「操作された都市」
2018年公開の韓国、SFサスペンス映画である。
テコンドーの経験のある主人公は、無職でありながらオンラインゲームばかりに興じて、仕事をしていなかった。しかしオンラインゲームの中では隊長と呼ばれ、信頼されていた。
ある日、いつものようにネットカフェでオンラインゲームをしていた時、隣の席にスマホが落ちており、そこに女性から電話がかかってくる。出ると女性の声で持ってきてほしいと頼まれ、謝礼金を払うというので、お金目当てで彼は女性にスマホを返しに向かう。
翌朝、彼は激しい騒音に目覚め、警察に取り押さえられる。昨夜、スマホを返しに向かった部屋で女性が殺されており、彼の手には包丁が握られていた。部屋からは指紋が採取され、遺体の体内からは彼の体液まで見つかる。捜査は素早く、彼の証言は見事に無視され、彼の無実を訴えるのは、母親しかいなかった。
刑務所に入ると大物犯罪者グループから目をつけられ、暴行を受けては懲罰房に入れられる日々が続いた。それでも彼の無実を真実母親が証人を見つけたことを彼に告げると、彼は生きる気力を取り戻す。が、その矢先に母親が亡くなったことを弁護士から知らされる。
絶望の中、彼は刑務所を脱獄、逃亡し真犯人を探すことを決意する。
前半は主人公と同じく何がなんだからわからないまま、ただ主人公が絶望に追いやられるのを見せられる。そのせいもあってか後半はスッキリしていく娯楽作になっている。
しかし本作は今のネット世界、メディアのあり方などをうまく追求しており、現実にも切り込んでいく作品になっている。
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