「ザ・サークル」
2017年公開のサスペンス映画である。
エマ・ワトソン、トム・ハンクス主演とビックネームで宣伝をして、SNSの世界を描いたサスペンスと聴いて、今風の映画であるのだろうと予測した。
確かに映画は今の仕事に満足できない主人公が、世界最大のIT企業に就職して、乗り上がっていく姿を描いている。
しかしそこには今、この現代が抱える問題。SNSでのつながりが最大の絆であり、リアルにないことがネットで拡散され、個人がネット上で別の人間として確定してしまい、いい人が犯罪者になってしまうという恐ろしいところである。
誰かが言った冗談を真に受けた第三者が本人を攻撃する。まさしくそういったものが描かれている。
またSNSでつながることでノイローゼになる人間の姿を描かれており、世界の現在をここに凝縮したような映画になっている。
ただこれほどのビックネームを出演させながらも、いまいち活かし切れていない気がする。トム・ハンクスなどは、少ししか登場しないので、名前でお客を読んでいるような感じに扱われており、少し残念である。
価格:1,650円 |
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