体に力が入らなくなったり、口があかなくなっていく。両親はそれを娘のわがままだと勝手に思っていたが、ある晩、娘は痙攣を起こし、歯を食いしばりすぎて血が出るほどだった。
大学病院で診てもらった結果、破傷風だと断定される。その日から少女と両親の長い戦いが始まる。
予告編ではまるでホラー映画のように描かれている本作。実際は子供が病気と戦い、命を守ろうとする医師や看護師、看病で疲弊していく両親が描かれている。
今でいう鬱状態に母親はなっていた。
この映画は原作者の実体験がもとになっており、今もきっと子供の病気を必死に看病し、先の見えない戦いを続けている子供と両親がいるのだろう。
この映画はそうした人々へ希望を1つ、与えるような気がした。
価格:2,085円 |
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