「シャドウ・ワールド」
2007年公開のほぼ自主制作映画である。
題材は大天使ウリエルの堕天であり、物語は天使などに詳しくないとあまりついていけないかもしれない。
本作はオーストラリアでほぼ自主制作という形で撮影され、画面も昔のテレビサイズで撮影されており、一瞬、2000年代に製作された映画だと気づかないほどだ。
物語の舞台は煉獄。
煉獄には天国と地獄からそれぞれ使者が介入することが許されており、そこでどちらの勢力が勝つかを争っていたのだが、地獄の勢力が天国の勢力を圧倒してしまいバランスが崩れ、煉獄は地獄の使者たちの思う世界へと化していた。
主人公ガブリエルはそのバランスを取り戻すべく、天国から煉獄へとやってくる。しかしそこに居た天国の使者、天使たちは堕天してしまい、煉獄に心を蝕まれていた。
煉獄という概念をどのように捉えるか、でこの物語は大きく違ってくる。世界観としては題名どおり暗く、ドラッグ、ロック、レザーという世界観で、銃撃戦が主体となる。
登場人物たちもハードロックテイストで、天使、悪魔という感じではないかもしれない。
煉獄がこういう世界観なのはなかなか珍しいものの、これを近未来の地球としても良かったように思えてならない。
何もかもから自由になる。この映画の1つのテーマであるから、もしかすると自由に思うままに作られた映画なので、他人の評価など気にしていないのかもしれない。
それならば本来の表現の自由というのは、こういう映画のことをいうのかもしれない。
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