年間500本を観た映画ファンの映画おすすめ  映画レビュー「用心棒」感想|映画レビューズ
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年間500本を観た映画ファンの映画おすすめ  映画レビュー「用心棒」感想


第50号「用心棒」 

私が書くのはおこがましいが、好きなので書きます。

「この映画は面白い!」

その言葉に尽きる。
黒澤明御大は、まずこの映画を撮影するにあたって、時代考証は無視。
仲代達矢氏の首に巻くスカーフはイタリア、拳銃である。
そして舞台になる宿場のシーン。一目で荒れていることを観客に知らせなければならない。
そこで手首を加えた犬が三船敏郎氏演じる浪人の前を通るシーンが撮影された。

《物語》
とある宿場。以前は栄えていた宿場も今は閑散としていた。賭場を仕切る馬目の清兵衛は自らの息子にあとめをつがせようとした。しかしそれを面白くないと不服を言って独立した丑寅が争って、抗争が絶えなかった。
次第に宿場は荒れていく。だが八州見回り(関東の警察のようなもの)が来るときばかりは、2つの一家は争いを止め、宿場は元の姿を取り戻す。
しかも宿場の十手持ちは両一家を取り締まるどころがハイエナのようにウロウロしているばかり。
そこへやってきた浪人は、居酒屋に居座り、ある計画を企てる。2つの一家をつぶし合わせる。
そこで浪人は自らの腕を見せつけ、両一家の用心棒となり、宿場を翻弄し始める。

《感想》
とにかく腕の立つ浪人が争うヤクザたちの間をのらりくらりと渡り歩き、宿場の掃除。
ただそれも冒頭に伏線がある。
三船敏郎氏が素晴らしい!
知らない人は観てもらいたい、絶対に!




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