「ベスト・キッド3」
1989年公開の青春空手映画の第三弾であり、少年と老人コンビで作られた最初のシリーズ、三部作の最終作にあたる。
沖縄で老人の過去に決着がついたことで、アメリカに帰ってきた青年と老人だったが、青年はまたしても沖縄でできた彼女にフラれてしまう。そんな中で老人にお礼の意味を込めて盆栽の店をプレゼントし、2人は開店に迎えて準備を始める。
そんな時、一作目で主人公達に負けて道場を失ったコブラ会の道場主は、金持ちで戦友でもある友の元に身を寄せる。話を聞いた金持ちは、強い空手家を呼び寄せ、さらに部下に盆栽店を破壊させる。
それでも老人は、耐えろ、と言う。主人公の青年はやり場のない気持ちでいたが、盆栽関係で知り合った器作りをする少女と恋に落ちる。だがそんな青年を自らの門弟とする計画を成功させ、青年に間違った空手を教える金持ちの男。
老人と青年の心は少しずつすれ違っていく。そのさきには運命の空手大会が待っていた。
初期シリーズ三部作で本作がこのコンビでの最後の映画となるのはわかってはいるものの、本シリーズは最初の一作目だけで十分完成されており、2、3更には主人公を少女に変えた4などは必要なかった気がする。
1の続編として30年後のドラマが近年制作されていたが、それで十分、話はつながっており、本作は無理やり物語を作ったとしか思えないシナリオになっている。
ファンへの贈り物という感じの映画ではないだろうか?
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